大崎下島の穴場から人気スポットまで!おすすめ観光スポット7選

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大崎下島の穴場から人気スポットまで!おすすめ観光スポット7選

大崎下島は、豊島の隣にある離島のひとつ。2005年に合併した事で呉市となりました。瀬戸内海の中央に位置しているため、漁業が盛ん。漁業以外にも、大島みかんというみかんが有名です。大崎下島は地図で見ると、呉市よりもやや下に位置している離島群の1つ。安芸灘とびしま海道で呉市や他の離島ともつながっています。

周囲を海に囲まれているので、漁業が盛ん。大崎下島には一峰寺山、灯明山、桂峰という3つの山があるので、みかん栽培も行われています。中でも大長みかんは、大崎下島の特産品です。離島のためみかんを出荷するために農家でも船を使うのが特徴で、昔は400隻もの船が行き交っていた場所。現在は橋ができているため、船を使う事はほとんどなくなり、数も減少しています。そんな大崎下島の観光スポットを7ヶ所紹介します。

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大崎下島の穴場から人気スポットまで!おすすめ観光スポット7選

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1. 劇場や映画館と形を変えつつ今も存在している「江戸みなとまち展示館 乙女座」

江戸みなとまち展示館 乙女座は、昭和12年に建てられた劇場でした。当時には珍しいモダンな建物としても注目されていましたが、戦後に映画館に変わっています。その後は選果場として使われていましたが、平成14年に江戸みなとまち展示館 乙女座として復元されています。

現在は御手洗誕生の歴史や、街の様子を紹介する場として市民からも愛されています。江戸みなとまち展示館 乙女座は観光スポットとしても知られていて、大崎下島の観光コースには欠かせない場所となっています。

中に入るには入館料がかかりますが、外観の撮影などは自由。御手洗地区の交流と交易、交歓という3つのテーマに沿って歴史を知る事ができます。

2. 古い建物と新しい建物が混在している不思議な空間「御手洗の町並み」

御手洗の町並みは、重要伝統的建造物群保存地区に指定されている事でもよく知られています。観光スポットとしても有名ですが、江戸時代や大正時代に建てられた古い建物が今も存在しています。街全部の建物ではありませんので、ところどころには新しく建てられた家や建物もたくさんありますが、古き良き時代の名残はあちこちに残されています。この周辺一帯は観光コースとしても有名だから、観光客もちらほら見かけます。

休日や連休には、観光客も増えますので、ゆっくりと見て回りたいなら、平日に行くのがいいかもしれません。初めて行く人にもわかりやすいよう、御手洗休憩所が用意されています。観光ガイドや案内、売店や休憩できるコーナーもあるので、観光前に立ち寄ると迷わずに行けます。

3. 御手洗周辺が見渡せる景色が良い場所「歴史の見える丘公園」

歴史の見える丘公園は、その名の通り歴史が感じられる場所を見たわす事ができます。天気がいい日は四国まで見たわす事ができ、曇っている日でも海がきれいに見えます。歴史の見える丘公園は、御手洗地区が重要伝統的建造物群保存地区に選ばれた時に、周辺がよく見渡せるようにと作られた公園。遊歩道も整備されていて、遊歩道の周りにはみかん畑もあってとてものどか。

きちんと整備されているから、綺麗な場所から見渡す綺麗な景色が堪能できます。ただしすぐ近くには、重要伝統的建造物群保存地区という有名な観光スポットがあるので、休日や連休には多くの人が足を運びます。夜はライトアップされるので、昼間とは違った景色を楽しめます。

4. 加藤清正が造ったと言われる貴重な石垣を見に行こう「満舟寺の石垣」

満舟寺の石垣は、その昔加藤清正が造ったと言われる野積の石垣として知られています。市町村の重要文化財にも指定されているので、近くまで行った際には、貴重な石垣を見に行ってみましょう。御手洗港バス停まで行けば徒歩1分ほどで行けますが、呉市内からだと車で1時間ほどかかります。石垣の他にも石段がありますが、重要文化財に指定されてるのは石垣のみとなっています。

境内の見学も自由ですし見学料などもかかりません。満舟寺には、本堂、鐘楼などごく一般的な光景が広がりますが、その一角には俳人栗田樗堂のお墓が建てられています決して派手な観光スポットではありませんが、大崎下島の観光スポット巡りでは必ずと言っていいほど含まれるので、一見の価値はあります。

5. 大崎下島に行くには欠かせない「岡村大橋」

大崎下島の住所は呉市となっていますが、実際には合併により呉市に仲間入りした離島。そのため大崎下島に行くには、必ず橋を通る事になります。
大崎下島に行くには岡村大橋を渡ります。岡村大橋は呉市豊町と愛媛県今治市に位置しています。平成7年に建てられた橋で、箸の長さが228メートル、航路の高さが21.5メートルあります。


周辺には離島に行くための橋がいくつかあるのですが、その中ではさほど大きくなく中くらいのサイズ。本州から数えると7本目となる事から、安芸灘7号橋とも呼ばれています。橋からの景色も綺麗ですが、遠くから岡本大橋を眺めるのもおすすめ。

6.昔は灯台として活躍していた「高燈籠」

御手洗地区は、江戸時代から風待ちや潮待ちをする港町として栄えてきました。現在も港があり漁業が盛んですが、今も当時の風待ちと潮待ちの港としての名残があちこちに残されています。高燈籠もその一つで、庄屋三笠屋忠左衛門より寄進されたと言われています。灯台のような役目がありましたが、高さが6.18メートルと、実際の灯台としてはやや小さめ。当時は高燈籠の他にももう少し小さい、燈籠が121基存在いていたとも言われています。

高灯籠は、千砂子波止という場所にあります。住吉神社の入口からも近いので、観光スポットとしてもよく知られています。高灯籠が作られたのも、すぐ近くにある住吉神社と同じ時期だとされていますので、歴史ある高燈籠。

7. 日本残酷物語にも登場する「若胡子屋跡」

若胡子屋跡は、御手洗地区で最初に広島藩から公認された茶屋でした。茶屋株の免許を持っていた事から、当時はこの地域で一番大きい茶屋としても知られていました。最盛期には50人から100人の遊女や芸子を抱えていたとも言われており、遊女や芸子にまつわる話も数多く残されています。

おはぐろ事件は特に有名。結婚した女性が歯を黒く塗る事から、一夜限りでも妻のように振舞うため遊女もおはぐろを塗る習慣がありました。禿は遊女のおはぐろを用意する係ですが、うまくおはぐろがつかなかった遊女が怒り、カム禿に煮えたおはぐろを飲ませ殺してしまったそうです。

禿が息絶える間際に壁に残した手形は、何度壁を塗り直しても浮き出てきたというちょっと怖い話があります。今は静かな観光地ですが、こういう話がある事も知られています。

◎まとめ

大崎下島のおすすめスポットを7つ紹介しました。観光ガイドブックにも載るような有名な場所もありますし、あまり知られてないレアなスポットもあります。

どこも海と山など自然が多く、とても景色がきれいな場所。観光に行く時は温泉宿に泊まってのんびりするのもいいですし、宿のおいしい料理も楽しみ。料理をおいしく食べるためにも、観光スポットを回って体を動かしお腹を空かせておくのもおすすめ。

大崎下島に行く機会があったら、是非足を運んでみてはいかかでしょうか。

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