トルコ北部、黒海沿岸の古都スィノプでおすすめの5つの観光スポット!

トルコ北部、黒海沿岸の古都スィノプでおすすめの5つの観光スポット!

スィノプは、アナトリア半島北岸のインジェ岬から北に突き出たボズテペ半島の中央に位置しています。日本の函館に似た陸繋島の町で、歴史的にはシノぺとも呼ばれてきました。

スィノプは農林水産業のほか、観光業もさかんです。紀元前から貿易港として栄え、14世紀にはジャンダル侯国の首都となるなど、歴史的に重要な役割を果たしてきたスィノプには、歴史的に貴重な観光スポットが残っています。

アナトリア半島の歴史をうかがい知ることのできるスィノプでおすすめの観光スポット5選をお送りしましょう。

目次

トルコ北部、黒海沿岸の古都スィノプでおすすめの5つの観光スポット!

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1.スィノプ城塞と旧刑務所民俗博物館

半島の最も細くなった頸部に、スィノプの城塞がありました。今でも城壁や塔が残っていて、上に登るとスィノプの街と黒海を眺めることができます。城塞は全長約2km、高さ25~53m、そして幅が3mあります。

勇気のある方は、スィノプ城内にある城塞刑務所博物館にも踏み込んでみてください。このスィノプの城塞刑務所は、世界でも有数のおどおどしさを放つ廃刑務所として名高く、下手なホラー映画のセットよりも格段に恐ろしいともいわれているんですよ。1997年まで実際に使用されていたもので、現在は博物館になり、観光客が見学できるようになっています。

2.殉教者の泉

殉教者の泉は、1853年にロシアとオスマン・トルコの間で行われたスィノプ戦争の犠牲者を称える記念碑です。この海戦ではスィノプの街も大打撃を受け、多くの兵士(殉教者)が犠牲になりました。記念碑作成の費用は、犠牲になった兵士たちのポケットマネーから捻出されたそうですよ。

殉教者の泉は、スィノプ考古学博物館の前に位置しています。以前は造船所だった場所で、3.8m四方の正方形の台座の上にあります。考古学博物館観光と合わせて訪ねてみてください。

3.スィノプ考古学博物館

出典: commons.wikimedia.org

スィノプ考古学博物館は、スィノプ旧市街の北部に位置する国立博物館で、定番の観光スポット1つとなっています。館内は2階建てで、オスマン帝国時代からギリシャ・ローマ時代のモザイクや石像、イコンなどがホールごとに分かれて展示されています。また、野外展示場もあるので、屋外のコレクションを見るのも忘れないでくださいね。

スィノプの旧市街中心部にあるので、気軽に立ち寄ってみましょう。

4.アラアッディン・モスク

出典: commons.wikimedia.org

スィノプ旧市街の中心にどーんと構えているのは、アラアッディン・モスクです。

1267年に完成したという、スィノプで最古の歴史を誇るモスクは、「アラブモスク」と呼ばれるセルジューク時代の様式となっています。これは、長い横廊と広い中庭があるスタイルで、一般的には「グランドモスク」とも呼ばれています。モスクの中は至ってシンプルで、歴史的建造物という以上にスィノプの人たちの日常の祈りの場であることを感じさせます。

アラアッディン・モスクはスィノプ考古学博物館からほど近い距離にあるので、合わせて観光すると良いでしょう。

5.インスブルン灯台

スィノプ市街から15kmほど離れたインジェ岬は、アナトリア半島の最北端にあたります。この岬にはインジェブルン灯台が建ち、その先には黒海が広がっています。残念ながらこの灯台には登ることができませんが、アナトリア最北端の崖に凛と佇む白亜の灯台は、一見の価値がありますよ。

1863年に建設されたこの灯台は、それから5世代に渡ってÇilesiz家によって管理されています。灯台守のいる灯台というのも今では珍しいので、貴重な観光地といえますね。

◎まとめ

トルコの黒海沿岸の歴史ある町スィノプ。滅多に見学することができない旧刑務所民族博物館などは、なかなかユニークな観光スポットだといえますね。

知らない街を旅すると、いろいろな発見や驚き、そして感動があります。たまにはスィノプのような、ちょっとマイナーな都市に観光へ出かけてみるのも楽しそうですよね。

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