秋田県八郎潟のオススメ観光スポット14選!伝説が残る町を観光しよう

秋田県八郎潟のオススメ観光スポット14選!伝説が残る町を観光しよう

かつて日本で二番目の大きさを誇った湖「八郎湖」と、約260年の伝統を誇る「願人踊」。その2つを筆頭として様々な魅力を持つのが、秋田県八郎潟町です。今回は、秋田県八郎潟町の中でも特に人気の観光スポットを14選にしてご紹介!日本一低い山や11kmにわたる桜と菜の花の道、干潟一望の公園などなど多彩なジャンルの観光スポットがありますよ。秋田県八郎潟町での観光や旅行をお考えの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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秋田県八郎潟のオススメ観光スポット14選!伝説が残る町を観光しよう

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1.八郎潟残存湖

八郎潟残存湖

日本の湖において、かつて第2位の大きさだった「八郎湖(はちろうこ)」。現在ではその一部は埋め立てられ、その土地の上に新たに「大潟村」が誕生しました。「八郎湖残存湖(はちろうがたざんぞんこ)」は、大潟村誕生後も残っている八郎湖を呼称したものです。

一部埋め立てられたとはいっても、湖の面積は八郎湖の10分の1。約27.7平方mの面積を誇り、全国的な釣りのメッカとなっています。ブラックバスやフナ、コイ、ボラ、ヘラブナと魚種は豊富。特に湖に氷の張る季節になると、賑わってくるのがワカサギ釣りです。

氷上にテントを張り、氷に穴をあけて釣り糸を垂らし当たりを待つ。風情たっぷりの時間に、釣り好きならずとも夢中になって楽しめることができる八郎潟町の観光スポットです。アクセスは道の駅「ことおか」から車で2分。秋田・八郎潟町観光に便利なロケーションですよ。

2.夫殿の岩窟

八郎潟町にある「夫殿(おっとどの)の岩窟」は、八郎潟を一望できる三倉鼻公園にある洞窟です。波によってできあがった洞窟で、その歴史は紀元前以前。洞内には八竜権現と夫殿大権現が祀られている他、縄文時代の住居跡も見られます。

また、洞内に住んでいた父親と美人姉妹にまつわる悲恋のストーリー、さらには三湖物語の八郎太郎伝説も伝えられているため、事前に八郎潟町の歴史を学んでおくとより楽しめますよ。歴史が好きな人はぜひ、訪れてほしい八郎潟町の観光スポットです。

3.叢雲の滝

八郎潟町にある「叢雲の滝(むらくものたき)」は、「いこいの森」という森深くに立地する滝です。八郎潟町で穴場的な観光スポットになっています。もとは「高岳山観音滝」と呼ばれており、古くから修験者たちの信仰の場の一つに数えられてきました。

そのためか日当たりが悪く、常にぬかるんでいる状態のため滝にたどり着くだけでも一苦労。近年ようやくいこいの森の整備が進み、この神秘的な八郎潟町の滝も観光で楽しめるようになりました。

叢雲の滝があるのは、かつて蝦夷地との国境線と思われた高岳山。いこいの森の駐車場からは散策路があるので、アクセスもしやすいですよ。水量が少ない滝ですが、滝の岩肌に梵字で不動明王の文字が彫られているなど一見の価値あり。八郎潟観光の際にはぜひ足を運んでみましょう!

4.菜の花ロード

「春に八郎潟観光に来る予定!」「八郎潟町周辺でドライブを楽しみたい!」という方は、県道298号線の「菜の花ロード」がオススメです。道の両サイドを彩るのは、ピンクの桜並木と黄色い菜の花。総長11kmにもおよぶ大潟村の花道は、多くのドライバーたちを八郎潟の虜にしてきました。

黒松とのコントラストも素晴らしく、目を飽きさせることがありませんよ。見ごろは4月下旬からゴールデンウイーク前後。県道298号線には路肩(さくら見スポット)もあるので、じっくりと観光を楽しみたい方は駐車して楽しむことをおすすめします。大潟村は総面積11.2ヘクタールの菜の花が咲き誇る村なので、春に秋田を訪れた際はぜひ足を延ばしてみましょう。

5.大潟富士

大潟富士は、「日本で最も低い山」と呼ばれる珍スポット。八郎潟町周辺の観光スポットとして有名です。標高はなんと海抜0m。麓から頂上への高さは、富士山のちょうど1000分の1にあたる3.766mです。湖を干拓して造られた八郎潟町近くににある、奇跡のような山なんですよ。

八郎潟観光での良い記念になりますので、ぜひ写真撮影をしてみましょう。八郎潟の幹線道路沿いにありアクセスも良好。国内でも珍しい「経緯度公会点標示塔」のすぐ近くなので、こちらも合わせて観光に訪れることをオススメします。

6.大潟村干拓博物館

「大潟村干拓博物館」は、八郎湖の埋め立ての経緯や八郎潟の歴史が展示されている博物館。当時の労働の様子が、ジオラマや大型マルチスクリーンで見事に再現されています。およそ22,000haあった湖を10分の1にまで縮めるというだけでも、その大変さが想像できますよね。

それを今からおよそ40年前に行ったというから、その労力は世紀の大偉業とも言えるでしょう。干拓された新生の地に、どのように動植物が育まれ、村が造られたのかを考えながら「大潟村干拓博物館」を観光してみると良いですよ。

大潟村干拓博物館は「道の駅おおがた」に隣接されているので、秋田・八郎潟周辺でのドライブがてら観光に立ち寄るのがおすすめ。入り口付近にある、海水面の高さを示したポイントも要チェックです。大潟村が海水より低い位置にある村だと実感してから展示物を見ると、また違った感慨深さを感じられますよ。

7.三倉鼻公園

八郎潟町にある「三倉鼻公園」は、かつての八郎湖である八郎潟が一望できる風光明媚な公園です。どこまでも続いていきそうな地平線・大空・八郎潟とのコントラストが素晴らしく、心も晴ればれ。古くから多くの文人墨客たちに愛されてきた、秋田県八郎潟町が誇る景勝スポットとなっています。

園内にある正岡子規の「秋高う 入海晴れて 鶴一羽」との句碑を詠めば、美しかったかつての八郎湖の様子がありありと浮かんで来るでしょう。時代や季節、時間帯によって姿を変えるその姿は、一生ものの心象として胸に刻まれますよ。地平線が見渡せることから、夕暮れ時がおすすめ。赤々とした夕日が沈んでいく光景を、ぜひ八郎潟観光の記念に見納めください。

8.生態系公園

「生態系公園」は、八郎潟周辺の代表的な自然景観をギュッと濃縮再現した公園です。自然と触れ合うことができる観光スポットです。園内は広々8.6ヘクタール。約150種20,000株を植栽している「野外公園」と珍しい花々を四季問わず楽しめる「鑑賞温室」が大きな見どころです。

特に、温室では秋田唯一の珍しい植物も鑑賞できて、観光の楽しみが広がりますよ。他にもブナ林・カツラ林・ケヤキ林などの樹木林や「水辺の植」「里山の植物」など、テーマごとに植栽された植物群落が見られるのもポイント。、春の新緑や秋の落ち葉など、季節ごとの風情を感じることができます。

園内はきちんと整備されているので、ベビーカーや小さなお子さま連れの方も安心。ご家族での憩いの場やデートに、秋田県八郎潟での思い出作りにぜひ一度足を運んでみてくださいね。

9.御前柳神社

八郎潟町にある「御前柳神社」は、安産の神で親しまれる小さな神社です。神社を覆うように茂る柳の木々に目を惹かれます。実はこの八郎潟町の御前柳神社には、悲劇のストーリーが伝えられています。時は天正15年。かつて八郎潟周辺を治めていた城主・三浦盛永と奥方を、内紛の悲劇が襲います。

大群に責められた三浦盛永は辛くも奥方を城外に落としますが、その後自害。そのとき臨月を迎えていた奥方は、5歳の息子・千代若とともに城を逃げ出します。どうにか洞窟へと生き延び無事出産をしますが、ほどなく夫を追って自害。18歳の若さでこの世を去りました。

残った息子の千代若が両親を悼み、その場所に祠を建て、柳の木を植えたといわれています。奥方の出産を里の女たちが助けてくれたとのエピソード、さらに「死後は安産の神となって里の女たちの身を守る」との臨終の言葉により、祠への安産祈願が始まったとされています。

以来、秋田のみならず北陸地方全体にまで信仰を伸ばしていった御前柳神社。
八郎潟町へ観光に来たら一度は訪れてほしい観光スポットです。

10.白神展望温泉 美肌の湯(ホテルサンルーラル大潟)

八郎潟周辺には日帰りで温泉に入浴ができる観光施設がたくさんあります。その中の一つ「白神展望温泉美肌の湯」は、ホテルサンルーラル大潟にある温泉で、日帰りの八郎潟観光におすすめです。黄金色の湯・大潟モール温泉は、ナトリウム強塩泉で短時間で身体が温まりますよ。

「入浴後はお肌すべすべ」との定評があり、「美人の湯」として多くの女性に親しまれています。最上階の展望風呂というだけはあって眺望も最高!東側に連なる森吉山と太平山、そして西側に臨む夕陽を眺めながら、八郎潟町観光の疲れを癒しましょう。

11.砂丘温泉ゆめろん

「砂丘温泉ゆめろん」は、八郎潟町近くの三種町にある温泉施設です。砂丘から湧く天然温泉を使用しており、スパリゾート的のような雰囲気。全身浴をはじめ炭酸浴、圧注浴、ロウリュウサウナ、露天風呂など様々なスパ設備が完備されています。

中でも人気があるのが大浴槽と露天風呂。日本海を眺めながらの、なんとも贅沢な入浴タイムが過ごせますよ。特に海に沈む夕日は美しく、八郎潟観光でぜひ見ていただきたい絶景です。八郎潟でたっぷりと観光したあとに、訪れてみてはいかがでしょうか?

12.天王温泉くらら

天王温泉くららは、「道の駅てんのう」に隣接する日帰り温泉施設です。県内の公共温泉では最大級の規模を誇り、施設内も清潔快適。大きく洋風風呂と和風風呂を完備しており、男女週替わりで違った湯心地が味わえます。

「道の駅てんのうスカイタワー」、地域の特産品が揃う「食菜館くらら」「遊びの広場」「歴史の広場」なども隣接しているため、1日たっぷりと遊べるところがポイント。もちろん、道の駅らしくお土産も充実で、八郎潟観光の締めにもピッタリ。八郎潟観光のドライブがてら気軽に立ち寄れる温泉です。

13.大潟村温泉保養センター(ポルダー潟の湯)

大潟村温泉保養センター(ポルダー潟の湯)は、八郎潟近くにある大潟村の日帰り温泉施設です。500万年前の海の地層水を温泉源にしており、泉質は茶色味を帯びた塩泉。お肌が滑らかになる「美人の湯」で、女性からの評判があります。

お風呂は大浴槽・寝湯・バイブラバス・超音波バス・白湯など、バリエーション豊か。八郎潟観光で疲れた体を癒すことができますよ。100人が同時に入浴できる大浴場も完備されていることから、八郎潟近くにある大潟村を代表する温泉保養センターとして地元からも根強い人気を誇ります。

アクセスは、秋田道「琴丘森岳IC」から県道54号経由で約15分。
「ホテルサンルーラル大潟」と隣接しているので、宿泊にもおすすめです。

14.願人踊

秋田県八郎潟町では、毎年5月に「願人踊(がんにんおどり)」が開催されます。願人踊は、約260年前に伝えられた八郎潟町の伝統芸能。元々は全国で踊られていた門付芸能でしたが、現在では「秋田県無形民俗文化財」に指定されています。リズムを早く、かつ力強く奔放に踊る姿は迫力満点ですよ。

踊りの途中には、歌舞伎仮名手本忠臣蔵五段目の「定九郎」と爺ちゃの「与市兵衛」が登場し、楽しい茶番劇で場を賑わせてくれます。開催時期は例年5月5日の子どもの日。一日市神社で奉納の踊りをし、その後町内を回っていきます。

近年では八郎潟駅前で観光客用の公演をスタート。一緒に記念写真に映ってくれるなど、サービスいっぱいに観光客を楽しませてくれます。八郎潟町観光の忘れられない記念になりますよ。

◎まとめ

500万年前に湧出した天然温泉、縄文時代の住居跡を残す洞窟、260年前に伝わった伝統踊りなど、秋田県八郎潟町には歴史的な観光スポットが多いのが特徴。昔と今が混ざり合った不思議な雰囲気が、八郎潟町全体や八郎潟町周辺から伝わってきますよね。

また、「三湖物語の八郎太郎伝説」や「御前柳神社」など、歴史的逸話のある観光スポットの多さも際立ちます。事前に八郎潟の逸話を調べておくもよし、事前知識なしでいくもよし、ぜひ思い思いの過ごし方で秋田・八郎潟の町をお楽しみください。

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