ニュージーランドの大自然に抱かれよう!ワンガヌイの観光スポット13選

ニュージーランドの大自然に抱かれよう!ワンガヌイの観光スポット13選

ワンガヌイはニュージーランド北島の西海岸にある都市。首都ウェリントンとニュープリマスの中間付近に位置していて、ニュージーランドで最も古い町のひとつとされています。飛行機でオークランドから1時間、ウェリントンからは35分のところにあります。

ワンガヌイは、先住民族のマオリ人の言葉で「フアナヌイ」と表記されることもあります。これは、大きな港という意味で、その名の通りサウスタラナキ湾に面した河口の港町です。ワンガヌイの気温は、2月が最も高く平均22度ほど。冬は7月で気温は摂氏5~6度くらいまで下がります。自然豊かな場所で、ワンガヌイ国立公園は観光スポットの一つ。そんなワンガヌイの観光スポットをご紹介します。

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ニュージーランドの大自然に抱かれよう!ワンガヌイの観光スポット13選

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1.ワンガヌイ国立公園

出典: Gabor Kovacs Photography

ワンガヌイ国立公園は、ニュージーランド第3の河川であるワンガヌイ川上流の両側に広がる国立公園で、ワンガヌイ随一の観光スポット。南北に延びる公園で高低差もあることから、様々な植物が育っています。また野鳥の楽園としても知られていて、かわいいロビンやトムテットなども見ることもできますよ。

ここはいろいろなアクティビティが楽しめる観光スポット!ジェットボートで楽しむ川下り、トレッキングやハイキング、釣り、初心者でも楽しめるカヌーやカヤックなど、アウトドアのアクティビティを思いっきり楽しみましょう!山小屋やキャンプ場など宿泊施設も完備されているので、泊りがけでワンガヌイ観光を楽しんでくださいね。

2. 行き先のない橋

次の観光スポットは、ワンガヌイ国立公園の奥地に架けられている「行先のない橋」と呼ばれるコンクリートの橋。橋のどちらの側にも道路がなく、まさに行先がない橋。ここはアクセスも不便なのですが、ワンガヌイ国立公園の人気の観光スポットとなっています。なぜなら、橋の上に立つと眼下に流れる川と緑深い峡谷が見渡せるから!一度見たら忘れられない絶景が広がっているんです。

この橋の周辺は農地開拓の候補地となり、この橋が架けられたのですが、土壌の悪さから開拓は断念。橋だけが残されました。今ではワンガヌイ国立公園のトレッキングコースのハイライト。ぜひ観光に訪れてみてください。

3. ワンガヌイ川

ワンガヌイ川は全長290km、ニュージーランドで3番目に長い川。そのうち145kmの区間がカヌーやカヤックで下るコースになっていて、観光客の人気を呼んでいます。川の両側には手付かずの自然が残っていて、ダイナミックな風景を楽しめますよ。

コースは5日間。テントや山小屋に泊まりながら、じっくりと川を下って行きます。途中、カヌーから降りて周囲を観光することもありますよ。ロビンやグレーウォブラー、トムティットなどワンガヌイ国立公園に住む鳥たちを見たり、夕暮れ時に飛ぶコウモリに出ったりしながらアドベンチャーをお楽しみ下さい。

4. バージニア湖

出典: russellstreet

ワンガヌイのバージニア湖は美しい観光スポット。市の中心からは少し離れていますが、ぜひ訪れてほしい観光地です。バージニア湖は1周歩いて25分。遊歩道が整備されているので、鳥の鳴き声を聞いたり、水辺の観察したりしながらゆっくりと散策を楽しんでください。

湖のそばには「ウィンターガーデン」と呼ばれる庭園があり、こちらも観光におすすめ。1940年にオープンした庭園で、温室には色鮮やかな花々が一年中咲いています。また、彫刻が並ぶ庭園もあり、ワンガヌイの自然を楽しめる観光スポットとなっています。ワンガヌイへ来たらぜひ訪れてみてくださいね。

5. バソン・ボタニックガーデン

バソン・ボタニックガーデンは、1996年にスタンレー・バソン氏がワンガヌイ市に寄贈した農地に作られた美しい植物園で、ワンガヌイの人気観光スポット。週末には多くのワンガヌイ市民が訪れ、ピクニックやバーベキューなどをして楽しんでいます。

広い園内はいくつかのゾーンに分かれていて、手入れの行き届いたイングリッシュ・ガーデンや熱帯の植物が育つ温室があります。また、オーストラリア大陸周辺だけでなく、地中海やアフリカをテーマにしたゾーンもあり、多くの観光客を楽しませています。オリエンテーリング、フリスビー・コース、バーベキュー施設などもあり、子供から大人まで楽しめる観光スポットですよ。

6. ワンガヌイ地域博物館

ワンガヌイ博物館は、サミュエル・ドゥルー氏が自身のコレクションをワンガヌイ市に寄贈し、1895年にオープンした博物館で、ワンガヌイのおすすめ観光スポットです。その後、博物館は収蔵品を増やし、今ではワンガヌイ周辺の歴史や文化を学ぶ上で貴重な観光スポットとなっています。

ワンガヌイ地域に住む生き物やワンガヌイの伝統工芸、歴史、書籍、現代アートなど、ワンガヌイの全てが分かる博物館として市民にも親しまれています。ワンガヌイの観光を始める前にこの博物館で知識を深めてくださいね。ミュージアムショップでは、観光のお土産品なども販売されています。

7. サージェント美術館

出典: Leslie Veen

ここはワンガヌイの資産家ヘンリー・サージェント氏の莫大な遺産をもとに、1919年に創設された美術館です。ヨーロッパやニュージーランド、そして地元ワンガヌイのアーティストの作品を中心に展示していて、ワンガヌイのおすすめ観光スポットの一つです。

現在美術館には、16世紀から現代までの8,300点を超える作品が収蔵されています。絵画にとどまらず、彫像、陶器、写真、ビデオ、詩などコレクションの幅が広いのが特徴。展覧会も定期的に企画されていて、ニュージーランドやワンガヌイのユニークな現代アートや伝統芸能に触れることができる観光スポットです。

8. カイ・イウィ・ビーチ

出典: Phillip Capper

カイ・イウィ・ビーチは、ワンガヌイの西にある人気の観光スポット。タスマン海に面した黒い砂のビーチで、ワンガヌイ市民の憩いの場となっています。また、観光客には人気の撮影スポットで、海から背後にそびえる絶壁をバックに写真を撮るのがおすすめです。特に夕日の風景は格別!

ビーチにはトイレやシャワーが完備されているので、海水浴にも便利。オートキャンプ場や子供の遊具なども充実していて、ファミリーで楽しめるスポットとなっています。こぢんまりとしたビーチですが、のんびり過ごせる観光スポットですよ。

9. ドゥリー・ヒル・メモリアルタワー

次のワンガヌイの観光スポットは、ドゥリーヒルメモリアルタワー。第一次世界大戦で命を落としたワンガヌイ出身の513人に対し、追悼の意をこめて1925年に作られた塔です。小高い丘の上に建ち、展望台まで176段の階段を登ると、眼下にワンガヌイの景色が広がっています。よく晴れた日には、周辺の山々やワンガヌイ湾など遠くまで見ることができ、人気の観光スポットとなっています。

ドゥリーヒルメモリアルタワーが建つ丘の上までは、トンネル内に作られた動く歩道で行くこともできます。66mの長い遊歩道ですが、小さな子供や年配の方でも楽にメモリアルタワーまで行くことができますよ。

10.クォーツ・ミュージアム

クォーツミュージアムは、ニュージーランドで唯一の陶器専門の博物館。陶芸家リック・ラッド氏の作品を含む400点以上を展示する魅力的な博物館で、観光客にも人気の観光スポットです。リック・ラッド氏は1973年に、イギリスからニュージーランドに移住しました。以来ワンガヌイにスタジオを設け、陶器の製作にあたっています。

ミュージアムでは、リック・ラッド氏の作品以外にも、ニュージーランドの伝統的な陶器や地元の作家の展覧会を定期的に開催しています。ワンガヌイを観光で訪れた際には、ぜひミュージアムを訪れてワンガヌイ発の陶器を鑑賞してみてくださいね。

11. ブッシュ・パーク野生動物保護区

出典: Phillip Capper

ブッシュパーク・ワイルドライフ・サンクチャリーは、ワンガヌイの西のカイ・イウィからさらに8kmほどのところにある野鳥保護区で、ワンガヌイ地区の観光スポットとなっています。ここには3.4キロの遊歩道があり、バードウォッチングをしながら散策することができますよ。観光のハイライトは、高さ40mを超すノーザンラタの巨木で、樹齢500~1000年と推定されています。

ワンガヌイからも多くの観光客が訪れていて、ニュージーランドミツスイやニュージーランドバト、ロビン、ホオダレムクドリなど、この地方に固有の鳥たちを観察することができます。また、ニュージーランドのシンボルともいえる鳥、キウイも生息しているんですよ。ワンガヌイを訪れた際にはぜひ観光に訪れてくださいね。

12. パロマ・ガーデン

パロマ・ガーデンはワンガヌイ東の郊外にある私営の庭園。世界中の植物が集められている人気観光スポットです。パームガーデンやデザートハウス、竹林、熱帯雨林、ウエディング広場、砂漠、樹木園などのテーマに分かれていて、それぞれに特徴のある花や木が植えられています。また、ここはワンガヌイの撮影スポットとしても人気で、結婚記念の写真を撮るカップルも多いんですよ。

一年を通して花や木々を楽しめる観光スポットとして、ワンガヌイの人々や観光客に評判の場所です。ピクニックもできるので、食べ物を持ち込んで楽しくお過ごしくださいね。

13. ワンガヌイのエルサレム

ワンガヌイ国立公園の奥地、ワンガヌイ川に沿ったところに、マオリ語で「ヒルハルマ(エルサレム)」と呼ばれる小さな村があります。1840年代には、この周辺にはニュージーランドの先住民族・マオリ族の村が数多くあり、中でもエルサレムは最も大きい村だったそうです。ここではマザー・メアリー(聖母)と呼ばれる女性が修道院を開き、敬意を集めていました。また孤児のための家も開かれ、地域の孤児が多く世話を受けていたそうです。

この村は現在、聖地として観光客が多く訪れています。今でも修道院で修道女たちが質素な生活を営んでいます。またカトリック教会は当時の姿を保ち、観光スポットにもなっています。修道院に泊まることもできるんですよ。ワンガヌイの歴史に触れることのできる観光スポットです。

◎まとめ

ワンガヌイの観光スポット13選をご紹介しました。ワンガヌイは自然の宝庫で、バードウォッチングやトレッキング、ワンガヌイ川の宿泊ツアーなど、アウトドアのアクティビティが盛んです。ワンガヌイを訪れた時はぜひ地元の人と一緒に、いろいろなアクティビティに参加してみてくださいね。

ワンガヌイにはここでご紹介した以外にもビーチや植物園、公園など多くの観光スポットがあります。ぜひ、首都ウェリントンからも遠くないワンガヌイを観光してみてください!

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