コロンビア第二の都市、メデジンのおすすめ観光スポット7選

コロンビア第二の都市メデジンは標高1500mの所にある盆地で、すり鉢状の地形をした街。気候は年間を通して温暖で寒暖差も少なく日中半袖で過ごしていられ、快適で過ごしやすい都市です。またここメデジンは近年の大都市改革のおかげで国内ではトップクラスに治安が良い街であり、ついに2013年にはウォールストリート・ジャーナル「最も革新的な都市」コンテストで世界1位になったほど。さらにコロンビアでは初となるメトロとケーブルカーが整備され、バス路線とも直結されているので観光スポット間の移動も安くて簡単になりました。そんな安全で快適な街、メデジンの観光スポットを紹介します。

1.メトロカブレ

メデジンはすり鉢状の都市。中心部に行けばいくほど標高が下がり、端に行けばいくほど標高は高くなります。これまではメデジンの標高が高いエリアは交通の便が悪く、治安も悪かったのですが、メトロカブレと呼ばれるケーブルカーができてからはそれらは飛躍的に改善しました。

このメトロカブレ、交通手段としても大変便利ですが、なんといっても車内から見下ろす絶景が最大の魅力。値段も格安なので、気軽にメデジンを一望できる絶景を楽しむことができますよ。

なお通勤ラッシュとなる朝、帰宅ラッシュの夕方は大変混み合いますのでご注意ください。

2.パルケ・エクスプローラ

メデジンを代表する観光名所となっているパルケ・エクスプローラはメトロ駅に近い便利な場所。ここは広大な植物園などを含む大きな一画で、中でもメデジン市民や観光客に人気なのは科学、博物、水族館が一緒になった赤い建物です。内部にはプラネタリウム、3D映画館、シアターなどさまざまなアトラクションがあり、一日中楽しめる観光スポットです。

科学館は科学と技術をフィーチャーした体験型施設で、ここでは人類の発展に貢献してきた発明について学ぶことができます。博物館、水族館にはたくさんの恐竜のレプリカや黄金のカエルなどのいろいろな生き物が展示されています。水族館の規模は南米一でウーパールーパを始め、アマゾンやコロンビアに生息する400種類の淡水魚と海水魚合わせて4, 000匹近くが見られます。一日中楽しめるパルケ・エクスプローラ、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

3.アンティオキア博物館

メデジンはアンティオキア州の州都。博物館というよりは美術館でメデジン出身の芸術家、フェルナンド・ボテロとペドロ・ネル・ゴメスのオリジナル作品が展示されている国内最古の美術館です。館内には、ボテロ自身の個人的所蔵品から100点超を12室に分けて展示しています。ペドロ・ネル・ゴメスの部屋ではゴメスの人生とゴメスの名を広めた巨大な壁画作品群などの創作物について紹介しています。

またボテロとゴメス以外にもコロンビアやメデジンの重要文化を伝える美術品が約500点あり、最古の作品は200年前より昔の製作です。写真や彫塑から絵画、漫画まで実に多彩で一見の価値があります。市内観光に疲れたら、ここを訪ねて絵画を楽しみながら一休みするのも良いですね。

4.ヌティバラの丘

空港と市内の間あたりに位置するのがこのヌティバラの丘。この丘の頂上からは、山に囲まれたすり鉢状都市メデジンの全景をパノラマで見ることができます。特に夜景が素晴らしく、昼間とは違った幻想的な光景が広がります。

メトロのインドゥストリアレス駅から徒歩10分で丘に登る入口、さらに15分ほど階段を上がると頂上に到着です。頂上にはプエブリート・パイサというこの地域の村を再現した観光スポットやレストラン、お土産屋さんもあるのでぜひ訪れてみてください。

5.ボテロ広場

メトロのパルケ・バリオ駅前にあるボテロ広場。名前の通りメデジンに生まれコロンビアを代表する芸術家となった、フェルナンド・ボテロの作品が数多く展示されている公園で、いつも多くの観光客や地元の人々で賑わっています。

彼の作品の特徴はなんといっても「ふくよか」なこと。女性や犬、麻薬組織のメンバーまでもがふくよかに描かれており、どことなくゆるキャラな雰囲気。メデジン観光の思い出に、そんな唯一無二と言える作品たちとツーショット写真を撮ってみるのも良いですね。

6.スペイン図書館公園

メトロカブレのサント・ドミンゴ駅近くにあるスペイン図書館公園。メデジンのランドマークと言われている外観が特徴で、スぺイン政府の援助でジャンカルロ・マサンティというイタリア系のコロンビア人建築家によって建てらました。そのモダンな佇まいと周辺のローカルな住宅街とのコントラストがとても興味深く、写真で見ると合成なのではないかと思ってしまうほど。まさに「革新的」な観光スポットですね。

またサントドミンゴ駅からはスペイン図書館公園をはじめメデジン全体を見渡すことができます。メデジン観光で外せないスポットのひとつですよ。

7.グアタぺ村

メデジンからバスで2時間ほどのところにある湖畔の小さな村、グアタぺ。村中の建物がカラフルでかわいらしく彩られ、まるで漫画やファンタジーの世界に迷いこんでしまったのではないかと思ってしまうほど。とてもフォトジェニックで治安も良いので、カメラを忘れずに持っていきたい観光スポットです。

また近くには巨大な一枚岩、ラ・ピエドラ・デル・ペニョールがあります。古くからパワースポットとして知られ、今ではグアタペとともにメデジン近郊の目玉観光地として人気。見るだけでも十分楽しめますが、現在は登山道が整備されているので時間があったら登ってみるのもおすすめです。

◎まとめ

メデジンの観光スポットを紹介しました。コロンビアと聞くと未だに政情不安、治安が悪いなどのイメージがあるかもしれませんが、メデジンは「最も革新的な都市」の名の通り多くの魅力が詰まった場所。コロンビアのみならずラテンアメリカを牽引する世界都市のひとつとなり、国際的な知名度や評価も上昇中です。ぜひコロンビア観光の際にはメデジンへ一度訪れてみてくださいね。

コロンビア第二の都市、メデジンのおすすめ観光スポット7選