埼玉県日高の観光スポット!太古の歴史が息づく自然と花の里へ

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埼玉県日高の観光スポット!太古の歴史が息づく自然と花の里へ

埼玉県南西部にある「日高市」は、高麗川(こまがわ)沿いに曼殊沙華の花が広がる巾着田(きんちゃくだ)が有名です。その花畑を見下ろすように日和田山が佇み、とても風光明媚な地となっています。ハイキングコースも整備されていて、日高で自然を満喫できますよ。

そんな日高には8世紀、高句麗からの渡来人の里・高麗郷(こまごう)が建郡された地域もあり、歴史に彩られた観光スポットもたくさんあるんです。今回はそんな日高の観光スポットをお届けします!

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埼玉県日高の観光スポット!太古の歴史が息づく自然と花の里へ

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1. 高麗神社

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日高を観光するならまず「高麗神社(こまじんじゃ)」へ参拝するのがおすすめ!日高のパワースポットとしても有名で、特に出世・開運にご利益があると評判です。皇族の方々をはじめ、著名人が多数来訪。鳩山一郎や幣原喜重郎などの政治家も参拝し、その後、総理大臣になっているんですよ!

日高市および隣接する飯能市の一部はかつて、朝鮮半島で栄えた高句麗からの渡来人の入植地でした。716年に高麗郡が建郡。その首長であった高麗王若光(こまおうじゃっこう)が、高麗神社の主祭神です。高麗神社の宮司はその子孫が務めています。鳥居をくぐると、「将軍標」と呼ばれる魔除けの像が。日高で朝鮮半島の文化に触れられますよ。

2. 巾着田

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一面に広がる真っ赤な花畑を見たことがありますか?日高の観光でまるで夢のような光景に出会えるんです!9月~10月、日高市を流れる高麗川沿いに、約500万本もの曼珠沙華(彼岸花)が咲き誇る「巾着田」。日本一の曼珠沙華群生地です。広さ約22ヘクタールの場所が巾着袋の形に似ているため、その名の由来に。

開花期間には「巾着田曼珠沙華まつり」が開催されます。緑の木立の中、赤い花に囲まれた道を歩くのはとてもロマンチック!たまに白や黄色の花にも出会えますよ。他にも出店でグルメを満喫してみたり、地元の特産品を購入することも可能!多くの人々で賑わいます。ぜひ花畑の散策をしてみましょう。

3. サイボクハム

「サイボクハム」は、思わず食欲がそそられてしまう豚肉パラダイス!日高にある食をテーマにした施設です。入場料は無料。名物の極上とんかつやトンテキなどを提供するレストランや豚肉をお手頃な値段で購入できる直売所、さらにアスレチックや温泉施設もあり、家族皆が一日中楽しめます。

また、製造面でもこだわりが。系列牧場で育てられた豚は血統書付き!添加物も最低限の使用で、国際的な品質協議会での受賞歴があるんですよ。ぜひゴールデンポークを試してみましょう。アクセスも良く首都圏近隣からは、関越道や圏央道を利用し約1時間~1時間半。駐車場も多数完備しています。

4. 日和田山

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「日和田山」は日高市のシンボル。標高約300mのこの山は、気軽なハイキングとして最適です。コースもしっかり整備されているので、小学生の遠足としても人気があるんですよ。一般的なコースは山頂まで約2kmあって、ゆっくり歩くと約50分で到着。山頂までの途中には、「男坂」と「女坂」があり、男坂は名前のごとく険しい岩場が続きます。

山頂にある金刀比羅神社付近からは、曼珠沙華で有名な日高の巾着田や、ぐるっと蛇行する高麗川が一望できますよ。日高の観光でハイキングするプランもいいでしょう。

5. 五常の滝

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横手の林道脇にある「五常の滝」。孔子が説いたという儒教の5つの徳目、「仁、義、礼、智、信」が名前の由来です。落差は約12m。滝のそばには滝不動尊が祀られていて、霊験あらたかな雰囲気です。特に夏は涼を感じられる一押しスポットです!日高でマイナスイオンを感じてみてはいかがでしょうか?なお、滝は私有地にあるため、見学する際には事前予約が必須。有料になっています。

6. 聖天院

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「聖天院」は真言宗智山派の古刹です。正式には高麗山聖天院勝楽寺と称します。751年、高麗郡の首長・高麗王若光の菩提を弔うために創建されました。

聖天院観光でまず、出迎えてくれる山門が印象的!入母屋造りで総ヒノキの木造二層、間口約8.8m、奥行き約5.5m、面積48.4平方mあります。日高市の文化財に指定されていて、その存在感に圧倒されるでしょう。おすすめは桜の季節。重厚な建築物と対照的な淡いピンク色が静かな境内を彩ります。

そして、本堂からの景色も必見です。高麗地域はもちろん、埼玉の都心部や富士山を見渡すこともできます。高麗神社と並ぶ日高市の二大パワースポットです。

7. 彩の国 醤遊王国

「彩の国 醤遊王国」は日高の弓削多醤油(ゆげたしょうゆ)が母体となっています。醤油で学ぶ・遊ぶ・食べるができる施設で、予約不要で常時工場見学が可能です。体験コーナーでは実際に自分で醤油を絞ることができ、お持ち帰りすることもできます。プレゼントとして購入したいならギフトコーナーに立ち寄ってみてくださいね。

軽食コーナーでは、種類豊富な弓削多自慢の醤油が!しぼりたての生醤油まであるんです。おすすめは卵かけごはん。さいたま産の米「彩のかがやき」に、弓削多の地味噌を使用したお味噌汁は絶品です。他にも醤油ソフトクリームや醤油プリンなど、日高市の醤遊王国ならではの品が勢揃い。その味をぜひ日高の観光でお試しあれ!

8. 高麗郷古民家(旧新井家住宅)

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「高麗郷古民家(こまごうこみんか)」は当時の名主の家で、旧新井家住宅とも呼ばれています。江戸末期から明治初期にかけて建築されたものです。国の登録有形文化財にも登録されています。内部には規模の大きな母屋、向唐破風(むこうからはふ)の屋根や彫刻が特徴的な客殿、軒反のみられる納屋、2つの土蔵があって、その施設を利用することも可能なんですよ。

また、近くには日高観光を代表する巾着田があります。曼珠沙華とともに菜の花も有名な地なので、花めぐりとともに日高の古民家を観光してみてはいかがでしょうか。

9. 越生梅林

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日高市の近くにある越生町(おごせちょう)は、県の指定名勝でもある「越生梅林」で有名な観光地です。越生梅林は関東三大梅林の1つでもあります。南北朝時代、越生の梅園神社に太宰府の天満宮を分祀する際、梅を植えたのが起源。2ヘクタールの広大な園内には紅白の梅の他に、野梅など約1000本があり、周辺を含めると約2万本にもなるんですよ!

2月~3月の開花時期には越生梅林梅まつりが開催。特産の梅・ゆずの製品や特産物の販売、ミニSLや各種イベントなどが行われ盛り上がります。出店では梅に関連した和菓子が人気です。梅を鑑賞しながら味わってみましょう。日高とセットで観光するのにおすすめのスポットです。

◎ まとめ

日高は有名観光スポットである巾着田だけではなく、歴史や伝統が感じられる観光スポットもあります。自然に歴史的建造物に、全てが見応え満点です。そんな日高は首都圏からアクセスも良く日帰りできる観光地です。季節ごとにイベントも開催しています。

さらに少し足を延ばせば、入間市にアウトレットもありますよ。日高の観光帰りにショッピングもできちゃいます。週末ふらっと派の人も、事前にしっかり計画派の人も、思い思いの日高観光をしてくださいね!

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