名称:昭和の森会館
住所:静岡県伊豆市湯ケ島892−6
公式・関連サイトURL:http://www.city.izu.shizuoka.jp/form1.php?pid=1001
伊豆市にある天城・湯ヶ島は川端康成、井上靖など、有名な文人に愛された観光地です。数多くの小説や歌の舞台になり、あの「伊豆の踊り子」や「しろばんば」などにも登場する地域でもあります。そんな由緒ある天城では、初夏の新緑、秋の紅葉の美しい景色が見られ、伊豆市の中でもお薦めの観光エリアです。車でドライブするのもよし、森の中を散歩するのもよし、古き良き日本の風景がそこにはあります。そんな天城の中で、もし観光に来たときは、ここだけは押さえておきたい、そんな観光スポットがたくさんあります。
ただ、一度で全てを回るのはなかなか至難の技です。観光旅行をするとしても、2泊ないし3泊など、決められた期間でしょう。そこで今回は、その中から厳選した7つの観光スポットを紹介していきたいと思います。
目次
伊豆市天城周辺のおすすめ観光スポット7選 名作の舞台を辿る旅を楽しむ
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1.日本に伝わる文学を学べる 昭和の森会館
天城峠にある自然公園「昭和の森」。その中にあるのが、「昭和の森美術館」です。道の駅に併設されており、駐車場も広めです。休憩のために車を止め、その後はゆっくりと見学することができます。中には天城の動植物を紹介する情報館や、伊豆ゆかりの文学作品や作家を紹介してくれる伊豆近代文学館があります。また作家の井上靖の旧邸なんかも見学できます。近くには、全国で有数のハイキングコースがあり、文化と自然が融合した場所でもあります。森の中での森林浴を楽しみながら、日本に伝わる文学が学べる魅力的な観光スポットです。
道の駅の「天城越え」では、食事処もあります。名物のわさびソフトクリームがおすすめですよ。めったに味わえない風味であり、それでいて美味しいので、ぜひ一度は食べていきたいところです。天城の観光に来たのであれば、まず外せないスポットですね。
2.歴史を感じさせる場所 旧天城トンネル
川端康成の「伊豆の踊り子」、石川さゆりの「天城越え」などにも登場する有名なトンネル。それが1905年に開通した「旧天城トンネル」です。国の重要文化財に指定されており、日本の道100選にも選ばれた歴史を感じさせる場所です。トンネルの長さが446mもるので、歩いて渡るとなるとちょっと長いかもしれません。ただ、ここは通行の目的でなく、ほとんどが観光目的で来る人ばかりです。だから、多くの観光客の方々がゆったりとトンネル内を楽しんでいます。もし中に入ることがあれば、その造りを観察してみてください。明治時代の職人の技が随所に光り、100年以上経った今でもその素晴らしさに感嘆するでしょう。
一部ではこの旧天城トンネル、心霊スポットとしても有名です。古いトンネルというのはそれだけで霊的な噂話がたってしまうので、ある意味必然でしょうか。もし怖いと思う人は、昼間に観光に訪れることをおすすめします。
名称:旧天城トンネル
住所:静岡県伊豆市湯ケ島
公式・関連サイトURL:http://www.surugawan.net/guide/3.html
3.7つの滝があります 河津七滝
天城峠から流れる河津川にかかる滝で、その名の通り七つの滝が混在しています。釜滝を初め、エビ滝、蛇滝、初景滝、カニ滝、出合滝、そして大滝の7つの滝があり、それらを総称して、河津七滝(かわづななだる)と呼ばれます。ちなみに、なぜ「ななだる」と呼ぶのかは理由があります。かつて七つの首を持った大蛇をたるに入ったお酒で酔わせてから退治した、という言い伝えがあり、その名残から滝のことを「たる」と呼んでいるのです。
ここは国の天然記念物のナチシダの自生地でもあり、森と滝が織り成す絶妙に美しい景色が特徴です。秋の紅葉シーズンには、天城山の紅葉と滝の瀑布が混ざり合い、何とも言い表せない景観を多くの観光客が観にきます。滝から発生するマイナスイオンを感じながら自然と一体化したいですね。
名称:河津七滝
住所:静岡県賀茂郡河津町梨本
公式・関連サイトURL:http://www.nanadaru.com/
4.日本の滝100選に選ばれる日本でも湯数の名瀑 浄蓮の滝
こちらも石川さゆりの「天城越え」に登場する、天城が誇る観光スポット「浄蓮の滝」です。日本の滝100選に選ばれる日本でも湯数の名瀑です。森林の中にある玄武岩の崖に、高さ25m、幅7mの滝がかかっており、その姿は美しく力強さがあります。滝がかかっている玄武岩には、天然記念物のハイコモチシダが群生しているので、これも見ものです。
浄蓮の滝は、1万7000年前に発生した火山活動によって誕生したとされております。浄蓮の滝という名前は、かつてこの地に存在した「浄蓮寺」が由来。何年にも渡り、多くの人がこの滝を見て様々な思いを馳せたことでしょう。そう考えると、日本の歴史を感じることができるのではないでしょうか。
また近隣の売店では、観光客向けに名産品である山葵を使ったソフトクリームが販売されいます。せっかく観光に来たのであれば、ぜひ賞味しておきたいところですね。
名称:浄蓮の滝
住所:静岡県伊豆市湯ヶ島
公式・関連サイトURL:http://www.j-taki.com/
5.ゆっくりとした時間を過ごせる 太郎杉
静岡県が指定する天然記念物であり、天城のシンボルでもある、それが「太郎杉」です。樹齢約450年近く、高さ53m、根周りが13.6mある大木で、その姿は神々しくもあります。天城山の中では、一番大きな巨木とも言われています。
春から初夏にかけての緑が生い茂った姿。そして秋の紅葉の姿は、どれも一見の価値ありです。江戸時代から、幾多の雨風にさらされ、それでもそこにあり続けた太郎杉は一種の尊敬の念すら覚えます。ゆえに天城内だけではなく、日本の中の「森の巨人たち100選」にも選ばれているのです。
道の駅「天城越え」から500m先に滑沢渓谷バス停があり、そこから砂利道の林道を2kmほど行くと太郎杉が悠々と構えています。歩いて行くと往復で1時間半はかかるので、ドリンクなどを持参していきましょう。天気が良ければ、森林浴にもなりますし、そこまで多くの観光客で混み合うことはありません。ゆっくりとした時間を過ごせるおすすめの観光スポットです。
名称:太郎杉
住所: 静岡県伊豆市湯ヶ島
公式・関連サイトURL:http://kanko.city.izu.shizuoka.jp/form1.html?pid=2404
6.運命の人に出会えるかも 出会い橋
2つの川の合流地点であることが、「出会い」という冠を付けている所以です。男性は男橋を渡り、女性は女橋を渡る。そして向こうから来た人が運命の人であると言われています。ただ、魅力はこうした恋やおまじないの話だけではありません。
実はここでは、毎年6月頃に「ほたる祭り」が開催されます。開催期間は半月程度と短いのですが、その時期には幽玄な光を発行する天城のホタルがここに集まり、多くの観光客の方がそれを目的に集まります。天城の夜は周りに明かりが少ないため、非常に暗いです。そんな中をたくさんのホタルが照らしてくれて、ロマンチックな光景を演出してくれます。出会い橋自体は、観光スポットなので写真撮影は問題ありません。でもホタル祭りでの写真撮影は禁止されているので注意しましょう。
名称:出会い橋
住所: 静岡県伊豆市湯ヶ島
公式・関連サイトURL:http://kanko.city.izu.shizuoka.jp/form1.html?pid=2482
7.珍しい温泉がたくさん 大滝温泉 天城荘の露天風呂
伊豆に観光に来たら温泉のも入りたいですよね。そこでおすすめが「大滝温泉 天城荘」の露天風呂です。ここは、天城の大自然に囲まれた宿「大滝温泉 天城荘」にある、河津川の渓谷に面した露天風呂です。落差30m、幅7mの巨大な滝を眺めながら入る露天風呂は格別。他では味わえない景色が見られます。貸切露天風呂もあり、優雅で壮大な眺めをひとり占めできます。中でもおすすめは、奥行き30mの洞窟風呂。薄暗い中を進むと奥に繋がっており、ちょっとした冒険気分を味わえます。
他にも珍しい温泉がたくさんあり、じっくりと時間をかけて楽しむことができます。一部混浴がありますが、そこでは水着着用が必要です。どうせなら、全部入浴して天城の温泉を満喫したいところです。
名称:大滝温泉 天城荘
住所: 静岡県賀茂郡 河津町梨本359
公式・関連サイトURL:http://www.amagisou.jp/
◎まとめ
伊豆といえば温泉というイメージがありますが、もちろんそれだけではありません。かつての文豪達が愛した天城には、昔から残る数多くの自然があります。春や夏には森林浴、温泉、ホタル。秋には紅葉が美しく、日本古来から伝わる伝統的な風景を見ることができます。一年を通してさまざまな顔をのぞかせてくれるのが天城のよい所です。一度ならず、二度三度と観光に行きたくなる、そしてその度に新たな発見に心躍ることでしょう。
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