名称:長篠城址
住所:新城市長篠市場22-1
公式・関連サイトURL:https://bit.ly/2Gg8HVj
湯谷温泉(ゆやおんせん)は、愛知県新城市にある渓谷の出で湯です。周囲は鳳来峡と呼ばれる風光明媚な景勝地で、とくに秋の紅葉シーズンには多くの観光客が訪れます。近年は、新東名高速や三遠南信自動車道の開通により、新東名の新城ICからなら車で約15分、三遠南信自動車道の鳳来峡ICからは10分足らずで行くことができ、アクセスもたいへん便利になりました。西三河の奥座敷ともいえる湯谷温泉には、自然や歴史を楽しめる観光スポットがたくさんあります。今回は、そのうち7つを選りすぐってご紹介いたします。
目次
【愛知県】湯谷温泉のおすすめ観光スポット7選!紅葉の鳳来峡と長篠古戦場が有名
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1. 長篠城址
新城ICやJR飯田線長篠城駅のすぐ近くに、長篠の戦いで有名な長篠城址があります。1575年、武田信玄の息子勝頼はこの城を1万5千の大軍で囲みましたが攻め落とすことができず、援軍としてやってきた織田・徳川連合軍に敗れました。
歴史の教科書でもお馴染みの長篠城址は、今では立派な観光スポットとして整備されています。当時の建物こそないものの、深い堀や高い土塁がしっかり残っていて見ごたえがありますよ。駐車場も整備されていて、観光用の資料館もすぐ脇に建てられています。
付近には飲食店や物産館もあるので、観光旅行中のランチやショッピングにもおすすめです。
2. 鳳来寺
湯谷温泉の背後にそびえる鳳来寺山の中腹には、大宝2年(702)に利修仙人が開山したと伝わる鳳来寺(ほうらいじ)があります。湯谷温泉を発見したのも利修仙人といわれ、1300年以上の歴史をもっていることになります。
徳川家康の生母於大の方が鳳来寺に参籠し、その後家康を身籠ったという伝説があることから、江戸幕府3代将軍徳川家光はとくに鳳来寺を篤く崇拝しました。この時に多くの伽藍が整備され、寺は隆盛を極めましたが、明治時代に入って急速に衰退。現在はわずかな堂宇と家光が建立した国指定重要文化財の山門が残っています。
建物は少ないとはいえ、険しい山中の古刹は雰囲気抜群!西麓の表参道からは、本堂まで1,425段もの石段を登らなければなりませんが、東の湯谷温泉側からなら中腹まで車で上がることができます。頑張って登った先には、ご褒美の雄大な景色がまっていますよ。
名称:鳳来寺
住所:新城市門谷鳳来寺1
公式・関連サイトURL:https://www.okuminavi.jp/search/detail.php?id=619
3. 設楽原古戦場
3千挺の鉄砲の前に無敵の騎馬軍団が敗れ去った長篠の戦いの決戦は、長篠城から2kmほど西に離れた通称「設楽原(したらがはら)」で繰り広げられました。両軍合わせて5万以上の兵が激突したとされる広大な古戦場には、資料館や戦死した武将の墓碑などいろいろな観光の見どころが散在しています。
なかでも、地元の保存会が数年に一度組みなおすという「馬防柵」は、戦いをもっとも身近に感じられるスポットの1つ。名高い武田の騎馬隊の突撃を防ぐために信長が築かせた長大な防衛ラインの一部を再現したものです。世にいう鉄砲の「三段撃ち」については近年疑問が呈されていて、この馬防柵こそが戦いの大きなカギであったといわれています。
湯谷温泉から新東名高速を利用して名古屋方面に向かう人は、ぜひ新城IC手前の「長篠設楽原パーキングエリア(下り)」に立ち寄ってみてください。ここは信長の本陣跡のすぐ脇に位置していて、駐車場から歩いて観光に行くことができます。
名称:設楽原古戦場
住所:新城市竹広ほか
公式・関連サイトURL:https://www.okuminavi.jp/search/detail.php?id=516
4. 阿寺の七滝
「阿寺の七滝」は、「日本の滝100選」にも選ばれている名瀑の観光スポットです。名前の由来は滝が7段になっているから。2段や3段の滝はしばしばみられますが、1つの滝で7段にも分かれて流れ落ちているというのは、日本国内でもかなり珍しいといえるでしょう。
この滝を形成する岩は「子抱石」とも呼ばれ、願をかけて拝むと子宝に恵まれるといわれています。また、陰陽師として有名な安倍晴明が若い頃にこの滝で修行をしたとも伝えられていて、滝へ向かう道中には晴明が使ったとされる井戸も見られますよ。
湯谷温泉からは車で少し山中を分け入り、有料の七滝口駐車場から渓流沿いの遊歩道を歩いて15分ほど。ちょっとしたトレッキングになるので、履き慣れたスニーカーなどで行くのがおすすめです。
名称:阿寺の七滝
住所:新城市下吉田沢谷下25-3
公式・関連サイトURL:https://www.okuminavi.jp/search/detail.php?id=172
5. 乳岩峡
「乳岩峡(ちいわきょう)」は三遠南信道路の鳳来峡ICから宇連川を少し遡った、その支流の乳岩川沿いにある観光名所です。3~4kmにわたって続く流紋岩質凝灰岩の渓流で、ほぼ一枚岩に見える平らな河床を透き通った水がサラサラと流れる様子は、とても印象に残る美しさ!時には滝となり淵となり、川の水もさまざまな色にきらめいています。
渓谷の最奥にそびえる標高670mの乳岩山は、名前のとおり乳岩峡のシンボル!山頂周辺には洞窟が貫通して天然の石橋となった「通天橋」や「極楽門」といった奇勝があり、ここでしか見られない独特の景観が楽しめます。最寄りの駐車場からは歩いて登って約40分なので、余力のある方はぜひチャレンジしてみてください。
名称:乳岩峡
住所:新城市川合乳岩
公式・関連サイトURL:https://bit.ly/2BcEDUR
6. 桜淵公園
新城市街の近くにある「桜淵公園」は、その名の通り桜と淵のコラボレーションが美しい景観観光スポット!かつて新城の領主だった菅沼氏の命で植樹が始まったとされる、歴史の長い公園でもあります。
日本に桜の名所多かれど、渓谷美と満開の桜を同時に視界に収めることのできる観光名所はそうあるものではありません。淡いピンクの桜とエメラルドグリーンの淵とのマッチングに、思わずうっとりしてしまうことでしょう。
川に架かる赤い「笠岩橋」も印象的で、橋の上から見る景色もまた絶景です。川には貸しボートが浮かんでいるので、カップルや家族、友人同士などで船から花見を楽しむというのも風流ですね。
名称:桜淵公園
住所:新城市庭野字八名井田
公式・関連サイトURL:http://www.okuminavi.jp/search/detail.php?id=97
7. 鳳来寺山自然科学博物館
鳳来寺山には、「ブッ・ポウ・ソウ(仏法僧)」と聞こえる鳴き声をもつフクロウの1種コノハズクが生息しています。この特徴的な鳴き声の持ち主は、古くから「ブッポウソウ」と名付けられたまったく別の山鳥だと考えられていました。しかし、昭和10年(1935)に鳳来寺山に響き渡る「ブッ・ポウ・ソウ」の声をラジオで生中継したところ、それを聞いた東京の人が「うちで飼っているコノハズクと同じ鳴き声だ」と名乗り出たため、ようやく声の主が明らかになったのです。
そんな鳳来寺山のシンボルともいえるコノハズクも、近年は開発により生息数を大きく減らしています。鳳来寺の表参道下にある鳳来寺山自然科学博物館では、そんな貴重な「ブッ・ポウ・ソウ」の声を、いつでも聴くことができますよ!ほかにも鳳来寺山の植物や動物、岩石や鉱物などに関する豊富な展示が魅力です。湯谷温泉周辺で「これは!」と思う石やキノコを見つけたら、博物館の館長と学芸員さんにぜひ鑑定してもらいましょう。
名称:鳳来寺山自然科学博物館
住所:新城市門谷字森脇6
公式・関連サイトURL:http://hourai99.la.coocan.jp/
◎まとめ
奥三河の古湯、湯谷温泉周辺のおすすめ観光スポット7選をお送りしました。渓谷全体が赤や黄色に色付く紅葉シーズンを中心に、湯谷温泉には季節ごとの自然の魅力にあふれています。かたや日本史の転換点ともいえる一大合戦の舞台も巡れるなど、湯谷温泉は観光にも便利!運が良ければ、湯谷温泉での夜のしじまに「ブッ・ポウ・ソウ」の声を耳にできるかもしれませんよ。
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