チェコ第二の都市・ブルノを訪ねる旅。お勧め観光スポット11選!

チェコ第二の都市・ブルノを訪ねる旅。お勧め観光スポット11選!

ブルノはチェコ東部のモラビア地方最大で、同国第二の都市です。プラハもいいけれど、ブルノも負けないくらい良い観光地ですよ!ブルノ・・・ちょっと耳慣れない都市名ですが、MOTO GP好きならば有名なサーキット、生物好きなら植物学者のメンデル、クラッシック音楽好きならレオシュ・ヤナーチェクなど、有名な人物や場所とかかわりの深い都市なのです。

さてこのブルノには、観光スポットがたくさんあるんです。歴史と文化、そして優雅さが漂うブルノの街に、観光に出かけましょう!旧市街に観光スポットが集中しているので、徒歩で観光地めぐりができるのがいいですね。

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チェコ第二の都市・ブルノを訪ねる旅。お勧め観光スポット11選!

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1.自由広場

出典: pixta.jp

ブルノ旧市街の中心にある自由広場は、ブルノ観光のベースといって良いでしょう。観光の起点となるだけでなく、自由広場自体もれっきとした観光スポットですよ。

この自由広場の最大の見どころは、広場に設置されている天文時計です。黒い花崗岩でできた、巨大なピストルの弾丸の形をしているので、とても目立ちます。そして、聖ペテロ聖パウロ大聖堂から鐘が鳴り響く午前11時になると、この天文時計からガラス玉が落とされます。これを拾えた人はとてもラッキー!お土産として持ち帰ることができるそうですよ。毎日午前11時になると、観光客を含む大勢の人たちが天文時計の周りに集まります。

またクリスマスには、自由広場にはクリスマス市場が立ちます。ちょうどこの時期に観光するなら、ぜひお見逃しなく。

2.モラヴィア博物館

出典: commons.wikimedia.org

チェコで第2番目に古くて広いモラヴィア博物館は、ブルノの人気観光スポットの1つです。歴史や文化、文学や音楽、考古学、人類学など多岐な分野に渡る、およそ600万点以上もの膨大なコレクションを見ることができるんですよ。ブルノで育った偉大な音楽家レオシュ・ヤナーチェクの仕事部屋コーナーは見どころの1つで、多くの観光客で賑わっています。

また、モラヴィア博物館は、1817年にオーストリア皇帝フランツ1世の命令によって設立されたもので、そのバロック様式の宮殿は内部も素晴らしく、歴史を感じさせてくれます。博物館だからと敬遠せず、ブルノ観光の際にはぜひ訪れてみてくださいね。

3.シュピルベルク城

出典: pixta.jp

シュピルベルク城は、チェコ文化遺産に指定されているブルノの最も重要な史跡です。そして、ブルノを訪れる観光客が最大の目的とする超人気観光スポットでもあります。おどろおどろしい伝説がいろいろあるこの城でもっとも有名なのは、ドイツ語で「カゼマッテン(Kasematten)」と呼ばれる装甲室で、17世紀に神聖ローマ帝国によって監獄として用いられ、反逆罪に問われた因人が収容された所です。19世紀には牢獄が廃止され、今世紀の初頭に全面的な改修が終了しました。

ブルノ旧市街西方の丘の上にあるシュピルベルク城から街を見下ろす眺めは素晴らしいですよ。また、シュピルベルク城にはブルノ市立博物館も併設されています。

4.聖ペテロ聖パウロ大聖堂

出典: commons.wikimedia.org

ブルノ旧市街の南端に位置する聖ペテロ聖パウロ大聖堂は、ブルノ観光のハイライトの1つです。鋭く尖った2つの塔が特徴的な大聖堂は、ブルノの街を印象付けるものといえます。聖ペテロ聖パウロ大聖堂とシュピルベルク城、この2つはブルノのどこからも見える大きな建物で、観光する際の良い目印となりますから覚えておきましょう。

聖ペテロ聖パウロ大聖堂は、ブルノのに昼を告げる午前11時の鐘の音が有名です。この鐘の音を聞くために大聖堂を訪れる観光客もたくさんいるんですよ。2つの尖塔には、上ることもできます。塔の階段は狭く急なので、くれぐれも足を滑らせないよう注意してください。塔の上からは、美しいブルノの街全体を見渡せる大パノラマが望めますよ!

5.旧市庁舎

出典: vvoevale / PIXTA(ピクスタ)

ブルノのユニークな観光スポットといえば、旧市庁舎です。何がユニークかというと、入口のアーチにあるゴシック様式の石細工の小塔です。5つ並んだ小塔の、真ん中の1本の先端が曲がっているんですよ。遊び心から作られたものとも、十分な報酬が得られなかった建築家が怒って曲げたものともいわれています。

そして、入口を入ってすぐの天井には大きなワニがいて、その横壁に車輪が吊るされています。このワニはブルノのマスコットキャラクターのような存在で、「ブルノドラゴン」と呼ばれ親しまれています。ワニがドラゴン?それにはブルノの古い童話が関係しているとか。

建物の中は、ゴシック様式の人物画で飾られていて、見ごたえがあります。旧市庁舎の塔にも上ることができ、街を一望することもできますよ。

6.メンデル記念館・博物館

出典: commons.wikimedia.org

メンデルの法則・・・う~ん、どんな法則だったか思い出せなくとも、この言葉は必ず中学校の理科で聞いたことあるはずですよね。多分エンドウ豆と言えばピンとくる方もあるかもしれません。そう、メンデルは、エンドウ豆の交配実験から遺伝の法則を発見した有名な植物学者です。メンデルは、ブルノの修道院の司祭の傍ら、その修道院前の広場でエンドウ豆の研究を重ねたのです。その修道院の一角が、現在では多くの観光客が訪れるメンデル記念館・博物館となっています。

旧修道院の広場はメンデル広場と呼ばれ、正にエンドウ豆の実験が行われていたところです。そう考えると、観光の実感がわいてきますね。

7.トゥーゲントハット邸

出典: ja.wikipedia.org

ブルノ旧市街の北東にあるトゥーゲントハット邸は、世界文化遺産に登録されているブルノの観光スポットです。トゥーゲントハット邸は現代建築の原点ともいわれ、機能主義建築のうち最も美しく重要な、世界4大邸宅建築の一つとされています。また、チェコスロバキアが分離独立する際に調印式が執り行われた、歴史的にも重要な邸宅なんですよ。

2001年に世界遺産となってからは、建築・デザイン関係者以外にもブルノの名が知れ渡ることになり、一躍有名な観光地になりました。トゥーゲントハット邸の建築デザイナーは、家具などのデザインも手掛け、邸内には有名なトゥーゲントハットの椅子が2脚置かれています。観光の際にはお見逃しなく!

8.ブルノの地下道

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ブルノの変わり種観光スポットに、「ブルノの地下道」があります。地下道といっても、レンガ造りの壁が洞穴のようでなかなか雰囲気がありますよ。この地下道にはたくさんの小部屋があり、ワインセラーや食料貯蔵庫、はたまた牢獄などに利用されていた部屋を見学することができます。

ブルノにはいくつか地下道がありますが、緑の広場とも呼ばれるブルノ最大の青果広場の地下道が有名です。青果広場から地下道ツアーが出ているので、参加してみると良いでしょう。

9.レオシュ・ヤナーチェク記念館

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レオシュ・ヤナーチェクは、ブルノを代表する音楽家です。レオシュ・ヤナーチェク記念館は、1882年にブルノに開校したオルガン学校が記念館になったものです。プラハやウィーンで技術を学んだ後、ブルノに戻ったレオシュ・ヤナーチェクが設立したのがこのオルガン学校で、現在のヤナーチェク音楽院の基になりました。

レオシュ・ヤナーチェク記念館を訪れた際は、オルガン学校(記念館)の裏にある、ヤナーチェクが晩年まで過ごしたという質素な家も合わせて観光すると良いでしょう。

クラッシック音楽好きには根強い人気があるレオシュ・ヤナーチェク。ブルノが誇る音楽家の軌跡を追ってみてくださいね。

10.カプチンスキー広場

青果市場の南に位置するカプチンスキー広場は、聖ペテロ聖パウロ大聖堂のシンボルである2本の尖塔を眺めるのに最高のスポット!広場自体は三角形の小さいものですが、広場に面して建つカプチンスキー会修道院前が絶好のポイントです。

大聖堂の尖塔の眺めだけでも観光の甲斐はありますが、せっかく広場まで足を運んだからには、カプチンスキー会修道院の地下礼拝堂墓地も合わせて観光するといいと思いますよ。もちろんブルノの大聖堂を遠目に、きれいな写真に撮るだけでも価値がありますよ。

11.硬貨鋳造セラー

出典: commons.wikimedia.org

ブルノ新市庁舎前のドミニカ広場の地下にある硬貨鋳造セラーは、考古学者が発掘作業をしている時に偶然見つかった遺跡です。もともと魚市場で、主に駐車場として利用されているドミニカ広場。発見された当時は、まさかこれほど広い硬貨鋳造セラーだとは誰も思いもよらないものでした。

ブルノの古くて新しい観光スポットとなっています。硬貨鋳造の歴史を学んだり、記念の硬貨(グロッシュ銀貨)を作ることもできるんですよ。ブルノの観光記念にオリジナル・コインを作ってみるのも面白いですね。

◎まとめ

ブルノ観光スポットをご紹介しました。ブルノはチェコの南東、首都プラハからは直線距離にして約180kmのところにあります。歴史や文化を感じる建物や美しい街並み。どこを見ても絵になりそうなブルノは、チェコ観光のおすすめの都市ですよ。

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