若者に人気上昇中の街!蔚山のおすすめ観光スポットをご紹介します

画像出典:Tamas-V

若者に人気上昇中の街!蔚山のおすすめ観光スポットをご紹介します

朝鮮半島の東南端に位置する蔚山(ウルサン)広域市は、韓国7大都市の一つです。韓国を代表する自動車メーカー・現代(ヒョンデ)グループの工場や施設が多数あることでも知られており、韓国屈指の産業地帯とも呼ばれています。プロサッカークラブ・蔚山現代FCのホームタウンでもある蔚山には、2002年の日韓共催ワールドカップで3試合が行われた「蔚山文殊(ムンス)サッカー競技場」もありますよ。釜山(プサン)や慶州(キョンジュ)からのアクセスも良く、若者に人気の街として近年注目度が高まりつつある蔚山。今回は、そんな蔚山でおすすめの観光スポットを厳選してご紹介していきます。

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若者に人気上昇中の街!蔚山のおすすめ観光スポットをご紹介します

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1.クジラ生態体験館

出典: 花火/PIXTA(ピクスタ)

かつては捕鯨が盛んなことで有名だった蔚山の長生浦(チャンセンポ)。その長生浦で捕鯨の歴史やクジラについて学べる施設が「長生浦鯨(コレ)博物館」です。海洋公園内にあるこの水族館では、クジラのみならず淡水魚や熱帯魚、サメ、イルカなど様々な海洋生物を見ることができます。

おすすめは博物館の別館にある「クジラ生体体験館」。施設名には「クジラ」とついていますが、実際ここにいるのはイルカたちです。頭上を優雅に泳ぐイルカたちの姿を真下から眺められる海底トンネルや、人気アトラクションの一つであるイルカショーは必見!日本のイルカショーにも引けを取らない、ハイレベルなパフォーマンスで観客を楽しませてくれています。

2.長生浦クジラ博物館

出典: Marie/Flickr

捕鯨の歴史に始まり、クジラの生態に関する資料からクジラの成長過程を表した模型まで、バラエティー豊かな展示を楽しめる「長生浦クジラ博物館」。敷地内には、子供たちに大人気の遊具や公園も完備されており、遊びから学びまで一通り体験することができる施設となっています。街の歴史と文化を守るために建設された「長生浦クジラ博物館」で、蔚山の捕鯨文化について学んでみるのも良いかもしれませんね。

3.蔚山大公園

蔚山観光で外せないスポットといえば、広大な敷地面積を誇る「蔚山大公園」です。なんと総面積は圧巻の110万5000平方m!その広さゆえ、テレビ局などの取材の際にはヘリコプターを使用するほどなのだとか。大きな園内には植物園やミニ動物園、ゴルフ場、ピクニック広場、クラフト体験コーナー、プールなど子供から大人まで楽しめる施設が揃っています。

四季折々の草花に彩られた庭園は、癒しスポットとして観光客や地元民ので大賑わい。ランチを持参して大自然の中でピクニックを楽しむも良し、サイクリングをしながら蔚山の風を全身で浴びるも良し。
園内はとにかく広く移動が大変なので、年配の方や小さなお子様をお連れの方は巡回バスを利用してみてはいかがでしょうか?

4.神仏山(シンブルサン)郡立公園

上北面(サンブクミョン)と三南面(サムナムミョン)一帯に位置する「神仏山」も、蔚山の人気観光スポットの一つです。アルプス山脈のように美しいことから「嶺南(リョンナム)アルプス」の愛称で親しまれています。景色が美しいのはもちろんのこと、登山コースがきれいに整備されており登山しやすいことから地方からもたくさんの登山客が訪れてます。

神仏山に来たらぜひ注目していただきたいのが、肝月峠(カンウォルジェ)に広がるススキ原。「蔚山12景」の一つでもあるススキ原の風景は、幻想的で美しく訪れる人々を魅了します。体力が心配という方も、ぜひ積極的に登山にチャレンジしてみましょう!絶景があなたを待ってますよ。

5.十里竹畑(シプリテバッ)

蔚山中心部とはまるで異なる世界が広がる「十里竹畑」。皆さんは「里」という単位が表す距離さが、国によって異なるのをご存知でしょうか?日本での1里は約3.9Km、韓国での1里は約400mを表します。
この十里竹畑はその名の通り、およそ4Kmに渡って広がる竹林に囲まれた遊歩道です。

一歩足を踏み入れると、そこは街中の騒音を一気に遮断したようなとても静かな空間になっています。地元民のみならず多くの観光客が、日々の忙しさやストレスから解放されようとこの竹畑を訪れるのだとか。青々とした竹の良い香りに包まれながら散策すれば、きっとリフレッシュできるでしょう。

6.艮絶串(カンジョルゴッ)灯台

朝鮮半島で最も早い日の出を見ることができる艮絶串。その艮絶串に1920年に建設されたのが「艮絶串灯台」です。訪れるなら菜の花が満開になる春がおすすめ。灯台を囲むように辺り一面を彩る菜の花は、灯台自体が真っ白ということもあり、より一層花の美しさが強調されます。

艮絶串でもう一つ注目して頂きたいのが、ハートの窓が可愛らしい真っ赤な「プロポーズ灯台」。パネルの上に立つとBGMが流れように設計されており、さらにプロポーズに成功すると音楽が流れるよう仕掛けが施されています。韓国の若者文化を象徴するロマンチックな観光スポット艮絶串灯台。ぜひカップルで訪れてみてくださいね!

7.バラ園

韓国最大規模を誇る蔚山大公園内の「バラ園」。ここには約263品種、数にすると約55,000本ものバラが咲き誇っています。国内最大規模を誇るだけあって、園内では異なるテーマに沿って造られた庭園で思う存分バラ観賞を楽しむことができます。

「愛と美」をテーマに造られた「ビーナスの庭園」はフォトスポットとして大人気。涙の形をした花壇を写真に収めようと、カップルや観光客がたくさん集まっています。

バラが満開になる5月には、蔚山の一大イベントでもある「バラ祭り(チャンミチュクチェ)」が開催され、より一層賑わいます。バラに関する展示からパレード、夜のライトアップなど、バラづくしになった園内はとっても美しいですよ。幻想的な雰囲気を楽しみに、あえて夜に訪れるのもおすすめです。

8.波来沼(パレソ)瀑布

こちらは、神仏山瀑布自然休養林の近くにある滝つぼです。雨乞いをするといつも雨が降ったことから「パレソ」と呼ばれるようになりました。「パレソ」とは韓国語で「願う」を意味する言葉。その「パレソ」に後から字をあてて「波来沼瀑布」という名前になったのです。

今でも遠方から願い事をしにたくさんの人が訪れるというこの「波来沼瀑布」。滝つぼの水面は美しいコバルトブルーで、宝石のようなカラーが人々の心を癒してくれます。滝音に耳を傾けながらたっぷりとマイナスイオンを浴びれば、リラックス効果は抜群!願い事を叶えるため、はたまた癒されるため、ぜひ一度足を運んでみましょう。

9.蔚山博物館

「蔚山博物館」は、2011年にオープンしたばかりの比較的新しい博物館です。「蔚山の過去と現在、未来」をテーマに造られており、先史時代からの歴史を展示する「歴史館」や産業都市・蔚山の現状を学べる「産業史館」、子供たちが遊びながら学べる「子ども体験館」などから構成されています。

蔚山に関するあらゆることが学べる博物館だけに、地元の子供たちの教育の場として度々利用されるという「蔚山博物館」。蔚山の歴史を知った上で観光すれば、きっと旅もより有意義なものになりますよ。

10.鎮下(チナ)海水浴場

蔚山市民やサーファーたちから愛されている人気のビーチ「鎮下海水浴場」。きれいに清掃された白い砂浜と、透明度の高い海水が魅力の観光名所です。遠浅で水深が浅く水温が高めなので海水浴には最適。ファミリーに人気があるのも頷けますね。

ビーチといえば夏を想像しがちですが、ガラリと雰囲気が変わる冬の景色も必見ですよ。ほのかに漂う松の香りと穏やかな波、そして爽やかな潮風。素敵な要素がぎゅっと詰まった「鎮下海水浴場」で、思い思いの時間をお過ごしくださいね。

11.西生浦倭城(ソセンポウェソン)

1592年に豊臣秀吉が朝鮮を攻めるために起こした「文禄・慶長の役」。韓国では「壬辰倭乱(イムジムウェラン)」の名で広く知られています。朝鮮半島に上陸した秀吉は、日本海に面する沿岸部に約30もの城を築城しました。この「西生浦倭城」もその一つ。1593年に加藤清正によって建てられたものです。

「西生浦倭城」は現在は公園になっており、ローカルたちが集う憩いの場として愛されています。城跡としての保存状態も良いので、城マニアならきっと大興奮すること間違いなしでしょう。春に満開になる桜もお見逃しなく!

12.長生浦クジラ文化村

「長生浦クジラ文化村」は、かつて蔚山にあった「長生浦クジラ漁村」の風景を再現した複合施設です。
捕鯨が盛んであった1960~1970年代の街並みがまるで本物のように忠実に再現されており、タイムスリップしたかのような観光を楽しむことができます。

実物大の模型がシンボルの「クジラ彫刻公園」や、クジラに関する資料をストーリー形式で展示した「クジラ物語の道・クジラ出会いの道」などなど、テーマ毎に造られた施設はどれも大満足の充実ぶり。どなたでもわかりやすい展示になっていますので、気軽に足を運んでみてくださいね。

13.大王岩(テワンアム)公園

蔚山の東海岸に位置する「大王岩公園」は、蔚山の絶景スポットです。公園の入り口と海岸を結ぶ黒松の松林が有名で、周辺にはサクラやツバキ、ウメなど、日本でもお馴染みの美しい花々が植えられています。

海辺に出ると、そこには奇妙な形をした岩がいっぱい!海辺にはクジラの顎の骨が立てられているところがあり、蔚山が「クジラの街」であったことを実際に目で見て確かめることができます。「大王岩公園」はサンセットの鑑賞スポットとしても有名なので、ぜひタイミングを合わせて訪れてみましょう。

14.太和江(テファガン)大公園

「太和江大公園」は、2011年に開園したばかりの新しい公園です。敷地面積は圧巻の16万平方mを誇り、広大な園内には約6千万本もの草花が植えられています。そんな豊かな自然たちは、四季を通してバラエティー豊かな癒し空間と憩いの場を提供してくれています。

敷地内にある太和江展望台からは、渡り鳥が飛び交う様子を見られるのだとか。先程ご紹介した「十里竹畑」とあわせて自然観察を楽しむのも良いでしょう。園内はとにかく広いので、移動はレンタル自転車を利用することをおすすめします。

15.大公園動物園

蔚山大公園内で特にファミリーに人気のあるエリアが「大公園動物園」です。大きな動物はいませんが、ミーアキャットやプレーリードッグのほか、日本ではあまり見かけない珍しい動物たちも展示されており見応え充分。テーマ毎に分けて展示されていて、非常に見やすいのも特徴です。

こちらでぜひ注目したい動物が、北アフリカやアラビア半島に生息するという「フェネック」。大きな耳とフサフサの尻尾が特徴のキツネのような動物で、とにかく可愛いと園内一の人気ぶりです。このフェネック目当てに大公園動物園を訪れる方も多いそうですよ。

また、数々のオウムが展示された「オウム天国」では、オリの中に入って直接触れ合うことができます。
肩にオウムを乗せて記念撮影をする観光客の姿もちらほら。ぜひ蔚山観光の記念に1枚いかがでしょうか?

16.松林

大王岩公園の入口から海岸へと続く遊歩道の途中に、樹齢100年を超える黒松が生い茂る松林があります。
この最高級の松の木が織りなす景観は、大王岩公園のシンボルとなっており、松林を含む大王岩公園全体は「蔚山12景」にも選ばれています。

海辺にある公園であるにもかかわらず、松林に一歩足を踏み入れると聞こえてくるのは林がたてる心地よい音。周囲とはまた一味違った別世界が広がっています。蔚山屈指の絶景を目と耳と肌で感じられる、そんな素敵な松林へぜひ足を運んでみてくださいね。

17.朱田(チュジョン)モンドル海岸

「朱田モンドル海岸」は、「モンドル」と呼ばれる丸い小石が特徴的な海岸です。砂浜ではなく小石なので散策にもぴったり。海水の透明度が高く、蔚山市内外からも多くのカップルやファミリーが海水浴に訪れ海の景色や香りを楽しんでいます。

「朱田モンドル海岸」を訪れるなら、ぜひ早朝か夕暮れ時を狙ってみてください。朝日が水平線から登り、また、夕日が沈んでいく姿はなんとも神秘的。息を呑むほど美しいですよ。海岸沿いの道路は蔚山屈指のドライブコースとしても有名なので、レンタカーを借りてドライブを楽しんでみるのも良いかもしれません。

18.蔚山テーマ植物樹木園

農園を改装して造られた「蔚山テーマ植物樹木園」。季節ごとに異なる表情を見せてくれる庭園には、様々な種類の樹木や植物が植えられており、自然学習や学習研究をするにはもってこいですよ。お子様の夏休みの自由研究などにも利用できそうですね。

敷地内には植物園のほかに、爬虫類と触れ合える体験館やワークショップを楽しめる施設、ギャラリー、遊具広場など子供から大人まで楽しめる施設が揃っています。ワークショップは天然石鹸や木製のネックレス作り、植樹、染物などバラエティーに富んでいるので、きっとお好みのものが見つかりますよ。

19.韓方(ハンバン)テーマパーク艸楽堂(チョラッタン)

「韓方テーマパーク艸楽堂」は、韓国医療をテーマにした施設。韓国の伝統家屋「韓屋(ハノク)」と風情ある庭園に囲まれながら、のんびり休養するも良し、韓方医療を体験するも良し。治療は外国人でも受けることができます。

中でも、一泊二日で構成されているヘルスツアーがおすすめ。薬膳料理や薬草風呂、パック、韓方茶など、体に優しい健康法が目白押しです。蔚山のみならず、地方からもたくさんの方が療養に訪れるそうですよ。この機会にぜひ韓方医療を体験してみませんか?

◎まとめ

蔚山は自動車の生産高で国内一位を誇る産業都市ですが、そんなイメージを覆すような素敵な観光スポットがたくさんありましたね。家族で楽しめる施設からカップルに人気のデートスポットまで、バラエティー豊かに揃っているのが魅力。博物館や植物園など、子供が楽しく学べる場所が充実しているのもうれしいですね。都会と呼ばれながら自然も併せ持っているので、ぜひ癒されに足を運んでみてください。釜山からはKTX(高速鉄道)で約20分、在来線を利用しても70分程でアクセスできますよ。

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