北欧を味わう旅！ヘルシンキの魅力が詰まった観光スポット21選

言わずと知れたフィンランドの首都ヘルシンキには、憧れの北欧文化を満喫できる観光スポットがたくさんあります。北欧家具や北欧デザインはもちろんのこと、都会ではないようなゆったりとした雰囲気と自然も味わうことができるのがヘルシンキの良いところ。
街の中心地に観光地が集まっているので、散策するのにうってつけです。トラムやバスなどの交通機関も整っているので、郊外にも簡単にアクセスすることができるのも嬉しいですね。
そんなヘルシンキで巡りたい、おすすめの観光地をご紹介します！

1.ヘルシンキ大聖堂

元老院広場にあるヘルシンキのランドマーク、ヘルシンキ大聖堂。この街では外せない観光名所です。
真っ白な建物と緑色のドームが青空に映えて、とても綺麗なんですよ。冬の雪景色の中に佇む姿もまた神秘的。特に元老院広場の階段から見上げた姿はとても迫力があり、絶好の写真スポットでもあります。

様々な種類の教会がありますが、ここはフィンランド福音ルター派の教会です。カトリックやロシア正教会の建築物と比べると簡易的ですが、その特色がよく表れているとも言えます。空間をゆったり使った広々とした礼拝堂と、キャンドルホルダーの温かい光が印象的。シンプルだからこそ感じる、荘厳さが美しい教会です。
観光客や地元っ子に混じって、目の前の階段で一休みしてみてはいかがでしょうか？

2.石の教会

ヘルシンキの中でも必見の観光スポット、石の教会。ここは名前の通り石でできた教会で、そのデザイン性と建築物としての魅力が高いことから、ヘルシンキでも観光客が多く訪れる人気の場所です。

スオマライネン兄弟によって設計されたこのルター派教会は、1969年に完成。岩石をくりぬいて造られた、とても珍しい教会なのです。
外観から見た時と内部の雰囲気がかなり違うので、内部の見学も必須ですよ！石の壁、光を通す天井、広々とした空間が非常に印象的な建築物。ルター派の教会らしくとてもシンプルなデザインですが、シンブルがゆえに空間美が際立ちます。

その独特の建物は音響も優れているため、コンサートホールとして使われることも。予定があえば、ライブミュージックを楽しんでみてはいかがでしょうか？ヘルシンキの街中からは少し離れた場所にありますが、足を運ぶ価値のある観光地です。

3.ウスペンスキー大聖堂

ヘルシンキのランドマークといえば、ウスペンスキー大聖堂。カタヤノッカの丘の上にそびえ立つ大聖堂からは、ヘルシンキの美しい街並みを一望することができます。ロシア正教会としては北欧最大級。1868年に建てられた煉瓦造りの荘厳な建物は、フィンランドがロシアからの影響を色濃く受けたことを証明しています。

外観もさることながら、中から見上げるドーム型の天井は壮観！天気の良い時はドームから入り込む光がとても美しいですよ。
開館時間は、平日の9:30から16:00、土曜日10:00から15:00、日曜日12:00から15:00。式典中は内部見学ができないので注意しましょう。
ヘルシンキを代表する観光名所、ウスペンスキー大聖堂。是非足を運んでみてくださいね！

4.カンピ静寂の礼拝堂

ヘルシンキの街中に突如現る奇妙な建物。実はここ、チャペルなんです。ヘルシンキ中央駅にほど近いところに位置する観光名所で「カンピ静寂の礼拝堂」と呼ばれています。ヘルシンキでも人通りの多い繁華街にあるにも関わらず、中に入ると驚くほど静か。静寂の礼拝堂と呼ばれるのも納得です。

シンプルの極みのような教会の内部は、天井の隙間から入り込む光が美しく、また、木の温かみと香りを感じることができ癒し効果たっぷり。
ヘルシンキの他の教会とは異なった雰囲気を楽しめる、おすすめの観光スポットです。

街中にあるので散策中に立ち寄って静かな一時をすごしてみてはいかがでしょう？
平日は7:00から20:00まで、週末は10:00から18:00まで見学可能。サクッと立ち寄ることも、じっくり過ごすこともできる、人気の観光名所ですよ。

5.エスプラナーディ通り

ヘルシンキで町歩きが楽しい観光スポットがエスプラナーディ通り。ここは街のメインストリートで、デパートや路面店が連なるヘルシンキきってのショッピング街です。都会的な場所ですが緑も多いため、散歩するにはおすすめ。ベンチに座ってしばし船が並ぶ港を眺めたり、カフェでひと休みしたりと、思い思いに楽しめます。

ヘルシンキらしい写真も撮れるので、街歩きの途中に立ち寄ってみてはいかがでしょう？
おしゃれな雑貨屋さんもたくさんあるので、ヘルシンキのお土産探しにも良いですよ。

6.ハカニエミのマーケットスクエア

地元ヘルシンキの人が集うローカル感を楽しみたいなら、是非ハカニエミのマーケットスクエアへどうぞ。ここはヘルシンキで1914年から続く伝統的なマーケットで、屋内と屋外合わせて約70店舗の様々なお店が並びます。

建物の中の1階部には食品、2階には日用品や観光のお土産品がたくさん！日本でも有名なマリメッコのお店もあり、品揃えも豊富なので、お土産探しにもおすすめですよ。
営業時間は、平日8:00から18:00までと、土曜日の8:00から16:00ごろまで。ただ、市場の雰囲気を存分に味わいたいのなら、午前中早めの時間に観光してみてくださいね。

ヘルシンキ中央駅からもアクセス便利で、ローカル感と観光感が程よく混ざりあっているので、散策が楽しい場所ですよ。
ヘルシンキの食べ物に興味がある方は、是非このマーケットもチェックしてみてくださいね！

7.テウラスタモ

ヘルシンキで美味しいものが食べたいなら、テウラスタモがおすすめ！元々は屠殺場だった場所を利用したこの新名所は、2012年のオープンから様々なイベントが開催され、今や観光客や地元ヘルシンキの人々に大人気のスポットです。

ここでは食を通じた様々な体験ができますよ。野外で行われるガーデンマーケットでは、美味しそうな屋台がたくさん。お酒が好きな方は、ヘルシンキで人気のジンブランドの工場併設バーでカクテルを楽しんでみては？
レストランがお好みの方は、施設内でゆっくり腰掛けて食事もできます。

いろんな国の料理が楽しめるのもテウラスタモの魅力。大人から子供まで楽しめる、ヘルシンキの新しい観光名所です。
是非、お腹を空かせて出かけてみてくださいね！

8.カウッパトリ

ヘルシンキの南港に隣接するマーケット、カウッパトリ。ヘルシンキには様々なマーケットがありますが、このカウッパトリは最も国際的で有名なマーケットかもしれません。ここでは生鮮食品はもちろんのこと、伝統的なフィンランドの食を楽しめる露店や観光のお土産になりそうな工芸品など、たくさん面白いものが見つかります。観光客も多く訪れますが、地元ヘルシンキの人々にも利用されている賑やかなマーケット。飲食店も多いので、気軽に美味しい地元の料理が楽しめる、観光名所でもあります。

この野外マーケットの営業時間は、平日6:30から18:00と、土曜日の6:30から16:00まで。夏季に限り日曜日も10:00から17:00まで開いています。ただ、午後になると早々に店じまいを始めるお店もあるので早めに出向いたほうが良さそうです。
買い物や食べ歩きに疲れたら海を眺めながら、コーヒーブレイクをするにはもってこいですよ。天気の良い日に出かけたい観光スポットです。

9.アラビア・ファクトリーショップ

ヘルシンキの観光で北欧の食器を購入したい方におすすめの観光地が、アラビア・ファクトリーショップ。ARABIAの文字が目立つ建物の中には、フィンランドを代表するイッタラやフィンレーソン、アラビアの食器などが並び、アウトレット価格でショッピングできることもあり、陶器やガラス製品を求める観光客で賑わっています。

色とりどりの商品が数多く並ぶ店内は眺めているだけでも楽しい場所。建物の中にはゆっくり休めるカフェや、アラビアのアンティーク食器が陳列される博物館など、北欧食器に興味がある人にはたまらない場所ではないでしょうか。ヘルシンキ市内にある本店よりも品数が多いという声もあり、食器をまとめ買いするのにぴったりの場所。免税手続きや日本への郵送も可能です。

昔の工場を再利用した建物も趣があり、目の前のスペースはイベント会場として利用されることも。
ヘルシンキで食器を見て、買って、楽しめる観光スポットです。

10.ヘルシンキ中央駅

ヘルシンキの玄関口ヘルシンキ中央駅は、ヘルシンキ観光の要と言っても良いかもしれません。ここは鉄道に限らず、公共の交通機関の発着点として、ヘルシンキ観光時には必ず利用することがあるのではないでしょうか。
フィンランドの花崗岩で造られたという建物は、高さが50m近くある時計塔と、正面入り口にある4体の像が印象的。街のランドマークとして、また、フィンランドの中心の駅としてかなりの大きさはありますが、すっきりとしていて観光客にもとてもわかりやすく利用しやすい駅です。

他の地域への観光の際や空港への行き来などで利用する際には、建物にも注目してみてはいかがでしょうか？
中には軽食やビールを買える露店もあるので、一息つくにもちょうど良いですよ。

11.カタヤノッカ

ヘルシンキでローカルな雰囲気を楽しみたい方におすすめの場所がカタヤノッカ。ヘルシンキの中心部からトラムにて約10分で行ける小さな港町で、街全体に新古典主義建築の建物を見ることができる観光地です。ここは人口約5,000人の小さな町で、かつて刑務所があった場所としても知られています。

都心部から離れており、観光客も比較的少ないため、ヘルシンキよりもかなりのんびりした空気を味わうことができます。何よりも建物の美しさが際立つ場所なので、建築物や北欧の建物に興味がある方は必見！
街歩きを楽しみながら教会や公園、港のマーケットなどをゆっくり楽しんでみてはいかがでしょうか？
ヘルシンキからの日帰り観光にちょうど良い場所ですが、この街にある伝統的な刑務所ホテルに滞在してみるのも面白いかもしれませんね。

12.セウラサーリ野外博物館

北欧に来たなら、素晴らしい北欧の森も体験しておきたいところ。セウラサーリ野外博物館は、ヘルシンキから気軽にアクセスできる、マイナスイオン溢れるネイチャー系観光スポットです。
ヘルシンキの中心部からバスで約30分弱。島全体が国立公園である、セウラサーリ島に着くことができます。

ここは、海に囲まれた美しい森の中に17から20世紀に建てられた伝統的な木造の民家や、教会などの建物が集められた場所。博物館というより、静かな森に迷い込んだかのような気分を味わえます。森の中にはリスや鳥などの小動物が暮らしていて、穏やかな雰囲気がとても心地良んです。観光客だけでなく、地元ヘルシンキの人々の憩いの場として愛されているのも頷けますね。

週末には、民族衣装をまとった人々がダンスを披露するようなイベントも開催されます。
ヘルシンキからの半日観光にぴったりの場所ですよ。

13.ヘルシンキ現代美術館キアズマ

ヘルシンキ駅の近くにある人気の観光スポット、ヘルシンキ現代美術館キアズマ。空間美も含め様々な現代アートを楽しめる観光として、ヘルシンキの中でも満足度の高い美術館です。
中には、写真に収めたくなるような独創的なアート作品がたくさん！建物も含めてアートを「見る」というよりも、「体験する」と表現したほうがふさわしい場所です。

毎年、様々なテーマの展示が公開されているので、何度行っても飽きないませんよ。その他にも、企画展や子供も参加できる美術体験コーナーなど、趣向を凝らした催しものが光客にとても人気なんです。北欧アートを満喫したい方にもっていこいの、ヘルシンキ現代美術館キアズマ。
美味しいと評判の、カフェテリアのランチもお見逃しなく！

14.アテネウム美術館

1887年に完成した、国立アテネウム美術館。ヘルシンキカードで入場可能な観光施設の1つです。この建物は建築家テオドル・ホイエルによって設計されたもので、外観や内装も見応え充分。展示作品は、フィンランド人の画家のものを中心に、ゴッホやシャガールなど有名画家の作品もあり、美術好きにはたまらない観光スポットです。

ヘルシンキの街の中心部にあり、月曜日以外は見学可能。常設展示の他に、特別展示やワークショップ、英語のガイドツアーも定期的に行われています。観光前にホームページを確認すると、面白いイベントに出会えるかもしれませんよ。

15.ヘルシンキ動物園

ヘルシンキ動物園は、ヘルシンキの地形を利用したユニークな観光地。コルケアサーリ島という、小さな島全体が動物園になっているここでは、シカや野牛、ムースなどフィンランドならではの動物たちを見ることができます。温室の中には、アマゾンの生き物もいますよ。
敷地が広く自然に近い状態で飼育しているため、動物たちも心のなしかリラックスムード。観光地というよりも、動物が暮らす島に迷い込んだかのような雰囲気を楽しめる、素敵な観光スポットです。家族連れには特におすすめですよ！

16.自然史博物館

ヘルシンキで少し穴場の観光地が、こちらの自然史博物館です。入り口付近には大きな像がお出迎え。中には恐竜の骨格や化石、剥製などがところ狭しと並んでいます。規模はそこまで大きくないのですが、趣向を凝らした展示はとても充実したもの。特に躍動感のある剥製は、迫力があって面白いと観光客に評判なんですよ！

ヘルシンキの街の中心部で、アクセスがしやすい場所にあります。夏は10:00から17:00まで（木曜日のみ18:00まで）、冬は9:00から16:00まで（木曜日のみ18:00まで／土日10:00から16:00まで）。また、毎月第一金曜日は14:00から17:00の間、無料で入場できます。
子供だけではなく大人も楽しめる、本格的な観光スポットです。

17.フィンランド国立博物館

ヘルシンキでフィンランドを丸ごと学べる観光スポットが、フィンランド国立博物館。石造りの外観はとても荘厳で、博物館というよりお城のような雰囲気です。石器時代から遡って、フィンランドの歴史について触れることができるので、とても見応えがありますよ。観光客に人気なのも頷けます。

毎週金曜日の16:00から18:00の間は、なんと入場無料。ヘルシンキの中心地にあり、中央駅から歩いていけるのも嬉しいですね。
ただ、展示物の数が多く、じっくり見学する場合は2時間以上かかるため、ゆっくり観光したい方は時間に余裕をもって行ったほうが良さそうです。体験型のスペースやカフェもあるので、半日過ごすこともできますよ。フィンランドの歴史にどっぷり浸かる観光なんていうのも、良いかもしれませんね。

18.デザイン美術館

ヘルシンキにあるデザイン美術館は、素敵な北欧デザインを満喫できる観光名所。もともと学校だった建物を利用して建てられた美術館です。
フィンランドデザインの歴史に関する資料から、家具や雑貨など、遊び心いっぱいの工夫を凝らした展示が魅力。年代別に並べられた椅子やイッタラのコーナー、北欧デザインが可愛い洋服など、様々な展示を楽しむことができます。

館内のショップはとても充実しているので、お土産選びにもおすすめですよ。併設されているカフェは落ち着いた雰囲気で、観光客は地元ヘルシンキの人々に人気だそうです。
ヘルシンキで、おしゃれな北欧デザインを満喫するには迷わずここでしょう。特に、北欧の家具やデザインに興味がある方は必見の観光スポットですよ！

19.カイヴォプイスト公園

ヘルシンキは緑豊かな自然を感じることができる観光都市ですが、カイヴォプイスト公園もそんな観光スポットの1つ。海の見える広大な公園からは、船が行き交う様子や地元ヘルシンキの人々がくつろぐ姿など、のんびりとした雰囲気を感じることができます。

ランニングや日光浴をする人。夏にはアイスクリームを売る露店も出ます。園内にカフェはありますが、散歩をするなら飲み物は持参すると良いですよ。高台からの景色も素晴らしいので、是非上まで登ってみてくださいね！
ヘルシンキの中心地まで海沿いを歩いて行くこともできるので、時間があれば散歩がてら歩いてみるのも良いかもしれません。ゆったりとした時間を過ごしたい方におすすめしたい観光スポットです。

20.シベリウス公園

ヘルシンキの中でも、ユニークなモニュメントと自然が融合した観光名所シベリウス公園。海に面した広々としたこの公園は、フィンランドの作曲家ジャン・シベリウスを記念して建てられたもので、ちょっと変わったシベリウスの記念碑や、音楽にまつわる近代的なモニュメントがとても印象的です。
夏は特に、観光客で混み合う場所なんですよ。青空と海、緑豊かな公園をバックにしてみるモニュメントは、とても絵になります。写真を何枚も撮りたくなる景色に出会えること請け合いです。

フィンラインドらしい風景を見えることができる公園の中で森林浴をしたり、海を眺めながらベンチで休憩をしたりと、観光の途中の休憩にもおすすめ。
秋は紅葉が美しく、ここからみるヘルシンキの夕日は絶景！是非、足を運んでみてくださいね。

21.スオメンリンナ要塞

ヘルシンキのエテラ港から、市営のフェリーに乗ってわずか15分で行ける観光地は、世界遺産にも指定されたスオメンリンナ要塞。星型をした要塞は、かつてスウェーデンがロシアに対抗するための国防として作ったものなのです。
フェリーは20分間隔であるため、観光客はもちろん、地元ヘルシンキの人たちにとっても、気軽に訪れることができる憩いの場としてとても人気なんです。

この島には、造船ドックや潜水艦ヴェシッコ号や砲台など、国防としての跡はもちろんのこと、博物館などもあるので1日楽しめますよ。
また、この島に住んでいる人もいるため、レストランやカフェの他に教会、学校などもあり必要なものは一通り揃っています。
散策するのが気持ち良い観光スポットで、地元の人たちにとってはピクニックに最適な場所。事前に申し込めば、要塞を中心としたガイドツアーにも参加できので要チェック！

◎まとめ

フィンランドの首都ヘルシンキは、観光都市としてとても成熟した街。街としても楽しめるアクティビティーがいっぱいですが、フィンランドらしい自然溢れる景色も随所に見ることができるのが特徴です。
魅力的な観光スポットを効率的にめぐるための強い味方、ヘルシンキカードの利用もおすすめですよ！
季節によって全く雰囲気が変わるヘルシンキ。次の旅行先として観光の計画を立ててみてはいかがでしょう？

北欧を味わう旅！ヘルシンキの魅力が詰まった観光スポット21選