【愛知県】津島市ゆったりめぐりの旅、観光スポット10選

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【愛知県】津島市ゆったりめぐりの旅、観光スポット10選

愛知県津島市の観光情報をお届けします!愛知県津島市は津島神社の門前町として栄えた町で、戦国時代には織田氏が3代にわたって経済基盤を築いていたといわれています。市内には150近くの神社や寺院があり、神聖な雰囲気や古い町並みの懐かしさなど、ゆったりめぐるのにピッタリの地域といえるでしょう。また、藤の花をはじめ、季節に合わせた多くの花々やイベントが楽しめる公園や、歴史ある建造物が津島の良さを引き出しています。

重要文化財に指定されている堀田家住宅などは、状態の良い屋敷を隅々まで見学できるため、ぜひ観光してほしいスポットのひとつです。この旅で、津島の事をもっと好きになってもらえるのではないでしょうか。それでは、津島市ゆったりめぐりの旅、観光スポット10選をご紹介しましょう。

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【愛知県】津島市ゆったりめぐりの旅、観光スポット10選

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1.四季の景色を満喫できる「天王川公園」

藤の花(津島市)

出典: Hiroko / PIXTA(ピクスタ)

津島と言えば藤!春には天王川公園内に12種類もの藤が咲き誇り、心行くまで藤を楽しむことができます。また、夏はスイレン、秋は彼岸花が咲き乱れ、どの季節に訪れても美しい花々や自然の美しさを感じることができる、みどころいっぱいの観光スポットです。

毎年4月末から5月上旬頃まで開催される「尾張津島藤まつり」では、夜になると藤を美しく照らし出す灯りを点灯します。ここでしか見られない独特の幻想的な藤を見ることができ、魅了されることでしょう。満開の藤棚も、池に映し出される藤も言葉では表せないほど美しいものです。

朝の涼しい時間帯に四季折々の花々を眺め、静かな公園をゆっくり散歩するのもおススメですよ。園内にはアスレチック遊具もあるので、子どもたちも楽しく遊ぶことができるでしょう。大人から子どもまでみんなが楽しめる天王川公園は津島観光のスタートにピッタリといえます。

2.津島市観光には欠かせない「津島神社」

津島神社参拝殿

津島市の観光スポットのひとつ、津島神社を参詣しませんか?全国約3000社ある天王信仰の総本社である津島神社は、織田信長や豊臣秀吉、徳川家康らが厚く信仰していたといわれ、歴史好きにはたまらない場所といえるでしょう。

境内には多くの摂末社があり、それぞれに説明が書かれています。初めて訪れる観光客でも歴史・由緒を学べるので、うれしいですね。また、国の指定文化財にもなっている本殿や楼門は見ごたえのある立派な建造物で、鳥居から見る楼門は思わずシャッターを切りたくなるような美しい景色です。

◆尾張津島天王祭とは?

出典: ja.wikipedia.org

毎年夏には、豪華な祭りといわれる「尾張津島天王祭」を開催。この祭りは、600年近く前から続いている津島神社の歴史ある伝統的な祭りです。まきわら船が天王川にされたそのシルエットが、灯りにともされ浮かび上がり、幻想的な世界へ連れて行ってくれますよ。

3.加藤清正の幼き頃の逸話が残る「清正公社」

清正公社

津島駅から西へ徒歩約10分の所にある清正公社は、豊臣秀吉の家来である加藤清正が幼少期を過ごしたと言われる場所に建てられた神社。加藤清正が祀られ、清正の碑が建てられています。

ここには、清正が鬼の面を被り、家を襲ってきた盗賊たちを退治したと言われる逸話が語り継がれています。今はありませんが、その逸話の流れから、めでたいことがある時に鬼の面をかぶってお祝いする「鬼祭」というお祭りがあり、大人から子どもまで地域全体で盛り上がっていたそうです。

清正公社と合わせて訪れてほしいのが妙延寺。幼少期の清正がそろばんや読み書きを習ったと伝えられるお寺で、清正が習字の半紙をかけていたと言われる松の木の一部も残っています。この機会に津島での幼少期の清正を、観光巡りしながら探ってみませんか?

4.江戸の深みに触れられる「堀田家住宅」

津島神社とも繋がりのある旧家で、江戸時代の中期に建てられた尾張の地方色がみられる屋敷。何度か増築、修理などを繰り返されていますが、保存状態が良いため、古図を含めて国の指定重要文化財になっています。

建物は、主屋と3棟の土蔵。土間には荒神を祀り、「飾りかまど」とも言われる「荒神かまど」があります。居間や土間だけでなく座敷に通じる廊下、庭や茶室、給仕場など屋敷のひとつひとつに当時の生活を感じさせてくれる温かさがあり、昔の日本に触れられますよ。

開館日は土・日・祝日の10~15時、平日を希望する場合は申し込みをすれば観覧できますので問い合わせてみましょう。
屋敷の外観も室内も江戸時代の深みが残っていて、歴史的価値のある住居に安らぎを感じます。津島に来たら一度は行ってもらいたい観光スポットの1つといえるでしょう。

5.春の風物詩「尾張津島藤まつり」

津島市の藤の花

春に津島へ訪れるならここは絶対外せない観光スポットがこちらです!津島天王川公園で4月末から行われる「尾張津島藤まつり」では、紫藤や九尺藤など全12種類の藤の花が園内に咲き乱れ、その美しさに酔いしれてしまうほど。そんな美しさの中でも一番目を引くのは、275m、面積5,034㎡もの長さの藤棚。日中に眺めるだけでも心を奪われてしまいますが、祭り期間中の夜はライトアップされ、太陽を浴びる藤とは全く違った姿で観光客たちを魅了してくれることでしょう。

甘い香りに誘われて藤の花に集まる虫たちでさえ、微笑ましく思わせる尾張津島藤まつり。静かな水面に映り揺れ動く藤もまた美しいものです。園内に広がる屋台で美味しい物を頬張り、太鼓やダンスなどのイベントも楽しみながら、家族で、カップルでぜひ観光に訪れてみてはいかかでしょうか?

6.津島市の文化を楽しむ「津島市観光交流センター」

津島市観光交流センター

「まつりの館津島屋」という愛称のある「津島市観光交流センター」。こちらは津島で最も古い鉄筋コンクリートの建物で、昭和初期の信用金庫の本店だった建物を、現在は津島市の文化・観光の交流の場として使用しています。

西洋建築なのに昭和の雰囲気を感じさせるレトロな外観で、館内にはまつりの映像の上映やパネル展示など津島の魅力が紹介されています。オススメは館内に大きく飾られている提灯のオブジェ!幻想的で芸術的な作品は津島神社の提灯行列を思わせます。

無料で入館できるので、この機会に津島市観光交流センターで津島市のことをもっと知ってみませんか?本館の裏には「土蔵館」があります。日本の伝統的な建築を見ることができるので、そちらもお忘れなく!

7.民家の庭とは思えない!天然記念物「下新田のフジ」

藤の都、津田市でぜひ行ってほしいもうひとつの藤の鑑賞スポットがここ、下新田のフジ。天王川公園から車で5分ほどの民家の庭にある藤で、天然記念物にも指定されている歴史を感じる大きな木です。ノダフジという種の藤で、2株で200㎡の見事な棚をつくっています!今までに最も長い花房は120cmほどあったとか。紫や白の美しさの中に可愛らしさを兼ね備えた藤の花に、何度もシャッターを切りたくなるでしょう。

注意点としては現在も民家には人が住んでいるので、マナーやルールを守って楽しく観賞しましょう。

天王川公園の藤とは一味違った下新田のフジ。民家とは思えない藤を楽しむことができますよ。津島市をゆっくり観光して巡りながら、こちらにもぜひ足を運んでみてはいかかでしょうか。観光シーズンは花をつける春から初夏にかけてがオススメです。

8.1008体の仏様に出会える「千体仏地蔵堂」

千体仏地蔵堂は天王通りにあるとても小さな地蔵堂ですが、江戸時代の僧侶「円空」が彫ったといわれる木彫りの仏像「千体仏」が1008体安置されています。毎年8月24日は地蔵盆として堂を開扉していて、その日には町の人々がお供え物や奉納金を持ってお参りに来られます。

地蔵堂には約21cmの仏像を中心に、5~7cmほどの小さな仏像が光背に何体も並べられています。まるで、優しい面持ちで地域の人々を優しく見守ってくれているよう。1坪半くらいの小さな地蔵堂ですが、地域の人々に愛され大事にされてきているのがわかるような空気と、ゆったりした時間が流れています。

アクセスは名古屋駅から名鉄津島線で約22分の津島駅で下車し、徒歩で約10分。全国にある円空が彫った千体仏の中でここまで状態がよく保存されているのは、ここ千体仏地蔵堂だけです。津島へ観光に訪れる際には、見る価値のあるお堂といえるでしょう。

9.秋空の下、出かけたくなる「尾張津島秋まつり」

秋の涼しい風が吹く頃、津島市で行われる尾張津島秋まつりは、この時期ならではの見逃せない観光イベントです。約300年も前から始まったと言われている伝統的な祭りで、4地区から来る16台の山車が町中を華麗に巡ります。

とても迫力がある鉢さばき、威勢の良い鉦(しょう)や太鼓の音、笛の音に心が踊りだしてしまうでしょう。山車を回す車切にも圧倒され、繊細に動くからくり人形には目を奪われること間違いなし!石採祭、神楽、神守の山車も同時に開催されるので、一日中祭りを満喫できます。

全ての山車の奉納が終わると、提灯にロウソクが灯され、昼間の雰囲気とは違った幻想的な雰囲気に変わります。大人から子どもまで大満足の尾張津島秋まつり。津島市の観光での思い出づくりにいかかでしょうか。

10.龍神を祀る「憶感神社」

津島市をゆったりめぐるスポット10選の最後にご紹介するのは「億感神社」です。憶感神社は津島市の西端部にあり、雨を降らせる神様「龍神」が祀られており、江戸時代は参拝者でにぎわっていたといわれています。

大きな神社ではありませんが灯籠、鳥居、狛犬、拝殿が綺麗に残されていて、奥には境内社神白社があります。憶感神社の神宮寺である吉祥寺も境内にあり、観音堂や六角地蔵堂など、津島市でも有名なお堂を巡ることができるでしょう。

残念ながら、億感神社に関しての史料や古文書は残っていないようですが、津島市内にいくつもある寺院や神社と合わせて足を運んでみてくださいね。

◎まとめ

津島市ゆったりめぐりの旅、と題して観光スポット10選をご紹介しました。四季折々の自然の変化を楽しめる天王川公園は、どの季節に行っても咲く花々や生き物に癒されます。また、にぎやかに繰り広げられる藤まつりや天王祭、秋祭りを存分に楽しむことができるでしょう。季節に合わせた祭りは、津島独特の文化が盛り込まれています。

市内に点在する神社や寺院、建造物も歴史や文化を肌で感じることができるおすすめスポットといえるでしょう。津島の雰囲気や人々の温かさに心が和み、めぐればめぐるほど、津島の魅力に惹かれること間違いなし!

全国の天王信仰の総本社である津島神社は美しさと神聖さがありながら、馴染みやすい雰囲気の神社です。歴史ある津島をゆったり観光して、素敵な旅にしてくださいね。

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