世界屈指の巨大洞窟を探検する旅へ行こう!ミリのおすすめ観光スポット7選

画像出典:Abang Faizul/Shutterstock

世界屈指の巨大洞窟を探検する旅へ行こう!ミリのおすすめ観光スポット7選

ボルネオ島にあるサクラワ州北部の街・ミリ。1910年にカナダ・ヒルにて油田が発見されると、街は原油の採掘でたちまち急成長を遂げました。その後、2000年にグヌン・ムル国立公園が世界遺産に登録されたことをきっかけに、観光拠点となるミリに多くの観光客が訪れるようになったのです。
豊かな自然に恵まれているミリ周辺には、大自然を満喫できる観光スポットが盛りだくさん!
今回は、そんなミリの魅力を堪能できるおすすめの観光スポットを7ヵ所ご紹介いたします。

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世界屈指の巨大洞窟を探検する旅へ行こう!ミリのおすすめ観光スポット7選

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1.グヌン・ムル国立公園

出典: zodebala

ボルネオ島といえば、壮大な自然を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
このボルネオ島のジャングルは、アマゾンやアフリカ大陸にあるジャングルよりも古く世界最古と言われています。そんなジャングルを満喫できるのが、グヌン・ムル国立公園です。驚くのはその広さ!なんと東京23区がすっぽりと収まってしまう程だそうですよ。

グヌン・ムルとはマレー語で「ムル山」の意味で、その名の通り標高2377mのムル山の中にあります。2000年に世界自然遺産に認定されると世界各国から観光客が訪れるようになり、今ではミリ観光のハイライトとして外せないスポットとなりました。
熱帯雨林の自然を堪能できる公園内では、様々なツアーに参加することができますよ。ジャングルトレッキングや4つの巨大な洞窟巡り、リバークルーズなどなど。世界最長と言われる480mのキャノピーウォークはぜひ試してみたいですね。

グヌン・ムル国立公園があるムル空港までは、ミリ空港から約30分のフライトで行くことができます。
すぐ近くはブルネイとの国境となっているので、ちょっと足を伸ばしてブルネイ観光をしてみるのもおすすめです。

2.グヌン・ムル国立公園の洞窟群

出典: zodebala

ミリ屈指の観光名所グヌン・ムル国立公園の一番の見どころは、巨大な洞窟群です。世界最古のジャングルの下では100もの洞窟が発見されており、そのうちの4つが一般公開されています。

澄んだ水が流れ出ている「クリアウォーター・ケイブ」は、全長が107Kmにも及ぶ東南アジア最長の洞窟です。ライトアップされた鍾乳石が見られる「ラングス・ケイブ」は、その美しさで観光客を魅了しています。洞窟の中を風が吹き続けることから名付けられた「ウィンド・ケイブ」には、ちょっと変わった面白い形の鍾乳石がたくさんあり、内部に数百万ものコウモリが生息している「ディア・ケイブ」は「ドラゴンフライ」で有名です。

どの洞窟も魅力たっぷりですが、中でも観光客に絶大な人気を誇るのがディア・ケイブの「ドラゴンフライ」。餌を求めて洞窟から飛び立つコウモリの群れが龍のように見えることから、そのように呼ばれています。だいたい日が落ちる夕方6時頃になると現れるそうですが、雨が降ると飛び立たないことも。
この「ドラゴンフライ」目当ての方は、天候をチェックした上で滞在日数に余裕をもって行かれることをおすすめします。

3.ニア国立公園

出典: Juhku/PIXTA(ピクスタ)

たくさんの国立公園と自然保護区があるボルネオ島。ミリ周辺にも有名な国立公園がまだまだありますよ。ニア国立公園はサラワク州では3番目に古い国立公園で、ミリから車で約2時間の位置にあります。面積は約3140ヘクタールとミリ周辺の国立公園では小さい方ですが、約4万年前の東南アジア最古の人類が居住していた形跡が発見された考古学的に大変貴重な洞窟なのです。

ニア国立公園の見どころであるニア洞窟までは、整備された遊歩道を3Kmほど歩いて行きます。洞窟内にはツバメやコウモリが住んでおり、さらには千年以上も前に描かれた壁画を見ることもできるんですよ。
また、公園内には先住民族であるイバン族のロングハウスがあり、昔ながらの生活を垣間見ることができます。太古の歴史に触れることができるニア国立公園で、あなたもタイムトラベルを楽しんでみませんか?

4.ランビル・ヒルズ国立公園

出典: Bernard DUPONT/PIXTA(ピクスタ)

グヌン・ムル国立公園、ニア国立公園と並び、もうひとつの有名な国立公園がランビル・ヒルズ国立公園です。面積が約6952ヘクタールもあるランビル・ヒルズ国立公園には、1,000種類以上もの樹木が生い茂っており、数多くの野生動植物が生息しています。ミリからは車で約30分とアクセスしやすいので、気軽に足を運べるのもうれしいですね。

ランビル・ヒルズ国立公園は、トレッキング好きにはたまらない絶好のスポット。遊歩道が整備されており様々なトレイルが用意されているので、森林浴をしながら珍しい昆虫や植物を観察することができます。
また、ランビル・ヒルズ国立公園の見どころと言われている美しい滝の数々は、トレッキングをしながら見つけることができますよ。マイナスイオンをたっぷり浴びながら、鳥のさえずりに耳を傾ければリフレッシュ効果はバッチリ!旅の疲れも吹き飛ぶでしょう。

5.カナダ・ヒル

マレーシアで一番最初に油田が発見された場所が、ここカナダ・ヒルです。かつて漁村であったミリの街は、1910年にこの油田が発見されたことにより大きく発展していきました。カナダ・ヒルでは1972年まで石油の採掘が行われていましたが、現在は「グランド・オールド・レディ」と呼ばれる石油採掘跡地になっており、隣接する石油化学博物館ではミリが歩んだ歴史について学ぶことができます。
まさにミリの街を象徴する観光スポットといえるでしょう。

カナダ・ヒルは、眺望の良さも魅力の一つ。小高い丘の上にあるためミリの街並みを一望でき、観光客の絶好のフォトスポットとなっているのです。北の海側を向くと南シナ海の素晴らしい眺めを楽しめますよ。もちろん、ここから望む夕陽も絶景!ミリの歴史と街並みを堪能できるカナダ・ヒルへ、ぜひ足を運んでみてくださいね。

6.トゥサン・ビーチ

トゥサン・クリフ・ビーチはミリの中心街から車で約30分の位置にある美しいビーチです。マレーシアの数あるビーチの中でも珍しく、そびえ立つ崖の下に砂浜があります。ビーチ周辺では古代の化石が発見されたこともあり、崖の上の自然の岩層は地質学者の注目を集めているのだとか。
ここでは、海の水を飲む馬の頭のように見えることから名付けられた「ホースロック」など、美しい自然の層を持つ大きな岩をたくさん観察することができます。

静かだったトゥサン・クリフ・ビーチは、2015年にインターネットでシェアされたとある写真により一躍有名になりました。その写真というのが、海岸沿いの波が植物プランクトンによって鮮やかな青色に輝く「青い涙」という現象を捉えたもの。まるでライトアップされたかのように輝く幻想的な海は、一見の価値ありですよ!
ちなみに、2015年は9月~12月にかけて数回、2016年には11月に数回この現象が起こったそうです。あなたも運試しにトゥサン・クリフ・ビーチの「青い涙」を見に訪れてみませんか?

7.インペリアル・シティ・モール

インペリアル・シティ・モールは、インペリアルホテルに隣接しているショッピングセンターです。ミリの新市街地にあり、ホテルの下にある旧モールと渡り廊下でつながっている新しいモールとで構成されています。4階建てのモールには、衣料品店やレストラン、映画館、ゲームコーナーなど146店舗もの店が入っているのでとても便利。地元の人々はもちろん、観光客に人気があるのも納得です。

観光客に嬉しいのは、モール内にいくつかの外貨両替所があること。場所を移動せずすぐに両替ができるので、安心してショッピングを楽しめます。
また、幅広い年齢層をターゲットとした施設が充実しているので、家族みんなで一日中過ごすにはおすすめ。大型スーパーマーケットはお土産探しにも最適ですよ。ミリ滞在中のショッピングは、インペリアル・シティ・モールで決まり!

◎まとめ

グヌン・ムル国立公園、ニア国立公園、ランビル・ヒルズ国立公園と、3つもの国立公園の観光拠点となるミリ。広大な面積を有する国立公園はそれぞれ見どころや魅力が異なりますので、ぜひあなたの旅の期間や目的に合わせて選んでみると良いでしょう。
原油の採掘で栄えた街だけあって、少し自然から離れると都会的な雰囲気を楽しむこともできます。買い物に便利なモールの周辺には美味しいレストランが並んでいますので、ぜひ地元の味を堪能してみて下さいね!

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