道後温泉のおすすめ観光スポット6選!『坊っちゃん』の舞台松山を訪ねて

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道後温泉のおすすめ観光スポット6選!『坊っちゃん』の舞台松山を訪ねて

道後温泉といえば、日本三古湯の1つにも数えられる愛媛の名湯!それでいて四国最大の都市松山の市街地にあることから、観光のアクセスも第一級といえます。古くは現存する最古の和歌集『万葉集』に謳われ、近代では夏目漱石の小説『坊っちゃん』にも登場するなど、日本の文学とも深いかかわりをもつ温泉です。松山市街を走る路面電車で簡単に行けるため、道後温泉観光は松山観光と重なる部分が多く、周辺の見どころも多数!今回は道後温泉と合わせて訪ねたいオススメ観光スポットを6選ご紹介します。

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道後温泉のおすすめ観光スポット6選!『坊っちゃん』の舞台松山を訪ねて

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1. 道後温泉本館

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日本三古湯の1つ道後温泉は、お湯はもちろんのことその建物も欠かすことのできない観光スポットです。中心となる「神の湯本館棟」は、明治27年(1894)に松山城の城大工の血を引く坂本又八郎の設計で建てられました。増築を重ねて現在の姿になったのは大正13年(1924)のことで、現在は4つの建物が国の重要文化財に指定されています。

本館ができたのは漱石が松山中学の英語教師として赴任する前年のことで、『坊っちゃん』のなかでも「温泉だけは立派なものだ」と称賛されています。館内には漱石が実際に使ったといわれる部屋が「坊っちゃんの間」として残っていて、一般観光客の見学も可能です。さらには『千と千尋の神隠し』に登場する「油屋」のモデルの1つだと公言されていて、ジブリファンなら一度は訪ねておきたい聖地でもあるんですよ。

道後温泉本館には「霊の湯」と「神の湯」の2つの浴室と、計4つの入浴コースがあります。このうち「霊の湯」の入浴券を購入すると、日本で唯一の皇室専用の浴室「又新殿(ゆうしんでん)」をガイドの解説付きで観光することができます。

ちなみに、本館は2019年1月から老朽化による改修工事に入ります。工事中も場所を限定して入浴は可能なので、明治の趣あふれる道後温泉本館の観光を楽しむことは引き続き十分可能です。

2. 道後ハイカラ通り

道後ハイカラ通りは道後温泉に訪れるなら必見の観光スポット。道後温泉駅を出た目の前から、道後温泉本館まで続く商店街です。愛媛・松山・道後温泉のグルメやお土産はもちろん、日帰りで楽しめる温泉などもありますよ。

■みかんの木

愛媛と言ったらみかんを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。「みかんの木」では愛媛の特産品でもあるみかんをはじめ、みかんジュースやみかんゼリー、みかんジェラートなど、みかんをたっぷり堪能できるおすすめのお店です。

■伊織道後本店

愛媛はみかんだけではなく今治タオルも有名です。その有名ぶりは世界に名をとどろかせるほど。道後ハイカラ通りにはタオルを専門に取り扱う「伊織道後本店」があります。今治タオルはもちろん品揃えは豊富に揃っているので、自分用にも思わず欲しくなるでしょう。

■道後マルシェ

「道後マルシェ」は愛媛・松山・道後温泉にまつわる特産物やお土産などを販売しています。店内は落ち着いていて、おしゃれな雰囲気です。ゆっくりお買い物を満喫してくださいね。

3. 松山城

日本に12基しかない木造現存天守の1つが残る松山城は、愛媛県のシンボルともいえる観光名所です。大天守を含む21棟の建物が国の重要文化財に指定されています。2009年のミシュラン観光版で2つ星にも認定され、近年は海外からも人気のスポットとなっています。

松山城天守は標高132mの山の上にありますが、東麓からロープウェイとリフトが通っているので息を切らすことなく観光が可能です。累々たる石垣と数多くの櫓や門が連なる様子は、日本のお城なかでも貴重な景色!3層の大天守からは、道後温泉を含む松山市街360度の大パノラマが楽しめますよ。

余力があれば、帰り道は登山道を歩いて南麓へ降りてみましょう。お殿様が普段の生活を送っていた二之丸が史跡庭園として整備されていて、ここも見どころとなっています。発掘により明らかとなった大井戸遺構や、石垣の上に長々と続く多聞櫓など、お城の雰囲気を存分に感じることができるでしょう。

4. 道後公園

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道後公園は、路面電車の終点道後温泉ないし1つ手前の道後公園停留所前にあります。公園自体は明治時代に整備されたものですが、ここにはかつて伊予国(今の愛媛県)の守護大名河野氏の居城「湯築城(ゆづきじょう)」がありました。いわば愛媛県の中心が道後温泉の目の前にあったのです。

今は建物は何も残っていませんが、土塁や水濠が城跡の丘をぐるっと囲っています。また、戦後長らく園内には愛媛県立動物園がありましたが、1988年に愛媛県立とべ動物園として移設され、それにより発掘調査が始まりました。それにより、当時の武士の暮らしに関するさまざまな遺構が見つかり、一部が武家屋敷として復元されています。

湯築城は2006年に「日本の名城100選」にも選ばれた、近年注目度上昇中の観光スポット。他にも展望台や資料館などがあり、道後温泉のお湯を堪能した後の散策にもピッタリですよ!

5. 坊っちゃん列車

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夏目漱石の『坊っちゃん』のなかで、「マッチ箱のような汽車」として登場する坊っちゃん列車。軽便鉄道時代の伊予鉄道で使われていた蒸気機関車のことですが、現在でも路面電車の車両として復元・運行されています。

観光列車なので、停車駅は道後温泉のほか大街道、松山市駅、JR松山駅前、古町の計5か所のみ。平日も運行していますが、大幅に増便される土日祝日が便利です。松山城の観光チケットと一緒になったお得な切符もありますよ。

鉄道好きな方は、道後温泉駅での様子に密着してみましょう。列車は駅の先の転車台で反転し、客車はなんと人力で連結されます。駅の脇には坊っちゃん列車1号機関車のレプリカも野外展示されているので、道後温泉観光の記念に一枚写真に収めておきましょう。

6. の・ボールミュージアム

松山市は俳人正岡子規が生まれた地。子規は俳句など文学のほかにも野球や囲碁をこよなく愛したことで知られ、どちらの世界でも殿堂入りを果たしています。

とくに野球については周囲から不思議がられるほど熱中し、本名の「升(のぼる)」をもじって「野球(のぼーる)」という雅号を用いたこともあるほどでした。この号ちなんで作られたのが、坊っちゃんスタジアム(松山中央公園)の中にある「の・ボールミュージアム」です。ここは野球の歴史資料館となっていて、プロ野球や高校野球などの歴史を知ることができます。

館内にはイチロー選手や松井秀喜選手のグラブや手形などプロ選手の愛用品が多数!明治時代からの高校野球の資料が展示されているなど、野球ファンにはたまらない資料館です。またバーチャルピッチングにチャレンジしたり運動能力測定ができたり、さらには野球クイズも楽しめるなど、さまざまなレクリエーションも用意されています。場所はJR予讃線に乗り、松山駅の隣の市坪駅で降りてすぐのところです。

7. 道後ぎやまんガラス美術館

道後温泉本館を訪れると、振鷺閣(しんろかく)という鼓楼に赤い板のガラスがあるのを目にするはず。このガラスを見て「綺麗だなー」と感じたあなた!間近で見たいと思いませんか?この振鷺閣の赤いガラスをはじめ、江戸時代の「ぎやまん」「びいどろ」(どちらもガラスの意)や、明治~大正時代のガラス工芸品などが展示されているのが「道後ぎやまんガラス美術館」です。

貴重なガラス工芸品約300点の他、庭園にはガラスと水を利用したオブジェがあるなど、見どころ満載の観光スポット。このお庭は夜になるとイルミネーションに照らされ、ガラスと光の幻想的な空間に変わります。

館内にはカフェやショップもあるので、きらびやかなガラスの工芸品を実際に購入することもできます。道後温泉から歩いてすぐなので、ぜひ合わせて観光してみてください。

◎まとめ

歴史ある建物や温泉街はもちろんのこと、松山にはお城や野球の博物館など歴史的なスポットがたくさんあります。また、松山市といえば路面電車も有名!坊っちゃん列車に限らず、移動の際に路面電車を利用するのも、道後温泉観光の良い思い出になります。道後温泉で心も体も癒す素敵な観光旅行にしてください。

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