ルーマニアの国際都市!ティミショアラのおすすめ観光スポット8選

ルーマニアの国際都市!ティミショアラのおすすめ観光スポット8選

ティミショアラはハンガリーやセルビアとの国境近くにあり、ハンガリー系やセルビア系の住人はもちろん、イタリアやドイツからの移民も多く住んでいます。歴史的に見ても支配していた国がよく変わっていたので、いろいろな国の文化が混ざった都市です。

ティミショアラへ観光に行くには、ヨーロッパの主要都市から飛行機に乗るか、ミュンヘンやベオグラード、ブタペストなどからの国際列車を利用することになります。セルビアやハンガリーと近いので、車をレンタルして観光することもできますよ。

ルーマニア革命発祥の地としても知られる開かれた都市ティミショアラ。ルーマニア第4の人口をもつこの街の観光スポットをご紹介しましょう。

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ルーマニアの国際都市!ティミショアラのおすすめ観光スポット8選

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1.三成聖者大聖堂

ティミショアラのシンボル三成聖者大聖堂は、ベガ川に面して建つルーマニア正教の大聖堂です。その建築様式もまた観光のポイントで、後期ルネサンスやビザンチン様式、ゴシック様式、オスマン様式をベースにしたネオ・モルダビア様式で建てられています。

トンガリ帽をかぶったようなかわいらしい見た目ですが、中に入ると誰もがびっくり!壁一面が金色に塗られていて、その光り輝く豪華な黄金の壁に圧倒されますよ。祭壇や天井に描かれた絵なども素晴らしく見応え十分です。そしてなんと、地下には博物館もあります。貴重な文献やイコンなど、ティミショアラにとって重要なものが多数展示されていますよ。

夜にはライトアップされ、荘厳な雰囲気や迫力がぐんとアップします。教会の裏側の公園から見るベガ川の景色も素敵なので、時間があれば公園も一緒に観光してみましょう。

2.勝利広場

1989年、ティミショアラでルーマニア革命の発端となる民衆蜂起が起きた広場です。勝利広場の周辺には、ティミショアラのメイン観光スポットも集まっているので、ティミショアラを訪れたら、まずはじめにこの広場を目指しましょう。

広場の周りには近世様式のどっしりとした重厚感ある建物が並んでいて、撮影スポットとしてもおすすめです。一番の時期は、花が咲き乱れる春です。チューリップやパンジーなど色々な種類の花が絨毯のように咲いて綺麗ですよ。

勝利広場にはおしゃれなカフェやレストランもあるので、花を眺めながらの食事や喫茶も楽しめるのどかな観光スポットとなっています。

3.国立オペラ劇場

勝利広場を挟んで三成聖者大聖堂と向かい合う位置に建つ国立オペラ劇場。この建物のバルコニーは、ルーマニア革命の舞台の1つとしても知られています。主な演目は観光シーズンを中心に公演されているので、ホームページなどで事前にチェックしてみましょう。知ってる演目があれば、言葉が分からなくても音楽で楽しめますよ。

夜にはライトアップされ、幻想的でロマンチックな雰囲気になりますよ。ちなみに、このオペラハウスの横には観光案内所があり、ティミショアラの地図や交通手段、レストランなどの情報が入手できます。ティミショアラ観光でわからないことがあれば、このオペラ劇場を目指しましょう。

4.統一広場

ティミショアラ中心街の北部にある統一広場も、勝利広場と並ぶ観光名所。勝利広場と比べて広々としていて、さっぱりとした印象の広場です。統一広場の周りにある建造物は、どれも見ているだけで楽しいものばかり!近代様式の建物はデザインが特徴的でかわいらしく、色もカラフルで観光客の目を飽きませんよ。

広場の周りには、見どころのある教会やミュージアムも立ち並んでいるので、一度にまとめて観光できて便利です。勝利広場からは歩いて5分くらいで着くので、ティミショアラの中心街を散策しながら統一広場に向かうコースがオススメです。

一部の建物は、レストランやカフェに改装されています。ティミショアラ観光で疲れたときに、景色を眺めながらゆっくり過ごすのもいいですね。

5.バナト博物館

バナトとは、ティミショアラを含むルーマニア、セルビア、ハンガリーにまたがる地域を指しています。オーストリア統治時代の雰囲気が残っている地域としても知られ、観光に人気のエリアといえるでしょう。

バナト博物館は、ティミショアラを守備する稜堡式の城塞マリアテレジア砦の建物内にあります。館内では、石器時代から現在にいたるまでのティミショアラの歴史に関するさまざまな資料を展示。18世紀から20世紀初めに使われていた機械やティミショアラで最初のトラムなどが大きな見どころです。

以前は15世紀にハンガリー貴族のフニャディ・ヤーノシュが建造したフニャド城の中にありました。少々古いガイドブックなどを参照する際はご注意下さい。

6.革命記念館

1989年に武力によってチャウシェスク政権を打倒したルーマニア革命。ルーマニアにとって重要なこの出来事についてを伝えるために開館された博物館が、革命の端緒を開いた街ティミショアラにあります。

ティミショアラ中心街の少し外側にあり、ちょっと生き方が分かりにくいので注意して下さい。ルーマニア国旗と革命時の写真の看板が目印です。中に入るとまずは、革命について説明するビデオを30分ほど観賞します。その先には、当時のルーマニア共産時代の国旗や写真など展示されています。

ルーマニアの歴史を変える一石を投じたティミショアラについて学ぶなら、この革命記念館に立ち寄ることをオススメしますよ。

7.バラ公園

三成聖者大聖堂から東へベガ川沿いに歩いたところにあるバラ公園は、ティミショアラで自然を感じながらゆっくり過ごせる観光スポットです。英国式やフランス式でデザインされた庭園は、歩いているだけで身も心もリフレッシュできるほど、きれいに整備されています。

おすすめの観光シーズンは、やはり名前通りのバラが咲く夏から秋にかけてです。さまざまな種類や色のバラが咲いている公園の風景は、想像通りの美しさですよ。まるで王子様かお姫様になったような気分で散歩を楽しめるでしょう。

観光客だけでなくティミショアラの人たちにとってもオアシスとなっているバラ公園。癒やしが欲しくなったら立ち寄ってもらいたい観光スポットです。

8.Recas Wine Cellar

地元のおいしい名産品と観光を一度に楽しめる場所です。ワインの生産地というとフランスやイタリアを思い浮かべる人が多いですが、ここルーマニアも有名なワインの生産地なんですよ。ティミショアラ観光のおみやげに、ワインというのもオシャレですね。

ここではワイナリーを見学したり、ワインのテイスティングもできます。ワイナリーの建物もとってもかわいいので、観光の気分も盛り上がりますよ。ティミショアラの郊外にあるので、観光の際はツアーを申し込んでいくと便利です。

◎まとめ

ルーマニアの首都ブカレストからはだいぶ離れているティミショアラは、日本ではまだまだ観光地としては知られていない街です。しかし、バルカン半島の中心部にあることから、ヨーロッパでは観光地として注目を集めています。

ティミショアラは、むしろセルビアとハンガリーから近いので、東ヨーロッパをまとめて観光する際にはうってつけです。観光シーズンの夏には緑と花が町中にあふれて、明るい雰囲気になります。スラブ圏のルーマニアと西欧を結ぶティミショアラを観光すれば、ヨーロッパのことをより深く知ることができるでしょう。

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