サコンナコーンの観光スポット4選。ローカルな感じが堪らない観光スポット

サコンナコーンという町を知ってますか？サコンナコーンはタイの北東部にある人口110万人ほどの人が暮らす都市です。実は、この町には観光資源と言えるようなものがあまりありません。ラオス国境に近いものの、国境がある訳でもなく、かと言って陸路で国境を超える旅行者の中継地点になる町でもありません。古代文明の跡が見つかった訳でもなく、恐竜の骨を発掘したこともありません。このように観光客が来る理由は殆どない町です。

しかし、この街には気取りのないタイで暮らす人々の生活があります。自然に風化した名も知らぬ寺院の壁に描かれた彫刻や、何気ない露店での人々とのやりとりを楽しむなど、旅の上級者向けのエリアです。

1.プラタートナーライジェンウェン

この仏塔はサコンナコーンにある唯一の遺跡です。お世辞にも整備されている観光スポットとは言えませんが、人の手があまり入っていないリアルな風化の跡が残る遺跡は貴重だと言えます。ちなみに、この遺跡はあの有名なカンボジアのアンコールワット同じクメール様式の仏塔です。国道から離れた場所にあり、周りには田園やサコンナコーンで普段の生活をおくる市民の住宅があります。

プラタートナーライジェンウェンは、クメール遺跡の中では最北に建っている遺跡とも言われています。仏塔のマグサ部分にはシヴァ神やヴィシュヌ神といったヒンドゥー教の神々のレリーフが綺麗に残ってます。サコンナコーンの町を探検しながらやってくるのも、楽しい観光の仕方です。

2.ノンハーン湖公園

ノンハーン湖はサコンナコーンの北部にあるすごく整備が行き届いていた綺麗な公園です。公園の中は閑散としていて、たまにランニングをしている人やベンチで寝ている人を見かける程度で殆ど人はいませんが、のんびりとサコンナコーンの町を散歩するには最適な観光スポットかもしれません。

ノンハーン湖は八つの中洲がある自然淡水湖です。小型のボートをレンタルすることができて、サコンナコーンの自然の観察をすることができますよ。淡水魚も生息しているので釣りもできます。地元の人とふれあいながら、竿を下ろしてみてもいいでしょう。

リゾートや人混みの観光スポットに疲れたら、休憩するのには最高の観光施設。サコンナコーンにきたらノンビリと寄ってみたい観光スポットのひとつです。

3.ワット・タート・チュンチュム

ワット・タート・チュンチュムはサコンナコーンで1番有名な仏教寺院。広い境内があり、観光客や地元の仏教徒が利用するお寺です。

高さが約30mあるラオス式の仏塔は、ワット・タート・チュンチュムに始めてくる観光客のちょうど良い目印。晴れた日には寺院のオレンジ色の屋根と、抜けるような東南アジアの青い空が対比して、目の覚めるような綺麗な写真が撮れます。

ワット・タート・チュンチュムに限った事ではありませんが、サコンナコーンには観光旅行者が少ないので他の観光旅行者が写りこんだりする心配がなく、いい写真が撮れるでしょう。あなたもワット・タート・チュンチュムを訪れて、サコンナコーン観光の思い出の一枚をとってみてはどうでしょうか？

4.ワット・カオタムプラ

ワット・カオタムプラは、知る人ぞ知る物語の場面を再現した人形が沢山展示されているサコンナコーンの観光スポットです。このお寺に展示してある人形たちは主に「罪をおかした人間があの世でどうなるか？」という場面を人形で再現しています。そのことから「地獄寺」とも呼ばれています。

地獄の釜で鬼に煮られる人間や、鬼にペンチのようなもので舌を抜かれる人間、鬼に金棒を突き刺される人間、すごくシュールな印象もある展示ですが結構楽しめます。観光ガイドにも全く掲載されておらず、ほとんど観光地として知られていない施設なので、施設の中は閑散としています。

サブカルチャー好きの方にはオススメのスポットかもしれません。こういうシュールなローカル観光スポットの中にこそ、知られざるタイの魅力があると言ってもいいでしょう。タイ観光でどこに行くか迷っている人はサコンナコーンのワット・カオタムプラに寄ってみてください。

◎まとめ

サコンナコーンの観光スポットを紹介させてもらいましたが、気になる観光スポットはあったでしょうか？
サコンナコーンは、殆どの観光ガイドブックにのっていないローカル都市です。しかし、そんな何もないローカル都市の中にこそ、タイの本当の魅力があるのかもしれませんよね。メジャーな観光スポットを一通りまわってみた方や、人と同じことをするのが嫌いな方には特にオススメできる都市かもしれません。

サコンナコーンの観光スポット4選。ローカルな感じが堪らない観光スポット