サンティアゴ・デ・ロス・カバリェロスで訪れたいおすすめ観光スポット5選

サンティアゴ・ロス・デ・カバリェロスは、カリブ海に浮かぶ島・ドミニカ共和国サンティアゴ州にある州都です。ドミニカの第2の都市であるこの街は、かつてドミニカの首都になったこともあり、ドミニカ独立戦争時には戦いの重要拠点でした。独立の歴史に深い関わりのあるサンティアゴ・ロス・デ・カバリェロスには、その歴史を学べる観光地がたくさんあります。

またタバコの産地としても知られており、葉巻を作る過程が見られる工場は街で人気の観光スポットです。今回はそんなサンティアゴ・ロス・デ・カバリェロスのおすすめ観光スポットを、厳選して5ヵ所ご紹介いたします。

1.Monument a los Heroes de la Restauracion

Monument a los Heroes de la Restauracionはドミニカ共和国独立のためにスペインと戦った、再建戦争の英雄達を記念して造られたモニュメントです。サンティアゴ・ロス・デ・カバリェロスの街の中心部にある丘の上に建っており、街のランドマーク的存在になっています。大きな公園の中にあるこのモニュメントは、街の定番観光スポットです。

モニュメントの前には再建戦争の英雄、グレゴリオ・ルペロンやフランシスコ・デル・ロサリオなどの像が建っています。大理石でできた美しい塔の上にある展望台からは、360度パノラマの素晴らしい景色を一望できますよ！街は山脈に囲まれているため、緑が美しい山々の風景も楽しめます。

また塔が建っている公園は、地元の人や観光客で賑わう人気の場所。サンティアゴ・ロス・デ・カバリェロス観光の際はこの美しいモニュメントをお見逃しなく！

2.セントロ・レオン

サンティアゴ・ロス・デ・カバリェロスで一番有名な博物館と言えばこちら、セントロ・レオン。セント・レオンは、ドミニカ共和国最大の財閥であるレオン・ヒメネスグループによって建てられた博物館です。サンティアゴ・ロス・デ・カバリェロスを訪れる観光客からも、人気の観光スポットになっています。

モダンで立派な建物の博物館では、ドミニカやラテンアメリカ諸国の絵画や写真のコレクションを見ることができます。またドミニカのあるイスパニョーラ島の先住民族・タイノ族の歴史や文化も学ぶことができ、観光客の興味を引く展示品が揃っています。館内ではコンサートやワークショップといった様々なイベントがいつも行われているので、大人から子供まで楽しい時間を過ごすことができますよ！

館内には充実した品揃えの土産物店や、観光客から人気のカフェも併設されていますので、ぜひ立ち寄ってみて下さいね！

3.オーロラシガー工場（La Aurora Cigar Factory）

ドミニカ共和国は世界でも指折りのタバコの葉の生産地。ドミニカ産の葉巻は品質が高いことで有名です。中でも世界的に高い評価を受けているのが、「AURORA（オーロラ）」という老舗の葉巻ブランドで、経営主体はセントロ・レオンを所有しているレオン・ヒメネスグループの会社のひとつ。オーロラの葉巻はこのオーロラシガー工場で作られており、その葉巻作りを見学するツアーが観光客から大人気です！

オーロラシガー工場は、1903年に設立されたドミニカで最も古い葉巻工場です。創業110年以上たった今では、5大陸に1000人以上の従業員を持つ大企業に成長しています。「高品質のタバコを、熟練した職人で」をモットーに作られる葉巻は、すべて手作業。ツアーではガイドの詳しい説明と共に、その過程を見ることができますよ！サンティアゴ・ロス・デ・カバリェロスの有名な観光スポットですので、ぜひ立ち寄ってみてください。

4.フォルタレザ・サン・ルイス

フォルタレザ・サン・ルイスはサンティアゴ・ロス・デ・カバリェロスにあるヤケ・デル・ノルテ川の近くにある要塞です。この要塞は復興戦争の戦闘の場となり、独立後は陸軍士官学校や市の刑務所として長らく使用されていました。2004年に要塞は改装され、現在は軍事博物館として一般公開されています。サンティアゴ・ロス・デ・カバリェロスの重要な歴史的建造物のひとつとして、観光客が訪れる観光名所になっています。

フォルタレザ・サン・ルイスでは、ドミニカ共和国が独立するまでの戦いの歴史を学べる、軍事に関する展示が行われています。実際に復興戦争の際に使用された様々な戦車や大砲が置かれており、銃器などの展示を見ることができますよ！独立の父と呼ばれるファン・パブロ・ドゥアルテをはじめとする、ドミニカの英雄たちの銅像も置かれています。

戦いの重要な拠点であったこの地で、ドミニカ共和国の歴史を学んでみませんか？

5:サンティアゴ大聖堂

サンティアゴ・ロス・デ・カバリェロスの中心部にあるドゥアルテ公園の南側に建っているのが、サンティアゴ大聖堂です。植民地時代には同じ場所に教会が建っていましたが、1842年の大地震の際に崩壊したため、大聖堂が造られることになりました。とはいえその道のりは長く、1868年に建設が始まったものの、資金難や内戦の影響で何度も建設が凍結され、1895年に遂に完成したのだとか。

ゴシック様式とネオクラシック様式の組み合わさった美しい大聖堂の内部には、ドミニカのアーティストが作成したステンドグラスや絵などが飾られています。大聖堂正面にある3つのブロンズの扉には寓話をモチーフにした彫刻が施されており、一見の価値がありますよ！

公園周辺には昔の独裁者の邸宅やサンティアゴ・ロス・デ・カバリェロスの昔の市役所の建物なども見ることができます。観光がてらに、周辺をのんびりと散策してみてはいかがですか？

◎まとめ

サンティアゴ・ロス・デ・カバリェロスの観光スポット5選、いかがでしたか？スペインの植民地だった影響で、「サンティアゴ」の名がつく都市は中南米にたくさんありますが、その中でもサンティアゴ・ロス・デ・カバリェロスが一番古くに命名された都市。そんな歴史ある街並みは緑が多く、落ち着いた雰囲気があります。ドミニカ共和国の首都サントドミンゴから車で約2時間と近いですが、また違った表情を見せてくれる街です。カリブの海だけではないドミニカ共和国の魅力を感じに、ぜひ観光してみて下さい！

サンティアゴ・デ・ロス・カバリェロスで訪れたいおすすめ観光スポット5選