プエルトリコ・サンフアンの観光地8選!スペイン薫るカリブのリゾート

画像出典:KenWiedemann

プエルトリコ・サンフアンの観光地8選!スペイン薫るカリブのリゾート

カリブ海に浮かぶアメリカ自治領プエルトリコの最大都市がサンフアンです。

16世紀初頭から19世紀末をスペインの植民地として過ごした島であり、その後1898年の米西戦争にてアメリカ軍の爆撃を受け、アメリカの自治領となった歴史があります。そのため島の住人の大部分は英語を使わずスペイン語を今も使っています。

しかし観光客が行くような観光地では英語も通じるため、他のカリブ海の国々より観光客にとって言語的に楽なのがプエルトリコなのです。サンフアンにはその歴史もあってスペイン統治時代の街並みが多く残されており、それこそがサンフアンの魅力的な特徴。またカリブ海のリゾート地でもあるので美しいビーチも堪能できます。

今回はそんなサンフアンの観光スポットの紹介です。

目次

プエルトリコ・サンフアンの観光地8選!スペイン薫るカリブのリゾート

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1.サンフアン旧市街

出典: dennisvdw

サンフアンに観光で訪れたのであれば誰もが一度は訪れることになる場所が、ここサンフアン旧市街です。スペインの植民地時代にはほとんどの人が住んでいた場所といわる旧市街(ビエホ・サンフアン)。その大部分の建物は16世紀から17世紀に建てらえた建造物とのことです。

街並みはスペインの植民地らしいコロニアル調の建物、また青、緑、黄色、ピンクなどの色で塗られており、南米らしい賑やかな街の雰囲気だけでも観光客を魅了することは間違いありません。観光名所でもあるサンタ・カタリナ宮殿やサンフアン大聖堂などもこのエリアにあります。

貴重な街並みを今に残しているため、1983年には「ラ・フォルタレサとプエルトリコのサン・フアン歴史地区」としてユネスコ世界遺産の文化遺産として登録されています。このエリアにはカフェやお土産屋なども多く存在しているので、観光客には絶対に外すことのできない観光エリアです。

2.サン フェリペ デル モロ要塞

出典: karlnorling

サン フェリペ デル モロ要塞は、1539年に建設を開始してから50年の時をかけて完成した巨大要塞です。サンフアンをカリブの海賊や列強各国から守るために建てられました。別名を「エル・モロ」とも呼ばれています。

海から高さ42mの高さにそびえ立ち、全盛期には半島全てをすっぽり包むほどの規模であったとのことです。しかし現在は中心部以外はほとんどが壊されてしまっているので、観光客が観光で訪れることができる場所はその中心部分となっています。

一般公開されている博物館の場所には錆びて年季の入った砲台もあり、当時の人々が外部からの攻撃をどんなに脅威に感じていたのが目にとって感じることができます。またこの砲台の場所からはサンフアン湾、島々の様子を一望できるので、その光景だけでもこの場所を観光で訪れる意味があります。サンフアンの過去の歴史を感じるためには外すことのできない観光地のひとつです。

3.サンクリストバール砦

出典: dennisvdw

上記のサン フェリペ デル モロ要塞から、海沿いを30分ほど歩いた場所にあるのが、サンフアンのもう一つの要塞であるサンクリストバール砦です。こちらも観光客にはこのサンフアンの歴史を知る上で外すことのできない建造物であり観光地です。

要塞の完成は1783年。当時スペインが新世界と呼ばれた植民地で作った要塞としては最大規模の巨大要塞です。

サン フェリペ デル モロ要塞が比較的小規模のものとなっているのは、主にサンフアン側から敵軍が港に近づいてきた際に攻撃をする目的だったことに由来しています。対してこちらのサンクリストバール砦は、外部からの攻撃に対しても当然ながら、それと同時にサンフアン全体を見渡しサンフアンの街を監視し警備する意味合いももっていました。

何層もの壁に囲まれているこちらの砦、その上部からはエルモロ要塞と同様にサンフアンの街並みの様子やカリブの海まで見ることができ、まさに観光には堪らない光景といえるでしょう。

4.ラ・フォルタレサ

出典: commons.wikimedia.org

ラ・フォルタレサは、別名をサンタ・カタリーナ宮殿としても知られています。現在も政府の現役の施設として使用されている建物であり、知事などの政府の用心が会議等で訪れることもある場所です。西半球にある現役の政府の施設としては古い部類のもとなっているので、歴史的に非常に重要なスポットです。

観光客が観光の為にここを訪れることができるのは、現役の政府施設のため会議が行われていない時となっています。またあまりにラフな格好では観光することができないので、その点もご注意ください。

本来はこちらの建物も、エルモロ要塞やサンクリストバール要塞と同様にサンフアンを外部から守るために建てられた要塞の一部であったのです。これだけの要塞がサンフアンにあるということから、当時のスペインがここサンフアンをどれだけ外部の攻撃から守らなければいけない場所だと考えていたかが感じ取れます。歴史を持ったサンフアンの観光スポット、ぜひとも観光してみてくださいね。

5.サンフアン大聖堂

出典: es.wikipedia.org

サンフアン大聖堂は、多くの観光客が訪れるユネスコ世界遺産の文化遺産に登録されているサンフアン旧市街(ビエホ・サンフアン)にあります。

旧市街のサンホセ広場から数ブロック進んだエリアにあり、サンフアンで最も古い歴史を持つ建造物のひとつです。1521年に最初に建設されたものの、ハリケーンによって破壊され1540年に再建されています。アメリカ国内においても2番目に古い教会として知られていますよ。

建物自体が淡いピンクと白い外装をしており、カリブ海地域の青い空とあいまってとても美しいです。一方で内部は、ゴシック調の内装が厳かな雰囲気を醸し出しています。

内部にはインディヘナの毒矢に刺されて亡くなったプエルトリコの初代統治者であり、スペインの探検家でもあるファン・ポンセ・デ・レオンの棺が安置されています。

6.カサ・ブランカ

出典: Roger W

エルモロ要塞とサンフアンの旧市街の移動の途中にあり、緑豊かな庭をもったひときわ目立つ白亜の建物が、カサ・ブランカです。この建物はプエルトリコの初代統治者であり、スペインの探検家でもあったるファン・ポンセ・デ・レオンの住居であった場所です。

館部分は現在博物館として観光客に開放されており、16世紀から17世紀のプエルトリコを知ることができる貴重なスポットとなっています。またその緑豊かな庭はスペインのアルハンブラ宮殿の庭を模したといわれるもの。美しく整えられた庭は、観光で石畳を歩き疲れた足とサンフアンのカリブ地域ならではの眩しさにチカチカした目をきっと癒してくれることでしょう。

サンフアン観光で少し疲れてしまったのならばこちらでゆっくりと過ごしてみてはいかがでしょうか?

7.コンダドビーチ

出典: commons.wikimedia.org

サンフアンの街歩きに疲れてしまったら、サンフアンの旧市街からプエルタ・デ・ディエラ方面に向かったコンダード地区にあるビーチ(コンダドビーチ)に訪れてみてはいかがでしょうか?こちらのビーチの周辺には近代的なリゾートホテルや地元の名物料理を楽しめる高級レストラン、ショッピングエリアなどがあるのでゆっくりと観光するには最適な場所です。

海は潮の流れが強いので、主に大人の方の海水浴やサーフィンなど行うのに最適です。サーフボードはこのエリアのサーフショップでレンタルすることができるので、手ぶらでも安心。また、パラソルと椅子も借りる事ができるので、ビーチでのんびりと本を読んだりすることもできます。

サンフアンは、ちょっと遠くまで足を伸ばせば街歩きだけでなくビーチでの観光も楽しむことができる場所ですよ。

8.カサ・バカルディ

出典: Joe

カリブ地域の国の観光といったら何をイメージしますか?青い海と白い砂浜のビーチでしょうか?大部分の観光客の最初の答えはきっとそうでしょう。

でもそれだけではないのではないのがカリブ地域。例えばキューバであればHavana Clubといったラム酒を使ったモヒートを飲むのが楽しみという方もいるのではないでしょうか。そう、実はここプエルトリコにも有名なラム酒があるのです。それは世界最大のラム酒メーカーでもあるBacardi。

その世界最大の工場を見学することができる場所が、サンフアン旧市街からフェリーで30分ほど行った場所にある街カターニョにあります。工場ではブランドの歴史の説明、ラムの嗅ぎわけ、カクテルのレシピ紹介を受けることができ、またラム酒をつかったカクテルの2杯試飲サービスまで行われています。

サンフアンから足を伸ばすことにはなりますが、お酒の好きな観光客であるのならばサンフアン観光の際の観光地の候補としてぜひ組み入れてみてはかがでしょうか。

◎まとめ

プエルトリコの州都サンフアンのおすすめ観光スポットはいかがでしたか?

スペイン統治時代の歴史的な建造物から、カリブ海のビーチ、またカリブ海地域ならではのお酒ラム酒にまつわる観光施設など、かなりバリエーションにあふれた観光をすることができる場所がプエルトリコのサンフアンです。またシーズンによりますが、野球やプロレスなどのスポーツ観戦も可能。まだまだ日本人観光客にはあまり知られていない場所ですが、かなり魅力的な観光地ですので、ぜひ訪れてみてくださいね。

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