参勤交代の歴史が残る町!自然が豊かな智頭町のおすすめ観光スポット6選

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参勤交代の歴史が残る町!自然が豊かな智頭町のおすすめ観光スポット6選

鳥取県の南東に点在する智頭町。面積の大半が山林を占めている智頭町は、かつて鳥取藩の宿場町だったことで有名です。山々に囲まれた智頭には、歴史や文化を感じられる魅力的な観光スポットがたくさん残っています。騒々しい都会から離れ、のんびりと鳥取観光をしたい方にピッタリ!智頭町のおすすめ観光スポットを厳選してご紹介します。

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参勤交代の歴史が残る町!自然が豊かな智頭町のおすすめ観光スポット6選

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1.洋風建築も必見!日本映画の巨匠・西河克己映画記念館

智頭町出身の西河克己は「伊豆の踊り子」や「青い山脈」など、数々の日本映画の監督を努めました。貴族院議員の石谷家の分家、塩谷出店の洋館に「映画記念館」があり、ここでは西河克己の映画に関する資料が展示されています。入場は無料。昭和30年頃まで使用されていた映写機はレトロ好きにはたまりません!

映画記念館には塩谷出店の北側入り口より、中庭を通って行くことができます。貴重な映画資料も見物ですが、この建物は智頭町で数少ない洋風建築。歴史的建造物を見て回るのも楽しみの一つです。また、塩谷出店は1889年に火事で焼けたものの、1897年に再建された歴史を持ちます。

日本の伝統的な木造建築ときれいに整えられた庭園も合わせてご覧になるのがおすすめ。庭園は四季折々の光景を見ることができます。

2.江戸時代にタイムスリップ?歴史と風情を感じる智頭宿

智頭町を代表する観光スポットが「智頭宿」。江戸時代、まだ参勤交代があった時代に鳥取藩が宿泊や休憩の場所として活用していた宿場町です。当時は御茶屋や奉行所、制札場などは設置されていました。街道は北西に向かってい直線に伸びており、宿場町として栄えた当時の面影が残されています。まるで江戸時代にタイムスリップしたような気分で散策を楽しめますよ。

江戸時代後期の大庄屋は、参勤交代では上級武士が寝泊まりしていて、座敷や蔵に数々のタペストリーが展示。他にも豪農造りの土間やところどころの部屋から眺められる池泉式庭園、丁寧に整えられた庭園などもあります。また智頭町は杉の町とも言われており、民家には杉玉が飾られている。杉玉工房では予約制で杉玉作りを体験できますよ。

3.智頭の日本家屋で最大を誇る石谷家住宅

日本の豪邸家屋を観賞するなら「石谷家住宅」がおすすめ。智頭で最も大きな建物であり、大正時代に貴族院議員だった石谷四郎の豪邸です。3000坪と広大な敷地面積に建つこの家の部屋数は、なんと40以上!建てるのに、大正から昭和にかけて8年の歳月をかけたと言われています。

7錬の蔵や美しい日本庭園も必見ですよ。近代和風建築として国の重要文化財にも指定されており、智頭町を代表する観光スポットとなっています。日本庭園をゆっくり眺めながら軽食やお茶が楽しめる喫茶店、この土地ならではの特産品を集めたショップも併設していますよ。

4.花粉症軽減のご利益!杉を祀る珍しい杉神社

杉の町と言われる智頭町。杉神社は名前のとおり、杉の霊を祀っている日本でもかなり珍しい神社です。神社のご神体は三角形にかたどられた白亜の塔。塔は昭和30年の10月に完成したもので、当時町会議会議員を務めていた米井信次郎氏が私財から建てたそうです。

ご神社と聞けば何かご利益を期待する人も多いですが、杉神社には花粉症を軽減する祈願をする方は多いんだとか。現代病の花粉症は現代人が忘れがちな自然の恩恵に対する感謝がなくなっていることを、警告しているという考え方もあります。杉神社では自然への畏敬の念と一緒に、花粉症の悩みを緩和させる祈願を受け入れているのです。

5.もみの木ではなく杉の木を御柱にした智頭の諏訪神社

「諏訪神社」は諏訪大社の分霊を祀る神社です。けやきの木々に囲まれた神社は新緑も美しいですが楓の木なども混ざっており、赤や黄色に色づく紅葉の季節は特に神社の神秘さを引き立たせます。紅葉の景勝地として地元でもとても有名なのだとか。

諏訪神社と言えば長野ですが、長野ではもみの木を御柱にしています。一方、智頭町は杉の町ですから、御柱はもちろん杉の木。6年に1回、4月の取の日に御柱祭りが行われます。この行事は1782年から続く伝統的なもの。白装束に身を包んだ住民が4本の柱を担いで町を歩き進む姿は迫力があるので、御柱祭りに合わせて観光に来るのもおすすめです。

6.自然豊かなダム湖でのトレッキングは芦津渓谷

自然豊かな智頭でトレッキングを楽しむなら「芦津渓谷」。町で上位を争うトレッキングのスポットで、数々の滝やダム湖、四季によって見え方が変わる木々が茂る森はまさに癒しの空間。散策道は長すぎず短すぎず、高低差も緩やかなので子どもやトレッキング初心者、ベテラン問わず散策を楽しむことができます。

中国自然歩道では片道45分程ですので、初心者でも楽しめますよ。伐採した木を運んでいたトロッコ道や三滝といった見どころもあります。芦津渓谷沿いルートでは高さ40mの迫力満点な鳴滝のコースや、距離が長くて中級から上流者向けのコースも充実。何度来ても様々な自然を楽しめるスポットですね。

◎まとめ

自然に恵まれた智頭だからこそ観光を楽しめる、魅力的なスポットがたくさんありましたね。過去を再現しているような日本ならではの町並みや庭園、珍しい神社など見どころ満載!鳥取県の旅行を検討している方は、日本風情が残る智頭町へ訪れてみましょう。

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