【愛知県】半田市の観光4選!「ごんぎつね」とミツカンお酢の街の素顔とは?

【愛知県】半田市の観光4選!「ごんぎつね」とミツカンお酢の街の素顔とは?

半田市の観光情報をお届けいたします!
半田市(知多半田)は愛知県の知多半島の根元付近にある知多半島の中心的な街です。のどかな雰囲気で人々の性格ものんびりした穏やかな町として県内でも有名ですが、この町出身の新美南吉さんはその最たる例といえるでしょう。新美南吉さんといえば、国語の教科書に出てくる「ごんぎつね」の作者としても有名で、生誕100年を過ぎた今でも熱心なファンが多いです。

他にも半田市には醸造の街としての歴史もあります。知多半田では、日本酒づくりやその技術を使ったお酢づくりが盛んで、江戸時代には知多半田のお酢が寿司ブームを陰で支えていました。あのミツカンの本社があることでも有名です。また、日本酒からビールへ発展してカブトビールという今では幻になってしまったビールメーカーの遺構が赤レンガ建物として残っています。

今回はそんな半田の魅力あふれる観光スポットを4つ厳選いたしました。

目次

【愛知県】半田市の観光4選!「ごんぎつね」とミツカンお酢の街の素顔とは?

半田市の観光スポット1.「ごんぎつね」の新美南吉の故郷「新美南吉記念館」

新美南吉記念館

新美南吉さんの童話をご存知ですか?「ごんぎつね」「手袋を買いに」が有名で、国語の教科書の題材にもよく取り上げられています。新美南吉さんは1913年(大正2年)に半田に生まれ、童話の名手として活躍しましたが、結核でわずか29歳で亡くなっています。彼の業績を記念した新美南吉記念館は、生誕80年、お亡くなりになってから50年という節目を記念して1994年(平成6年)に完成しました。館内は、南吉さんが書かれた手紙や原稿などが展示され、図書室には南吉さんが手がけた作品なども数多く所蔵されています。

そして目を惹くのは、ジオラマです。南吉の作品の中の舞台を再現したものが展示されていて、ビデオシアターで「ごんぎつね」等の作品を月替わりで上映しています。記念館の周りは、森の遊歩道としてあじさいの道、せせらぎの小径などが整備されています。南吉さんのかわいい童話の世界がどうやって育ったかを知るためにも、そして、かつてののどかで豊かな自然を想像できる南吉記念館をぜひ、訪ねてみてくださいね。

半田市の観光スポット2.お酢のことがよくわかる「ミツカンミュージアム」

ミツカンミュージアム

半田はお酢の街です。江戸時代から続くお酢の醸造の歴史を持っています。お酢は、原料となる穀物から醸造酒を造り、そこへ酢酸菌を入れて発酵させることでできています。現代にも通じる菌を使ったバイオテクノロジーでお酒からお酢を作る技術が受け継がれており、酢はまさに工夫された歴史ある食品のひとつです。

ミツカンは江戸時代の中頃の1804年に中野又左衛門が現在の半田市で酒造りを始めたのが起源です。当時は、半田で盛んな日本酒を製造した時の、副産物の酒粕を用いて酢を作っていました。米酢より安く製造できるため、江戸庶民に寿司を普及させたとのこと。ご存知の様に、ミツカンの酢は日本中で大人気です。そして、ミツカンは1986年に、酢の総合博物館「酢の里」をオープンさせています。それをリニューアルしたのがミツカンミュージアムです。

半田のお酢の歴史や製造法などを分かりやすく解説してくれる博物館。予約制となっていますので事前にお申込みください。公式ホームページにて、1名様からお申し込みできます。半田市の観光スポットとしても名高いミツカンミュージアムで是非、お酢の歴史の深さを体験してみましょう!

半田市の観光スポット3. 明治のビール工場、半田赤レンガ建物

カブトビール赤レンガ記念館

赤レンガ建物は1898年にカブトビールの製造を目的に建てられた工場です。カブトビールは、国内のサッポロ、アサヒ、キリン、エビスの4大ビール会社に挑むベンチャー企業として発足。そしてドイツビール工場である赤レンガから製品が出荷されていました。

1900年にはパリ万国博覧会に出品して名誉ある金牌を受賞しています。しかし、その後ビールへの酒税がかかったこと、日露戦争後の景気後退などでカブトビールは大日本麦酒株式会社と昭和8年に合併しました。そして第二次世界大戦中に工場は閉鎖されてしまいましたが、歴史を形に残すために建造物として今日まで残存しています。

建物は明治当時屈指の大きなレンガ造りの建物で、ビール工場の遺構としてもたいへん珍しく貴重な価値があります。半田の大きな赤レンガの建物は、文化と産業の歴史を感じさせてくれる貴重な資料です。半田市観光巡りの際には、赤レンガ建物を是非ピックアップしてみてください。

半田市の観光スポット4. 市民の憩いの場!「半田運動公園」

半田運動公園

半田運動公園は、半田市民のスポーツとレクリエーションの拠点として整備された公園です。ここは半田市西部の丘陵地に立地していて、陸上競技場、テニスコート、多目的広場、バスケットボール、テニスをはじめとしたスポーツのできる大きな広場が揃っています。
また、デイキャンプ場では、子どもから大人まで幅広く公園内でバーベキューを楽しめる施設があるのも嬉しいですね。

ちびっこ広場で遊んだり、芝生広場でのんびりしたりもできる広場も充実しています。花の木園や池田大池など自然を取り入れた庭園もあり、ルールに従って楽しく活用できれば、愛犬を連れての散歩もOK。半田市民のコミュニティの場としても親しまれています。

半田で観光する際には、半田運動公園でスポーツしたり、散歩したりして、休日をゆっくり過ごすのもいいですよね。ここは、お子さんからご年配の方まで気軽に楽しめる観光スポットなので、是非立ち寄ってみてください。

◎まとめ

半田市の観光スポット4選は、いかがでしたか?のどかで穏やかな雰囲気の知多半田の町は、新美南吉のほのぼのと温かい作風に通じるものがあります。

そして、半田市は日本酒づくりが盛んな町でもあり、酒の技術を応用してお酢づくりも江戸時代から続いています。今や国際的に評価されている日本食「お寿司」の縁の下の力持ちとして知多半田のお酢は欠かせない存在といえるでしょう。

長い時間を経ても今に感動を伝える新美南吉の作品や、日本酒を熟成させることでできるお酢のように「時間をかける」ことでわかることも世の中にはたくさんあります。そんなことが半田の町を散策することでわかるかもしれませんね。

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