ゼウグマ・モザイク博物館がオープン!魅惑のガズィアンテプ観光5選

ゼウグマ・モザイク博物館がオープン!魅惑のガズィアンテプ観光5選

トルコのガズィアンテプは、古くは優れた製鉄技術を有していたヒッタイト人が建設した王国があった場所。ユーフラテス川のダム建設で、歴史の闇に埋もれそうになっていました。

見事なモザイク画やフレスコ画の数々が集められたゼウグマ・モザイク博物館は、その時代の繁栄を語り継いでいます。ガズィアンテプの街には、ぜひ訪れてみたい美術館や博物館が盛りだくさん。

また、世界三大料理といわれているトルコ料理を頂くのにガズィアンテプはとりわけ美食の街でもあり最適です。そんなガズィアンテプのおすすめ観光スポットを5か所紹介します。

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ゼウグマ・モザイク博物館がオープン!魅惑のガズィアンテプ観光5選

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1.ゼウグマ・モザイク博物館

5500万ドルもの巨費をかけて建設されたモザイク博物館は、ガズィアンテプ一押しの観光のスポット。チュニジアのバルド博物館を超えて世界最大の規模を誇っています。オープンの日にはエルドアン首相も駆けつけるなど盛大にオープンセレモニーが開かれました。

館内は古代遺跡のように設えられ、一階には、ユーフラテス川の別荘跡から発見されたモザイク画とともに、「ポセイドンとユーフラテスの二別荘」や噴水、柱、壁などが元通りの配置で復元され展示しています。

また多くのコーナーでモザイクなどが盗掘され、今もその多くが発見されていないことを伝えるため、写真も比較展示されています。トルコ政府が威信をかけて修復・展示しているゼウグマ・モザイク博物館は、ガズィアンテプ観光ではぜひ訪れていただきたい場所です。

2.ガズィアンテプ城

市の中心部にあるガズィアンテプ城は6世紀に建てられ、いまも高台から市民を見守っています。元々ここはアンテプという街の名前でしたが、攻めてきたフランス軍と戦った勇敢な市民を讃え、戦士という意味の「ガズィ」を冠してガズィアンテプになりました。

城内に一歩足を踏み入れると、戦いを物語る銅像などが多数展示されていて、銃を持つ者や捕われた者、誇らしげに国旗を持つ者、勇敢に戦った女性の姿もあります。市を一望できる場所にあり、日本のお城のように、王が市中を見て市民の安泰を確認したのでしょうか。

お城の近くには、ガズィアンテプがトルコにとって特別な場所であることを表す「エミネ・ギョユシュ厨房博物館」という食材や調理道具などを展示した博物館があります。またこの周辺にはケバブレストランもあり、食べ歩きにも事欠かないエリアなので観光にもぴったりですね。

3.ハルフェティ

出典: ali_riza (CC BY 2.0)

ユーフラテス川流域の小さな村「ハルフェティ」では、土質の関係で黒いバラが咲きます。ただしハルフェティでも夏にしか黒くはならないそうで、夏以外では紫色になります。

夏にガズィアンテプを観光する際には見逃さないようにしてくださいね。黒いバラの花言葉は「あなたはあくまで私のもの。憎しみ。恨み」だとか。

2013年にスローシティ国際調整委員会から「静かな町」として認定された場所。ダム建設によって水没してしまったモスクや古い住居をボートで巡る観光ツアーも人気です。

見捨てられた城として有名な、多くの文明を受け入れてきたラムケール(ルムカレ)を眺めることもできます。ユーフラテス川のゆったりとした流れを見つめながら、しばし心を洗われてみませんか。

4.Elmaci Bazaar

出典: Esin Üstün (CC BY 2.0)

ガズィアンテプ観光といえば、バザールを外すことはできないでしょう。トルコの中でも特にガズィアンテプは美食の街として名高く、香辛料はイスタンブールを超えているとの呼び声も。

また、街中を歩くとこれでもか、と言わんばかりにバクラヴァ屋に出逢います。バクラヴァは、トルコを含めた中東地域に共通するスイーツで、パイ生地にナッツ類を挟んで焼いたものにシロップをかけて食べるというもの。

国民食とも呼べるものなので、ガズィアンテプを観光する際にはぜひ試してみてくださいね。バザールは他にもあり、大型ショッピングモールにもあります。もちろんあの異様に伸びるトルコアイスもあちこちにありますよ。

5.ガズィアンテプ動物園

家族でガズィアンテプを観光するなら、ぜひ行っていただきたいのが、ガズィアンテプ動物園。ガズィアンテプでも有名な観光スポットのひとつです。

欧米の動物園がクローズアップされがちですが、世界で第4位、ヨーロッパでは第2位の規模を誇る動物園。広大な敷地には動物園以外にも見事な庭園があり、一日居たい場所です。トルコ国内でも人気で、動物と触れ合えるコーナーもあり、観光客も多いですよ。

庭園には、たくさんのチューリップが植えられています。今ではオランダが原産だと錯覚してしまいますが、実はトルコが原産の花なのです。ガズィアンテプを含むアナトリア一体では現在でも盛んに栽培されています。

まとめ

世界史の教科書でよく登場したユーフラテス川が流れる街、ガズィアンテプ。その流れのように文化がゆっくりと花開き、そしてその栄華を今に伝えています。

ガズィアンテプで市民の足となっているのがLRT(次世代型路面電車システム)です。2011年に開業したLRTの路面は緑化され、ホームなどもきれいに整備されて、日本と比べてもとても乗り心地の良い乗り物です。地下鉄と異なり、ゆっくりと景色を見ながら、雰囲気を味わうことも観光の楽しみのひとつです。

トルコ観光の時には、見どころいっぱい、食事もおいしいガズィアンテプ観光をぜひご検討ください。

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