名称:旧市街/Centre Historique de Rennes
住所:Rue Pont Aux Foulons - Rue Leperdit, 35000, Rennes
公式・関連サイトURL:http://ee.france.fr/en/discover/rennes-3
フランス西部ブルターニュ地方の中心都市レンヌは、とくに世界遺産モン=サン=ミシェル観光の拠点として人気の都市です。2つの川の合流地点にあるレンヌは、長い年月の中でさまざまな歴史を乗り越えてきました。わけても戦後のレンヌの急成長は著しく、今もなお発展し続ける目が離せない町です。旧市街周辺には歴史的建造物の観光名所が多く残り、見どころも満載!美しい街並みは散策するだけでも観光の気分を満喫できます。こちらでは、郷土料理も美味しい魅力いっぱいのレンヌのオススメ観光スポットを10か所ご紹介します!
目次
ブルターニュ地方の中心都市!レンヌのおすすめ観光スポット10選!
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1. 旧市街の町並み
レンヌ駅から歩いて15分程の場所に広がる旧市街は、レンヌ観光のメインエリアです。新しい建物と古い建物が混在するレンヌの街中でもひときわ目立つのが、旧市街に建ち並ぶ木で縁取られた歴史ある建物。アルザス地方でも木組みの家はよく知られていますが、レンヌの木造家屋は組み方などが少し異なります。地域ごとの違いを比べてみるのも面白いですね。
まるで絵本の中のようなかわいらしい建物が並ぶレンヌ旧市街の街並みは、散策しているだけで楽しい気持ちになってきます。旧市街周辺にはおしゃれなカフェやレストランも多いので、歴史ある家々に囲まれながら食事やブレイクタイムを満喫するのもおすすめですよ。
2. タボル公園
レンヌでもっとも美しいといわれる公園が、定番の観光スポットとしても知られるタボル公園です。豊かな自然に囲まれた広大な敷地は、隅々まで手入れが行き届いていてまるで宮殿の庭園のよう。季節によってさまざまな草花が咲きますが、とくにレンヌの人たちに親しまれているのは木蓮の花です。花のシーズンになると、公園内は多くの観光客で賑やかになります。
観光客にはバラも人気。豊富な種類のバラが所狭しと植えられたコーナーは、満開の季節になると辺り一面甘いバラの香りに包まれます。ほかにもさまざまな植物が種類ごとに分けて育てられているので、植物園のような見ごたえです。年間を通じて四季それぞれの花があるので、どのシーズンに訪れても楽しめますよ。行くたびに違う表情が見られるのが嬉しいですね。
名称:タボル公園/Parc du Thabor
住所:Place Saint-Mélaine, 35000 Rennes
公式・関連サイトURL:http://www.tourisme-rennes.com/fr/a-voir-a-faire/parc-thabor-rennes
3. 聖ピエール大聖堂
レンヌを代表する景観の1つ聖ピエール大聖堂は、歴史も古く観光客にも人気のスポットです。12世紀頃にゴシック様式で建てられましたが、改築を重ねてさまざまな様式が取り入れられ、現在の姿となりました。今でも礼拝の時間になると、レンヌの多くの信者が集まってきます。
建物に入ると、美しいアーチ型の天井が観光客の目を奪いますよ。細かく描かれた絵画や柱に施された装飾は、どれも素晴らしく一見の価値あり!礼拝堂に設置されているパイプオルガンもとても立派です。あたたかみのある礼拝堂は心地よい雰囲気に包まれていて、ついつい長居してしまいそう。
一般観光客も礼拝に参加することができるので、時間が合えばレンヌの人たちに混ざって参加してみるのもおすすめ。神聖な空気の中、心が洗われるような気持ちになるでしょう。
名称:聖ピエール大聖堂/Cathedrale Saint-Pierre
住所:2 rue Saint Sauveur, 35000, Rennes
公式・関連サイトURL:http://www.cathedralerennes.catholique.fr/
4. リス・マーケット
リス・マーケットは、毎週土曜日に旧市街のリス広場で行われているレンヌ最大のファーマーズ・マーケットです。地元レンヌの新鮮な野菜や果物、チーズにパンと、食料品ならなんでも揃います。広大な敷地にはいろいろな専門店が軒を連ね、とてもカラフルで活気があり、会場は大賑わい!レンヌの人にとっても、ここリス・マーケットでの週に一度の買い物は楽しみのひとつなんです。
観光客におすすめなのは、ブルターニュ名物のガレット。そば粉のクレープにいろいろな具材を巻いて食べる素朴な味は、観光客にも人気のレンヌグルメです。なかには行列ができるお店もあるほどですよ。ほかにもカラフルなフルーツや美味しそうな焼き菓子など、観光の途中でも手軽に食べられるものもたくさんあるので、ぜひ試してみてくださいね。
名称:リス・マーケット/Marche des Lices
住所:Place des Lices, 35000, Rennes
公式・関連サイトURL:http://www.tourisme-rennes.com/fr/les-focus/marches-rennes
5. ファイン・アート美術館
レンヌ旧市街からほど近くにあるファイン・アート・ミュージアム(ミュゼ・デ・ボサール)も、レンヌで立ち寄りたい観光スポットのひとつ。それほど大きな美術館ではありませんが、コレクションのレベルは高く貴重な作品がずらりと並んでいます。ゴーギャンやピサロをはじめ、世界に名立たる近世画家の作品も数多く展示されていて見ごたえ抜群!中でも、ジョルジュ・ド・ラ・トゥールの『聖誕』は必見ですよ。
建物のすぐそばを川が流れているので環境も良く、周辺を散策しながら美術館を訪れるのがおすすめ。パリなどにある世界的に有名な美術館とは違い、混み合っていることはあまりありません。観光客もそれほど多くはないので、自分のペースでじっくりアート鑑賞ができるのもうれしいですね。
名称:ファイン・アートミュージアム/Musee des Beaux-Arts
住所:20 quai Emile-Zola, Rennes
公式・関連サイトURL:http://www.mbar.org/
6. ブルターニュ議事堂
レンヌはブルターニュ半島全域を含むブルターニュ地域圏の首府。17世紀に建てられたブルターニュ議事堂はその地方政治の中心だった場所であり、レンヌを代表する美しい建物の1つとなっています。1階はグレー、2階は白に色分けされていて、そのコントラストがレンヌの格式をいっそう引き立たせています。
屋根の上には金色の装飾が付けられ、随所に施された細かい彫像も大きな見どころ。現在は裁判所として使用されているので内部を自由に見学することはできませんが、外観を眺めるだけでも観光の価値がありますよ。
議事堂の前は手入れの行き届いた美しい広場になっていて、レンヌの人たちの憩いの場所になっています。天気の良い日は芝生に横たわってランチを食べている人の姿もあり、のんびりした穏やかな雰囲気。夜には光のショーが行なわれることもあるんですよ。周辺にはカフェやレストランもあるので、散歩がてらぜひ足を延ばしてみてください。
名称:ブルターニュ議事堂/Parlement de Bretagne
住所:Place du Parlement de Bretagne, Rennes
公式・関連サイトURL:https://bit.ly/2s8PhrF
7. レ・シャン・リーブル
レンヌ駅のすぐそばに建つレ・シャン・リーブルは、レンヌの地元の人たちに親しまれている複合施設。外観はガラス張りの近代的な建物で、中には図書館や博物館に科学館、さらにはプラネタリウムなど、観光スポットとしても魅力的な施設がたくさん入っています。駅前というアクセスの良さも手伝って、電車の乗り継ぎ時間の合間に訪れる人も多いですよ。とくに週末は大勢の観光客で賑わいを見せます。
なかでもオススメなのがブルターニュ博物館。レンヌのみならず、ブルターニュ地方の歴史や考古学的に貴重な遺物などさまざまな展示があり、観光客も興味深く見学することができます。歴史を学んでおけば、より奥深い旅ができますね。カフェや手軽なファストフード店も数多く入っているので、食事の心配もいりません。
名称:レ・シャン・リーブル/Les Champs Libres
住所:10 cours des Allies, 35000, Rennes
公式・関連サイトURL:https://www.leschampslibres.fr/langues/en/
8. ラ・ロッシュ・オ・フェ
レンヌの街の中心部から車でおよそ30分の場所にあるは、不思議な観光スポットとして知られています。約5000年も前に巨石を積み上げて作られた構造物は、何の目的で作られたのか未だに謎なんだそう。さらに不思議なことに、冬至の日には太陽の光が真っ直ぐ入り口から入って、建物内を照らします。きちんと計算された設計だとすれば驚きですね!
ラ・ロッシュ・オ・フェとはフランス語で「妖精のいる岩」という意味で、その名のとおりどこか神秘的な雰囲気に包まれた観光名所。周辺は畑に囲まれていて、のんびりとした光景の中に突然現れるミステリアスな巨石は、観光客の想像力を掻き立てます。現在も調査や研究が続いていますですが、謎が残されたままというのも魅力的ですね。
名称:ラ・ロッシュ・オ・フェ/La Roche aux fees
住所:La Roche, 35150 Essé
公式・関連サイトURL:http://www.cc-rocheauxfees.fr/accueil
9. サン・ジョルジュ宮殿
1670年に建てられたサン・ジョルジュ宮殿は、レンヌを代表する宮殿建築のひとつです。きれいなアーチを描く外壁部分が特徴で、その洗練されたデザインは、レンヌの町の旧市街でもとくに目を引きます。現在はレンヌの公共機関が使用しているため、観光客が内部を自由に見学することはできませんが、周囲を見て歩くだけでも十分観光の価値がありますよ。
また、建物に面して広がる庭園も観光スポットとして人気で、思い思いに時間を過ごす観光客の姿が見られます。宮殿をバックにした季節の花々が咲く庭園の風景はなんともエレガント。華やかな貴族の時代の面影を今に伝えています。レンヌでフランスらしいトレビアーンな雰囲気を存分に味わうなら、サン・ジョルジュ宮殿がおすすめです。
名称:サン・ジョルジュ宮殿/Palais Saint-Georges
住所:Jardin Saint Georges, Rennes
公式・関連サイトURL:http://www.tourisme-rennes.com/fr/a-voir-a-faire/palais-saint-georges
10. ガイユ公園
レンヌの人びとの憩いの場所として親しまれているガイユ公園は、観光客にとっても魅力的なスポット。タボル公園より数倍広い敷地には、いくつもの緑に囲まれた池があり、寒い時期にはスケートリンクになるなどさまざまなアクティビティが楽しめます。なかでも観光客に人気なのが、動物と触れあうことができるコーナー。ヤギや羊、鹿にガチョウなどたくさんの動物が飼育されていて、なんと無料で自由に見ることができます。
週末にはレンヌの人びとも多く訪れ、のんびりとくつろいだりジョギングしたり、ランチを楽しんでいたりする姿を目にします。また、池に面してカフェレストランがあるので、美しい景色を眺めながら静かに食事の時間を過ごすこともできますよ。ガイユ公園では、レンヌの地元の人たちの飾らない暮らしぶりを垣間見ることができるでしょう。
名称:ガイユ公園/Parc des Gayeulles
住所:Parc des Gayeulles, Rennes
公式・関連サイトURL:http://www.tourisme-rennes.com/fr/les-focus/parc-jardin-rennes
◎まとめ
ブルターニュ地方の中心都市レンヌのおすすめ観光スポット10選をお送りしました。歴史を今に伝える、趣のある町並みは、歩いているだけで観光気分を盛り上げてくれます。鉄道の乗り継ぎや、モン=サン=ミシェル観光の前泊として訪れる観光客もたくさんいますが、通り過ぎるだけではもったいない!観光スポットは歩いて回れる範囲に多く集まっているので、レンヌ観光にもぜひ時間をとってみてください。