鹿児島県の桜の名所といえばここ！おすすめ観光スポット9選

気候が温暖でそして歴史があり、観光地もたくさんある鹿児島。春に鹿児島へ行くならぜひ押さえておきたい桜の名所をご紹介します。景勝地が多い鹿児島県の桜名所に出かけてみるのもいいですよ。家族や友人、一人旅でも、きっと楽しい思い出ができます。

1. 仙巌園

鹿児島県の仙巌園とは、鹿児島を代表する美しい庭園のある観光地。特に春には桜の名所として多くの観光客が訪れて散策を楽しみます。仙巌園は1658年に薩摩藩の当主・島津光久によって手掛けられた日本庭園で、造園後も歴代当主によって改築されていきました。

幕末には当時進んでいたガス管が点灯し、日本のガス灯発祥におけるルーツのひとつとして数えられます。庭園の敷地面積は5万平方キロメートルで、春の曲水の宴や江戸時代の作法にそって行われる端午の節句、七夕の展示、初頭に行われる草鹿式など、日本古来の由緒正しい行事が行われるとあって、一年中観光客でにぎわいっています。そんな仙巌園も旧正月ごろに咲くガンタンザクラ、3月のソメイヨシノなど桜の名所として有名であり、長期間にわたっていろいろな種類を楽しめます。鹿児島県有数の日本庭園・仙巌園は、桜の名所としても多くの観光客に愛されています。

2.松山城址

鹿児島県志布志市にある松山城は、鹿児島の桜の名所としても有名な城址公園です。松山城は平清盛の弟・平重頼によってつくられた古い城で、その後戦国時代には島津氏や肝付氏の激しい戦乱に巻き込まれました。

のちに島津氏がおさめるところとなり、現在では本丸部分を中心に少しの遺構が残り、自由に観光することができます。松山城の跡地を含む部分が城山総合公園という観光公園なっており、春にはソメイヨシノなど1000本近くの桜が咲き乱れます。

特に夜にはライトアップされて、夜桜も楽しめますよ。城山総合公園には城を模した展望台があり、そこからみる1000本の桜は壮観で、一度は見ておくべき景色。展望台からの景色は風光明媚であり、曽於八景にも選ばれているほどです。鹿児島県志布志市の代表的な桜の名所として、やはり城山総合公園ははずせません。

3.鹿児島市平川動物公園

鹿児島県鹿児島市にある平川動物公園は、九州で初めてコアラを飼育した動物園として有名です。平川動物公園は、春には動物を観察しながら花びらの舞う中、のんびりと散策することができる名所。動物にエサをあげたり動物と触れ合ったり。ガラス越しですが、ホワイトタイガーも見られます。キリンやゾウなどといった動物と一緒に花を見られるのも動物園ならでは。また、平川動物公園にはいろいろなイベントがあるので、家族連れでも楽しく過ごせます。

春には桜の名所となり鹿児島市内外からも観光客が訪れる平川動物公園は、バス停「平川動物公園」下車すぐ。春にはピクニック気分で桜と動物を見に行ってみることをおすすめします。

4.大隅湖

鹿屋市には標高1237mの大箆柄岳を主峰に、御岳など1000mを超える山々が7つ連なった高隅山があります。そんな高隅山のふもとにある湖が幻想的な大隅湖。周辺に植えられた1000本以上の桜が満開に咲く春は、美しい桜の名所として有名です。春の桜だけではなく、初夏には4000株ものアジサイ、秋には紅葉、冬には越冬に訪れる野鳥など四季折々の美しい景色を見ることができます。大隅湖には遊覧ボートもありますので、湖上からの景観を見ることもできますよ。

大隅湖は鹿児島の中でも散策やボートなどいろいろな楽しみ方のできる観光地。1000本の桜が満開になる春の季節は特におすすめなので、ぜひ春を満喫しに行ってみてください。ブラックバス釣りも楽しむことができ、自然の美しい景色を味わいたい人には、大隅湖がおすすめです。

5.霧島神宮

霧島神宮は、鹿児島県霧島市にある有名なパワースポットです。霧島神宮の本殿は朱塗りで荘厳なたたずまい。観光客も多く訪れる由緒正しき神社です。境内には春に咲き乱れる桜だけでなく、樹齢800年ともいわれる神木の杉もあります。

霧島神宮の桜は、例年3月下旬から4月上旬ごろに開花。境内に約200本ある八重桜や枝垂桜などが、絢爛豪華に咲き乱れる名所です。特に拝殿を背景にしたシダレザクラはとても美しく、一見の価値がありますよ。鹿児島の開運スポットとしても人気がある霧島神宮へ、開運祈願とあわせて桜を見にいきましょう。

6.忠元公園

沿道に桜が植えられていて、春には桜並木の中をそぞろ歩き。お店もたくさん並んでいて好きなものを食べながら桜の下を歩くことができる…。そんな桜の名所が鹿児島県伊佐市にある忠元公園です。

忠元公園は、市街地を見渡せるような小高い丘の上に位置しており、とても良い環境。園内の桜並木は2kmにも及び、見ごろの時期には約1000個のちょうちんで飾られます。夜のちょうちんライトアップも楽しめますよ。夜の桜は幻想的で風情があり、カップルのデートにもおすすめです。

バスでも行けますが、無料駐車場が約250台分用意されているのでドライブにも最適。毎年3月下旬から4月には桜まつりも開催され、桜を存分に堪能できます。

7.霧島神話の里公園

鹿児島県霧島市にある霧島神話の里公園は、鹿児島県を代表する桜名所として有名です。この名所は霧島屋久国立公園内にあり、道の駅霧島としても知られています。特におすすめできるのは、その道の駅前にあるさくら園。

約500本の桜があり、春にはたくさんの花が咲き乱れる名所となっています。霧島神話の里公園は高台にありますので、すぐ下に桜島や錦江湾を見下ろすこともできます。桜越しにみるその風景は、まさに春の絶景！また公園内にはさまざまな遊びのスポットがあります。特産品のコーナーやレストラン、イベント広場に展望広場、パターゴルフなどといった遊びのスポットもある楽しい名所です。

8.屋久島千尋の滝展望所

鹿児島県屋久島は、自然豊かな観光地として知られています。特に屋久島の天然記念物となっている杉は、多くの観光客が訪れるパワースポット。そんな屋久島にある千尋の滝展望所は、桜の名所として有名です。

鹿児島県の中でも南に位置する屋久島の桜は、3月上旬からという早い時期から開花。千尋の滝の展望所でも、毎年3月には桜の花を見ることができます。カフェやショップもたくさんある屋久島東部にあるので、観光客も行きやすい場所。鹿児島で咲くソメイヨシノをいちはやく見てみたい方は、屋久島に観光に来るのがおすすめです。

9.奄美フォレストポリス

奄美の桜は1月から2月頃に開花する「緋寒桜」。緋寒桜は濃いピンク色で下向きに咲くという特徴があります。また、見頃はソメイヨシノよりも早く、1月下旬から2月中旬頃。

早い年では、年明けから開花することもあります。ですので、冬にいち早く咲く桜を見たいのであれば、奄美大島に行ってみましょう。桜の名所は奄美大島にいくつかありますが、なかでも奄美フォレストポリスは約1000本の桜並木が広がる名所。奄美大島の大和村にあります。

奄美フォレストポリスは森林公園なので、桜だけでなくいろいろな植物をみたり、森林の中で散策することもできる場所。あたたかな島、奄美で冬に見ることができる桜を堪能でき、森林公園としても多くの観光客に愛される名所です。

◎まとめ

鹿児島県には、自然豊かで風光明媚な観光名所がたくさんあります。そして温暖な気候ですので、桜の名所もたくさんあります。鹿児島では薄いピンク色のソメイヨシノが多いですが、奄美では本土にはない緋寒桜も見どころ。1月中旬から2月にかけて開花する奄美の緋寒桜をはじめ、開花時期が早い鹿児島県で、一足先に桜を楽しんでみませんか。

鹿児島県の桜の名所といえばここ！おすすめ観光スポット9選