大連のおすすめ観光スポット13選!昔懐かしい日本に会いに行こう

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大連のおすすめ観光スポット13選!昔懐かしい日本に会いに行こう

「北の香港」とも呼ばれる大連は、多くの外国企業が進出し、経済技術開発区に指定されています。そのため、大連は発展した港湾都市です。かつては日本の統治時代があり、現在は日系企業が多く進出していることもあって、大連は日本と大変深いつながりがあることをご存知でしょうか。

今では日本国内でもあまり味わうことのできない昭和の雰囲気を感じられる日本家屋や、統治時代の様々な建物など、懐かしい日本が大連にはあります。また、アジア最大の広さの星海広場や、老虎灘海洋公園など、スケールの大きな観光スポットを楽しむことができるのも、中国大連ならではといえるでしょう。

あなたも、そんな大連に今すぐ観光に出かけてみませんか?きっと、素敵な出会いがあなたを待っているはずです。

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大連のおすすめ観光スポット13選!昔懐かしい日本に会いに行こう

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1.中山広場

出典: genjoe / PIXTA(ピクスタ)

大連には大小様々な広場がありますが、中でも最も美しいのがこの中山広場。この直径213mの広場を中心として、市中心部の道路は放射線状に延びています。

中山広場は、日本の統治時代には大広場と呼ばれ、今でも公園の周りにはその当時建てられた10棟の欧風建築が残っています。特に、大連賓館、中国銀行大連分行、中国工商銀行大連分行などは有名で、それらの建物は、現在、政府の各機関や金融機関として利用されています。また、当時を偲ぶ建物として、その外観を見に来る観光客も多くいます。日本統治時代は何の建物なのか調べて置くと、大連観光をもっと楽しまめすよ。

広場には、夕食後の時間帯になるとたくさんの人が集まってきて、それぞれが、思い思いのことをしながら、楽しんでいます。語らうカップルや、玩具で遊ぶ親子、踊りに興じる年長者など、ここでは、大連市民のちょっとした日常を覗き見ることができるでしょう。観光スポットとしてはもちろんですが、あなたも地元の人になった気分で公園散策を楽しんで下さい。

2.大連満鉄旧跡陳列館

大連を観光すると、日本統治時代の建物がたくさん残っていることに気付くのではないでしょうか。この、大連満鉄旧跡陳列館も、そんな中のひとつです。南満州鉄道株式会社、通称満鉄は、日本統治時代の象徴ともいえる日本の民間企業でした。満鉄は、民間企業と言いながらも、実際には日本政府直属の機関で、鉄道付属地の都市建設や港湾建設なども積極的に行う大企業でした。その満鉄100周年を記念して、旧満鉄本社の一部とホールが2007年9月に復元されました。それが、この「大連満鉄旧跡陳列館」です。

陳列館内部は、当時使われていた机や書棚、会議卓などが配置され、写真や資料が展示されています。それらは、ここ大連と日本との深い歴史を物語る貴重なものです。観光スポットではありますが、素晴らしい建造物や調度品の数々に触れ、この地でかつて働いた日本の先人たちに思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

3.旧ロシア人街

出典: trikehawks / PIXTA(ピクスタ)

大連には、路面電車が走っていますが、大連駅からその路面電車が走る長江路を北東に進んで行くと勝利橋という橋があります。その橋を渡ったところが、旧ロシア人街です。

この辺りは、かつてロシア人居住区だったため、ロシア風建築の建物が立ち並ぶところでした。それらが、再開発で2000年に旧ロシア人街として復元され、今は大連の有名な観光スポットに。その盛況ぶりは、ロシアからの観光客も訪れて賑わうほどです。

旧ロシア人街で、一番目をひくのが通りの奥にある「旧大連市自然博物館」の建物です。現在は使われていませんが、かつては帝政ロシア支配下時代の市役所でそた。その洗練された建物は、ここが大連ではなくロシアなのではないかと思わせるほど印象的。また、この辺りにはロシア建築の建物を使ったホテルも多くあり、大連を訪れる際には泊まってみるのも良いかもしれません。きっと、異国情緒を味わうことができるはずです。

4.旧日本人街

日本統治時代、大連はその中核都市として発展しました。終戦後、多くの日本式住居や都市施設が残され、そこに市民が移り住みました。しかし近年、それらも老朽化が進み、一部の重要な建築物を除いてはその姿を消しつつあります。現在は、旧連鎖街・南山・沙河口・文化台などのエリアには、比較的多く日本統治時代の建物が残っています。そのため、日本からの観光客も多く訪れています。旧ロシア人街のようにテーマパーク化は進んでいませんが、昭和を感じさせるようなレトロな住宅のデザインは、その時代を知らない人でさえ、なぜか懐かしい気持ちにさせてくれます。

とくに、大連駅前の旧連鎖街は、周辺に続々と高層建築が建設される中、昭和時代にタイムスリップしたかのような気分を味わえる場所です。ここは、日本統治時代、駅前商店街といえるところでした。昭和の名優三船敏郎の父が経営していた「スター写真館」があったことでも有名です。最近は、日本国内でも昭和の雰囲気はなかなか味わえなくなりました。ぜひ、大連観光をするなら、今のうちに旧日本人街を訪ねてみて下さい。懐かしい日本に出会えるかもしれません。

5.大連金石賞石館

大連金石賞石館は、中国で最大規模の石の展示館です。五彩石・黄河石・水晶など約200種3000個の奇石や名石が展示されており、その膨大な展示品の数には圧巻です。黒い石に花の模様が入った菊花石や、金石灘のカルスト地形から採掘した亀裂石など、ここでしか見られない貴重な石が数多くあり、観光スポットとしてお薦めです。

日本でも、近年、石に秘められたパワーが注目され、身につけることを好む方も増えたと思います。そういう意味では、何千年という昔から石の存在を大切にしてきた中国は、パワーストーンの本場ともいえるのではないでしょうか。ここ、大連で、貴重な石に触れ、そのパワーをぜひ授かって下さい。

6.中原街

日が暮れる頃、小腹がちょっと空いてきますよね。大連観光で一日歩き回り、少し休みたいなぁとも思う頃。そんな時、おすすめなのが中原街です。

中原街は約100mの場所に屋台が連なる屋台街。大きな通りから一本道を入ると、そこは熱気あふれる屋台が連なり、地元の人や観光客で賑わっています。観光の楽しみのひとつは、その地元の食文化に触れることでもあります。おしゃれなレストランでの食事も良いですが、地元の人が普段どんなものを食べているのか、覗いてみるのも旅ならではのこと。ここ中原街には、羊肉の串焼きや焼餅など、屋台ならではの食べ物がズラリ。食べ歩きしながらブラブラするのも良いし、見て歩くだけでも地元の活気を感じることができ、十分楽しめます。大連駅南口の青泥街の近くにあるので、アクセスも簡単なので、ぜひ訪れてみてください。

7.老虎灘海洋公園

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大連観光で日数に余裕があれば、この老虎灘公園で一日ゆっくり遊んではいかがでしょうか。国家観光局からトップクラスの観光スポットに認定されており、118万平方mもの広大な敷地の中に、水族館・珊瑚館などが整備されています。展望台にはロープウェイで移動することができ、海側には観光船もあります。イルカやアシカのショーを見たり、インコなどの鳥と触れ合うこともできるので、家族連れでも、カップルでも、大人から子供まで十分楽しむことのできる観光スポットです。

また、この辺りはロケーションが素晴らしく、晴れた日に展望台から見える景色は何とも言えません。日本にも似たような場所はあるかもしれませんが、そこは中国。広大な土地は、スケールが違います。大連にお出かけの際は、ぜひ訪れてみて下さいね。

8.東方威尼斯水城

東方威尼斯水城(ドンファンウェイニーシーシュイチャン)は大連湾近くの東港再開発地区に、50億元の費用をかけて建設されたイタリア・ヴェネチアの運河を再現したテーマパークです。人造運河は約1kmに渡り、その脇には壮麗な洋風建築が並んでいます。それをゴンドラで遊覧することができ、観光に訪れた人は、本場ヴェネツィアの雰囲気をこの大連で楽しむことができるのです。

中国のすごいところは、本物により近いスケールでテーマパークなどを作ることかもしれません。それは、広大な土地と、スケールの大きな国民性ならではといえるでしょう。この東方威尼斯水城も、まさにそんな近代中国の象徴ともいえる場所です。大連観光に行って、ヴェネツィアに行った気分も味わえる。二度美味しい旅になるかもしれませんよ。

9.宏済大舞台

大連で現在京劇の舞台が観られるのは、この「宏済大舞台」といわれる劇場だけです。1908年に建てられたこの劇場は、古くは「永善茶園」と呼ばれていました。

ウェブサイトで演目を見ることができるので、確かめてから出かけると良いでしょう。また、ここでは、京劇のメイクと衣装を着て写真を撮る、観光客向けのコスプレサービスを行っています。メイクはプロの京劇の美容師が担当するので、観光用とはいうものの本格的な仕上がりです。

宏済大舞台で観られるのは、京劇だけではありません。雑技や変面など、中国伝統の神ワザも上演しているので、見に行ってみてはどうでしょう?

10.星海広場

アジア最大の面積を誇る広場だといわれている、この星海広場です。最初にここを訪れると、まずその広さに圧倒されます。楕円形をしたこの公園の広さは4.5万㎡で、楕円形の一番長いところは240mもあります。こんな規模の公園は、日本ではお目にかかることができません。大連を訪れたら、ぜひ観光ルートに入れて散策してみてください。

この星海広場は、風光明媚で知られていた星海湾を埋め立てて、大連市の100年記念として建設されました。ここには、「星海国際会展中心」という会議・展示センターもあり、大連の副都心としての働きも担っています。

公園の周囲は、高級マンションや展示場、事務所ビルなどが建てられており、まるで公園を取り囲んでいるようです。その様子は、近代都市大連の象徴ともいえるのではないでしょうか。

11.大連現代博物館

2002年にオープンした大連現代博物館。中国風と西洋風を融合させたモダンな外観の建物で、星海広場の北側に立っています。4階建ての建物の内部は、約100年前の近代から現代までの大連を、都市や産業、文化などのテーマ別に展示しています。

中でも特に興味深いのが、1904年から1945年の日本統治時代を「多元文化的交流与融合」の時代として、当時の町の様子や日常の暮らしを紹介していることです。これは、中国国内の他の歴史博物館では見られません。この大連現代博物館で日本統治時代の文化が紹介されていることは、日本に関わる歴史を公平に扱おうとするこの博物館の姿勢がそこから見えます。中国において、それはとても貴重なことといえるのではないでしょうか。

この貴重な博物館にぜひあなたも足を運んでみて下さい。観光スポットとしてだけではない、この博物館の重要さがわかるはずです。

12.大連森林動物園

白雲山という小高い山全体が、動物園を含めた森林公園となっている大連森林公園。

その中の動物園がが、この大連森林動物園です。園内はものすごく広くて、150種2,000頭の動物を飼育し、車で移動するサファリと、歩いて回る普通の動物園に分かれています。「大連熊猫館」ではジャイアントパンダを見ることができますし、アシカのショーを行っているエリアなどもあり、内容は盛りだくさんで訪れる観光客を楽しませてくれます。

星海公園から車で5分ほどとアクセスも良いので、動物園で遊んだ後に、星海公園を散策してみるのも良いのではないでしょうか。家族連れはもちろん、中国に来たのだからパンダをどうしても見たいという方には、オススメの観光スポットです。

13.大黒山

大黒山は、大連の金州区にある山です。風光明媚なこの山。数々の名所と寺院があり、多くの観光客が訪れています。西側の朝陽寺方面と東側の観音閣方面とふたつの登山口があり、どちらから登っても素晴らしい景色と、観光スポットとして見逃せない名所に出会うことができるのが、大黒山観光の魅力です。

中でも、ぜひ訪れてほしいのが、明時代の仏教寺院である観音閣と、清の時代の道教寺院である水響観。その他にも、かつて大黒山で高句麗と唐が戦った頃の城壁などが再現されているので、史跡観光をするにもピッタリ。

登山口までは、金州駅から車で20分ぐらいで着きます。お天気の良い日は、ピックニック気分で出かけてみるのもよいでしょう。

◎まとめ

大連の観光スポット13選をご紹介しました。実は、大連には今回ご紹介できなかった魅力的な観光スポットがたくさんあります。ロシアや日本の文化を残しながら、新しい中国として発展していく大連。そのスケールの大きさと、豊かな自然…観光するのに十分楽しめますよ。

またレトロな香りのする建物と近代的な建築物の融合。新しいものと古いものを上手く取り入れながら、やって来る観光客を飽きさせません。そんな大連に今すぐ出かけてみてはいかがでしょうか。素敵な思い出になること間違いなしです!

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