名称:旧石川組製糸西洋館
住所:埼玉県入間市河原町13−13
公式・関連サイトURL:http://www.city.iruma.saitama.jp/bunkazai/seiyokan_sekai.html
東京のほど近く、都心から電車で一時間ほどの場所にある埼玉県入間市。入間観光の拠点にもなる入間市駅は、西武池袋線が通っていてアクセス良好です。入間にはアウトレットもあり、埼玉県内外から観光客が集まります。しかし、人々を惹きつけるのはアウトレットだけではありません。入間には、風変わりな観光スポットがたくさんるんです!例えば、西洋風の迎賓館、辺り一帯まるごとアメリカの田舎町、航空機が飛び交うアクロバティックなお祭り…他にない見どころや観光イベントの宝庫です。
知れば知るほどおもしろい観光都市・入間!これを読めば、きっとあなたの知らない入間の魅力に出会えるはず。では、休日ぷらと行くのにちょうどいい埼玉県入間市の観光スポットをご紹介します。
目次
埼玉県入間市で見るべき観光スポットを厳選!歴史と文化が溢れる街
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1. 旧石川組製糸西洋館
入間の国道16号線沿いに突如現れるレトロな建物。大正時代に竣工された迎賓館で、ドラマやミュージックビデオの撮影に使われたことも多々あります。特にL'Arc~en~CielのPVでは存分に使われているので、ファンにとって聖地のような存在です。この建物は国の有形文化財に登録されていて、不定期ながら無料で見学できます。気になる方は情報をチェックして、貴重な機会をぜひ逃さないでくださいね!
2階建ての西洋風木造建築で、見た目は洋館なのに造りは和風という変わった特徴を持っています。ステンドグラスが美しい大広間、空間を持て余した食堂、なんだか緊張してしまう応接室など、入るだけで高貴な気分になれちゃいます。玄関ホールから2階に繋がる大階段は存在感抜群。じっくり見学して、お気に入りのスペースを見つけてみるのもいいでしょう。
この迎賓館の持ち主であった「石川組製糸」は、明治から昭和という激動の時代を駆け抜けた日本有数の製糸会社。ニューヨークに事務所を置くほど、海外との取引も多い企業でした。そのためこの迎賓館は、外国人との取引の場だったのです。貿易商との交渉などは、応接室で行われていたのでしょう。想像を膨らませながら見学すると、より深い観光になりますね。
「本場のアメリカ人に見くびられないような洋館を!」という創始者の想いで建てられたこの洋館。100年近く経った現在でも、堂々と自慢できるほどに立派な佇まいが観光客を魅了します。
2. 旧黒須銀行
一見地味なこの建物。ある側面から入間の歴史を語る上で、欠かせない建築物なのです。その「ある側面」とは、経済の面。明治末期に建てられた「黒須銀行」の本店として、入間の財界を支えてきた存在でした。黒須銀行は、間接的に現在の埼玉りそな銀行の源流となっています。1900年の設立以降、第一次世界大戦を経て不況に陥った黒須銀行。その後合併を強いられました。このとき合併した「武州銀行」が、後に埼玉銀行となり、現在の形へと続きます。まさに、激動の時代を生きた銀行だったのですね。
普段は中に入れませんが、特別公開日はじっくり見ることができます。いかにも日本らしい造りながら、窓が多くて開放感のある内装。旧石川組製糸西洋館とセットで行くのが、観光ルートの鉄板です。
名称:旧黒須銀行
住所:埼玉県入間市宮前町5−33
公式・関連サイトURL:http://www.city.iruma.saitama.jp/bunkazai/bunkazai/kurosuginko.html
3. 三井アウトレットパーク入間
全国13の都市に展開する三井アウトレットパーク。ここに行けば買い物に困ることはありません!海外ブランドから生活雑貨まで、幅広いお店が200店舗以上入っています。
ただ、このアウトレットモールの魅力は、ショッピングにとどまらない自由自在なエンターテイメント性。いつでも遊べる遊具や、休日限定のミニSLで、お子様が目一杯楽しめます。「ポップジェット」という噴水は入間店ならでは。暖かい時期には光と音と水が融合したショーが行われ、観光客の目を引きます。車で訪れる方が多いですが、電車の場合は西武池袋線・入間市駅からバスで15分ほどのアクセスです。ペットと一緒に入れるお店も充実。入間市外からも、観光客が訪れる定番スポットです。
名称:三井アウトレットパーク入間
住所:埼玉県入間市宮寺3169−1
公式・関連サイトURL:http://www.31op.com/iruma/
4. ジョンソンタウン
「アメリカの田舎町に行ってきたよ!」友達に写真を見せてもバレないほどに、完全にアメリカになりきった街が入間にあります。入間市駅南口を出てから左へまっすぐ歩くこと15分。アメリカの郊外を彷彿とさせる、白塗りの平屋住宅が建ち並びます。周りを見渡せば、カラフルな外車に、アルファベットの看板が目立つカフェや雑貨屋。ここでは、人々が普通に暮らしています。
そう、ジョンソンタウンは「アメリカを完全再現」というよりは、「日本にアメリカの街を持ってきた」というイメージです。日本にいながら、アメリカを全身で体感できる、コスパ最高ですね。そんなアメリカ観光気分を楽しめるジョンソンタウンには、かわいいカフェや雑貨屋が点在。中にはボルダリング施設まで。レストランの中には、アメリカンなハンバーガー屋さんは当然ながら、和食やベトナム料理まで幅広く揃っていますよ。
名称:ジョンソンタウン
住所:埼玉県入間市東町1-2-27
公式・関連サイトURL:http://johnson-town.com/
5. 彩りの森入間公園
ジョンソンタウンの目の前にある、自然豊かな公園。ジョンソンタウン全体よりも大きな敷地面積を誇ります。水と緑のコントラストが美しく、季節ごとに変化する景色が入間市民に愛されています。もともとは米軍基地だったこの場所が、現在では子供たちの笑い声に包まれる広場へと様変わり。オハイオ州に実際にある公園をモチーフにしているため、心なしか欧米のクリーンなパークの雰囲気です。ジョンソンタウンの一部と捉えている人も多く、近所の住民がリラックスできる憩いの場となっています。
観光客にとっては、バーベキューガーデンがあるのが嬉しいところ。夏場は公園でお肉を頬張ってお腹いっぱいになりましょう。準備いらず、片づけいらずなので、手ぶらの観光客でも問題ありません。さらに公園全体は、私たちだけでなくワンちゃんにとっても最高の散歩コース。アウトレットパークもある入間は、ペット連れの観光客に最適な場とも言えますね。
名称:彩りの森入間公園
住所:埼玉県入間市向陽台2
公式・関連サイトURL:www.seibu-la.co.jp/sainomori/
6. 富士見公園
こちらはジョンソンタウンのお隣。豊富な遊具が揃う公園です。注目は長~い滑り台。「ロングスライダー」と呼ばれています。実は、埼玉はこのロングスライダーがやたら多い県なんです。その数なんと約30ヶ所!埼玉県にそんな特徴があったとは意外ですね。「ロングスライダー巡り」なんていうマニアックな観光も楽しいかもしれません。
入間市・富士見公園の滑り台はローラータイプ。地形の高低差を活かしているため、お子様にとっては意外とスリルがあるかも!?紅葉など公園の自然に囲まれて、時間を忘れる休日を。
名称:富士見公園
住所:埼玉県入間市東町1-16
公式・関連サイトURL:http://saipo.net/11225004.html
7. 航空自衛隊入間基地
入間は航空自衛隊の基地があることでも知られていますよね。国内最大級の隊員数を誇る主要な基地として、私たちの平和な生活を守ってくれる存在です。しかし、その実態はあまり馴染み深いものではないかもしれません。「自衛隊ってかっこいい!」、「どんな飛行機に乗っているんだろう?」などなど…入間基地では、そんな素朴な興味や疑問に応えてくれるイベントが毎年開催されています!それが、例年文化の日に行われる「航空祭」です。
入間基地にある航空機が展示されたり、太鼓の演奏などのイベントが行われたり、未知の世界を身近に感じる大規模なお祭りです。最大の見どころは、アクロバット飛行チーム・ブルーインパルスによる曲技飛行。空に真っ直ぐな直線や、愛らしいハートが描かれます。中には5つの輪っかまで!前回の東京オリンピックの開会式で、五輪のマークを描いたパフォーマンスを思い出しますね。かっこいい航空機が、自由自在に空を飛び回る姿は一見の価値あり。毎年大注目の、入間恒例イベントに参加してみましょう!
名称:航空自衛隊入間基地
住所:埼玉県狭山市稲荷山2−3
公式・関連サイトURL:http://www.mod.go.jp/asdf/iruma/
8. 茶畑
お茶というと静岡を思い浮かべる方も多いでしょう。しかし入間は、そこと肩を並べる「狭山茶」というお茶の名産地なのです。日本を代表するお茶の産地、静岡・宇治・狭山。国内の3大銘茶と呼ばれ、静岡は色、宇治は香り、そして狭山は味が良いと言われています。深いコクのある濃厚さが特徴で、「味は狭山でとどめさす」なんて言葉もあるんですよ。埼玉観光のお土産でも定番で、最近では狭山茶スイーツも観光客に人気です。
狭山茶だから産地は埼玉県狭山市では?と思いますよね。たしかに、狭山市やお隣・所沢市でも作られているのですが、メインは入間市の茶畑なんです。そのため、入間には美しい緑一面の風景が広がっています。茶の花は、入間の市の花に定められるほど。入間にとって狭山茶は、シンボル的な存在なのですね。一定の間隔で立っている電灯のようなものは、「防霜(ぼうそう)ファン」と呼ばれています。漢字の通り、霜による茶葉への被害を防ぐための扇風機で、茶畑の特徴とも言えます。おいしいお茶が私たちのもとへ届くまでの、農家の知恵が垣間見れますね。
名称:入間の茶畑
住所:埼玉県入間市上谷ヶ貫244周辺
公式・関連サイトURL:https://www.city.iruma.saitama.jp/kankou/keikan50/keikan50_m01.html
9. 入間市博物館ALIT
「アリット」の愛称で入間市民から親しまれる博物館。歴史、自然、さらには科学の視点から入間市を解剖する展示がされています。かつての自然をイメージしたジオラマや、歴史を紐解く屏風絵など、豊富な展示物で飽きさせないのが魅力的。「こども科学室」では、実験を通して身近な出来事の不思議を解決するプログラムもあります。
また、入間の茶畑と一緒に訪れたいのが「お茶の博物館」。同じ敷地内にあり、入間だけでなく外国のお茶まで網羅しています。緑茶から紅茶まで、私たちの身近な存在であるお茶への知識を深めてみませんか?きっと目からうろこの新情報だらけで、勉強になる観光ができますよ。
名称:入間市博物館
住所:埼玉県入間市二本木100
公式・関連サイトURL:http://www.alit.city.iruma.saitama.jp/
10. アクアリゾート いるまの湯
たまにはまったり。市民のみならず観光客の疲れも癒す充実のスパです。魅力は、お値段以上の設備。電気風呂や炭酸泉など、普通のお湯とは一味違ったお風呂を入り比べできるんです。サウナも普通のものに加えて、塩サウナもあるので飽きません。そして、一番人気は岩盤浴!寝転がって温まるタイプで、体全身がデトックスされる感覚です。
お風呂から出た後も施設内でゆったりまったり。お食事処でお腹をみたすのもいいでしょうし、エステでさらに癒されてもいいでしょう。アクアリゾートと銘打つだけあって、入間を訪れる人々の極上癒やし空間になっています。
名称:アクアリゾート いるまの湯
住所:埼玉県入間市春日町1-11-10
公式・関連サイトURL:http://www.41-26.com/
◎まとめ
日本にいながら、海外の名所を巡っている気分になれる。そんな観光都市、なかなかありませんよね。茶畑など日本らしい風景を残しながら、歴史ある外国の建造物も残す入間。対極にある2つの魅力が、入間で1つに融合しているのです。入間が観光客や市民に愛される理由は、そんな独自の文化にあるようです。
こじんまりしている中に、色々なものが詰まった入間市。都心からのアクセスも良いので、急に空いた一日の観光なんかにうってつけです。隣には、所沢や狭山など、こちらも幅広い観光スポットが満載。セットで巡れば、埼玉の西部エリアを存分に深められるでしょう。ぷらっと行くのにちょうどいい入間、ぜひ次の休日の参考にしてみてくださいね。
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