歴史感じる港町ヘルシンボリのおすすめ観光スポット6選!

画像出典:Leonid Andronov / PIXTA(ピクスタ)

歴史感じる港町ヘルシンボリのおすすめ観光スポット6選!

ヘルシングボリとも呼ばれる、スウェーデン南部スコーネ地方の都市ヘルシンボリ。古く11世紀から栄えてきた街で、デンマークとの間で度々領土紛争が起こってきた過去を持っています。街がほとんど焼き払われてしまった歴史もありますが、今もヘルシンボリの街並みには趣きが残っていますよ。

また、世界的に有名な家具メーカー、イケアの本社が置かれていることでも知られていて、商業的にも活気があります。

今回はそんな歴史が残る港町ヘルシンボリを訪れたらおすすめしたい観光スポットを6ヶ所まとめてご紹介します!


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歴史感じる港町ヘルシンボリのおすすめ観光スポット6選!

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1.ソフィエロ城

出典: erik forsberg

ヘルシンボリの街から約5km北に位置するソフィエロ城は、2010年にはヨーロッパでもっとも美しい庭園に選ばれたこともある観光スポットとして知られています。1970年代まで、スウェーデン王族が夏に静養する場所として実際に使用されていたこともあり、豪華な宮殿やよく手入れされた庭園がヘルシングボリ市民のみならず多くの観光客も魅了しています。エーレ海峡に臨む丘の上にあり、対岸にはデンマークのクロンボー城なども見渡せる絶景スポットです。

季節ごとにバラやシャクナゲ、ゼラニウムなど1万種類を超える植物が庭園を彩ります。また、宮殿を一部改装してカフェレストランとして営業していたり、当時の様子を再現した部屋を見学できたりと、王族の暮らしをちょっとだけ追体験することもできてワクワクすることでしょう。2016年には新たにジュビリーガーデンがオープンし、ますます観光客が喜ぶ観光スポットとなっています。

2.シェールナン

出典: Guillaume Baviere

スウェーデン南部スコーネ地方最古の建築物の1つシェールナン。デンマークのヘルシンオアからフェリーで来ると、正面に見えるヘルシンボリのランドマークで、多くの観光客が訪れるスポットです。昔は軍事上の重要拠点として機能していましたが、デンマークとの戦争により大部分が焼失。当時の姿を残しているのは、砲台として使用されていた高さ35mのレンガ造りの塔だけですが、内部には戦争の歴史などが展示されていて興味深いですよ。

塔の頂上まで上っていくと、360度のパノラマビューがお出迎え!ヘルシンボリ市内を一望できるだけでなく、対岸のデンマークもばっちり視界に収めることができます。周囲は公園になっているので、ベンチでくつろいだり芝生で寝転がるヘルシンボリ市民に混じって、ひと息ついてみてはどうでしょうか?観光中の休憩場所としてもぴったりですよ。

3.市庁舎

出典: commons.wikimedia.org

1870年に建設されたヘルシンボリの市庁舎は、今も市議会なども行なわれる現役の施設。ネオゴシック調の重厚感ある建物は街のシンボルでもあり、観光客にも人気のスポットです。高さ65mの時計塔は、尖ったてっぺんがかわいらしく、定時になると曲が鳴り時刻を知らせます。また、建物の周りを彩るステンドグラスには、よく見るとヘルシングボリの歴史が描かれているんですよ。

市庁舎前の広場には、ヘルシンボリを舞台にした戦で勝利を手にした英雄スタンボックの銅像がそびえ立っています。ヘルシンボリ旧市街の中心部に位置しているので、観光中は何度も目にする機会があるでしょう。

4.ヤコブ・ハンセンの家

出典: en.wikipedia.org

1675年から79年にかけて、スウェーデンとデンマークとの間で行われたスコーネ戦争で、ヘルシングボリの街はほとんどすべて焼き払われる被害を受けました。その中で住宅として唯一無事だったのが、このヤコブハンセンの家です。最初に建てられたのは1600年代ですが、1931年に改修され今の姿となりました。それでも、中世スウェーデンのスタイルを残している歴史的に貴重な家として、ヘルシンボリを代表する観光名所となっています。

通常内部に入ることはできませんが、ヘルシンボリ市民はここを結婚式やパーティなどの華やかなイベントや、改まった会議などをするときに利用しています。外部は赤いレンガ造りにこげ茶色の木枠をあしらったあたたかみのあるデザインで、見る人をほっこりとさせます。周囲の町並みも趣があるので観光中の散歩コースとしてぴったりですよ。

5.聖マリア教会

出典: commons.wikimedia.org

14世紀に建設が始まり、完成までに数百年を要したと言われる聖マリア教会。スコーネ戦争の戦火を唯一免れた教会として、とても価値ある観光スポットです。到着するとまず目に飛び込んでくるのは大きな乙女の像。この像が建っている場所はその昔、ヘルシンボリに住む人々からとても神聖な場所として崇められていました。

内部の壁は赤レンガで造られていて控えめなデザイン。港町ヘルシンボリならではの、船の模型も飾られていますよ。日曜日のミサや特別なキリスト教行事のとき以外は、観光客にも一般開放されているので、重厚感のある主催壇やパイプオルガン、ステンドグラスなど厳かな雰囲気の中じっくりと鑑賞してみましょう。ヘルシンボリ観光のプランにぜひ入れてくださいね。

6.トロピカル動物園

出典: Guillaume Baviere

ヘルシンボリの北東部にあるトロピカル動物園は、ヘルシングボリ市民も観光客も大勢訪れる屋内動物園。北欧にいながら熱帯気分を堪能できる場所として人気で、熱帯地方の動物を見たり触ったりすることができるんですよ。アフリカからやって来たミーアキャットやマダガスカルのキツネザルなどが、とってもかわいらしい姿で出迎えてくれます。夜間の熱帯雨林を再現したちょっと変わったエリアでは、めったに見ることのできないコウモリなど夜行性の動物が活動する姿を見学できますよ。

トロピカル動物園には水族館エリアもあり、サメが凛々しく泳ぎ回る姿も見られます。ヘビやワニとの触れ合いコーナーも用意されていて、じっくり遊べるヘルシンボリの人気観光スポットです。

◎まとめ

街並みを歩くだけで北欧情緒を感じられるのが魅力のヘルシンボリですが、ご紹介したおすすめ観光スポット6ケ所の中に行ってみたいところはありましたか?ヘルシンボリはスカンジナビア半島の玄関口でもあり、対岸のデンマークの都市ヘルシンオアへもフェリーで30分程度と、簡単に隣の国へ観光に行ける立地条件も嬉しいですね。

ヘルシンボリを訪れる際は、今回の記事を参考にして、思い出深い観光にしてください。

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