アマゾン真っ只中の大都市マナウスのおすすめ観光スポット9選

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アマゾン真っ只中の大都市マナウスのおすすめ観光スポット9選

南米の大自然が生んだ世界最大の熱帯雨林地帯、世界最大の流域面積を持つアマゾン。冒険家のみならず世界中のありとあらゆる観光客を引き付けてやまない、魅力たっぷりのアマゾンの真っただ中にあるのがマナウスです。

人口約150万人を抱えるアマゾン最大の都市で、海のようなアマゾン川とともに、19世紀に始まったゴムブームに乗って反映し始めました。またコーヒー豆、麻栽培の集積地としても都市は大きな役割を果たしてきています。

19世紀の栄華を忍ばせる雰囲気もあり、マナウスは人気の観光地なんです。そんなマナウスのおすすめ観光スポットを9カ所紹介しましょう!

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アマゾン真っ只中の大都市マナウスのおすすめ観光スポット9選

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1.Amazon Theatre

出典: www.istockphoto.com

Amazon Theatreはマナウスの大人気の観光スポットです。毎日のようにコンサートが開かれているんですよ。

事の起こりは19世紀後半、ここマナウスにゴムブームで莫大な財を蓄えたヨーロッパからの移住者たちが、彼らの生活水準そのままに都市を築きました。そのシンボルがこの贅沢なオペラハウスAmazon Theatreなのです!

建築様式はイタリア・ルネッサンス様式で、使われた建築資材はもちろんヨーロッパからのものばかり。ドーム屋根のタイル然り、階段はイタリアの大理石で作られ、椅子はオーストリア製。アマゾンと言えばジャングル!大河!のイメージしかなかった観光客にとっては目から鱗が落ちること間違いなしでしょう!

客席は700席設けられていますが、そのうち450席は豪華なボックス席です!内部の見学ツアーもありますが、ぜひ劇場に足を運んで、マナウス観光のスタート、もしくは締めとして何らかのコンサートを楽しむことをおすすめします!

2.Meeting of Waters

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マナウスを訪れる観光客ほぼ全員のお目当てといっても過言でない一大観光スポット、Meeting of Watersです。マナウスから下流に約10㎞に行った地点で、黒い色をしたネグロ川と、黄土色のソリモインス川が合流するのです!

いつまでも混じりあうことなく二つの川が流れ続ける距離は雨季では約70㎞に及びます。これは、二つの川の比重と速度の違いにより起こる現象だそう。ネグロ川は高めの水温でコロンビアに源を発し、ゆっくりと流れて来ます。一方、ソリモインス川は源流がペルーにあり、アンデスの険しい山岳地帯を雪解け水を集めながら下ってくるため速度が速く、水温は約22度ほどと低めです。

アマゾンの自然が造り出した二つの川の競演を見るにはツアーに参加するのが一般的です。できるだけ安くという観光客が良く利用するのは、対岸に行くフェリーに乗って戻ってくることです。いずれにしてもおすすめの時間は現象をよく見ることができる陽が高い時間です!

3.Praca Sao Sebastiao

マナウスの歴史的地区にある市内観光のハイライト、アマゾナス劇場の向かいの広場です。周囲は歩行者天国になっていたり、オープンカフェなどの飲食店が軒を連ね、そして歴史的建造物もある好立地条件を備え、常に観光客で賑わっているところです。

広場そのものも観光客には見逃せない見どころがありますよ。広場の石畳は白黒の交互の波模様のデザインですが、同じブラジルの観光地リオデジャネイロのコパカバーナ海岸の遊歩道の石畳の模倣なんです。マナウスとリオデジャネイロを両方旅するときは注目してくださいね。

そして広場の真ん中に堂々と立つモニュメントも歴史を物語るものとして貴重です。アフリカ・アジア・ヨーロッパ・アメリカと四方に書かれたこの記念碑はブラジル発見400年を記念して建造されたものです。夜になると広場周囲はライトアップされ、マナウス市内で有数のロマンチックなスポットとなり、観光客で賑わう楽しい所となります!

4.Mercado Municipal Adolpho Lisboa

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ヨーロッパからの移住者たちが築いた富の遺産ともいうべき立派な外観を持つマナウスの市場です。パリの市場レザルLes Hallesを模倣して1882年に建造された市場で、観光スポットとしてマナウスを訪れる観光客におすすめしたい市場です。そのアール・ヌーヴォー様式のステンドグラスをふんだんに使った建築様式の美しさもさることながら、アマゾン独特のものが市場で見れたり購入できるのが魅力です!

例えば、土産物としては特産品の天然ゴムから作られた置物、ジャングルの植物を練りこんだ石けん、ピラニアの置物、ガラナやアサイーなど強壮剤として使われているアマゾンの植物の粉末製品、ピラニアの牙を使った魔除けなどここでしか手に入らない観光土産がいっぱいあります!

食堂街もあるので、マナウスの港に毎日あげられるアマゾンの川魚の料理を楽しむのもいいですね。

5.Museu da Amazônia (MUSA)

マナウス市内から北東の郊外にある森林保護区の一角を観光向けに開放し、博物館Museuと呼んでいます。アマゾンの森のふところの深さを感じる観光スポットです!広い敷地内をポルトガル語ですがガイド付きでアマゾンの森林、植物、動物などの説明を受けながら回ることもできますし、個人で回ることもできます。

敷地内には展望台があります。42mのタワーを上り、北にはアマゾンの熱帯雨林が広がり、南にはマナウスの市街が森の向こうに見えます。敷地内ではマナウスに莫大な富をもたらしたゴムの木もたくさん鑑賞できますよ。

約3kmのトレッキングルート上には他のアマゾン特有の木、珍しい植物やその生態、そして蝶やハチドリ、タランチュラ、ヘビ、そしてピラニアなどの展示もあります。アマゾンを様々な形で感じるように工夫を凝らしています。展望台から眺めるアマゾンの大平原に沈む夕日も観光客に人気がありますので要チェックです!

6.Praia Ponta Negra

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マナウス市街はアマゾンの二大河川が合流するすぐ手前で発展した都市で、ネグロ川に面しています。その中心部から上流へおよそ13km行くと、なんとビーチがあり地元の人々、観光客入り混じって賑わっています。広い遊歩道もあり散策するだけでも楽しいですが、マナウスまで来たなら、アマゾン川(ネグロ川)での海水浴ならぬ、淡水浴?を体験することをおすすめします!

実際、たくさんの観光客がアマゾン川に入って楽しんでいます。ここは海かと錯覚を起こすほどの広大さを感じますよ!白浜の美しいビーチです。周囲には食べ物屋台、露店などもありますから気軽に出かけることができます。

ビーチの一角には大きな円形劇場があって、音楽、ダンスなどの様々なパフォーマンスが繰り広げられています。特にそれらは夜や週末に行われているので、夕方、アマゾン川に沈む夕日を見に出かけ、そのまま夜のパフォーマンスを楽しむというのもマナウスらしい観光です!

7.Ponte Rio Negro

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マナウス市中心部のネグロ川沿岸から上流を見ると大きな橋が架かっているのが見えます。全長3.6kmにも及ぶこのリオ・ネグロ橋は2011年に開通して以来、多くの観光客が訪れるようになっています。開通式には当時のブラジル大統領も出席し、この橋を300年にわたるマナウスの発展の象徴として位置付けています。

この近辺で唯一、アマゾン川流域地帯に架けられている貴重な橋には歩行者専用通路もあります。レンタカーを借りてドライブして対岸まで行くこともできますよ。Meeting of Watersまで行くときに乗るボートなどがこの橋の下を通過することもありますが、ぜひ橋の上を渡って対岸のジャングル地帯の観光を楽しんだり、橋から美しい日没を鑑賞しに訪れてほしいスポットです。

橋のたもとにはたくさんのカフェや食べ物屋台などが出ていますから、橋の上での夕日鑑賞から戻ってきたときにとても便利ですよ。

8.Insituto Nacional de Pesquisas da Amazonia (INPA)

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1954年にマナウス市内で本格的な活動を開始したInsituto Nacional de Pesquisas da Amazonia (INPA)は、アマゾン地域の動植物・環境・生態系の研究を行っています。総面積は38ヘクタールのうち1995年に13ヘクタールほどの敷地を「科学の森」Bosque da Ciênciaとして一般に開放して以来、観光スポットとして人々が訪れるようになっています。

敷地内ではリスザルに遭遇したり、多種多様な野鳥が観光客の気を引くかのように鳴いているのが聞こえます。絶滅危惧種になっているフタイロタマリンはマナウス近郊の特有のサルですがここで保護されていて見ることができます。オオカワウソ、アマゾンマナティーなどにも会えますよ。

マナウスにあるこの研究所の数々のプロジェクトのいくつかは日本も共同で参加しています。敷地内の建物にはこうした研究所の活動に関する常設展示もあるので、立ち寄ってみて、アカデミックな観光を楽しんでくださいね。

9.Igreja São Sebastião

マナウスが天然ゴムの集積地として急速に発展していった19世紀後半に建造された教会Igreja São Sebastião。ゴシック様式とネオクラシック様式の融合建築です。たくさんの観光客が訪れるコロニアル地区の一角を占める建物として観光スポットとなっています。

内部は祭壇上部にある正面の三枚のステンドグラスがとても美しいです。ドームや壁に描かれたフレスコ画はまさに当時の富の遺産ともいうべき見事な出来栄えの作品です!柱の装飾も大変凝っていて美しく内部を彩っています。

マナウスも信心深い人が多いカトリック文化の都市です。ですから日曜日のミサにはたくさん信者が集まりますから、内部見学は日曜日以外をおすすめします。もちろん信者と共にミサに参加するのも観光の一部として思い出深い体験になりそうですね。

◎まとめ

多くの観光客が市内観光を楽しむというより、アマゾンの自然を体験するためにやってくるマナウス。しかし市内にもアマゾンの自然・歴史・文化と密接にかかわる観光スポットがたくさんあるので、エコツアーを楽しみつつ、マナウス市内での観光も少し入れると様々な角度からアマゾンを知ることができるでしょう。

マナウスはまさにアマゾン川の真っ只中にあるアマゾン観光の拠点となる都市。ここで現地情報をしっかり入れてジャングルツアーに出かけるのもいいですね。

ブラジルのアマゾンへの旅行の際にはぜひマナウスを訪れてみてくださいね。

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