春に富山へ行くなら滑川でしょ！滑川観光で春の風物詩を楽しもう

滑川市（なめりかわし）は、富山県東部の富山湾に面する街です。北陸新幹線の開通に合わせ「あいの風とやま鉄道」も開通し、観光客の方もより行きやすい場所となりました。隣接している富山市には空港があり、仙台や東京からの高速バスもあることからアクセスもバッチリ！そんな滑川観光のおすすめは、なんと言っても春でしょう。滑川は「ホタルイカ」が有名で、春はホタルイカが産卵のために富山湾の沿岸の方まで移動してきます。ちょうど成熟したホタルイカが沿岸に来るタイミングで定置網で生け捕りにするので、鮮度の良いホタルイカが食べられるんですよ。

名の通り、蛍のように青白く光るホタルイカを海上に見られるのも春だけ。春に北陸方面へ旅行するなら、滑川市も訪れてみてください。それでは、滑川市の見どころをご紹介していきましょう。

1.滑川ほたるいか海上観光

富山湾でのホタルイカの漁期は、一年間のうちのわずか数ヶ月です。ホタルイカを海上付近で見られるのは、春の産卵の4月からゴールデンウィークあたりまでの約1ヶ月ほどのみ。その時期は滑川漁港から観光船が出ており、観光客もホタルイカが発光する幻想的な光景を見学することができます。「滑川ほたるいか海上観光」は1ヶ月ほどの期間限定の上、天候によっては欠航となったり、不漁などで光るホタルイカを見られないことも。そんなレアなホタルイカの姿を見られた方は、とても運が良いと言わるのです。

滑川ほたるいか観光船は事前予約制です。漁は真夜中ですので、春とは言っても防寒対策はしっかりして行くのがおすすめ。ちょっとハードルの高いツアーにも感じますが、普通の観光ではなかなか見られないホタルイカの光の群れの美しい光景を見られれば感動的な思い出になりますよ。

2.ほたるいかミュージアム

「ほたるいかミュージアム」は、富山湾で獲れるホタルイカをテーマとした体験型ミュージアムです。「ほたるいか海上観光」は天候に左右されることもあり、小さなお子様連れの方や体力的に難しい方もいらっしゃいますよね。そんな方におすすめしたいのが、このほたるいかミュージアムなんです。ホタルイカが産卵のために海面の方へ上がってくる春は、ほたるいかミュージアムのオンシーズン。その期間には、毎朝船で運ばれてくる活きたホタルイカをこちらで観光できます。

館内の「ライブシアター」では、ほたるいかの発光ショーが毎日行われていますよ。活きが良いほどよく光るとのことなので、オープン時間に合わせて早めの観光がおすすめです。ホタルイカに触れるコーナーもあるので、思い切ってチャレンジしてみましょう。ほかにも、ダイオウグソクムシやオオグソクムシの展示や、富山湾の深層水で深海の珍しい生きものを実際に触れられるタッチプール、足湯、レストランもありホタルイカのいないオフシーズンでも見どころ満載です。

3.行田公園

行田公園（ぎょうでんこうえん）は四季ごとに様々な花が楽しめる観光客にも人気の自然公園です。中でもおすすめの時期は、6月中旬から下旬頃の花菖蒲が満開になる時期。88種類ものアヤメや菖蒲が4万株ほどあり、美しく見応え充分です。

園内の至るところにある湧き水「行田の沢清水」は、「平成の名水百選」としても有名。とても広く自然が豊かな行田公園は、ピクニックにもおすすめです。四季折々の自然を感じられますよ。

4.東福寺野自然公園

東福寺野自然公園（とうふくじのしぜんこうえん）は、標高300mの台地にあります。天気の良い日には富山湾が一望でき、豊かな自然を感じられる公園です。子ども向けの遊具はもちろん、バーベキュー場やパークゴルフ場、民俗資料が展示されている郷土館もあるので観光客の方にもおすすめ。「ふわふわドーム」や「ぴかトラ号」、ローラー滑り台など、子供たちに人気の遊具は必見です。

◆D51（デゴイチ）に泊まれる！人気の「SLハウス」

特に珍しいのは「SLハウス」。SLハウスは遊具ではなく宿泊施設です。かつて北陸本線や北海道で実際に走っていた本物の蒸気機関車「D51」が園内に置かれているんですよ。鉄道ファンは興奮すること間違いなしでしょう。

その「D51」に客車が5両連結しており、客車の内部が1両あたり2部屋の宿泊施設に改造されています。列車好きでなくても、泊まってみたくなりますね。老若男女が楽しめるおすすめの公園です。

◎まとめ

滑川市のキャッチコピーは「ときめきかがやきひかりの街なめりかわ」というのですが、ホタルイカの青白い光の群れが暗い海に浮かび上がる幻想的な風景は、まさに「ときめき」です。そして、新鮮なホタルイカ料理も美味しくてまた「ときめき」、滑川市ならではの貴重な体験ができますね。

滑川を訪れるのにいちばん良いのはホタルイカが旬の春ですが、広い自然公園や深層水のお風呂、様々な深海に棲む生き物が見られる「ほたるいかミュージアム」など、春以外に北陸・富山を観光する際に立ち寄るコースの候補のひとつにしてみてください。

春に富山へ行くなら滑川でしょ！滑川観光で春の風物詩を楽しもう