自然の魅力がいっぱい!妙義山周辺のおすすめ観光スポット15選

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自然の魅力がいっぱい!妙義山周辺のおすすめ観光スポット15選

せっかくの休日は、日常とはかけ離れた空間で体を目一杯動かしたい!そんなあなたにお勧めしたい観光スポットが、群馬県にある妙義(みょうぎ)町です。

妙義町の見どころの中心となるのが、妙義山。妙義山は群馬県内の赤城山、榛名山と共に、上毛三山の一つに数えられています。奇岩が多く、登山ルートの中には大きな岩のトンネルを潜ったりするような非日常的な光景がいくつもみられます。その珍しくも美しいその景観は日本三大奇勝の一つに数えられ、群馬県有数の登山観光地として登山家や観光客に愛されています。

登山上級者向けの観光地と思われがちですが、実はこの妙義山周辺には、登山以外にも楽しめる観光スポットがたくさんあります。鉄板の登山ルートから、パワースポット、温泉、美術館など、妙義山周辺の魅力溢れる観光スポットをご紹介します。

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自然の魅力がいっぱい!妙義山周辺のおすすめ観光スポット15選

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1.妙義山石門巡りルート

幾つかある妙義山観光登山ルートの中で観光客から最も人気が高いのが、アーチ状の岩を通り抜けながら登る「石門巡りルート」です。「石門入り口」という登山口から入山し、自然が作り上げたとは思えない立派な石の門を潜り抜けながら、観光登山を楽しむことができます。

第4石門まで到着したら、石門の向こうには、これまた自然が作り上げたとは思えない、大砲の形をした大砲岩を望むことができます。もちろんこの岩へと向かうこともできますし、天狗の評定と呼ばれる大きな岩や、修験者たちがくぐり抜けた「胎内くぐり」への分岐もあります。

第4石門の広場からは帰途のルートとなる見晴らし台の方へ向かうことも可能。見晴らし台を過ぎたら、あとは中之嶽神社の方を目指して下山する形となります。

それぞれの石門の間には、鎖場と呼ばれる、鎖を伝って登山する足場の狭い箇所がいくつかみられます。比較的初心者でも登ることのできるルートとはいえ、峻険と名高い妙義山を登るので、登山靴や登山用のリュックなど、事前準備をしっかり整えて観光に望みましょう。紅葉などの観光メインを楽しみたい方は、鎖場を回避して進むルートもあります。自分の体力にあったルート設定を心がけて観光してくださいね。

2.中之嶽神社と日本一の大黒様

中之嶽神社の歴史は古く、創建は欽明天皇(在位539〜571年)の御代と伝えられています。ここは高さ20メートル、重さ8.5トンにもなる巨大な大黒様が奉納されていることでも有名です。鳥居をくぐると真っ先に目に入る大黒様の姿には、多くの観光客が度肝を抜かれます。大黒様の向こうに見える轟岩がこの神社の御神体になると思えば、大黒様のこの大きさも納得できるでしょう。

御神体にお参りするためには、参道である長い石段を登っていきます。石段を登りきると視界に飛び込んでくるのは、大きな岩に埋もれるような形で建てられたお社で、再び観光客の目を驚かせます。この大きな岩が御神体の「轟岩」で、岩の麓のお社は拝殿と幣殿となっています。

この轟岩は、大黒様のあたりから見ると、翼を持った鳥の形に見えます。この鳥は八咫烏であるとされ、パワースポットとしても広く知られており、多くの観光客が参拝に訪れるんです。妙義山石門巡りルートのゴールの目標地点でもあるので、下山と共に観光に訪れるのも良いでしょう。

3.中之嶽神社駐車場と中之嶽ドライブイン

妙義山の石門巡りルートを登山するにあたり、多くの登山観光客が登山ルートのスタート地点とするのが「中之嶽神社駐車場」です。しかしこの駐車場、ただの駐車場ではありません。なんと中之嶽神社が経営する「中之嶽ドライブイン」が併設されているのです。

中之嶽ドライブインは、食事をしたりお土産を買うことができる、観光客に嬉しいスポットです。店内で販売されている下仁田名産のこんにゃくや下仁田ネギなどは、観光のお土産としてもバッチリでしょう。また店内ではこんにゃくの刺身や名物の味噌おでん(こんにゃくの田楽)をいただけます。この他にもうどんやそば、カレーなども販売していますので、下山してから立ち寄ってほっと一息つくのも良いでしょう。

また、こちらの駐車場には、障がい者も利用できるトイレが設置されています。登山の途中にはトイレがありませんので、心配な方はこちらで先に行っておいても良いでしょう。

4.県立森林公園さくらの里

自然豊かな妙義山は、四季折々の自然を観光することのできる場所でもあります。「県立森林公園さくらの里」は、妙義山の南の斜面を利用して作られた公園。園内には45種類、約5000本もの桜が植えられており、観光に訪れる人々の目を楽しませてくれます。入園料は無料。

園地の範囲は広く、およそ東京ドーム10個分ほど。中之嶽駐車場を出たあたりから県道196号にぐるりと囲まれたエリアは概ね公園の園地となります。たくさんの桜が一斉に開花する様子は、まるで妙義山の麓に薄紅色の霞がかかったかのよう。遠くで見ても、近くでみても、それぞれに楽しむことができます。

植えられている品種でもっとも多いのはソメイヨシノですが、八重桜の品種も植えられているので、4月から5月にかけて楽しむことが可能です。園内には休憩できる四阿(あずまや)もありますので、お弁当を持ってお花見するのにぴったりの観光スポット。多少のアップダウンがありますので、散策できる格好で行くのがベストです。

5.きのこ館(県立森林公園さくらの里敷地内)

さくらで有名な県立森林公園さくらの里ですが、その中にもうひとつ、自然に関する観光スポットがあります。その観光スポットの名前は「きのこ館」。施設内には、約90種類ものきのこに関する資料が展示されています。

実は群馬県は、シイタケ、ヒラタケ、マイタケ、なめこ等のきのこを多く産するきのこの生産地。「きのこ館」では、それらのきのこの栽培方法や、野生のきのこに関する展示を見ることができます。

登山をする方は、山野に生えているきのこを目にする機会も多いはず。こちらの施設を観光した後に登山に訪れると、妙義山の登山道にちょこんと生えるきのこの名前も分かるようになるかも?

6.妙義山相馬岳登山ルート

妙義山の最高峰は、表妙義の相馬岳で標高は1,104mです。妙義山を観光するからにはやっぱり最高峰へ登りたい!という方は、妙義神社からスタートする相馬岳登山ルートを選びましょう。

比較的初心者向けのコースだと、中間道と呼ばれる登山ルートを進んでいき、第一見晴らしと第二見晴らしを経て、タルワキ沢出合から相馬岳に進む形となります。途中には急な岩場もありますのでくれぐれも足元には注意して下さいね。

ほかに妙義神社の奥の院の方から向かうルートもありますが、こちらは登山道の中では最高難度と言われる登山ルートです。相当の熟練登山者向けのコースとなりますので、妙義山の風景を観光しながら登山を楽しみたい方には、中間道からタルワキ沢に入るコースがオススメです。

いずれのコースにしても、しっかりと登山の知識と準備を整え、無理のない登山を心がけるようにして下さい。

7.大の字と奥の院

奥の院を経由して妙義山の相馬岳を目指して登山する場合、妙義神社の本殿の辺りから登山口に入る形となります。なぜ神社の奥から入山できるのかと不思議に思う方もいることでしょう。その答えは、山の中腹に見ることのできる、「大の字」に隠されています。

そもそも何故山の中腹に大きな字で「大」と書かれているのでしょうか?この文字の設置されている先には妙義神社の奥の院があり、江戸時代頃まではそこに大日如来の像が配置されていました。またその頃には妙義神社は神仏習合しており、妙義大権現と呼ばれていたという記録もあります。この大の字はその大日如来の大とも、妙義大権現の大とも言われています。

なおこの大の字から奥の院を経由する登山ルートが、垂直にも見えるほどの切り立った道を鎖を伝って進む最難関ルートです。のんびりとした観光をメインに楽しみたい方には、登山せずに山のふもとから大の字を仰ぎ見て頂くことをお勧めします。

8.妙義神社と指定文化財

相馬岳登山ルートのスタート地点となる「妙義神社」。妙義神社の歴史は古く、創建は宣化天皇2年(537年)と伝えられています。

現在の本殿、幣殿、拝殿と唐門は江戸時代の宝暦六年(1756年)に建造されたもので、安永二年(1773年)に建造された総門と並んで、国の重要文化財として指定されています。本殿や拝殿の各所に美しい彫刻を見ることができ、中には日光東照宮の彫刻師が掘り上げた彫刻もあるのだとか。日光東照宮と同じ権現造りで、繊細な彫刻の数々が観光客の目を楽しませます。

総門から進んでいった先にある銅の鳥居と、鳥居をくぐった先の右手にある波己曽(はこそ)社社殿、長い階段を登った先にある随神門、妙義神社の基礎の部分となる石垣などが、県の重要文化財として指定されています。歴史ある建物として大河ドラマのロケ地としても何度か使用されていますので、この景色テレビで見たことがある!なんて感動もあることでしょう。

また、敷地内にある樹齢500年の三本杉の間がパワースポットであると話題になっており、それを目当てに妙義神社に観光される方も多いのだとか。参拝すると共に多くの文化財やドラマのロケ地を見ることができ、パワーまで貰うこともできる、神社ながらに盛りだくさんの観光スポットです。

9.みょうぎ物産センター

「道の駅」といえば、地域で生産した新鮮な農産物を購入することができる施設。ここ妙義山の麓にも、そんな道の駅が存在します。道の駅の名は「みょうぎ物産センター」。

こちらでは、観光土産に地域産の野菜を購入することはもちろん、妙義の工芸品や特産品の販売、観光マップの展示まで行われています。観光案内のコーナーもありますので、妙義町の観光情報を入手してから周辺を観光しても良いでしょう。

施設内の食堂では、舞茸ごはんや季節ごとに味の変わるソフトクリームを味わうことができます。眺望の良いところに建っているので、妙義山周辺の景色を楽しみながらご飯をいただけますよ。食堂の開館時間は10:30〜15:30なので、遅めの朝ごはんや時間をずらしたランチにもいいですね。

妙義山を登山する方や妙義神社を訪れる場合、この道の駅の駐車場に車を止めることが可能です。お手洗いもありますので、登山前後にこちらでお手洗いを借りても良いでしょう。

10.妙義山パノラマパーク

春は桜、秋はもみじが妙義山の秀峰を彩りますが、山野の木々ばかりが人々に季節の移ろいを告げる訳ではありません。県道196号の沿道にある「妙義山パノラマパーク」もまた、四季折々に様々な花が咲き乱れ、訪う人々に季節の移り変わりを伝える観光スポットです。

この公園には大きな花畑があり、春には菜の花、秋にはコスモスなど季節の様々な植物が咲き誇り、多くの観光客が詰めかけます。

ここからは、妙義山はもちろん、榛名山や赤城山などの群馬県の名峰や関東平野を眺望することもできます。季節感を存分に味わいながら、ゆったりとした時間を過ごすことのできる観光スポットです。

11.妙義ふるさと美術館

天高く聳える妙義山は、その堂々とした姿から、画題にされることもしばしば。その麓に位置する「妙義ふるさと美術館」は、その妙義山を題材にした絵画を展示している美術館です。「妙義山パノラマパーク」の園内にあります。

こちらで展示されているのは、富岡市の開催する「妙義山を描く絵画展」で賞をとった妙義山の絵画の数々です。絵画を見ると共に、画題である妙義山もすぐ間近に見ることができる特異な美術館として、絵画を愛する観光客たちに人気を得ています。

この美術館ですが、建物の3階には「展望写生室」があります。窓の外に迫力満点の妙義山を仰ぐことができると共に、名前の通り、写生をすることもできるのです。登山や観光で妙義山を訪れた後に立ち寄って、たまには写真でなくイラストで記録を残してみても面白いでしょう。

近くには日帰り温泉の施設もありますので、下山後の方はこちらの美術館でその日登ってきた妙義山の勇姿を再確認すると共に、隣の温泉施設も訪れて汗とともに旅の疲れも流していきませんか?

12.妙義ふれあいプラザ 妙義温泉「もみじの湯」

妙義山登山で思う存分体を動かした後には、汗を流してさっぱりしたい方も多いはず。そんな方へお勧めしたいのが「妙義ふれあいプラザ 妙義温泉「もみじの湯」です。こちらの施設も「妙義山パノラマパーク」内にあります。

温泉の泉質は、弱アルカリ性ナトリウム、塩化物・炭酸水素塩温泉。神経痛、筋肉痛、関節痛などに対する効能があるので、観光や妙義神社の参拝の帰りに立ち寄り、疲れた体を癒すのにぴったりです。露天風呂からは妙義山と関東平野を眺めることができます。

雄大な自然を肌に感じながら、ゆっくりと温泉につかる贅沢は、なかなか味わえるものではありません。妙義山近辺を訪れた時には、ぜひ訪れたい観光スポットです。

13.妙義山の紅葉

春は桜の薄ピンクに彩られる妙義山ですが、秋になると美しい紅に染まります。ここ妙義山は桜の名所であると共に、紅葉の名所でもあるのです。

登山と共に紅葉を楽しみたいのであれば、妙義山石門巡りルート内の、第四石門の傍から眺めるこのとできる「日暮の景(ひぐらしのけい)」がおすすめです。もともと眺めの良い場所ですが、紅葉の時期には、名前の通り一日中でも眺めていられるような美しい景観が広がっています。

妙義山の全容を見たいのであれば、妙義山パノラマパークから見るのが良いでしょう。切り立った岩肌とその麓を彩るもみじやかえでの赤の、目に鮮やかな対比を眺めることが可能です。

紅葉の見頃は大体10月の下旬から11月の中旬ごろ。この時期には妙義山紅葉フェスティバルとしてイベントも行われていることもありますので、事前に情報をチェックしてから観光に訪れると良いでしょう。

14.妙義湖

相馬岳のある白雲山や中之岳のある金洞山中心とした一帯を表妙義と呼ぶのに対し、御岳、丁須の頭、烏帽子岩などの一帯を、裏妙義と呼びます。その裏妙義の東側に湖があり、静かな水面に妙義山の急峻を写し取っています。湖の名前は「妙義湖」といい、ダムとして中木川をせき止めて作られた人工湖。

夏は釣りやボート遊び、川が流れ込む部分では川遊びもできますし、春は桜、秋は紅葉をそれぞれに楽しむことができます。また関東には珍しく、冬には越冬地としてオシドリが飛来してくる湖でもあります。春夏秋冬それぞれの風物詩を楽しむことができる観光スポットですよ。

15.妙義山麓美術館

「妙義山麓美術館」は、群馬県出身の画家、稲川庫太郎氏が開設した美術館です。私設の美術館として氏の作品が展示されている他、妙義山を描いた画家に関する作品の展示や、企画展示なども行われています。

山麓美術館というだけあって、美術館からは美しい峻険とした妙義山が見えますよ。喫茶室もありますので、休憩を挟みながら、のんびり美術を勧賞するのも良いでしょう。

絵画「海の幸」などで有名な画家、青木繁をはじめ、多数の画家に画題として愛されてきた妙義山。こちらの美術館に観光に訪れた際にはぜひそのことを思い出して、画家の気分になりながら、眼前に広がる雄大な景色を心の中に書き留めてみてくださいね。

◎まとめ

妙義町の様々な観光スポットはいかがでしたでしょうか?妙義山にはアクティビティを楽しめる観光スポットが盛りだくさんですね。

体を動かすことが全体的に多いエリアですので、こちらのエリアに赴く際には、準備をしてから観光に訪れるようにしてくださいね!

四季折々に様々な様相を呈す妙義町。その厳しくも美しい自然や清々しい空気、そしてその景観を愛する人々の気分を体験しに、ぜひとも観光に訪れてみてください。

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