名称:Karelian State Museum of Local Lore
住所:Lenina ploshchad, d. 1, Petrozavodsk 185035, ロシア
ロシア北西部・オネガ湖畔沿いにあるペトロザヴォーツク。1703年にピョートル大帝の意向で工場が作られたのがこの都市の始まりです。日本人にとってはあまり馴染みのない都市かもしれませんが、ここは世界遺産キジ島の玄関口でもあります。キジ島へお越しの際はペトロザヴォーツクを経由するのが一般的で、船が出ていますよ。
ペトロザヴォーツクまでのアクセスはモスクワやサンクトペテルブルクから電車が出ています。夜行列車もあるので、電車旅が好きな人は利用してみてはどうでしょう?
目次
ロシアの北西部、ペトロザヴォーツクの観光スポット5選
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1.Karelian State Museum of Local Lore
ペトロザヴォーツクに観光に来たなら、カレリアの文化と歴史に触れてみましょう。この博物館ではカレリアの歴史資料を集めて展示しています。
この博物館ではカレリア地方で出土された遺跡・古代に岩石に刻まれた画・カレリアの民族衣装や古い農機具などを展示しています。カレリアの歴史と文化を一度に学ぶことが出来ますよ。また、ペトロザヴォーツクの新進気鋭の作家が作った現代アートも。
ほとんどの説明文がロシア語で書かれていて、英語が少ししかないのでロシア語が読めないと詳しくは分からないですが、それぞれの展示に工夫がされていてどのように使っていたか目で見て分かるようになっています。
残念ながら、ソビエト連邦の時代に同化政策によってほとんどのカレリア文化が無くなってしまいました。今ではまた文化を保存しようとした運動も見られています。
ペトロザヴォーツク駅から歩いても行ける距離なのでぜひ観光してください。
2.遊歩道
ペトロザヴォーツクで一番の自然観光スポットといえばオネガ湖畔沿いにある遊歩道と公園です。遊歩道と公園からオネガ湖畔の景色を楽しむことも出来ますし、公園にあるたくさんのモニュメントを見て回るのも楽しめます。暖かい日には地元の人たちがランニングしたり公園でのんびり過ごしたりとゆったりとした時間が流れています。観光客には嬉しいポイントで、無料Wi-Fiが使えるエリアがあるのでインターネットを繋げたいときはこの遊歩道に行きましょう。
また、ここには後述するキジ島へ行く水中翼船が発着する波止場があります。シーズンになるとキジ島へ行く多くの観光客が集まってきます。この船に乗るには予約必須なので忘れないようにしましょう。ちなにみ予約はカレリアホテルですることが出来ます。
名称:遊歩道
住所:Onega Lake waterfront, Petrozavodsk, ロシア
3.カレリア美術館
せっかくカレリアまで観光にきたらカレリアアートを見たくないですか?1960年に開館したこの美術館では14,000点以上のコレクションが揃えられています。中でも注目なのが15世紀から18世紀のカレリア地方の民族衣装や色鮮やかな刺繍にイコンです。ロシアの文化とは違って少し北欧っぽい雰囲気もあるカレリア文化はとても興味深いです。
他にもペトロザヴォーツクの風景画や西洋画も展示されているので、自然と昔のペトロザヴォーツクを知ることができます。19世紀にカレリア地方に伝わる伝承を編纂した叙事詩カレワラをテーマにした作品もとても興味深く面白いです。
この美術館はペトロザヴォーツクの中心地にありますよ。
名称:カレリア美術館
住所:Karla Marksa Ave, 8, Petrozavodsk 185035, ロシア
公式・関連サイトURL:http://artmuseum.karelia.ru/
4.Doll House Private Art Gallery
ペトロザヴォーツクにはカレリアの民族伝承の叙事詩がありますが、このドールハウスではその物語に出てくる人形たちを展示しています。日本人にはちょっと不気味な雰囲気もする人形たちですが、よく見ると表情なんかは愛嬌があってかわいく感じてきます。展示を見るとロシア語が読めなくてもどんなお話か想像できて楽しいです。それ以外にも昔の貴族のようなきれいな人形や、民族衣装を来たぬいぐるみも展示されています。お守りのような人形もあって、ショップにはお土産用の人形やぬいぐるみを買うこともできます。ペトロザヴォーツク観光の記念やお土産を探している人はこのドールハウスはおすすめです。
こじんまりとしたギャラリーなので観光に時間はかかりません。地元の人々がおすすめする観光スポットのドールハウス、一度足を運んでみてはどうでしょう?
名称:Doll House Private Art Gallery
住所:La Rochelle Embankment, 13, Petrozavodsk, ロシア
5.キジ島
ロシアの中でも人気の観光地であるキジ島はペトロザヴォーツクの観光の目玉です。オネガ湖に浮かぶキジ島はカレリア語で娯楽の島という意味です。この島に行くと幸運と無病息災が約束されるという言い伝えがあります。これは観光に行きたくなりますね。
キジ島全体が保護区に指定されていますが、島の教会は1990年に世界遺産登録されました。プレオブラジェンスカヤ教会は釘を一本も使わずに建てられた木造教会として注目されています。そのユニークな見た目は見てるだけで楽しいです。その他にもポクロフスカヤ教会もシンプルですが見応え十分です。
また、カレリア地方から移築された17世紀から19世紀の伝統的な家屋や風車、礼拝堂は屋外の博物館としての役割を担うカレリア文化を伝える建築になっています。ラザロ復活教会はロシアで今も残る最古の木造教会としても知られています。
名称:Kizhi State Historical-Architectural and Ethnographic Memorial Museum Reserve
住所:pr. Karla Marksa, 1А, Petrozavodsk, Kareliya, ロシア
◎まとめ
ペトロザヴォーツクの観光スポットを5つ紹介しましたが、いかがでしたか?博物館や美術館が多く、アカデミックな街でしたね。また観光時間がある人はペトロザヴォーツクの街中散策もおすすめですよ。外観がカラフルでかわいい建物がならび、教会はとっても絵になって見てるだけで楽しいです。
おすすめの観光シーズンはもちろん夏!この時期にしかキジ島への船が出ていないのでご注意ください。また、夏といっても影になるとかなり涼しく、天候も不安定なことが多いので雨具や羽織るものを持っていきましょう。