名称:東環地下街
住所:Huandong Rd, Akesu Shi, Akesu Diqu, Xinjiang Weiwuerzizhiqu, 中華人民共和国 843000
広大な国土に多くの民族が暮らす中華人民共和国。一番有名な少数民族はミャオ族ですが、新疆ウイグル自治区にはかの有名なウイグル族が暮らしています。自治区西部にあるカシュガルと自治区中北部のクチャの中継点・アクスの町もそんな町のひとつです。
ウイグルの人々にはイスラム教徒が多く「つば」のない白い帽子をかぶっているので、すぐに見分けがつきます。羊肉の串焼きなど手軽に食べられる料理が多く、イスラム教徒が営業しているお店では酒類を一切提供していません。
イスラム文化薫る中国の町・アクスの観光地を紹介します。
1.東環地下街
アクスでも有名な「東大街」と「環東路」が交差する辺りにあるショッピングスポット。いい商品が多いということで、観光客だけでなく、地元の人にも評判です。交差点には、四方をつなぐ大きな歩道橋があり、そこから環東路を南東へ行くと「東環地下街」の看板が見えます。周囲は5階建てや6階建てのビルが密集しているので、注意して探しましょう。
地下街には化粧品や洋服、寝具などを扱うお店があり、アクスを代表するショッピング街と言えます。アクスはカシュガルとクチャの間にある都市なので、中継地点としての役割を果たしていて、空港もあるので観光としても訪れやすいでしょう。北京や上海と違った新疆の品物を眺めながら観光するのもいいのではないでしょうか?
2.張吉小喫城
道の両側にプラタナスの木々が植えられた環境のいい場所に、新疆料理のお店「張吉小喫城」はあります。通りには中国工商銀行や中国郵政(郵便局)、ホテルなどが立ち並び、アクスで食事を楽しむにはぴったりの観光エリアです。アクス駅の北西、北大街と新華路の交差点付近にあり、歩道も広いのでゆっくりと観光できます。
アクスでは羊肉の串焼きに代表される新疆の料理が楽しめるので、気軽にお店へ入ってみるといいでしょう。なお、お店を選ぶときのポイントはお客さんが多く入っている場所を狙うことです。中国人は、おいしいお店にしかいかないので、とても参考になります。また、中国語だけでなくウイグル語が書かれたお店を発見するとアクスにやって来たのだなと、実感することができるでしょう。
名称:張吉小喫城
住所:Xinhua Rd, Akesu Shi, Akesu Diqu, Xinjiang Weiwuerzizhiqu, 中華人民共和国 843000
3.温州路歩行街
シンメトリーの現代風の建物が特徴の温州路歩行街。アクスでも評判の観光スポットです。大きな建物の入口をくぐると、そこは歩行者天国。車を気にすることなくショッピングがエンジョイできます!通りには革靴専門店や光華書店にホテルもあり、アクスでも観光しやすいショッピングスポットです。
環東路側の入り口には「国大地下商城」と「国大商貿城」があり、地下は店舗、上はマンションとなっています。マンションは10階建てほどで、環東路や東大街といったアクスのメインストリートに近く、とても便利なロケーションです。砂漠の中にある町の高層マンションもなかなか、一見の価値ありです!
名称:温州路歩行街
住所:中国アクス市北大街
4.金龍地下街
金龍地下街は東大街と健康路の交差点近くにある観光地。アクス市政府の庁舎も近く、アクス一の繁華街です。周囲には3mほどの街路樹が並び、爽やかな景観を作り出しています。
金龍地下街は「新疆生産建設兵団」によってリニューアルされたアクスの地下商業施設。国家人民防空事務室の承認を得て、新疆ウイグル自治区地下設計学部と南京工程兵学部地下設計科の合同設計により建設されました。2002年の4月に金龍不動産開発会社が最初に建てましたが、2003年の竣工後に自治区消防総隊の審査に不合格となり、リニューアルに至りました。
金龍地下街は独立した地下建築で、総工費用は4,000万元、地下街の天井までの高さは4.5m、全長は268.5mで幅は16.5mあるため、ゆったりと観光できます。店舗数は170以上あり、主な商品は洋服や靴、帽子、そして生活用品など。観光客も含め一日当たりに1万人以上が利用しています!
名称:金龍地下街
住所:中国アクス市東大街
◎まとめ
「東環地下街」や「金龍地下街」などのショッピングエリアを中心に紹介してきました。アクスの街は基本的に「東大街」の通りを周辺に栄えているので、ホテルなどを予約する場合の参考にするといいでしょう。それほど大きな街ではないので、現地に着いてから探しても間に合います。
アクスを含め新疆ウイグル自治区での観光は一つ一つの観光スポットが離れているので、移動時間が大きなウェイトを占めてしまいます。観光スポットの位置関係をしっかりと把握してから、効率よく回るといいでしょう。また、中国の国土が横長であるにも関わらず、北京標準時間を採用しているので、アクスでは夜の7時でも昼間のように明るいのが特徴です。