フランス第2の都市・リヨンのおすすめ観光スポット14選!

画像出典:Sander van der Werf/shutterstock

フランス第2の都市・リヨンのおすすめ観光スポット14選!

フランスで第2の都市として知られているリヨンは、世界遺産の街としても有名。ローマ帝国の時代から2000年以上の歴史をもつ都市として、観光スポットも盛りだくさん。そんなフランスを旅行する時には外せないリヨンですが、ツアーも多くホテルもたくさんあるので安心です。また、中世から絹の町として栄えてきたた商業都市であることから、美しい教会や史跡があるのもリヨンの観光名所としての魅力。歴史がつまったリヨンののおすすめ観光スポット14選をご紹介します。

目次

フランス第2の都市・リヨンのおすすめ観光スポット14選!

目次を閉じる

1. 旧市街

出典: Sergey Novikov/shutterstock

ソーヌ川に沿って15世紀から17世紀の中世の街並みが続いているこの旧市街。可愛い雑貨や「ブション」と呼ばれるリヨンの伝統的料理を味わえるレストランが並んでいます。石畳の続く道や、フランスらしい趣のある建物など、リヨンの観光では最初に訪れたい観光スポット。リヨン歴史地区として1998年に世界遺産に登録されました。

また、旧市街には「トラブール」と呼ばれる屋根付きの秘密の抜け道があちこちにあります。元々は絹織物を雨にぬらさないように作られたものなのですが、第2次世界大戦中にはレジスタンスがここを利用してドイツ軍の目から逃れていました。一見すると住人の家の入口では?と思う様な通路をくぐると別の道に続いていたりと、迷路のような気分で楽しむことができますよ。

2. フルヴィエール ノートルダム大聖堂

出典: prochasson frederic/shutterstock

リヨンの中心地からケーブルカーで行くと、フルヴィエールの丘にノートルダム大聖堂があります。リヨン市民の寄付によって1872年に建てられた教会で、リヨンのシンボル的な存在。歴史のある観光スポットととして、観光客にも人気です。

ノートルダム大聖堂の見どころは、なんといってもその美しさ。精緻な細工が施された白い豪奢な外観がまず目を惹き、中に入ると青と金の装飾の豪華さに息を飲んでしまうほど。床も美しいモザイクで覆われ、訪れる観光客をとにかく圧倒させてしまう教会です。また展望台からは、ローヌ川とセーヌ川の流れるリヨンの美しい街並みが眼下に見てとれます。夜にライトアップされ青白く光る美しい教会を下から眺めるのもまた趣がありますね。

3. 古代ローマ劇場

出典: andreyspb21/shutterstock

ノートルダム大聖堂から徒歩5分程の場所にあるこの古代ローマ劇場は、紀元前15世紀に建てられたフランス最古の古代ローマ帝国の遺跡です。当時1万人もの観客を収容しました。周辺には古代の住宅跡や小神殿も残されれており、リヨンの歴史を感じられる観光スポット。建物が地下に埋もれたガロ・ローマ考古学博物館なども観光客必見ですよ。

そしてこの古代ローマ劇場、なんと現在も使用されています。「フルヴィエールの夜」と呼ばれるイベントでは夏になると毎晩音楽コンサート、ダンス、オペラなど様々なイベントが催されます。それらイベントを目的に、リヨン市民だけではなくあちこちから多くの観光客が訪れる観光名所。涼しいリヨンの夜の風に吹かれながら音楽に耳を傾けるという素敵な観光が楽しめる古代ローマ劇場。リヨン観光でもとびきりの思い出になること間違いなしです。

4. サン・ジャン大聖堂

出典: RossHelen/shutterstock

リヨン旧市街にあるサン・ジャン大聖堂は、12世紀から300年もの歳月をかけて作られました。1600年にアンリ4世が結婚式を行ったこともあるという歴史ある教会です。ロマネスク様式とゴシック様式の融合という建築様式はめずらしいながらも荘厳な雰囲気。美しいバラ窓も観光客の目を惹き、装飾の施されている3つの入口付近には、その美しさを一目見ようと多くの観光客で溢れます。

教会内部も見ごたえがあり、豪華な祭壇や美しいステンドグラス、パイプオルガンに宗教画など、どれも眼を見張るほどの美しさ。昔の聖職者席に施された彫刻やバラ窓から、教会内部に差し込む陽の光などにもぜひ注目してみてくださいね。ヨーロッパ最古といわれる天文時計は12時、14時、15時、16時になると音楽が流れ、からくり時計が動き出しますよ。ミサが行われていない時以外はいつでも見学可能です。リヨンを観光する際はぜひ訪れて欲しい教会です。

5. リヨン中央市場

出典: fr.m.wikipedia.org

別名ポールボキューズ市場とも呼ばれる、リヨン中央市場。リヨン郊外にあるレストランで、毎年ミシュランの3つ星を獲得している有名なシェフ・ポールボキューズ氏の名が付けられている市場です。観光スポットとしてだけではなく、リヨン市民の台所としても愛されています。

中に入ると様々な商品を扱った小さなお店が軒を連ねているので、見どころ満載。肉や新鮮な魚介類、果物、野菜、美味しそうなスイーツやパンもあります。そして日本では見たことのないようなさまざまなチーズも並んでいますよ。さすが食の都リヨン!と実感させる市場です。

6. クロワルースの丘

出典: Gaelfphoto/shutterstock

クロワルースの丘は、リヨンで盛んだった絹織物産業の中心地として沢山の職人が住んでいた場所。そのため、「職人の丘」ともいわれています。ここで毎週日曜の午前中に開かれるマルシェは、リヨン最大規模を誇ります。あふれんばかりの食品が並ぶ様子に、思わずあちこち目移りしてしまいますよ。

またこの丘にはいくつかの展望台もあり、そこからリヨンの街並みを見渡せる観光スポットでもあります。この丘に行くまでの坂道「モンテ・ド・ラ・グランド・コット」では、古い街並みの建物を使用したお洒落な雑貨店やカフェも並んでいますよ。散策しながら観光できるおすすめのスポットです。

7. ベルクール広場

出典: tichr/shutterstock

リヨンの中心ともいえるベルクール広場は、ヨーロッパ屈指の大きな観光名所。広場の中央にはルイ14世の像が立てられており、端にはリヨン出身の有名な作家サン・デグジュペリにちなんだ星の王子様の像も置かれています。休日にはよくイベントが行われ、時期により大きな観覧車も出現。この広場からはフルヴィエールの丘がよく見えるので、観覧車に乗って見る景色も格別です。またリヨンの有名な「光の祭典」ではここでの光のショーを見るために世界中から大勢の観光客が広場に集まってきます。

広場の周りにはレストランやカフェも充実。さらにベルクール広場を中心として東西に大きなショッピング通りもあるので、観光や買い物にも便利。そして何より観光客にとって欠かせない観光案内所があります。もし数日リヨンを滞在するのであれば、観光案内所で入手できる観光フリーパス「リヨンシティカード」を購入するのがおすすめです。

8. リヨン美術館

出典: fr.m.wikipedia.org

テロー広場に面しているリヨン美術館は、17世紀の修道院だった建物を利用してフランス革命後に開館しました。良家の子女の修道院だったこともあり、建物・回廊・中庭とどこも豪華で、訪れる観光客の人々もうっとり。

そしてなにより観光スポットとしておすすめな理由は、収集品の数々の素晴らしさです。古代エジプト・ギリシャからローマにいたるまでの遺跡から、中世の画家の絵画、そして近代の作品まで世界各国あらゆる分野の収蔵品があります。ピカソやモネ、ドガなど有名な画家の作品も集められたリヨン美術館は、フランスではルーブルに次ぐ規模。そして観光客の方々にとっては嬉しいことに、常設展の展示品に関しては写真撮影も出来てしまうとか!美術品の鑑賞に目が疲れたら、素敵な中庭のカフェで一休みするのもおすすめです。

9. テロー広場

出典: Mihai-Bogdan Lazar/shutterstock

街の中心に位置するテロー広場は、リヨン美術館とリヨン市庁舎の前にあります。市庁舎のすぐ後ろには、美しい女神像が目を惹くオペラ座も。またリヨンの観光スポットとして有名な「だまし絵」なども徒歩ですぐ見に行くことができる便利な広場です。ここからクロワルースの丘に続く道もありますよ。

テロー広場にある噴水は、ニューヨークの女神像の製作者でもあるフランス人のフレデリク・パルトルディが製作したことでも有名。女性像と馬はフランスと4つの川を表しており、多くの観光客が写真を撮っています。さらに、この広場は夜に訪れるとまた格別の美しさ。ライトアップされた市庁舎や美術館を眺めながらお酒を楽しむ、という素敵な思い出づくりにもぴったりのスポットです。

10. テッドール公園

出典: Ihor Serdyukov/shutterstock

リヨン中心地からさほど遠くない場所に、120ヘクタールもの広大な敷地面積を持つテッドール公園。フランス最大級の市民公園であり、リヨン市民の憩いの場です。観光客も大勢訪れるリヨンの人気観光スポットなので必見。

広大な公園内には、芝生や大きな池、植物園にバラ園、そして鹿が放し飼いにされ多くの野鳥類も自由に飛び回っています。そしてなんと公園内にキリンやライオン、クマにワニなどのいる動物園も!これらはすべて入場料フリー。遊具がある公園や小さい遊園地のようなものもあるので、子供連れの観光客の方にもおすすめ。昼間にランチを持参して芝生に寝転びのんびり過ごすもよし、夜の公園のロマンティックな雰囲気に浸るもよし。リヨン市民と同じように、思い思いの過ごし方を楽しんでみてくださいね。

11. ミニチュアシネマ博物館

出典: fr.m.wikipedia.org

リヨンを観光している際に何気なくふらっと訪れてみたら、思いもよらず楽しめたという声も多いミニチュアシネマ博物館。リヨン旧市街にあり、一見普通の建物で入口も小さいので見つけにくいのですが、中に入るとついつい時を忘れて楽しんでしまう展示物がたくさんあります。

地下から1階にかけては有名な映画で使用された小道具やセットが飾られており、ついつい興奮してしまうものばかり。小道具のなかには、『ハリーポッター』で使われていた魔法の杖や、『ラストサムライ』で使用されていた刀などもあります。他にも動くエイリアンや、ホラー映画のセットなどもあるので見どころ満載。2階では、ミニチュア模型が大量に飾られています。リヨンのオペラ座や日本のお寺なども再現されており、精巧に作られた模型のリアルさは思わずじっと見つめてしまいます。リヨンの観光スポットの中でもついつい長居してしまうのが、ここミニチュアシネマ博物館です。

12. コンフュリエンス

出典: ricochet64/shutterstock

リヨン中心地から少し離れた、ソーヌ川とローヌ川の合流地点近く建つコンフュリエンス。リヨンの若者にとても人気の観光スポットです。元々は工業地帯だったのですが、大規模な再開発が行われ、モダンなアパートや美術館など新しい建物が建ち整備されています。

中でも、このコンフュリエンスショッピングセンターは、ソーヌ川沿いに建つお洒落なショッピングスポット。最上階にホテルがあるガラス張りの近代的な建物には、様々なショップやレストラン、カフェなどが入っています。あちこちにベンチなどがあるので、目の前のソーヌ川を見ながらコーヒーを片手にゆっくりできます。さらにボート乗り場もあり、リヨン中心地まで観光しながら川を下ることもOK。カップルの方におすすめしたい観光スポットです。

13. カニュの壁

出典: Greger Ravik

クロワルースの丘のエノン駅近くにはあるだまし絵は、リヨンを代表する観光スポットです。フランス語でトロンプ・ルイユとも呼ばれるだまし絵はリヨン市内の至る所にあるのですが、中でもこの「カニュの壁」は規模も大きく観光客が訪れるスポットなんですよ。

このだまし絵は「シテ・ドゥ・ラ・クレアション」というアーティスト集団が描いたもの。一見、本当に階段があるように見えるから不思議です。観光客は、このだまし絵の前でポーズを決めて写真を撮るのがリヨン観光でのお決まり。階段に座ってみたり、絵の中の人と会話してみたりと、リヨン観光の思い出に残るとっておきの一枚を目指します。リヨン市内のだまし絵は、他にもソーヌ川沿いや街の中心地で見つけることができますよ。リヨンの街のなかでいくつ見つけられるか、ぜひ観光のなかで探してみて下さいね。

14. リヨン織物装飾芸術博物館

出典: commons.wikimedia.org

昔から絹と織物で栄えてきたリヨン。その歴史を学ぶことのできる博物館が、ここリヨン織物装飾芸術博物館です。中世にはファッションの中心はパリではなくリヨンだったというくらい、王族や有名ブランドから注文がありました。

中の展示物は、18世紀に建てられた豪華なヴィルロワ邸に相応しいものばかり。東洋と西洋に分かれて数多くの展示品が飾られています。東洋部門では、ペルシャ絨毯から日本の着物まで、そして西洋部門では中世の美しい刺繍の施された高貴な女性のドレスなど見ごたえ充分。ファッションに興味がある方には、リヨンでもとりわけ必見の観光スポット。ちなみに同じチケットで隣にある家具や工芸品を展示している「装飾芸術美術館」も見学できます。ぜひ一緒に観光してリヨンの歴史をじっくりと学んでみることをおすすめします。

◎まとめ

リヨンのおすすめ観光スポット14選はいかがでしたか。毎年12月には、世界的に有名なリヨンの「光の祭典」を開催。2016年はテロの警戒のため縮小されてしまいましたが、通常は教会から広場、市庁舎まで町の至る所で幻想的な光のショーが行われます。フランス第2の都市リヨンには、歴史のある観光名所が盛りだくさん。一度観光してみれば、あなたもきっとリヨンの虜になるはず。フランス旅行の際は、ぜひ訪れてみてくださいね。

国内のエリア一覧

海外のエリア一覧

カテゴリー一覧

リヨンでおすすめの記事

リヨンのアクセスランキング