ガラパゴス諸島だけじゃない!南米エクアドルの世界遺産5選

画像出典:takawildcats / PIXTA(ピクスタ)

ガラパゴス諸島だけじゃない!南米エクアドルの世界遺産5選

ペルーとコロンビアに隣接するエクアドルは、シエラと呼ばれている山岳地帯や沿岸部のコスタ、ジャングルのあるオリエンテなど豊富な自然に溢れています。有名なガラパゴス諸島をはじめ、世界遺産は3つの文化遺産と2つの自然遺産が登録されました。今回はエクアドルで登録されている5つの世界遺産を紹介していきます。

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ガラパゴス諸島だけじゃない!南米エクアドルの世界遺産5選

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1.ガラパゴス諸島

出典: David Adam Kess (CC BY-SA 3.0)

エクアドル本土から、西に飛行機で1時間半ほど行った場所にあるガラパコス諸島。チャールズ・ダーウィンが進化論を唱えるきっかけになったことで有名になりました。そんなガラパゴス諸島は、1978年にユネスコ世界遺産の自然遺産として登録されています。

ガラパゴスゾウガメやウミイグアナはこの場所でしか見ることができません。世界でも貴重な動物を自然のままに観察することができるので、世界中から多くの観光客が訪れています。

2.キトの市街

出典: Shoestring (CC BY-SA 4.0)

標高約2800mの場所にあるエクアドルの首都、キトの旧市街は1978年にユネスコ世界の文化遺産として登録されました。この旧市街はガラパコス諸島同様、世界遺産に最初に登録された場所の一つ。スペイン植民地時代の貴重な建築物の「サント・ドミンゴ聖堂・修道院」や「サン・フランシスコ教会」があります。

そして澄み切った空気に青い空、コロニアル調の白い建物の景色は素晴らしいです。世界遺産に登録されているキトの旧市街の街歩きはきっと素敵な思い出になるでしょう。エクアドルに訪れたらガラパゴス諸島だけではなく、キトの旧市街もぜひ散策してみてください。

3.サンタ・アナ・デ・ロス・リオス・クエンカの歴史地区

出典: Alex Proimos (CC BY 2.0)

クエンカ(正式名称サンタ・アナ・デ・ロス・リオス・クエンカ)はエクアドル中南部にある街です。この街もスペイン植民地時代の面影を残し、1999年にユネスコ世界遺産の文化遺産に登録されました。

標高約2600mの場所にあるこの街はグアヤキル、キトに次ぐ第三の都市。人口の多くをインディヘナが占めていますが、スペイン植民地時代の街と共にのんびりとした空気が流れています。気候も穏やかな場所なのでぜひ、エクアドル第三の都市でもあるこの世界遺産の街を訪れてみてください。

4.アンデスの道路網カパック・ニャン

ユネスコ世界遺産に一番新しく登録された場所が「アンデスの道路網カパック・ニャン」です。エクアドルだけで登録されたものではなく、南米大陸にある6つの国(コロンビア、エクアドル、ペルー、ボリビア、チリ、アルゼンチン)との共同で申請された、世界遺産認定の歴史の中でも初めてのものとなっています。

カパック・ニャンと言われているアンデスの道路網は、インカ帝国が支配した海岸砂漠地帯とアンデス高山地帯を東西南北に結び、その距離はなんと6万km以上にも及ぶ広範囲。エクアドルで世界遺産に登録されている部分はその一部ですが、ぜひ一度訪れてみてください。

5.サンガイ国立公園

出典: amalavida.tv (CC BY-SA 2.0)

サンガイ国立公園は、1983年にその半分ほどの地域がユネスコ世界遺産の自然遺産に登録されています。この国立公園には公園名の由来となっている、サンガイ山とトゥングラワ山という二つの活火山があって、更にもう一つカルデラ湖を持つ休火山アルタール山がそびえたっています。その全てが5000m級の山です。

5000m級の高山地帯から亜熱帯性雨林のジャングルに及ぶ地域は、動植物が多いです。ハチドリやイワドリ、コンドルなどの鳥類に、ヤマバクやメガネグマなど哺乳類の他、アマゾン川のピラニアなどが生息する豊かな生態系を育んでいます。エクアドルの貴重な自然を感じることのできる国立公園。アクセスが若干大変ですが、エクアドルの貴重な生態系を感じにぜひこの世界遺産を訪れてみてください。

まとめ

エクアドルの世界遺産について紹介しました。スペイン植民地時代の面影が残っている美しい街や、ガラパコス諸島でしか見ることのできない動物に会えるなど、エクアドルの世界遺産は自然も文化も魅力的です。エクアドルは世界遺産も観光も満喫できる国なので、機会があればぜひ訪れてみましょう。

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