名称:八橋かきつばた園
住所:愛知県知立市八橋町寺内61
公式・関連サイトURL:https://goo.gl/cbtWjw
愛知県の知立市(ちりゅうし)は知立神社の門前町として発展した町で、東海道三大社のひとつである知立神社や県花でもあるかきつばたの鑑賞が楽しめ、ゆったり巡るにはもってこいの観光地です。東海道39番目の宿場町であった面影が今でも数多く残り、史跡や古い町並みから当時の情景が思い起こされます。
旅のお供に、ホットケーキのような生地で餡を巻いた「大あんまき」は観光しながら食べてほしい知立名物のひとつ!期間限定のあんまきもあるので、ぜひドライブしながら食べてみてくださいね。それでは、知立市でゆったり巡ることができる観光スポットを7選でご紹介します。
目次
知立市の歴史を感じながら、ゆったりと巡る観光スポット7選
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1.知立市の花が咲きこぼれる「八橋かきつばた園」
「八橋かきつばた園」は無量寿寺の境内にある庭園で、毎年4月末から5月末まで「かきつばた祭り」を開催。かきつばた祭りは60年ほど前から行われていて、県内外からたくさんの観光客が観覧に訪れます。かきつばたは、愛知県の花、知立市の花としても有名で、その可憐な姿から地元の人たちからも人気の高い花。八橋かきつばた園は昔から知られる観光名所で、5月の季節になると3万本ほどのかきつばたが咲き、その美しい景色を見た歌人たちは数々の名歌を残してきたました。
園いっぱいに広がる鮮やかな紫色のかきつばたは、幸福・幸運という花言葉のとおり、訪れる人を幸せな気持ちにし魅了するでしょう。茶室もあるので、お茶をすすりながら花を観賞するのもオススメ。かきつばたに囲まれゆったりした雰囲気の中で園内を散歩するのもいいですね。
八橋かきつばた園へのアクセスは、名鉄三河線「三河八橋駅」から徒歩で約8分、伊勢湾岸道「豊田南IC」から車で約10分。春の知立市観光にいかかでしょうか?
2.唐衣の歌が詠まれた「かきつ姫公園」
「かきつ姫公園」は平安時代にかきつばたが咲きこぼれていた場所で、伊勢物語の在原業平が東国へ下る途中に、かきつばたを観賞しながら唐衣を詠んだ場所といわれています。公園に入るとすぐに、業平の歌が刻まれた歌碑と、立派な落田中の一本松があり、園内には業平の像も建てられています。静かな住宅街の中にあるので、ゆっくり散歩しながら業平の歌を口ずさみ、情景を思い浮かべてみるのも楽しいでしょう。
知立市の雰囲気を味わいながら公園に足を運ぶと、業平の気分で公園を回ることができるかもしれませんね。日向ぼっこもオススメですよ。
名称:かきつ姫公園
住所:愛知県知立市八橋町大流27-93
公式・関連サイトURL:https://goo.gl/bk4zd3
3.知立の歴史を探る「知立市歴史民俗資料館」
名鉄本線知立駅から徒歩約10分の所にある知立市歴史民俗資料館は、知立市の図書館に併設されている資料館。原始・古代の発掘品の展示から、江戸時代の東海道知立宿や宿場町の模型など、愛知県ではここでしか見られないものをたくさん展示しています。ダイナミックな復元品や映像もあるのでわかりやすく、子どもたちにもおすすめ。企画展なども行われています。
開館時間は平日9:00~19:00、土日祝日は9:00~17:00、毎週月曜日と第4金曜日、年末年始は休館日となっています。入館は無料ですので、歴史・文化に触れることが少ない今だからこそ、知立市の観光に歴史民俗資料館へ足を延ばしてみませんか?ゆったり見学することができますよ。
(2016年11月現在の情報です)
名称:知立市歴史民俗資料館
住所:愛知県知立市南新地2-3-3
公式・関連サイトURL:https://goo.gl/Cm40SV
4.東海道三社の一つ「知立神社」
知立市の観光スポットのひとつ「知立神社」は、江戸時代には東海道三社のひとつに数えられたとても由緒ある神社。創建は景行天皇の頃だとされており、「まむし除け」のご神徳として東海道を渡る旅の人たちには名高く、愛知県民の思い入れが強い神社です。
境内には鶏、池には亀もいて、心鎮まる時間が流れています。毎年6月に開催される「しょうぶ祭り」の頃には、約3万株の花しょうぶが綺麗に咲き誇り、訪れた人を癒し包みこんでくれるような見ごたえ。14.5mの多宝堂は国の重要文化財にも指定されていて、歴史の重みを感じますよ。他にも歴史ある建造物がいくつもあるので、参詣しながらゆっくり境内を巡ってみるのもオススメです。
名称:知立神社
住所:愛知県知立市西町神田12
公式・関連サイトURL:http://chiryu-jinja.com/contents-2.html
5.知立神社の別当寺院「総持寺」
知立神社の神宮寺の名残り?の総持寺。天台宗寺門派。 pic.twitter.com/OvikIBGGNo
— ITO Toshikazu (@toshiitoh) June 29, 2014
知立駅出口から徒歩で約10分の所にある「総待寺」は、三河新四国八十八箇所霊場の第1番の札所。天台宗の高僧円仁が知立神社を訪れた時に毒蛇に噛まれ、知立神社に祈り治癒したので、その感謝の意を込め神宮寺を建てたと伝えられています。
表門はとても立派な鐘楼門で、境内には所狭しと堂があります。地蔵堂の内部にある「おもかる地蔵」は、抱き上げたときに軽く感じると願いが叶うと言われているので、この機会に地蔵を抱いてみてはいかがでしょう。異国感あふれる竜宮門、開山堂、出世不動、四国八十八箇所お砂踏みなどが見どころの総持寺。知立神社のすぐ近くにあるので合わせて訪れてみてください。
名称:総持寺
住所:愛知県知立市西町新川48
公式・関連サイトURL:http://www.aichitabi.com/tiryu/soujiji.html
6.知立の弘法さんを祀る「遍照院」
「遍照院(へんじょういん)」には空海が彫ったと言われる見返り姿の自像が本尊として祀られていて、知立市民には「知立の弘法さん」として親しまれています。境内には本堂をはじめ、四国八十八ヶ所お砂踏み霊場や、弁天堂などいくつもの堂があり、参拝者が多い寺院。空海の命日とされる旧暦21日は縁日で、多くの露店が並び、にぎやかな雰囲気。平日の静かな寺院とは違った情景を見ることができ、観光としても楽しめるでしょう。境内に植えられている花も鮮やかで、心を和ませてくれますよ。
遍照院へのアクセスは、名鉄「知立駅」から徒歩で約15分、東海道新幹線「三河安城駅」からタクシーで約7分、駐車場があるので車やレンタカーでもOKです。
名称:遍照院
住所:愛知県知立市弘法町弘法山19
公式・関連URL:http://henjoin.com/
7.かきつばたの歴史がわかる「知立八橋史跡保存館」
「知立八橋史跡保存館」は4月~6月に開館する期間限定の博物館で、八橋かきつばたの歴史や在原業平、伊勢物語などに関する文化財が保存、展示されています。方巌売茶翁(ほうがんばいさおう)が旅の時に茶道具一式を入れて背負っていた笈(おい)は県の指定文化財にもなっていて、見ごたえのある展示物のひとつ。旅の記録を残した雑記帳や数百点におよぶ文化財が保存されており、ここでしか見ることができない物が多い知立市の歴史観光スポットです。
無量寿寺の境内にあるので、かきつばたが咲く時期に訪れるのがおすすめ。歴史をたどりながら、より一層かきつばたの美しさを感じることができるかもしれませんね。月・金曜日は休館日、入館料は大人150円、小中学生70円。期間外は予約を入れると開館してもらえるので問い合わせてみましょう。
(2016年11月現在の情報です)
名称:知立八橋史跡保存館
住所:愛知県知立市八橋町寺内61-1 無量寿寺境内
公式・関連URL:http://www.city.chiryu.aichi.jp/shisetsu/bunka/1451813725273.html
◎まとめ
知立市の花「かきつばた」が咲き誇り、唐衣で有名な業平とゆかりのあるこの地での観光は、歴史を探りながら楽しめそうですね。かきつばた園や知立八橋史跡保存館は無量寿寺の境内にあるので、セットで巡り園内を散策してみましょう。盲導犬を受け入れ、スロープや車椅子専用トイレも完備。利用客に優しい施設になっています。
東海道三社の一つ知立神社と総持寺は繋がりのある寺院。国の重要文化財や四国八十八箇所お砂踏みなど、境内にある多くの堂にも歴史や重みがあり、知れば知るほど知立市に魅了されるかもしれません。知立市をゆったり巡る観光スポット7選を参考に、ぜひ知立市で素敵な旅の思い出を作ってくださいね。
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