名称:スメラ修道院(The Sumela Monastery)
住所:Altındere Vadisi, 61750 Altındere/Maçka/Trabzon
公式・関連サイトURL:http://www.muze.gov.tr/en
トラブゾンはトルコ北東部に位置するトラブゾン県の県都で、黒海沿岸の街です。イスタンブールなど他のトルコの有名観光地と比べると、知名度はまだありませんが、歴史あり、文化あり、そして黒海沿岸という地理的に美しい都市は、見どころもあります。一度は観光に訪れる価値がある街と言ってもいいでしょう。
観光スポットはもちろん、トラブゾンは黒海沿岸だけあって海産物が豊富で、特に人気なのはイワシです。「ハムシピラフ」というイワシのピラフが有名ですから、トラブゾン観光の合間に食してみてはいかがですか?
それではトラブゾンのおすすめ観光スポットを5つご紹介しましょう。
1.スメラ修道院
スメラ修道院はトラブゾン観光で一番人気の観光スポットです。このスメラ修道院を観るためにトラブゾンに来るという観光客も少なくありません。
険しい崖の岸壁に張り付くように造られたスメラ修道院は、絶景そのものです。まるで俗世界から切り離された荘厳な雰囲気に圧倒されるでしょう。この観光スポットの見どころは、絶壁に立つ修道院の全景はもちろん、天井や内壁、外の岸壁まで描かれた鮮やかなフレスコ画です。修道院までは歩道が整備されていて、意外と簡単に行けるので安心ですよ。
【※要注意※】
スメラ修道院は現在世界遺産登録に向けて修復中、およびその期間崖の地質調査などが行われるため閉鎖されています。再オープンの予定は2018年頃とも2017年とも言われています。お出かけの際は必ず事前に現地情報をご確認くださいね。
2.ボズテペの丘
ボズテペの丘はトラブゾン中心からおよそ3kmにある丘で、公園になってまいす。丘の上からはトラブゾンの町が一望できます。ヨーロッパ風の街並みの中にイスラム寺院のミナレットが溶け込んだ風景はトルコ特有のもの。紺碧の黒海がその背景となり、とてもすばらしい風景を見ることができるでしょう。
丘にあるカフェテリアが特等席です!公園は無料で入ることができるので、ぜひ素晴らしい風景を見にいってみてくださいね。
名称:ボズテペの丘(Boztepe Hill)
住所:Boztepe Trabzon
3.アヤ・ソフィア
出典: HALUK COMERTEL (CC BY 3.0)
アヤ・ソフィアは、トラブゾン最古のビザンチン様式の旧教会です。この観光スポットは現在モスクとして利用されていますが、アヤ・ソフィア美術館として自由に見学することができます。
アヤ・ソフィアの最大の見どころは、フレスコ画です。ローマ帝国によりキリスト教が公認となったのは4世紀、そして5世紀にはアヤ・ソフィアが建造されました。時を経て15世紀になるとオスマン帝国に支配され、アヤ・ソフィアはモスクとして使用されるようになります。その際に教会内部のフレスコ画は漆喰で上塗りされ、これが功をなし保存状態の良いフレスコ画が保存されることになったのです。美しいビザンチン絵画を代表するようなフレスコ画は必見ですよ。
アヤ・ソフィアは高台にあるので、そこから黒海を見下ろす眺めを楽しむこともできます。トラブゾン観光の際には必ず訪れたい観光スポットの一つですね。
名称:アヤ・ソフィア(Aya Sophia)
住所:Fatih Mah., Zübeyde Hanım Cad., 61040 Ortahisar/Trabzon
4.トラブゾン考古学博物館
出典: PlanetKorriban (CC BY-SA 2.0)
トラブゾンを訪れてこの町をもっとよく知りたいと思うなら、トラブゾン考古学博物館を見学してみてください。
トラブゾン考古学博物館は、1900年代初頭に建てられた私邸です。この建築はイタリア起源のと見られ、多くの材料がイタリアからもちこまれています。しかし建築家の名前は不明であり、修復を経てトラブゾン考古学博物館として一般に公開されるようになったのが2001年のことです。
この博物館には、考古学に関するコレクション、私邸の歴史、トラブゾン地域に関連するコレクションなどが展示されています。歴史的な建物を見学するだけでも楽しいですよ。トラブゾン観光では一度は訪れたい観光スポットですね。
名称:トラブゾン考古学博物館(Archaeological Museum of Trabzon)
住所:Trabzon Merkez, Gazipaşa
公式・関連サイトURL:http://www.kulturvarliklari.gov.tr/
5.アタチュルク邸
アタチュルク邸は、現在博物館になっているトラブゾンの観光スポットです。美しいヨーロッパのルネッサンス建築様式の影響を受けたトラブゾンの歴史的建築物の一つです。
アタチュルク邸は1890年に建造された当時、銀行家の別荘でした。トルコ初代大統領のアタチュルクはこの別荘を大変気に入り、持ち主の銀行家が倒産して別荘を手放した際に、トラブゾン市がアタチュルク大統領に敬意を表して献上した邸宅です。とても美しい外観と素晴らしい庭園は見事ですよ。
ここを訪れる観光客は、まだそれほど多くはありませんが一見の価値ありです。トラブゾンを訪れたなら一度は行ってみたい観光スポットです。
名称:アタチュルク邸(Ataturk Kiosk)
住所:Soğuksu, Ata Cad., 61040 Merkez/Trabzon Merkez/Trabzon
公式・関連サイトURL:http://www.kulturvarliklari.gov.tr/
◎まとめ
トラブゾンは、黒海沿岸を旅しようと計画している人なら必ずチェックが入る観光地です。世界3大料理の1つと言われるトルコ料理。トラブゾンでは黒海から採れる豊富な食材もあり、食においても満足できるでしょう。
トルコは歴史が長く、イスラム文化とキリスト文化が混ざり合った興味深い国です。ここトラブゾンではそんな探求心を間違いなく満足させることができる町だといえます。またジョージアの国境が近く外国人も多いので、宿屋もたくさんあります。ぜひ宿をとってのんびり観光してはいかがでしょうか?