独りでもカップルでも家族でも楽しめる!土肥温泉の人気観光スポット14選

独りでもカップルでも家族でも楽しめる!土肥温泉の人気観光スポット14選

静岡県伊豆市の西岸に位置する土肥温泉は、西伊豆では最も古い歴史を誇る温泉です。駿河湾を望む海岸沿いにはホテルや旅館が建ち並ぶほか、温泉施設が軒を連ねています。

新鮮な海の幸を堪能できるだけでなく、夏には海水浴と温泉の両方を楽しめるとあって年中観光客で賑わう土肥温泉。周辺にはお一人様はもちろん、カップルでもファミリーでも楽しめる観光スポットが点在しています。それでは、土肥温泉周辺でぜひ訪れたいおすすめの観光地をご紹介していきましょう。

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独りでもカップルでも家族でも楽しめる!土肥温泉の人気観光スポット14選

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1.恋人岬

土肥温泉 恋人岬

恋人岬と名がつく観光スポットは日本国内に3つありますが、土肥温泉の「恋人岬」はその元祖と言われています。かつては「廻り崎」と呼ばれていましたが、この地に伝わる土肥の漁師・福太郎と小下田の農家の娘・およねの恋物語が観光客の間で有名になり、1983年5月に「恋人岬」という名に改められたのです。

「恋人岬」には、愛する人の名前を呼びながら3回鳴らすと恋が実るという「ラブコールベル」と、グアムの恋人岬と提携を結んだ記念に贈られた「金の鐘(幸せの鐘)」があります。鐘を鳴らすと「恋人宣言証明書」を発行してもらえるほか、なんとここで結婚式を挙げることもできるのだとか。

周辺にはリニューアルされたばかりのボードウォークや展望デッキもあり、散策にもおすすめ。幸せのパワースポットと呼ばれる「恋人岬」で、ぜひロマンチックなひと時をお過ごしくださいね。友達以上・恋人未満という微妙な関係の二人でも、行ってみる価値はあるかも。

2.旅人岬

旅人岬

恋人岬と並ぶ人気観光スポット「旅人岬」。こちらは土肥温泉の絶景スポットとしても知られており、岬からは駿河湾に沈む美しい夕陽を眺めることができます。直木賞作家・笹倉明氏の著書『旅人岬』の舞台となった場所であることは有名ですが、実はこの「旅人岬」という名前も笹倉氏が命名したものなのです。

シンボルとなっている彫刻は、日本を代表する彫刻家・重岡建治氏によるもの。恋人岬にある恋人像「アモーレ」も、同じく重岡建治氏が手掛けた作品です。土肥温泉を訪れたのなら、ぜひセットで見ておきたいですね。どの時間帯に訪れても駿河湾の絶景を眺めることができますが、時間に余裕がある方は夕暮れ時を狙って行くのがおすすめ。ただし、夕暮れ時から夜にかけての海沿いはとても風が強いので要注意です。

3.土肥金山

土肥金山

かつて日本で二番目の金産出量を誇ったという「土肥金山」。ここで掘られた金や銀が江戸に運ばれ、慶長大判や小判の地金になりました。入口には番人の人形があり、近づくと喋るという仕掛けが。近くには「土肥金山」に関する説明書きもあるので、中に入る前にしっかり確認しておきましょう。

「観光坑道」内は350mにわたってトンネルが続き、壁には様々な絵やオブジェが飾られています。奥には当時の作業の様子や生活ぶりを再現した人形の展示もあり、リアルにその様子を垣間見ることができますよ。金運アップのパワースポット「黄金の泉・銭洗い場」と「山神社」も要チェックです。

金に関する資料が展示されている「黄金館」には、なんとギネスにも認定されたという250kgもの金塊が飾られています。透明ケースの中に展示されているので持ち上げることはできませんが、穴から手を伸ばして触れることが可能。世界一の金塊にあやかって、金運アップを祈願してみましょう。

他にも、砂金採り体験や金箔入りのグルメを楽しめるなど、どこもかしこも金尽くしの「土肥金山」。
小さなお子様から年配の方まで楽しめる観光スポットですので、ぜひ気軽に足を運んでみてくださいね。

4.松原公園

松原公園 世界一の花時計

「松原公園」にある花時計の周りには、約5千本もの花が咲いています。実はこの花時計もギネス記録を持っており、直径31m・長針12.5m・短針8.8mという大きさは世界一を誇るのだとか。季節毎に異なる景色を見せてくれる観光スポットとあって、年中たくさんの観光客がこの花時計を見るため訪れています。

園内の遊歩道沿いには、若山牧水や島木赤彦などの有名歌人の歌碑や彫刻が設置されているほか、源泉かけ流しの足湯「黄金の湯」が隣接するなど、観光にはもってこいの施設が勢揃い。駐車場やトイレもあるので、観光の休憩がてら寄ってみるのもおすすめです。夕暮れ時の景色がとてもきれいですよ。

5.土肥海水浴場

土肥海水浴場

遠浅で波も静かな「土肥海水浴場」は、小さなお子様連れのファミリーに人気の海水浴場です。駐車場やシャワー、脱衣所が無料で利用できるほか、毎朝ビーチクリーナーが海岸の清掃を行っており、綺麗な砂浜で安心して海水浴を楽しめます。ライフセーバーも常駐いるので安全面も心配ありませんよ。

浜辺には、子供に人気の温水プール「遊らぶ湯」や漁船を利用した温泉「土肥温泉丸」が登場し、海でのアクティビティ以外にも様々な楽しみを提供してくれるのがうれしいポイント。人気エリアですが全国的にメジャーな海水浴場ほど混雑していないので、ゆったりと海水浴を楽しみたい方におすすめです。

6.フィッシングパークTOI

釣り好きの方必見です!「フィッシングパークTOI(とい)」は、駿河湾の入り江を利用した天然の釣り施設。竿やエサは施設側が全て用意してくれるので、手ぶらで行っても楽しめます。日によって断られてしまうこともありますが、事前に相談すればワンちゃんの同伴もOKなのだとか。

初心者でも簡単に釣りを楽しめることで人気の「フィッシングパークTOI」ですが、釣った魚は買取らなければならないのでホテルに宿泊予定の方は要注意。漁協提携の食事処の「松の家」に持って行って調理してもらうこともできますが、休業日などは対応してもらえないので困ってしまうかもしれません。魚を買取りたくないという方は、施設内で海釣りを楽しむことをおすすめします。

7.丸山スポーツ公園

土肥温泉の中心部から4kmほど南にある「丸山スポーツ公園」。夜間照明完備の野球場のほか、テニスコートやゲートボール場、グランドゴルフ場も備えている広大な施設です。すぐ近くには海水浴場もあり、学生団体の合宿などにも度々利用されています。

園内には約450本の桜が植えられており、「桜の名所」としても有名。黄色い欝金桜(うこんざくら)や淡い緑色の御衣黄(ぎょいこう)など、他ではあまり見かけない珍しい品種の桜を見ることができます。2月上旬の「土肥桜(といざくら)」から始まり順を追って開花するので、長期間にわたってお花見を楽しめるのが魅力です。何度来ても異なる絶景が待っていますよ!

8.清雲寺

緑の中に佇む真っ赤な山門は、土肥温泉のパワースポットでもある「清雲寺(せいうんじ)」のシンボルです。「清雲寺」の本堂には、日蓮上人の一代記を描いた畳一枚ほどの板額絵が90枚も飾られており、これらは市の有形文化財にも指定されています。1番から順番に見ていくと日蓮の一生がわかるようになっているので、ぜひじっくり観てみてくださいね。

見所は板額絵だけではありません。春になると境内にはソメイヨシノや大島桜(おおしまざくら)、土肥桜などたくさんの桜が咲き、お花見スポットとして賑わいます。境内を囲むように咲くその様子は、思わず写真に収めたくなるほどの美しさ。早咲きの土肥桜から始まり、およそ2ヶ月間にわたって絶景を楽しめます。

「清雲寺」を訪れたのなら長寿祈願もお忘れなく!77段ある石段を上った先にはお堂があり、女性の守護神として知られる「七面大明神」が祀られています。夫婦円満や開運厄除けにご利益があるのですが、特に厄年の方は石段の側に安置された干支の石像を撫でながら上ると良いのだとか。これは要チェックですね。

9.安楽寺のまぶ湯

伊豆八十八ヶ所霊場巡りの86番目の札所として知られる「安楽寺」。こちらには、土肥温泉発祥の地である「鉱(まぶ)湯」があります。「鉱」とは坑道のことで、金鉱から湧き出たことにちなんで名付けられました。現在入浴はできませんが、脇にあるお地蔵さんにお湯をかけることで無病息災のご利益が得られます。

坑道の最深部には夫婦神社もありますよ。かつてはこの夫婦神社で子宝祈願をし、その後「鉱湯」に浸かると子供を授かることができると言われていました。現在は恋愛や結婚成就を願って訪れるスポットとなっています。神秘的な空間で、その雰囲気を存分に感じてみてくださいね。

10.土肥神社

土肥神社

「土肥神社」は、土肥大明神として崇められた「豊御玉命(とよみたまのみこと)」を祀る土肥の総鎮守。創建についてははっきりとしていませんが、平安時代には既にこの地に主祭神を祀っていたとの記録があります。ちなみに、現在の社殿は1958年に建てられました。

「土肥神社」といえば参道にそびえる真っ白な鳥居が有名ですが、実は境内の中でも鳥居のようなものを見ることができるんですよ。御神木である槙(いぬまき)と楠(くすのき)の枝が結び合うように絡み、その下にしめ縄を張った場所はさながら鳥居のよう。「木樹の間潜り(木くぐり)」で人気です。

毎年10月に開催される「土肥神社例大祭」では、ステージショーや浜降りパレード、流鏑馬式(やぶさめしき、お百度参りなど様々なイベントが開催されるほか、たくさんの露店が並び賑わいます。お祭り期間中は土肥温泉が最も盛り上がるので、ぜひこの「土肥神社例大祭」に合わせて土肥温泉を訪れてみましょう。

11.達磨寺

富士山をきれいに眺められる眺望スポットとして人気の富士見山。その中にあるのが、日本一大きい達磨大使坐像が安置された「達磨寺(だるまでら)」です。重さ3t・高さ5mというサイズはまさに圧巻!境内の至るところにだるま像がありますが、最も大きなものは本堂にあるので見逃さないよう注意しましょう。

夢が叶うという「五色願掛けだるま」も必見ですよ。宇宙の五元素「空風火水土」を象徴した「青、黄、赤、白、黒」で塗られた五色のだるま像は、開運札に願いを書いて貼ると願い事が叶うと言われています。強面ながらもカラフルなその可愛らしい姿に思わずほっこり。だるまはお土産としてもおすすめです。

12.グリーンヒル土肥

西伊豆エリアの入口に位置する「グリーンヒル土肥」。ここには、土肥の名産品であるしいたけや生わさび、白びわ、駿河湾で水揚げされた海産物で作った加工食品などのほか、地場生乳の「おおきモーモーミルク」や新鮮な生乳を使用したアイスクリーム、プリンなど実に様々なアイテムが揃っています。

店内では牛乳ラーメンやしいたけ丼、しいたけコロッケといった土肥ならではのご当地グルメも味わえますよ。駿河湾の絶景を眺めながら頂けば、より一層美味しく感じられること間違いなし。特に濃厚なソフトクリームやプリンは、幅広い年齢層に好まれています。土肥観光のお土産として渡せばきっと喜ばれますよ。

13.堂ケ島洞窟めぐり遊覧船「堂ヶ島マリン」

堂ヶ島

西伊豆の堂ケ島を巡る遊覧船「堂島マリン」。3つの定期コースと2つの貸し切り限定コースに分かれており、それぞれ違った趣を楽しむことができます。特に注目なのが天然記念物の「天窓洞(てんそうどう)」。洞窟内に海水が反射し洞窟が青く染まって見えることから「青の洞窟」とも呼ばれています。

薄暗い洞窟の奥にはぽっかりと開いた天井があり、そこから差す光が見るものを魅了します。小さな観光船でクルーズする神秘的な空間は、きっと土肥観光のハイライトになることでしょう。お一人様はもちろん、カップルのデートにも家族でのレジャーにもおすすめです。

14.馬場温泉「楠の湯」

土肥温泉の歴史は、今から400年ほど前に始まりました。土肥温泉街では明治34年に「馬場温泉」が公衆浴場としてスタートし、長きにわたって地元民や観光客に愛されています。平成8年には改装期間を経て「楠の湯」としてリニューアルオープン。大きな浴場ではありませんが、気軽に利用できることで人気です。

「楠の湯」という名前は、近くにある安楽寺の楠の木が由来だと言われています。この楠の大木は、なんと樹齢1000年!1980年には県の天然記念物にも指定されました。温泉に浸かる前に、周辺にある安楽寺や土肥神社を散策してみるのもおすすめ。汗をかいた後の温泉は格別ですよ。

◎土肥温泉の人気観光スポットまとめ

歴史あるお寺や神社、レジャー施設、グルメスポットなど幅広い年齢層が楽しめる観光名所が目白押しの土肥温泉。温泉街が点在する伊豆市の中でも、特に観光を楽しみたい方にはおすすめの温泉地です。全てを見て回ろうとすると一日や二日では到底足りませんが、時間が許す限りたくさんの観光スポットを巡ってみましょう。

桜が見頃になる春に海水浴を楽しめる夏、紅葉が美しい秋と四季折々の観光を楽しめますよ。家族みんなで楽しめるレジャー施設から、デートにぴったりのロマンチックスポットまで、何でも揃った土肥温泉へぜひ訪れてみてくださいね。

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