名称:アレクサンドルネフスキー聖堂
住所:Lossi plats 10, Tallinn 10130
エストニアで観光といえば、メルヘンチックな世界遺産タリンの旧市街地を散策観光するのがメインでしょう。エストニアの首都タリン旧市街地は城壁に囲まれていて広く、歴史や由緒ある観光スポットも数多く存在し、見どころが満載です。
エストニア語で「デンマーク人の城」という意味がある、13世紀にデンマーク人によって作られた街、それが首都タリンです。エストニアでの観光を楽しむのに、首都タリンは必見です。そこで今回はエストニア観光でのおすすめスポットを、タリン旧市街地をメインに14ヶ所ご紹介します。
目次
エストニアの観光はタリンで思いっきり楽しもう!おすすめスポット14選
目次を閉じる
1.アレクサンドルネフスキー聖堂
エストニア、タリン旧市街にある、帝政ロシアによって建てられたロシア正教の教会が「アレクサンドルネフスキー聖堂」です。タリン旧市街周辺とは一風変わった面持ちで、外観がとてもきらびやかなのでひと際目立ちます。入口には彫刻があり、中に入ると天井には星が散りばめられた絵が描かれているなど、全体的にとても美しい教会です。「アレクサンドルネフスキー聖堂」では、外からの写真撮影は問題ないのですが、内部での撮影は一切禁止なので注意しましょう。
かつて、エストニアがやっとの思いで独立を実現したときに、このアレクサンドルネフスキー聖堂をそのまま残すか、それとも屈辱的なロシアの象徴ともいえるこの建物を壊すか、当時問題になりました。やっと独立を手にした自分たちの主権を守るためにも、この教会は残すことに決めたのだと言われています。アレクサンドルネフスキー聖堂には、バックグラウンドにこのような歴史があるんですよ。
2.聖オレフ教会
タリン旧市街北部に位置する「聖オレフ教会」は、13世紀に建てられた教会です。その後雷で何度も焼け落ちては再建され、今の形になりました。外見も内部も装飾関係はシンプルで控えめ。ガイドブックでよく見る石像は、教会の入口にあります。
このローマカトリック教会「聖オレフ教会」は、なんといっても「塔」が有名なんです。タリン旧市街地で一番高い建物なので、目立ちます。塔へのぼるときには料金がかかりますが、のぼると展望台になっているので、124mの高さがある場所からはフェリーターミナルやバルト海など、タリン旧市街地の眺めを楽しめますよ。
名称:聖オレフ教会
住所:Lai 50, Tallinn Estonia
3.タリン歴史地区(旧市街)
エストニア観光で、一番人気のある場所、それはタリン旧市街地にあるタリン歴史地区です。1997年に世界遺産として登録されたところでもあり、城壁に囲まれていてかなりの広さがあります。アレクサンドルネフスキー聖堂など見どころポイントが多い場所としても有名で、散策するにも楽しめますよ。ただ、徒歩ですと、全部見てまわるには2時間くらいかかります。
また、タリンといえば冬のクリスマスマーケット!この時期になるとますます多くの人がタリンにやってきます。世界最古と言われる広場にはクリスマスツリーもお目見えするかもしれませんよ。
ちなみにジブリ映画『魔女の宅急便』の架空の街並みは、スウェーデンのストックホルムなどと並んで、このタリンも一つのモデルとして使用されました。
名称:タリン歴史地区(旧市街)
住所:Tallinn
4.ふとっちょマルガレータ(海洋博物館)
ネーミングとずんぐりとした外観でインパクトのある「ふとっちょマルガレータ」の建物は、1529年に建てられ、その後ロシア革命の火災により約60年間は廃墟のままでした。その後修復され現在に至っています。
名前からは想像がつきませんが、実は海洋博物館なんです。かつてこの建物が牢獄として使われていたとき、お食事係がふとっちょのマルガリータという名前の女性だったことが、この建物の名前の由来となっているんですよ。
1階~4階までは、展示物が飾られていて、屋上はカフェになっています。館内を一通り見てまわったら、屋上でホッと一息いれてみてはどうでしょう?タリンの隠れ家的なムードが漂う観光地です。
名称:ふとっちょマルガレータ(海洋博物館)
住所:Pikk 70, Tallinn Estonia
公式・関連サイトURL:http://meremuuseum.ee/paks-margareeta/
5.ラエコヤ広場
タリンのラエコヤ広場は市庁舎前にある広場で、レストランやカフェなどの飲食店や、キュートな家が立ち並ぶ観光地。現地の人や観光客の人にとって、まったりとリラックスできる憩いの場として有名です。オープンテラスでのお食事は良心的なお値段で、その他アルコール、ビールなども楽しめます。中世のヨーロッパにいるかのような、そんな気分に浸れる場所でもありますね。
クリスマスシーズンが近づいてくると、この広場ではクリスマスマーケットが開かれます。こちらも有名で、世界各国から広場のクリスマスツリーを見ようと多くの観光客が集まってきます。
このラエコヤ広場の周辺にはタリン旧市街地にある観光スポットが多くあるので、広場を一つの目印にして移動すると便利です。ちょっと休憩したいな~というときにはこのラエコヤ広場に戻ってきて、ちょっと一息ついてからまた観光スポットめぐりを楽しむのもありですよ。
名称:ラエコヤ広場
住所:Raekoja Plats Tallin Estonia
6.コホトゥオツァ展望台
タリン旧市街地のパノラマビューを見ることができる展望台があるんです。場所は、タリン旧市街地トームペアにあるコホトゥ通り。城壁の上にあって、その名もコホトゥオツァ展望台です。そこから眺める景色は、まるで絵本の中のおとぎ話の世界にいるかのよう。可愛い家々、街並み、その眺めに魅了されます。
コホトゥオツァ展望台は大人気スポットの一つで、ピークの時であればかなりの人で混雑しているので、写真撮影をするなら並んで待つことになります。それでも写真におさめてくるだけの価値のある眺めなんです。タリン旧市街地は、散策しながら観光スポットを見てまわるのが楽しいのですが、展望台から、散策した場所を一望するというのもいいものですよ。
名称:コホトゥオツァ展望台
住所:Kohtu Tallin, Tallin Estonia
7.トームペア城
19世紀にバロック様式宮殿として再建されたトームペア城は、かつてはこの辺りの領主が住んでいた建物でした。現在は、エストニア国会議事堂として使われていて、中に入ることができません。
トームペア城は、原則中に入ることができないのですが、不定期に行われている国会議事堂ガイドツアーに参加すれば、中を見学することができるんです。しかも料金は無料!約40分という時間の中で、写真撮影もOK。しかも英語のガイドつきで、普通であれば見ることができない国会議事堂の内部を見られるということで、この機会を狙っている人も多いそうです。
この建物の横にある塔には「のっぽのヘルマン」という変わった名前が付けられているので、この塔にも注目が集まっているタリンの観光地ですよ。
名称:トームペア城
住所:Lossi plats 1a, 15165 Tallinn, Estonia
8.大聖堂(トームキリク)
タリン旧市街地トームペアにある大聖堂は、外観はホワイトで、落ち着いた雰囲気を感じる教会です。ルター派の教会で、内部はノーマルな教会のイメージとは違って、壁にはお墓代わりの彫刻がほどこされていたり、100以上のエストニアの家紋があり、床には墓石を見ることができます。13~14世紀の英雄たちの墓所として使われていたことがうかがえますね。
建てられたときは木造でしたが、その後石造で当時のオリジナルのまま再建され、さらに18世紀後半に69mある先のとがった塔が付け加えられました。この大聖堂は、エストニアタリンで一番古い教会として有名な観光スポットとなっています。
名称:大聖堂(トームキリク)
住所:Toom-Kooli 6, 10130 Tallinn Estonia
9.聖カタリーナ通り
タリンで中世の雰囲気をたっぷりと味わいたいのなら、早朝めがけて「聖カタリーナ通り」に出かけてみましょう。人通りがほとんどないので、ゆったりとした中で時を過ごすことができます。聖カタリーナ通りは、朝・昼・晩と、光の加減や人通りの多さなどによりそのときどきで表情を変えるので、滞在中に何度もここを訪れたという人もいるほど。まるで中世にタイムスリップしたような錯覚に陥ってしまう、不思議な通りが聖カタリーナ通りなんです。
この通りには工芸品専用工房があるので、好みのお土産品を探しながら通ってみるのも楽しいでしょう。
名称:聖カタリーナ通り
住所:Tallin
10.カドリオルグ宮殿
タリン旧市街地から車で10分くらい行ったところに、カドリオルグ宮殿があります。宮殿といっても館内は美術館になっていて、展示されているものの中でも特に、天井画と壁の装飾はすばらしいです。1階にはカフェとお土産屋さんがあるので、館内の美術品を見てまわったあとにちょっと休憩することができます。
1718年から5年の歳月をかけて、当時の大帝が皇妃のために建てた離宮が、このカドリオルグ宮殿なんです。バロック様式で建てられているので見ごたえがありますよ。現在のこの宮殿は、オランダやロシアなどの絵画の展示をするスペースとして使われています。
名称:カドリオルグ宮殿
住所:Weizenbergi 37, 10127 Tallinn Estonia
11.デンマーク国王の庭園
短い足という意味のある、リュヒケヤルクという通りを行くと、タリン旧市街地の一部にあるデンマーク国王の庭園に到着します。その名の通り広い庭園を想像しがちですが、実際はこじんまりとした庭園。城壁に囲まれていて、城門もあり、庭園には青銅の像も見られ、中世の雰囲気をどこか感じる独特で素敵な庭園です。
この公園は、1219年、デンマーク人が神から国旗のお告げを受けたとも言われていて、当時の戦争の流れが急激に変わったという言い伝えがあります。デンマーク国王の庭園は、そんな理由から神聖な場所としても知られています。
名称:デンマーク国王の庭園
住所:Dome Hill, Tallinn
12.聖霊教会
八角形の先のとがった塔が目印の「聖霊教会」は、タリン旧市街地のラエコヤ広場近くにあります。教会の外壁にある公共の大きな時計と、ゴシック教会と言われる14世紀に建てられたこの教会自体も、タリンでは最も古いもので歴史を感じることができますね。もともとは、一般市民や貧しい人庶民の人のために建てられた教会でしたが、現在はプロテスタントの教会として使われています。
聖霊教会の内部は静寂な雰囲気に包まれていて、宗教改革を逃れた宝物が置いてあるので必見ですよ。
名称:聖霊教会
住所:Puhavaimu 2 10123 Tallinn Estonia
13.ヴィル門
タリン旧市街地と新市街地とを分ける可愛らしいヴィル門をくぐれば、目の前にはおとぎの国タリン旧市街地が広がっています。タリン旧市街地への入口にあたるヴィル門の手前には、たくさんのお花屋さんがあります。まさに夢のメルヘンチックな街への入口です!
たくさんのお花屋さんにお土産屋さん、そして道路も広くとにかく開放感あふれる場所となっています。また、カフェのテラス席でゆったりとくつろいでいる人や、写真を撮っている人、ワイワイ楽しそうに話をしている人、お花屋やお土産を買っている人など、ヴィル門付近は大勢の人で賑わっているタリンの観光地です。
名称:ヴィル門
住所:Viru Tallin
14.聖ニコラス教会
緑豊かな中にある「聖ニコラス教会」は、タリン旧市街地のラエコヤ広場の近くにあります。13世紀に建てられたこの教会は、第2次世界大戦中に空爆を受け破壊されました。現在のゴシック様式の大きな教会は、当時のまま再建されたものですが、教会としての機能は一切してなく、現在はたまにコンサート会場として使用される博物館となっています。
この教会で展示されている神秘的な「死のダンス」という絵画は必見ですので、タリンを訪れたときにはぜひ聖ニコラス教会に立ち寄ってみてくださいね。
名称:聖ニコラス教会
住所:Niguliste 3, 10146 Tallinn Estonia
◎まとめ
「エストニアでの観光は、タリンで楽しもうよ!」ということで、14ヶ所おすすめスポットをご紹介してきました。いかがでしたでしょうか?観光スポット情報と写真を見ているだけでも、メルヘンチックなおとぎの国タリンに魅了されてしまいますね。
首都タリンは、そんなメルヘンな一面を持ちつつ、至るところでwi-fiを使うことができる環境が整っている地域でもあって、そのギャップに驚いてしまいます。魅力あふれるエストニアに出かけたら、タリンでの観光をぜひ楽しんできてくださいね。