名称:パンプローナ市庁舎
住所:Plaza Consistorial, Pamplona
公式・関連サイトURL:https://bit.ly/2RK4ZDL
スペイン北東部ナバーラ州の州都であるパンプローナは、毎年、世界中から観光客が押し寄せる牛追い祭りこと、サン・フェルミン祭の舞台。その名をご存知の方も多いのではないでしょうか。パンプローナはピレネー山脈にほど近く、美しい自然に囲まれ、ナバーラ王国の都として栄えた当時をしのばせる城壁などがあります。中世の香り漂う町には魅力的な観光スポットも満載!かのアメリカの文豪、アーネスト・ヘミングウェイはここパンプローナの牛追い祭りに魅了され、出世作であり初の長編小説『日はまた昇る』の舞台としたのも有名な話ですね。今回は牛追い祭りで有名な中世の名残が色濃く残る、パンプローナのおすすめ観光スポットをご紹介します!
目次
牛追い祭りの町!スペイン・パンプローナのおすすめ観光スポット10選
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1. パンプローナ市庁舎
出典: Baltasar García (CC BY 2.0)
パンプローナのおすすめ観光スポット、まずはじめにご紹介するのはパンプローナ市庁舎です。
毎年7月6日の正午、牛追い祭りことサン・フェルミン祭はこちらのパンプローナ市庁舎から始まります。サン・フェルミン祭の時期になるとニュースでも世界中の人たちが目にするこの美しい市庁舎は、パンプローナを代表する名所として多くの観光客が訪れています。
パンプローナは1423年まで3つの自治区にわかれていましたが、当時のナバーラ国王が衝突を繰り返していた3つの自治区を1つの市にまとめました。その団結・平和の象徴としてここに市庁を置くことになったのです。18世紀中ごろに造られたゴシック様式と新古典主義様式が融合した市庁舎の正面装飾は、現在も変わらぬ姿で市庁舎を彩っています。夜になるとライトアップされた姿がとても美しい、観光客に大人気の市庁舎!必見です。
2. Monument al Encierro
出典: Владимир Шеляпин (CC BY-SA 3.0)
サン・フェルミン祭のモニュメント、Monument al Encierroはフォトスポットとしてもおすすめの観光スポットです。
パンプローナに来たからには、やはりサン・フェルミン祭にゆかりのものは要チェックですよね。世界中から多くの観光客も訪れるスペインの3大祭りです。祭りの起源は12世紀にまでさかのぼり、牛を闘牛場まで安全に移動させるという「エンシエロ」(牛追い)がもとになっているとのこと。
7月6日の祭りの開幕の翌日、7日から14日まで毎朝行われる牛追い。その生き生きとした姿を表したモニュメントがこのMonument al Encierroです。写真を撮って楽しむ観光客が多く見られます。
サン・フェルミン祭の時期でなくても、こちらのモニュメントで熱狂するパンプローナの雰囲気を感じてみてくださいね。
名称:Monument al Encierro
住所:Avenida Roncesvalles y Avenida de Carlos III, 31002, Pamplona
公式・関連サイトURL:https://bit.ly/2SkfRxg
3. 闘牛場
出典: Francisco83pv (CC BY-SA 3.0)
次もサン・フェルミン祭ゆかりの観光スポットのご紹介します。ずばり、闘牛場です!
パンプローナの闘牛場はスペインの一級闘牛場であり、サン・フェルミン祭の牛追いのゴールになる場所として知られています。ゴール地点であるこちらの闘牛場の中で牛追いの中継を見ることもできるので、サン・フェルミン祭であまり危険な思いをしたくない観光客の方におすすめの観覧場所です。
また闘牛場の入り口付近には、サン・フェルミン祭の牛追いに魅了され『日はまた昇る』でサンフェルミン祭とパンプローナを世界的に有名にした、ヘミングウェイの功績をたたえた胸像がたっています。
名称:闘牛場
住所:Paseo Hemingway, s/n, 31002 Pamplona, Navarra
公式・関連サイトURL:http://feriadeltoro.com/
4. カスティーリョ広場
出典: Fernando Goñi Erice (CC BY-SA 2.0)
闘牛場からほど近いパンプローナの有名観光スポット、カスティーリョ広場に足を運んでみましょう。
パンプローナの旧市街地の中心にあるカスティーリョ広場。周囲には18世紀頃にできた美しく歴史ある建物が立ち並び、パンプローナ市民たちがベンチでのんびりしたり、観光客が散策を楽しむ姿が見られます。
とても美しく歴史ある趣の建物の中にはレストランやカフェなども多く、観光中の一休みにもぴったり。中にはヘミングウェイが通い、著書『日はまた昇る』にも登場する老舗「カフェ・イルーニャ」も。クラシックな内装の素敵なお店です。
夜になるとさらに賑やかな雰囲気。ライトに照らし出され美しい建物に囲まれた広場は、地元客や観光客がディナーやお酒を楽しみに集う場所となっています。
旧市街観光の際には必ず通りかかると思いますので、ぜひ足を止めてカスティーリョ広場でのひと時を楽しんでくださいね。
名称:カスティーリョ広場
住所:Plaza del Castillo, 31001, Pamplona
公式・関連サイトURL:http://www.pamplona.es/VerPagina.asp?idPag=126&idioma=5
5. パンプローナ大聖堂
パンプローナ旧市街のシンボル的存在である、パンプローナ大聖堂をご紹介します。
パンプローナ大聖堂(サンタマリア・デ・パンプローナ)は14世紀から15世紀にかけてつくられた大聖堂です。建物はゴシック建築で、パンプローナ旧市街の高台で観光客を迎えてくれます。パンプローナの青い空に映える2本の塔がとても美しい大聖堂で、中に入れば荘厳な雰囲気でいっぱいです。
パンプローナは世界遺産にも登録されたサンティアゴ巡礼の巡礼路にあたるので、このパンプローナ大聖堂にも多くの巡礼者が訪れています。中世の香り漂うパンプローナの代表的観光名所です。夕方にはミサも行われているのでぜひ足を運んでみてくださいね。
名称:パンプローナ大聖堂
住所:Calle Curia s/n, 31001, Pamplona
公式・関連サイトURL:http://www.catedraldepamplona.com/
6. 城塞公園
中世の雰囲気を色濃く残すパンプローナのおすすめ観光スポット、続いては城塞公園です。
こちらの城塞公園には16世紀に建てられた城塞の一部が残っています。まさに中世からの歴史を感じられるスポットとして、そして美しい公園が広がる憩いの場。観光客はもちろんのこと、地元民からもこよなく愛されています。
中世から残る城壁に囲まれれたこの公園は高台になっているのでとても見晴らしがよく、美しいパンプローナの街並みや遠くに広がる田園風景を見渡すことができると評判です。ぐるりと周りを囲む城壁をめぐってみるのもいいですよ。パンプローナの長い歴史を肌で感じたり、広々とした美しい緑豊かな公園でくつろいだり、思い思いの過ごし方でゆっくり楽しめるおすすめの観光スポットとなっています。
名称:城塞公園
住所:Avenida del Ejercito, Pamplona
公式・関連サイトURL:https://bit.ly/2RK5j5r
7. ナバーラ博物館
パンプローナで人気の博物館、ナバーラ博物館をご紹介します。
ナバーラ博物館は先史時代やローマ時代の遺品や様々な美術品など、ナバーラ州の歴史遺産や美術品が展示されていて多くの観光客が訪れています。
MAPA DE ABAUNTZとして知られる石に掘られた地図は、何と紀元前9815年ごろのものといわれています。他にも、ローマ時代のモザイク画やパンプローナ大聖堂回廊のロマネスク様式の柱頭彫刻など、考古学的遺品から美術品まで素晴らしいコレクションは見ごたえ十分!そしてスペインの巨匠フランシスコ・デ・ゴヤの作品も展示されていて、観光客の人気を集めています。
パンプローナ観光で外せないナバーラ博物館。お出かけの際はたっぷりと時間をとって、貴重なコレクションをじっくり堪能してくださいね。
名称:ナバーラ博物館
住所:Cuesta de Santa Domingo, s/n, Pamplona
公式・関連サイトURL:https://bit.ly/2BrzJUM
8. サン・ロレンツォ教会
パンプローナの観光名所、サン・ロレンツォ教会は、守護聖人サン・フェルミンの彫像が見られると観光客に人気です。
サン・ロレンツォ教会の現在の建物は18世紀に建てられた新古典主義建築で、幾何学的なドームがとても特徴的。15世紀に造られたサン・フェルミンの彫像は、サン・フェルミン祭の時にパンプローナの町中を市民とともに行進することでも有名です。
かつてナバーラ地方へのキリスト教布教に尽力した聖人に、会いに行ってはいかがでしょうか。
名称:サン・ロレンツォ教会
住所:Calle Mayor 74, 31001, Pamplona
公式・関連サイトURL:https://bit.ly/2UNnPvA
9. サン・ サトゥルニーノ教会
出典: José Luis Filpo Cabana (CC BY 3.0)
パンプローナの市庁舎からほど近くにたたずむサン・サトゥルニーノ教会も、おすすめの観光名所です。
ゴシック建築の静かなたたずまいのサン・サトゥルニーノ教会。堅固で厚みのある壁とそびえる2つの塔は、かつて3つの自治区が争いを繰り返していた時の要塞的な役割を彷彿とさせます。時計塔の上にはパンプローナ市民や観光客に親しまれる風見鶏が!サン・フェルミン祭の時にはこの時計の鐘が牛追いのスタートを知らせてくれますよ。
パンプローナを代表するゴシック建築のサン・サトゥルニーノ教会、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
名称:サン・サトゥルニーノ教会
住所:Calle Mayor, Pamplona
公式・関連サイトURL:http://iglesiasansaturnino.com/en
10. ハビエル城
出典: Albert Torelló (CC BY-SA 2.0)
パンプローナ近郊の観光スポット、ハビエル城へ足を延ばしてみましょう。
日本ではザビエル城といったほうがぴんと来るかもしれません。ハビエル城は1549年、日本に初めてキリスト教を伝えに来たスペインの宣教師、フランシスコ・ザビエルの生誕地として知られる観光スポット。パンプローナからは車で40分ほどです。
ナバーラ王国とアラゴン王国の国境付近の要塞としての役割を担っていたハビエル城。その歴史は5世紀にまでさかのぼります。何度も増改築やそして解体の歴史を経て、現在はザビエルが住んでいた当時の姿が復元されています。絵画や着物などの収蔵品も見ものですよ。
日本から遠く離れたパンプローナ近郊のハビエル城で生まれたザビエル。長い長い旅を経て日本までやってきたと思うと、ロマンを感じますね。足を延ばしてでも訪れる価値ありのおすすめ観光スポットです。
名称:ハビエル城
住所:Plaza del Santo, s/n, 31411 Javier, Navarra
公式・関連サイトURL:https://bit.ly/2DjAtvp
◎まとめ
以上、中世の香り漂う牛追い祭りの町、パンプローナのおすすめ観光スポットでした。世界的に有名なサン・フェルミン祭の牛追いで知られるパンプローナですが、今回ご紹介できなかった美しい公園や歴史ある観光スポットなどまだまだ見どころがたくさん!また少し足を延ばせば、ピレネー山脈にほど近い雄大な自然を満喫できる自然公園もあるのでおすすめです。ぜひパンプローナへ足を運んでみてくださいね。