ヨーロッパ移民がつくった港町ポルト・アレグレの観光スポット11選

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ヨーロッパ移民がつくった港町ポルト・アレグレの観光スポット11選

ブラジル最南部にある人口100万人を超える大都市、ポルト・アレグレは活気あふれる町。ヨーロッパからの移民によってつくられた町は、今でもその子孫が人口の大半を占めています。年間を通しての温暖な気候と相まって、どこか南ヨーロッパを感じさせる雰囲気が観光客に人気です。

ポルト・アレグレはポルトガル語で「陽気な港」という意味。名前のとおり町も陽気な雰囲気にあふれ、観光の見どころがいっぱいあります。ポルト・アレグレの住民は自分が「ガウーショ」つまりカウボーイ文化の人々であることに誇りを抱いています。マテ茶(シマホン)を飲む習慣があるのもその文化の影響だそう。そんな陽気で楽しいポルト・アレグレのおすすめ観光スポットを11カ所紹介しましょう。

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ヨーロッパ移民がつくった港町ポルト・アレグレの観光スポット11選

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1.PUCRS Museum of Science and Technology

ポルト・アレグレの中心区から南東方面にあるこの科学技術博物館PUCRS Museum of Science and Technologyは大学の敷地内にあり、現代のブラジルの科学技術の発展ぶりを観光客に垣間見せてくれます。

この博物館は体験型アトラクション的な展示方法で最新科学技術を紹介しているのが、観光客にも嬉しいところ。まずはグランドフロアにある自転車に乗ってみてください。日本の電動サイクルよりもシンプルなつくりで充電コストの低い太陽光充電パネルを備えています。音もなく快適そのものな乗り心地に驚きますよ!

館内に展示されている体長およそ15mのクジラの標本(95%が本物の骨)は大迫力。その体がどのように機能しているかを科学的に展示解説してくれています。体験型展示を通して現代の科学技術を知ることができるこの博物館はポルト・アレグレの人気観光スポット。ぜひ観光で足を運んでくださいね。

2.Estadio Beira-Rio

ポルト・アレグレに本拠地を置く、サッカーの強豪チームSCインテルナシオナルのホームスタジアムがEstadio Beira-Rioです。2014年のサッカーワールドカップ以来、観光スポットとしてゆるぎない地位を築いています。

1950年代の急速に力を付けていったポルト・アレグレのインテルナシオナルはグアイバ川のほとりに大きなスタジアムを建設しました。その後数10年に渡り使われていたのですが、ワールドカップの会場として、よりふさわしいスタジアムが必要になり、新たに素晴らしいスタジアムEstadio Beira-Rioを建設したというわけです。

ポルト・アレグレに来たのなら、ぜひこのスタジアムでサッカーの試合を見てください。スタジアムとチームカラーの赤が表す情熱そのまま地元の人と熱狂すれば、素敵な観光の思い出になること間違いなしです!試合がないときのスタジアム見学もできますよ。数々の名勝負が繰り広げられた会場を観光するだけでも気分が盛り上がりますよ。

3.Arena do Grêmio

ポルト・アレグレのもう一つのサッカー強豪チーム、グレミオのホームスタジアムArena do Grêmio。チームカラーの鮮やかな青を基調にしたカラーリングがされています。赤がテーマカラーのインテルナシオナルはポルト・アレグレの中心地から南に構え、こちらグレミオは青いカラーでスタジアムは同じ川沿いの北にあるという、とにかく好対照をなす2チームなのが興味深いですね。

ここで一番盛り上がるのは「Gre-Nal (グレナウ) 」と呼ばれる2チーム同士の伝統の一戦、つまりポルト・アレグレの「クラシコ」!観光客としてはどちらを応援しようか迷ってしまいそう。インテルナシオナルのスタジアムEstadio Beira-Rioと同じく、こちらも2012年に建設された美しいスタジアムなのでぜひサッカー観戦や見学に訪れてみてくださいね。

4.Rio Guaiba

ブラジルを代表する港町のポルト・アレグレ市は河川Rio Guaibaに面しています。あまりにも大きいので湖とも表現されたりします。このほとりには多くの観光客が詰めかけます。それはRio Guaibaに点在する大小の島々を巡る観光遊覧船に乗るためです。遊覧船から見るポルト・アレグレのビル群はなかなか見ごたえがありますよ!大きな川から見る高層ビル群という点ではアメリカ・ニューヨークのマンハッタン島を彷彿させますね。

幾つかの遊覧船がありますが、地下鉄メルカド駅付近の港から出るCisne Branco号は立地条件と大きさや設備を考えるとオススメしたい船です。川岸の遊歩道がきれいに整備されていることも観光スポットとしてポイントが高いですね。カフェやレストランも周囲に点在していて、Rio Guaibaに面したテラスからは、ポルト・アレグレで一番美しいともいわれる夕日を見ることができますよ!ちなみに小さな手漕ぎ、もしく足漕ぎのボートも楽しめます。

5.Theatro Sao Pedro

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19世紀半ばに建設されたポルト・アレグレで最も古い伝統ある劇場Theatro Sao Pedroです。開設以来およそ100年にわたって、ポルト・アレグレ市民とこの劇場を訪れる観光客に数えきれないほどの素晴らしいコンサート・演劇・ダンスなど様々なパフォーマンスを提供してきました。老朽化により1973年に一度閉鎖しました。その後1975年に修復に着工し、1984年再び開設。現在劇場は再び町のエンターテイメントの中心となり、多くのイベントが開催されています。

Theatro Sao Pedroでなにかショーを楽しむことができれば最高ですが、タイミングが合わなければガイドの案内で内部の見学に参加しても楽しめますよ。ポルト・アレグレの観光の中心となる歴史地区にあり他の歴史的建造物が並んでいるので、それらと共にぜひ観光してみてくださいね。

6.Praça da Matriz

ポルト・アレグレの中心地区にあり、観光の起点ともなるマトリス広場Praça da Matriz。別名マレシャル・デオドロ広場Praça Marechal Deodoroとも呼ばれています。たくさんの木々に囲まれたこの中央には勝利のオベリスクが誇らしげにそびえ立っています。そのオベリスクの北側から南へ向けて写真を撮ると、大聖堂が木々の間から見えている写真が撮れるフォトジェニックなスポットなんですよ。

ポルト・アレグレは大都市です。しかしこの広場は活気と喧騒に満ちた町の中心部にありながら、木々のお陰で静かな雰囲気。観光の合間の一休みをとるのに最適な場所と言っても過言ではありません。またこの広場を起点にポルト・アレグレの歴史地区観光を巡ってみましょう。周辺はかつてヨーロッパ移民が造った町の面影が色濃く残っていて、ブラジルとは思えないようなヨーロッパの雰囲気が漂う街並みを散策することができますよ。

7.Mercado público de porto alegre

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1869年に建設された歴史のある建物を使ったポルト・アレグレ市民の台所が中央市場Mercado público de porto alegreです。港の近くに位置し、活気あるポルト・アレグレのイメージそのままの市場ですよ。街の歴史と文化遺産でもある市場では、肉・魚・野菜・果物などの生鮮食品を中心に、この地方の特産品など観光客の目を引くものがいっぱいあります。

観光客にとってうれしいのは、市場にはレストランやカフェもあることと、港に近いという好立地条件を備えていることです。例えば遊覧船に乗るために待ち時間があればここで時間を調整できますし、グアイバ川の向こうに沈む夕日を見るにもすぐ近くです。市場内のレストランでは名物料理のシュラスコも食べることができますよ。

市場は歩いているだけでも楽しいです。日本人にとっては非日常の光景が、そこを行く地元の人たちにとっては生活の場。このギャップもまた楽しい、ポルト・アレグレの市場にどうぞ出かけてみてください!

8.Catedral Metropolitana de Porto Alegre

ポルト・アレグレの歴史地区に荘厳なカテドラル、メトロポリタン大聖堂Catedral Metropolitana de Porto Alegreがあります。ラテンアメリカのほかの都市と同じように、町の中心となる広場に面しています。見逃せない観光スポットの一つです。

もともとポルト・アレグレのこの地に最初に教会が建てられたのは18世紀後半ですが、現在のカテドラルは新しく1921年に建設が始まり、1986年にやっと終了しています。このカテドラルの建築様式はイタリアのルネッサンス様式を取り入れ、立派な外観をしています。真正面からは広場の大木が邪魔をして全体の外観を写真に撮ることは難しいのですが、正面ファサードの青色を基調にした素敵な壁画は見ごたえ抜群で観光客に人気がありますよ。

内部には美しいステンドグラスがありますし、大きなドームの内部を見ることができます。静かな地区にあるのでゆっくり鑑賞できますが、治安があまりよくないので身の安全には十分に注意してくださいね。

9.Parque Farroupilha

ポルト・アレグレの中心地から少し外れたところにある、40ヘクタールもの大きな公園Parque Farroupilhaです。敷地内には大きな湖があり、森に覆われた都会のオアシスと言った感じです。日本人観光客にとっては異国の地で見事な日本庭園を鑑賞できるのも見逃せないポイント。

特に週末は、大勢のポルト・アレグレ市民や観光客が公園を訪れます。土曜日の朝は有機食品と工芸品フェアが見どころ。 日曜日もやはり朝から美術品・骨董品・工芸品を売るマーケットが出て賑わいを見せます。食べ物の屋台ももたくさん出ており、無料のライブショーやコンサートなども頻繁に開催しています。

園内にはランニングもできるロード・ジム設備・ペダルボート・ミニ動物園などもありますよ!買い物やエンターテイメントを楽しんだり、のんびりと休憩をしに行くもいいですし、観光でなまった体を動かしに公園に出かけるのも良いですね。

10.Casa de Cultura Mario Quintana

ポルト・アレグレの文化会館Casa de Cultura Mario Quintanaは驚きの美しさ!それもそのはず、建物はもともと高級なマジェスティック・ホテルだった建物を利用して、アートギャラリー・図書館・劇場・カフェなどに改装したからなんです。いまやポルト・アレグレの代表的観光スポットのひとつになっています。

かつては煌びやかな社交界御用達の素晴らしいホテルだったので、その建築は芸術ですらあり訪れる観光客を魅了しています。現在では様々なワークショップやイベントなどが行われている、ポルト・アレグレの文化発信地となっているんです。大聖堂Catedral Metropolitana de Porto Alegreからおよそ徒歩で5分ほどの位置にあります。ポルト・アレグレ歴史地区内の他の建造物と併せて観光してみてくださいね。

11.Parque Natural Morro do Osso

ポルト・アレグレから南に約8㎞にある自然公園Parque Natural Morro do Osso。丘の上にあるので眺望抜群です。観光ならぜひここからのグアイバ川Rio Guaibaとポルト・アレグレの町を眺めておきたいところです。しかし治安があまりよくないので、一人では行かないようにしましょう。一応、丘から少し離れたところで警官が観光客に目を配っています。

自然公園内には動植物も豊富で、特に赤毛のホエザルが生息していることで有名です。多種多様な野鳥が熱帯雨林に覆われた公園に生息しています。珍しい種類のカエル、トカゲなどの両生類も見られる、自然の宝庫になっています。

そして夕日でキラキラと輝く川Rio Guaibaとオレンジに染まったポルト・アレグレの高層ビル群のロマンチックな光景はポルト・アレグレ観光のハイライトに成り得る素晴らしさ。身の安全確保のためにぜひグループで出かけて観光してくださいね。

◎まとめ

ポルト・アレグレ素敵な町でしたね!二つの偉大なプロサッカーチームを抱えていて、サッカーファンにとってはその試合を見に行くことが観光のハイライトになるかもしれません。ちなみにあの有名な名選手ロナウジーニョはポルト・アレグレの出身なんですよ。

もちろん、サッカーに関心のない観光客にとっても、この活気ある町は見どころいっぱい。歴史的建造物に恵まれていますから飽きることはありませんし、美食文化もあります。グアイバ川の懐でヨーロッパからの移民たちが発展させてきた、ブラジル最南部の大都市ポルト・アレグレ。ブラジル観光するのならぜひ訪れてみてくださいね。

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