名称:Casa de Gobierno en Paraguay(政府宮殿 )
住所:El Paraguayo Independiente y Juan de Ayolas, Asuncion, Paraguay
南米有数の親日国パラグアイの首都アスンシオン。南米の中では比較的控えめな雰囲気そのままにパラグアイの首都とはいえ、穏やかな都市で安心して観光ができる街です。
パラグアイ川のほとりに発展したのどかな首都アスンシオンにはスペイン風のコロニアル建築が数多く残っているのも特徴で、街歩きがとても楽しいところです。中心地区は碁盤の目のように区画がされているため歩きやすいのも観光客にはうれしいですね!
今回はそんな穏やかなコロニアル都市、パラグアイの首都アスンシオンのおすすめの観光スポットを6カ所紹介しましょう!
目次
南米の穏やかなコロニアル都市、アスンシオンのおすすめ観光スポット6選
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1.政府宮殿 (Palacio del Gobierno)
アスンシオン市内を流れるパラグアイ川の港の近くに建つ白亜の美しい大統領官邸です。牧歌的な雰囲気が残るアスンシオンにおいて、ここは別世界で他の場所とは一線を画す建物です。まさしく、首都アスンシオンを象徴する建物で観光スポットにもなっています。
19世紀後半に当時の大統領フランシスコ・ソラノ・ロペスが、実父であり先代大統領でもあったカルロス・アントニオ・ロペスの意向を継承し、1867年に完成させました。
この美しい建物は、彼らの意向でパリのルーブル美術館を模倣したと言われています。なるほど、見ごたえ抜群なわけです!
ヨーロッパ人によってデザインされ装飾された建物内部には、やはり著名な画家・彫刻家の作品が飾られているのですが内部見学はできません。
しかし、昼間はその新古典主義様式の美しい建物と正面庭園の花時計が、夜間はライトアップされた建物が観光客を魅了しています。ぜひ訪ねてみましょう。
2.英雄霊廟
アスンシオンのセントロの中心、英雄広場ではいつも屋台や露店が並んでいて観光客が集まり賑わいます。その一角にあるドーム型の霊廟は、アスンシオンのシンボルでもあり誇りでもあるのです。
ここには初代大統領のカルロス・アントニオ・ロペス、その息子フランシスコ・ソラノ・ロペス、その他のパラグアイの歴史のために奮闘した英雄たちが祀られています。
ナポレオンの墓があるパリのアンバリッドのレプリカとして、アスンシオンの文化、歴史的重要建造物となっています。
英雄霊廟は常に衛兵たちによって守られていますが、一般見学も可能です。日本では国民的英雄が祀られているところを気軽に訪れることはできませんが、愛国心が強いラテンアメリカならではのこうした観光を、地元の人たちに交じって楽しむのはいい体験になりますよ!
名称:Panteon Nacional de los Heroes(英雄霊廟)
住所:Mariscal Estigarribia at Plaza de los Heroes, Asuncion, Paraguay
3.Costanera de Asuncion
アスンシオンを特徴づける大きなパラグアイ川のウォータ―フロント地域に砂浜を入れ、人工的に開発したのがCostanera de Asuncionです。
川沿いには遊歩道が延びていて、市民はローラースケート、サイクリングなどをここで楽しんでいます。
アスンシオンには大きな観光資源があまりないので、このような場所は観光客のみならず地元市民にも重宝されています。設立は比較的新しく2013年オープンですから、きれいな環境が保たれたウォータ―フロントです。
アスンシオンの旧市街に位置するこの観光エリアではレンタサイクルを借りてパラグアイ川沿いを散策するのがおすすめです。また、夕方のウォータ―フロントもとてもきれいですから夕暮れ鑑賞に出かけてもいいですね!
名称:Costanera de Asuncion
住所:Avenida Costanera, Asuncion, Paraguay
4.独立の家博物館
アスンシオンの中心、英雄広場からわずか3ブロック、ここにかつて国家独立のために数々の秘密会議が開かれたパラグアイの歴史上重要な建物があり、今では博物館としてアスンシオンの重要な観光スポットにもなっています。
1772年に建てられて以来、この家での内密な会議がパラグアイが1811年に共和国として、ラテンアメリカで最初に正式に独立を宣言するきっかけになったと考えると、見学の価値が高まりますね。
一時はフランシスコ・ロペス大統領の邸宅としても使用されていた建物は、中庭の周囲に配置された5つの部屋と、広いリビングルームで構成されています。
その当時の暮らしぶりが良くうかがえるよう、時代を感じさせるドキュメント、調理用具、食器、衣服、調達品、家具などが展示されていますよ。パラグアイ独立発祥の地に行って国の歴史を感じる観光はいかがでしょうか?
名称:Casa de la Independencia(独立の家博物館 )
住所:14 de Mayo y Pte Manuel Franco, Asuncion, Paraguay
公式・関連サイトURL:http://www.casadelaindependencia.org.py/
5.国立美術館
アスンシオンのセントロにある英雄広場から、東にあるブラジル大使館へ向けて延びている通り沿いにある博物館。こじんまりとした印象で、18~20世紀の現代絵画、彫刻、陶器などを小規模に展示しています。
館内は6つの展示室で構成され、国際的な絵画等を展示している3つの展示室ではアルゼンチン、ブラジル、ペルー、チリなどの南米の作品やヨーロッパの作品を展示しています。そして残りの3つの展示室にはパラグアイの芸術家たちの作品が展示されています。
パラグアイの作品はあまり日本では見れませんから、アスンシオン観光の際にはこの博物館を訪ねてチェックしておきたいですね。
名称:Museo Nacional de Bellas Artes(国立美術館)
住所:Eligio Ayala, Asunción, Paraguay
公式・関連サイトURL:https://www.facebook.com/Museo-Nacional-de-Bellas-Artes-Paraguay-226927810677798/
6.カテドラル
英雄広場から2ブロック北に位置するアスンシオンのカテドラルは、この町の雰囲気と相まって何か落ち着かせるような空間の建物です。
この地にスペイン人たちによって最初に教会が建てられたのは1539年。現在のカテドラルは1845年に完成したネオクラシック様式の建物です。非常にシンプルな教会ですが中が大変広いので、観光の合間の落ち着いて休む場として利用するのがおすすめです。
正面にはアルマス広場があり、その先は国会議事堂、そして政府宮殿(大統領官邸)と続いているので、これらをセットで観光するときの終点、あるいは起点として場所をチェックしておくといいですよ。
名称:Metropolitan Cathedral of Our Lady of the Assumption, Asunción(カテドラル)
住所:Plaza Independencia, Asuncion, Paraguay
◎まとめ
いかがでしたか?
ブラジル、アルゼンチン、ボリビアに囲まれた内陸の国・パラグアイの首都アスンシオンは、海を持ちません。そのかわりに、豊富な水量を誇るパラグアイ川のほとりに栄えている穏やかなコロニアル都市です。
南アメリカの他の国々の首都のような雑踏がないので落ち着いた観光ができるのが魅力ですね。
親日国なのでアスンシオン市内にも日系人経営のショップ、レストラン、ホテルなどが点在していますから、そこで観光の情報収集をしたうえで街歩きするのも賢い方法ですね。
ラテンアメリカらしく活気に満ちていながらもどこかのどかな雰囲気があるアスンシオンでの観光ものんびりと楽しみたいですね。こちらへお出かけの際はぜひ参考にしてください。