名称:ミネハハの滝
住所:4801 S Minnehaha Dr, Minneapolis, MN 55417 アメリカ合衆国
ミネアポリスは、アメリカ合衆国のミネソタ州にある都市です。とても発展した街というだけでなく、設備が行き届いた人工的な部分と、湖や森林の自然がうまく融合している美しい街と言えるでしょう。その上、芸術などの文化的な面への関心も高く、街のあちこちでそうした風潮が見られます。
そんなミネアポリスから、住民が愛する公園と、「湖のチェーン」を体験できる観光スポットをご紹介します。また、観光客の目を引く有名現代建築と美しい歴史的な建物の観光スポットを6カ所ご紹介!そのいくつかは彫刻と沢山のアートコレクションが特徴です。そして、寒いミネアポリスならではのスカイウェイシステムも!ぜひ、充実した旅の参考にして下さいね!
目次
ミネアポリスの観光スポット9選~自然と科学が溶け合う文化的な町~
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1.ミネハハの滝
出典: Original uploader was The Statue With The Dictionary at en.wikipedia (CC BY-SA 3.0)
ミネアポリスを流れるミシシッピ川と合流するミネハハ川。合流地点には街から簡単にアクセスできる「ミネハハ地域公園」があり、ミネアポリスの人々と観光客が集う憩いの場となっています。
190エーカー以上あるこの広い公園には、4つのピクニックエリアと、キッチン・洗面所付のピクニックシェルターに、大きなドッグランがあります。サイクリングやバレーボールなどのアウトドアスポーツや、家族とのピクニックを楽しむミネアポリスの人々で一年中賑わっていますよ!観光客は園内の「ジョン・H・スティーブンス博物館」や、駅舎の史跡「プリンセスデポット」を見に行ってもいいでしょう。
この公園のハイライトは「ミネハハの滝」と呼ばれる観光スポット。美しい岩場から落ちる約16メートルのこの滝は、近くでみると迫力があります!春から夏は、新緑を背景により美しく、冬には条件が合えば滝の裏側に入って神秘的なブルーの世界が見られますよ!
2.ウォーカー・アート・センター
ミネアポリスの「ウォーカー・アート・センター」は、そのモダンな外観の建物と同時に、北側にある「ミネアポリス・スカルプチャーガーデン」でも有名な観光スポットです。
緑豊かで広いガーデンは、ミネアポリスの人々の日常を豊かにしてくれます。ちょっと運動したり、自然に触れたくなったら最適の場所。そして、クリエイティブな3Dオブジェクトは、遊び心を思い出させてくれます!
ウォーカー・アート・センターは、モダンアートに特化した施設で、ヨーロッパやアメリカ作家の絵画や彫刻、写真のコレクションが見られます。様々なスタイルがあるので、好きな物が見つかるでしょう!館内には、ダイニングとギフトショップもあり、美術館らしいアート的な食器や小物などが手に入りますので、ぜひお見逃しなく!
名称:ウォーカー・アート・センター
住所:725 Vineland Pl, Minneapolis, MN 55403 アメリカ合衆国
3.ワイズマン美術館
ミネアポリスのミネソタ大学内にある「ワイズマン美術館」の建物は、建築家フランク・ゲイリーがデザインしたことから、世界的に有名な観光スポットになっています。独特なデザインの外観が一際目を引きますよね。
ワイズマン美術館のパーマネントコレクションは2万5千点以上。20世紀初めのアメリカンアートや、白黒模様のミムブレスに、韓国の伝統家具が豊富です。特に陶器に関心のある観光客にはおすすめ。古代から現代にかけてのコレクションが充実していますよ!
ミネソタ大学は優れたパブリックアートプログラムを提供していることもあり、大学周辺と建物内のあちこちにオブジェが見られます。ぜひじっくりと見学してみてくださいね。
名称:ワイズマン美術館
住所:333 E River Pkwy, Minneapolis, MN 55455 アメリカ合衆国
4.ミネアポリス美術館
出典: AlexiusHoratius (CC BY-SA 3.0)
「ウォーカー・アート・センター」がモダンアートの観光スポットであるのに対し、「ミネアポリス美術館」は、古代芸術から現代芸術までの幅広いコレクションを所有しています。装飾アート、テキスタイル、建築などの多岐にわたるメディアを扱っており、アート好きな観光客には絶対おすすめです!
作品コレクションの文化圏も幅広く、ヨーロッパとアメリカはもちろん、アフリカや東南アジア、中国や韓国、日本の芸術作品までが、このミネアポリスに集まっています。特に高く評価されているのは、アジア諸国からのコレクション。日本の作品で言えば、仏教彫刻や、武士の衣装、屏風絵が見られます。葛飾北斎の富士山の浮世絵が、ミネアポリスにあるなんて驚きですよね!ぜひアート観光をお楽しみ下さい!
名称:ミネアポリス美術館
住所:2400 3rd Ave S, Minneapolis, MN 55404 アメリカ合衆国
5.ミルシティ博物館
ミネアポリス観光で人気のある「ミルシティ博物館」は、二重構造になったユニークな建物です。外側は昔の製粉会社の歴史的な建物。1991年に火災で建物が崩壊し、残った遺構の中に、現在の新しい建物が入っています。8階建てのガラスの塔はトレードマークで、かつてミネアポリスが小麦生産で世界をリードしていた時代を今に語り継いでいます。
観光客は、展示エリアを見学したり、製粉についてのショーや映画をみたり、展望台に行って、ミネアポリスの街とミシシッピ川を一望したりすることができます!夜に建物の内側から、光で照らされた古いビルの構造は、趣があって美しいですよ。
建物内にはカフェとギフトショップがあり、ギフトショップはミネアポリス観光のお土産を買うのに最適です。ミルシティに行った際はぜひ立ち寄ってみて下さいね!
名称:ミルシティ博物館
住所:704 S 2nd St, Minneapolis, MN 55401 アメリカ合衆国
6.アメリカ・スウェーデン・インスティチュート
ミネアポリスにある観光スポット「アメリカ・スウェーデン・インスティチュート」は、古いお城のような歴史あるターンブラッドマンション。まるでその空間だけが別の時代のようです!このゴージャスな建物を背景に、ミネアポリス観光の記念撮影をする観光客も後を絶ちません。
ターンブラッドマンションは、アメリカで最も大きなスウェーデン語新聞社のオーナーであり、出版者でもあったスワン・ターンブラッドの私邸でした。家族でヨーロッパ旅行に行った時に、フランスで見たシャトー様式が気に入り約5年かけてこの大邸宅を完成させましたが、その後1929年に今のインスティチュートに寄贈されました。
インテリアも外観と同様、重厚感のある内装。暖炉や階段の手すり、バルコニーまで美しい木彫りの装飾がされています。館内にはスウェーデンアートと文化を象徴するコレクションが7000点以上も。ミネアポリスでは、ぜひ美しい邸宅を観光してみて下さいね!
名称:アメリカ・スウェーデン・インスティチュート
住所:2600 Park Ave, Minneapolis, MN 55407 アメリカ合衆国
7.ミネアポリス・スカイウェイシステム
出典: Jim Winstead Jr. (CC BY 2.0)
日本では、よくデパートの本館と新館の間に見られる渡り廊下。特に冬の寒い日は、外に出なくても別のビルに移れるので便利ですよね?冬の気温が0度以下というミネアポリスの町中に、こんな渡り廊下がある、それが「ミネアポリス・スカイウェイシステム」と呼ばれるものです。ほかではなかなか見られないこのシステムに、観光客の注目が集まっていますよ!
このスカイウェイシステムは、69ブロック内にあるミネアポリスのオフィスビルや官公庁、銀行だけでなく、観光客が利用するホテルやショッピングモール、エンターテイメント地域もつないでいます。1960年代に不動産開発業者によって建設されて以来、周囲の要望で増えていったこのスカイウェイ。ミネアポリス観光に行ったら、ショッピングや食事を楽しみながら散策してみるといいですよ!
名称:ミネアポリス・スカイウェイシステム
住所:Minneapolis, MN アメリカ合衆国
8.聖マリア大聖堂
出典: TheDailyNathan (CC BY-SA 3.0)
「聖マリア大聖堂」はミネアポリス西側の、ローリングパークのそばにある人気観光スポットです。
人気の秘密は教会の美しさ。フランス建築家のエマニュエル・マスケレーがデザインしたこの建物。最高級の大理石を使い、熟練した技を持つ彫刻家を雇って造られました。祭壇は、イタリアのスタジオで手作りされたものなんです。
外観になされた精巧な彫刻の素晴らしさはもちろん、教会内にある聖人の美しい石像や、色鮮やかなステンドクラスは思わずため息をついてしまうほどの美しさ。ミネアポリス観光のひと時を、この美しく神聖な教会で過ごしてみてはいかがでしょうか!
名称:聖マリア大聖堂
住所:88 17th St N, Minneapolis, MN 55403 アメリカ合衆国
9.グランド・ラウンド・シーニック・バイウェイ
出典: Alfred Essa (CC BY-SA 2.0)
「グランド・ラウンド・シーニック・バイウェイ」は、ミネアポリスの街をサイクリングで散策したい観光客におすすめ!
約80kmのバイウェイは、歩行者と自転車の共通道路。パークからパークへつなぐこの道は、ミネアポリスの住民と観光客の利便性のために作られました。湖や森林に、美しい川岸、その他、庭園やプレイグランド、ゴルフ場、ピクニックエリアも通りますよ!観光客は、マウンテンバイクのレンタル専門店で、乗りやすい自転車を選びましょう!
バイウェイは、ミネアポリスのダウンタウンからスタートできます。ミシシッピ川沿いを走り、ミネハハ公園、ノーコミス湖、ハリエット湖、キャルフーン湖、シダー湖という、「ミネアポリスの湖のチェーン」と呼ばれる地域を通過。ゴルフ場を抜けて、両側の芝生が美しいビクトリー・メモリアル・ドライブを爽快に走ります!再び、ミシシッピ川沿いに戻り、ダウンタウンでゴールです!
名称:グランド・ラウンド・シーニック・バイウェイ(Grand Rounds Scenic Byway)
住所:Minneapolis, アメリカ合衆国
◎まとめ
ミネアポリスは手の行き届いたとても綺麗な町です。今回ご紹介した観光スポット以外では、美しい建物と庭が素晴らしい「レークウッド・セメタリー」、歴史ある素晴らしい建築の「ミネアポリス・シティホール」が好評です。
また、ミネアポリスのツインシティと呼ばれている、近隣のセント・ポール市も観光の見所が多く、ミネソタ動物園や、ミネソタ科学博物館、ミネソタ子ども博物館が人気ですよ。ぜひミネアポリスと併せて観光してみてくださいね!