スペイン・バスク地方の芸術都市!ビルバオのおすすめ観光スポット7選

画像出典:IVANVIEITO

スペイン・バスク地方の芸術都市!ビルバオのおすすめ観光スポット7選

スペイン北部、ビスケー湾を望む美しい都市ビルバオは、バスク地方の観光スポット。かつて、造船と鉄鋼業によって、スペイン有数の工業都市として栄えました。20世紀末には重工業の下降と共に、街は一時衰退。その打開策として現代アートによる大規模プロジェクトで街の再生を図り、ビルバオならではの観光地として生まれ変わりました。グッゲンハイム美術館や美しいデザインの地下鉄、ビルバオ川に架かるスビスリ橋など見逃せないスポットが満載。ホテルも多いので、日数をかけて観光するのもいいですね。スペインの旅行では、外せないビルバオのおすすめ観光スポットをご紹介します。

目次

スペイン・バスク地方の芸術都市!ビルバオのおすすめ観光スポット7選

目次を閉じる

1. ビルバオ・グッゲンハイム美術館

出典: commons.wikimedia.org

ビルバオ・グッゲンハイム美術館は、都市再生プロジェクトの一環として、1997年にオープンした現代美術専門の美術館です。ニューヨークにあるグッゲンハイム美術館の分館の一つ。観光としての見どころは美術館に入る前から始まります。アメリカ人建築家フランク・O・ゲーリーによる建物は石灰石やチタン、ガラスなどが組み合わさり、不思議な湾曲を見せています。太陽光が当たると時間と共にきらびやかに変化していく外観そのものが芸術的ですよ。

3つのフロアからなる館内は19の展示室に分かれています。常設展示作品のほかにほぼ半年ごとに企画展が開催され、観光客を飽きさせることはありません。美術館開設以来、ビルバオを訪れる観光客は急増し、街に大きな経済効果をもたらしました。さらにビルバオのイメージアップにもつながり、外せない観光スポットです。

2. ビスカヤ橋

出典: Mimadeo

港湾都市ビルバオの河口付近にあるゴンドラを、備えた世界最古の運搬橋「ビスカヤ橋」。1893年に開設以来、今だに現役で活躍し続けています。2006年に世界遺産に登録されて以来、バスク地方を代表する観光地として世界中の観光客の注目を集めるようになりました。

橋の長さは164m、水面からの高さは45m。橋桁から吊り下げられたゴンドラが片道2分弱で人や車を乗せて移動しています。ゴンドラは6台の自動車と300人ほど人間を運ぶことが可能。観光用の歩道も設置されていて、50mほどの高さのところを海や港を見ながら歩いて渡ることもできますよ。

橋はビルバオ出身の建築家アルベルト・デ・パラシオによって設計されたもの。彼は、あのパリのエッフェル塔を手掛けたギュスターヴ・エッフェルの弟子であったため、この橋はエッフェル塔に似た構造になっているのも見どころです。じっくり見ながら観光してくださいね。

3. カスコ・ビエホ

出典: Jon Chica/shutterstock

ビルバオの最も古い地区で、ビルバオの起源が見られる旧市街。1300年に建設された、中世の街並みを色濃く残すこの地区にはたくさんの観光客が訪れます。当初は3本の通りしかなかった旧市街に、15世紀になってさらに4本の通りが追加されました。それらが細かい路地で繋がれることになり、今のような迷路の街並みになっているのです。

日中、この旧市街の大部分が歩行者専用道路になっているので観光客がたくさん集まり、ビルバオきっての賑わいをみせます。歴史的建造物がたくさんあり、ヨーロッパ最大級の食品小売市場、リベラ市場もこの地区にあります。夜も観光客にとって魅力なのは、たくさんのバルやレストランが軒を連ねているので満喫できるところ。ビルバオの夜に旧市街でのバルのはしごを楽しんでくださいね。

4. スビスリ橋

出典: trabantos/shutterstock

ビルバオ市内を流れるビルバオ川に架かる歩行者専用の橋「スビスリ橋」。スペインの建築家サンティアゴ・カラトラバが設計した橋です。スビスリとはバスク語で「白い橋」という意味。それほど大きくはありませんが、有名な建築家が手掛けた芸術作品として観光客の間に知られています。

サンティアゴ・カラトラバは、アテネ・オリンピックのメイン会場をを手掛けた建築家。ビルバオでは、この橋のほかにビルバオ空港も彼の設計によるものです。床材にガラス製タイルが使用されているこの橋は、非実用的と批判を受ける一方で、ビルバオのシンボルや観光スポットとして称賛も受けるという賛否両論がある橋です。実際、湾曲橋の独創性は見所ですね。川には遊覧ボートがあるので、この川沿いの現代アートを鑑賞するのも楽しいですよ。

5. ヌエバ広場

出典: Jarno Gonzalez Zarraonandia/shutterstock

ヌエバ広場は、ビルバオ旧市街、カスコ・ビエホのメイン広場で四方を歴史的建造物に囲まれた正方形の広場です。1851年に開設されて以来、市民の憩いの場として親しまれ、観光客にも人気の観光地になっています。

ビルバオらしい観光と言えばアート巡りにバル巡り。広場を囲む美しい建物の一階は、アーケードになっており、たくさんのバルが並んでいます。温かい晴れた日はオープンカフェで休憩できるので、お酒が飲めない人もバル巡りできますよ。

またバルの楽しみといえば、ピンチョスと呼ばれるスライスしたバケットの上に食材が盛られているものを食べることですよね。バルだらけの広場なので、それぞれのピンチョスを食べ比べるのも楽しいですよ。日曜日も開いているバルがあるので観光客には嬉しいですね。歴史的建造物に囲まれた広場でリラックスした休日を楽しんでくださいね。

6. サンティアゴ大聖堂

出典: es.wikipedia.org

ビルバオ旧市街のほぼ中心に位置するカテドラル、サンティアゴ大聖堂。歴史的建造物が数多く残るカスコ・ビエホの中でも最も重要な観光地の一つです。カテドラルの初期の起源は14世紀後半にまで遡り、その後何世紀にもわたって修復が行われてきました。ゴシック様式をベースに様々な建築様式が融合。美しい教会として人気なのも納得ですね。

迷路のようなビルバオ旧市街にありますが、カテドラルの塔は高いので難なくたどり着けますよ。内部のステンドグラスがとても美しく一見の価値があります。またカテドラルの周りにはたくさんバルがあり、地元の人や観光客の休憩スポット。歴史的宗教建造物とバルで食事をしている人の組み合わせの光景がまた、ビルバオ旧市街らしい光景です。

7. リベラ市場

出典: trabantos/shutterstock

ビルバオの旧市街と新市街を隔てる、ビルバオ川の旧市街側のほとりにある、巨大な食品小売市場です。スペインの市場はどこも楽しいですが、特に人気の観光スポット。ビルバオ新市街側から見ると、川に停留しているおしゃれな船のようです。

市場の建物の造りも凝っているので見どころ満載。内部もとてもきれいで、地下が魚市場、一階が肉市場、そして二階が野菜や果物の売り場とわかりやすく分かれています。アールデコ調のガラスがふんだんに使われ採光しているので市場内は常に明るい雰囲気。何も買わなくても楽しい観光ができる市場ですよ。

もちろん、内部にもオープンエアのスペースにもバルがあちこちにあるので、ピンチョス食べ歩きの観光を楽しむのにもおすすめです。

◎まとめ

ビルバオでおすすめの観光スポットをご紹介しました。観光都市として急成長したビルバオは、観光地としてアクセスもよく、スペインの旅行におすすめのスポットです。コンパクトな街なので、日数もそれほどかからず観光できるのも魅力。カフェやレストラン、ホテルもたくさんあるので、グルメも堪能できますよ。スペイン北部を旅行する時には、ぜひビルバオに訪れてくださいね。

国内のエリア一覧

海外のエリア一覧

カテゴリー一覧

ビルバオでおすすめの記事

ビルバオのアクセスランキング