活気に満ちたスイス最大の都市!チューリッヒでおすすめの観光地24選

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活気に満ちたスイス最大の都市!チューリッヒでおすすめの観光地24選

チューリッヒはスイス最大の都市。スイス経済の中心であるだけでなく、世界的にも重要な役割を担う金融都市です。さらに、中世の魅力を現在も色濃く残し、観光や文化&芸術の中心でもあります。チューリッヒらしい観光スポットを徒歩圏内で巡れるのも特徴です。

また、チューリッヒ湖で遊覧船に乗ったり、無料の自転車をレンタルながら自然満喫の心地よい観光も楽しめます。チューリッヒは国内交通の要衝。国際空港やトラム、市バスなど交通機関も充実しているので観光にはたいへん便利。

アインシュタインやレーニンも住んだ街、チューリッヒの観光地をご紹介します。

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活気に満ちたスイス最大の都市!チューリッヒでおすすめの観光地24選

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1.チューリッヒ湖(Lake Zurich)

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スイスには1500以上の湖があるといわれていますが、チューリッヒで特に人気の高い観光地はチューリッヒ湖。チューリッヒから南東に約40キロメートルに渡って細長く延び、その風光明媚な湖の姿を見に多くの人が訪れます。周辺はリゾートや高級住宅街となっており、レストランやオシャレなカフェが軒を連ねています。

湖でのメイン観光はやっぱり遊覧船でしょう。夏季は毎日運航され、ケー橋側の桟橋から出ている1時間半のコースから、7時間のコースまで4つのコースを提供しています。冬は1時間半と4時間のコースのみです。

爽やかなチューリッヒ湖の風を浴びながらの遊覧観光は、爽快で忘れられない思い出になること間違いなしです。湖面から見る街並みやチョコレート工場などいつもとは違った視点からチューリッヒを満喫出来ちゃいますよ。遊覧コースの中にはBBQクルーズなど多彩なイベントも楽しめます。

2.アルトシュタット 旧市街(Old Town Altstadt)

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リマト川の東岸に、中世の街並みを色濃く残したチューリッヒの旧市街があります。ニーダードルフ通りを歩くと、ちょっとした盛り場のような雰囲気を楽しめ、遅くまで人々が賑わい華やかなんですよ。旧市街地で一際目立つ、プレディガー教会には突き刺すように天に伸びる塔も見られ、車も入ってこられない場所も多いので、ゆっくり穏やかな気分で観光出来ます。

石畳の道が多く点在し、ヨーロッパならではの雰囲気を味わいながらの観光にチューリッヒの古い歴史感じるでしょう。レトロな雰囲気の雑貨屋さんには、スイスらしい工芸品なども並んでおり、お土産探しも出来ます。ウィンドウショッピングだけでも十分楽しめますよ。オシャレなオープンカフェもあるので、疲れたらゆっくりお茶を飲みながら、チューリッヒの雰囲気を体感するのも素敵な観光ですね。

3.チューリッヒ動物園(Zoo Zurich)

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日々進化を遂げ世界中のメディアからも注目を集めるチューリッヒ動物園、こちらもおすすめの観光地です。園内では、マダガスカルの熱帯雨林の中で動物が放し飼いされたり、間近で動物と接したり、ありのままの状態に近い動物たちに会えるのが魅力です。

また、2014年には11000平方メートルの広さの「ケンクラチャンエレファントパーク」が完成し、中ではゾウたちがゆったりと過ごしています。最大の見どころは、巨大プールを泳ぐゾウを見ることです。

日本では見られないユキヒョウやふんわりした毛並みが心をくすぐるリャマ、行列を作って園内を歩くガチョウの行進も見れちゃいます。チューリッヒ動物園内の観光には、マソアラエクスプレスに乗って巡るのも楽しいですよ。園内にはピクニックエリアもあるので、お弁当持参で訪れるのもいいですね。ファミリーでのチューリッヒ観光には外せない観光スポットです。

4.チューリヒ美術館(Museum of Art Kunsthaus Zurich)

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チューリッヒで美術好きの人におすすめの観光スポットの一つが、チューリッヒ美術館。1787年にオープンした歴史ある美術館です。モネやルノワール、ゴッホ、ムンクなど偉大なるフランス印象派の絵画や、ロダンの彫刻『地獄の門』まで必見の美術作品がたくさん展示されています。

セガンティーニやホドラーなどスイス出身のアーティストの作品を集めた部屋もあり、チューリッヒに訪れたら必ず寄りたい観光地です。また、近代絵画のコレクションも充実しているんですよ。

こんなに魅力的な作品がたくさんあるのに、水曜日は入場無料となっています。観光の所要時間は2時間くらいです。ちょっと疲れたらミュージアムカフェで、スイスの美術の話をしながら過ごすのもいいものですよ。チューリッヒの街並みを散策しながらふらっと立ち寄れるのも魅力です。

5.ユートリベルクの山(Uetliberg Mountain)

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チューリッヒの西側にある、雄大な自然を満喫出来る観光スポットです。チューリッヒで最も高い場所に位置し、展望台からの景色は、息を呑むほどの美しさ。大パノラマに広がるチューリッヒの市街とアルプスの山々、青く輝くチューリッヒ湖。この絶景には観光客の目は釘付けです。

山頂にはレストランとホテル、高さ132メートルのテレビ塔、1990年に建て直された展望塔も立っています。

テレビ塔は結構高いので高所恐怖症の方は注意が必要ですが、スリル満点でちょっとした冒険も出来ます。ホテルには、ビュッフェレストランもあるので、ちょっとした登山を楽しんだ後の腹ごしらえに最高です。ストレス発散にも最適な絶景を望める人気観光地。ぜひ足を運んでみてくださいね!

6.バーンホフシュトラッセ(Bahnhofstrasse)

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バーンホフシュトラッセとは駅前通りの意味。チューリッヒ中央駅からチューリッヒ湖へと約1キロメートル、徒歩なら30分ほどの、チューリッヒを代表する華やかな通りです。

駅前には菩提樹の並木が続き、洗練された雰囲気が漂っています。有名ブランドショップが軒を連ねているので、お買い物好きの方の観光にもピッタリです。

この道を通るほとんどの区間は、歩行者とトラムのみ。ゆっくりとお散歩気分で、ウィンドウショッピングを楽しむのもいいですね!夏には周辺にある、レストランやカフェのテラス席も並び、パリにいるような観光気分も味わえちゃいますよ。

駅前広場にはスイス鉄道王でチューリッヒ工科大学の学長を務めたエッシャー氏の銅像が立っており、観光の記念に写真を撮る人も多くいます。またペスタロッチ公園という緑いっぱいの公園も途中にあるので、チューリッヒのローカルの方に紛れてお昼寝してみるのも旅の満喫方法かも。道の終わりには、風光明媚なチューリッヒ湖が待っていますよ。

7.リマト川(Limmat River)

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チューリッヒ湖から流れ出すリマト川の周辺には、歴史を感じさせる街並みが広がっています。右岸と左岸があり、川を挟んで旧市街地と新市街地に分かれます。散策したり、サイクリングコースを自転車で観光したり、思い思いのスタイルで街の雰囲気を楽しみましょう。

トラムも走っているので観光には便利ですよ。川の上流には、まるで絵葉書のように美しい景色を見ることが出来ます。この川の先はライン川と合流しています。流れてゆく川の姿を見ていると、センチメンタルな気分を感じるかも。
途中狭いアーケードがあり、小さなお店や工房が軒を連ねています。風情を感じられてとても素敵ですよ。

ローマ時代に、ここに街が開かれた理由の一つは、リマト川の豊かな水の流れがあったからだとか。現在ではチューリッヒに住む人々の憩いの場となっているリマト川で、素敵な観光を楽しんでくださいね。

8.リンデンホフ広場(Lindenhofplatz)

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リンデンホフ広場は、チューリッヒが発祥といわれる市民の憩いの広場です。ドイツ語でリンデン=菩提樹、ホフ=公園を意味し、園内には菩提樹がたくさん植えられています。

ここは、小高い丘の上にあり、町全体を一望できる景勝地なので観光客がひっきりなしに訪れています。また、チューリッヒの地元の人もたくさんピクニックに訪れる観光スポットです。東側にはキラキラ光るリマト川があり、その向こうには旧市街の美しい街並みを見ることができます。

また、園内には1292年にハプスブルク家と戦った女性兵士を記念して建てられた、女性兵士の像もあり格好のシャッタースポットとなっています。チューリッヒ大学と連邦工科大学の大きな建物も丘の上にあるんですよ。市民が憩う公園で歴史に触れたり、街並みの絶景を見て思いを馳せたり心地よい観光を楽しめます。

9.グロスミュンスター大聖堂(Grossmunster)

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チューリッヒの旧市街地にあるスイス最大のロマネスク様式の教会です。この教会の2つの塔はチューリッヒのランドマークとされています。塔の上から景色を望むことができ、観光客にも人気の観光スポットです。

1519年にはツヴィングリがここで宗教革命をすすめていったという歴史を持っています。カール大帝によって基礎が築かれた説も残っており、この教会の地下には彼の石像もあります。

この教会の観光ではステンドグラスも見逃がせません。スイス出身の彫刻家、ジャコメッティ作の暖色性でポップなステンドグラスの美しさは素晴らしいものがあります。内部の重厚な雰囲気にも圧倒されるでしょう。運がよければ、パイプオルガンを練習する時間に出くわせ、荘厳な音色を聴くことができます。夜になると大聖堂がライトアップされる姿も幻想的で、2つの塔の美しさがより際立って見えます。

10.聖母教会(Fraumunster)

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カール大帝の孫にあたるヒルデガルトによって、853年に建築されたリマト川沿いにある修道院の跡に建てられました。教会は12~15世紀にかけてゴシック様式で建設され、現在はロマネスクとネオゴシック様式も兼ね備えています。聖堂部分にはマルク・シャガールが描いたステンドグラスがあり、こちらも絶対見ておきたい観光スポット。もう一つの見どころは、巨大なパイプオルガンです。どっしりとした風格は迫力満点で見る人を圧倒させるでしょう。

エメラルド色の尖塔が細身の女性のような姿で聳え、その美しさに観光客たちも魅了されてしまいます。聖堂の前には、長年チューリッヒの市長を務めたハンス・ヴァルトマンが馬に乗った堂々たる姿の銅像も立っています。かつて宗教都市として名を轟かせたチューリッヒの歴史が垣間見られる聖堂は観光スポットとしても必見です。

11.スイス国立美術館(Swiss National Museum)

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チューリッヒ中央駅の近くで、古城のような外観が印象的な美術館です。外観と打って変わって内部はモダンな雰囲気。スイス史にまつわる展示がされ、先史時代から現代まで膨大なコレクションです。ここを観光すればスイスの全てが分かるといわれているほど。中でも中世以降の人々の暮らしに密着した生活用具や衣装、家具が見もので日本の金屏風も展示されています。スイスがどうやって建国され発展したかの過程をつぶさに見られる、チューリッヒのおすすめ観光スポットです。

建物は1898年にチューリッヒ出身の建築家グスタフ・グルによって完成しました。内部は、4つのテーマに分けて展示しているので、学びやすいのも魅力です。広々として見学しやすく、内容も濃く見ごたえは十分。館内にはカフェやミュージアムショップもあります。チューリッヒ観光の思い出になるものもあるのでお土産を探してみるのもおすすめです。

12.中央駅(Hauptbahnhof)

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チューリッヒ市街地中心部のリマト海岸にある、スイスで最も大規模で利用客の多い鉄道駅の一つです。地下3階~地上1階建ての構造で、重厚で美しい建物が印象的。スイスのメインステーションだけあり、1日に2900本以上の列車が出入し、アムステルダムやベルン、ミラノやパリなど各主要観光地に行くのにも利用されています。

駅の構内にはスーパーマーケットや50以上ものレストランやカフェが入っているので、お腹を空かせての到着でも心配ありません。

また、インフォメーションセンターもあるので、チューリッヒ観光の拠点としても便利です。駅構内のショッピングセンターは土日もオープンしているので、お土産の買い忘れも安心ですよ。巨大すぎて迷子になってしまいそうなので、もしご利用の時は事前にどこに何があるかを調べておくことをおすすめします。駅を利用しなくてもショッピングやチューリッヒ観光の記念に訪れる人も多い駅です。

13.ニーデルドルフ地区(Niederdorf)

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ニーデルドルフ地区は、リマト川沿いから一本入った、旧市街のメインストリートです。スイスのチューリッヒの中でも、都市部にありながらボヘミアンな空気が漂っています。ブティックやカフェなどさまざまなお店が並び、心地よい雰囲気も感じられる観光スポット。

1910年代半ばに起こった、芸術思想・芸術運動のダダイズムの発祥となった、「カフェ・ヴォルテア」も絶対に観光しておきたいスポットの一つです。

この通りにあるレストランは、比較的お手頃に食事をすることが出来ると好評なんですよ。昼と夜の雰囲気ががらりと変わるのも、観光の魅力です。チューリッヒとはいえども外国なので、夜道は気を付けて散策してくださいね。新旧が入り混じった街並みは、チューリッヒらしさを味わえる素敵な観光スポットです。

14.リートベルク美術館(Rietberg Museum)

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川のほとりのオシャレなチューリッヒの住宅街にひっそりと佇むリートベルク美術館。スイスで唯一非ヨーロッパの芸術を専門とする美術館です。質の高いコレクションの数々は世界的にも高い評価を受けています。ワーグナーとゆかりの深い邸宅を利用して作られていますが、2007年に完成した別館のコンテンポラリーな建物と比べてみる観光も面白いですよ。
また、庭もとっても素敵なので合わせて観光してくださいね!

インドの彫刻やチベット、東南アジア、オセアニアなどの常設展示をはじめ、インドの絵画やアフリカ、中国、日本の芸術も展示されています。隠れ家的な美術館なので、ゆっくり観光気分で芸術に触れることができるでしょう。スイスの首都チューリッヒで、非ヨーロッパの芸術に触れるのもユニークな観光ですね。

15.植物園(Botanical Garden)

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チューリッヒ市内にある植物園の観光はいかがでしょう。チューリッヒに咲く花々をはじめ、世界中の植物を約9000種類、無料で見ることができます。1837年にチューリッヒ大学が創立した旧植物園が基となっていますが、2013年に改装された、透明の巨大な球体のハウスは必見です。

熱帯雨林の山岳部や、乾燥地帯で見られるサボテンなどの植物たちを見ながらの観光を楽しみましょう。
敷地内には、たくさんのハーブやルー、サボテンの花などが咲き乱れ、滝も流れています。小規模ながら見どころ豊富です。
スイスの人って実はわさび好きってご存知でしたか?日本独特のものっていうイメージでしたが、ここではわさびの研究がされているんですよ!

芝生エリアでは、のんびりと日光浴を楽しむ人もいて、チューリッヒの人々の植物を愛する気持ちが伝わるような癒やし系たっぷりの観光スポットです。図書館があり、植物の専門書が揃っているのも魅力ですよ。

16.オペラハウス(Opernhaus Zurich)

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ヨーロッパでもトップクラスの歌劇場の観光も、チューリッヒでの素敵な時間の過ごし方。オペラはもとより、バレエや演劇なども上演されています。また、スイスのパフォーミングアートの最高舞台としても知られるオペラハウスです。その国の芸術に触れる観光も、旅の醍醐味ですね。

会場はネオ・バロック様式で、天井などには上品な装飾が施されとても素敵な空間。座席数は1000席以上あり、1階部分は馬蹄型になっており、ヨーロッパの劇場の雰囲気を存分に感じられる観光スポットです。

ここでは、演劇だけでなく、1891年築の建物も必見。アールヌーボー様式の象徴的な建物は壮麗で魅力的です。夜にライトアップされる姿は一段と存在感を増し幻想的ですよ。チューリッヒの街や川を眺めながらカフェでのんびり寛ぐのもおすすめです。チューリッヒのオペラハウスで、セレブ気分を味わう素敵なナイトライフを過ごしてみませんか。

17.聖ペーター教会(St. Peterskirche)

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聖ペーター教会は、直径8.7メートルのヨーロッパ最大の時計盤がある、857年には存在したというチューリッヒで最古のプロテスタントの宗教教会です。建物は13世紀と1705年に大改装が行われています。1534年に造られた大きな時計盤は、時針が3メートル、分針4メートルあり、チューリッヒの街を歩いていると、あらゆるところから見えるので、観光の目印に最適です。

内部は至ってシンプルです。1911年まで教会の塔は火の見やぐらとして使われ、実際に火事番も常駐していました。中庭もあり、美しい芝生が植えられ、ベンチも設置してあるのでランチを持って観光するのもおすすめです。チューリッヒのランドマークのどっしりとした風貌の時計塔を見ながらのランチはまた格別。この教会をチューリッヒ観光の記念写真に収めるなら、リマト川の対岸からがベストスポットのようですよ。ぜひ。

18.FIFAワールドサッカーミュージアム(FIFA World Football Museum)

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チューリッヒに訪れたサッカーファンに必見の観光スポットが、このサッカー博物館です。2016年2月28日にオープンしたまだ新しい施設です。チューリッヒが誇るサッカー博物館にはFIFA(国際サッカー連盟)の本部が入っています。

各国のサッカーの歴史やワールドカップ史などが年表形式で展示され、サッカーの歴史も学べる観光地です。過去のハイライトシーンも映画形式で公開されており、サッカーファンにとって聖地となる観光スポットでしょう。

吹き抜けの開放感ある展示室ではユニフォームやW杯のボールやトロフィー、歴代優勝国とメンバーなどの名前も紹介されています。2011年のなでしこジャパンの名前も掲示してあり、澤穂希選手の写真も公開されていますよ。最上階には体験コーナーも用意されているのでファミリーでの観光にも最適です。

19.市庁舎(Rathaus Zurich)

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チューリッヒのリマト川に架かるラートハウス橋の対岸から川にせり出すように建つ寄棟屋根付きの長方形が印象的な市庁舎。チューリッヒに訪れたら寄っておきたい観光スポットの一つです。1694~1698年のギルド時代に建てられた建物は砂岩のファサードの装飾が見事で、見ているだけでもチューリッヒに来てよかったと思える風景です。現在は、会議場として使用されています。

全体的に、ルネサンス様式主体に建てられており、ホールの内装はバロック様式も垣間見られます。内部を見学しながら、さまざまな様式を体感するのも建築ファンにはたまらない観光ですね。ミュンスター橋からの姿は建物の土台部分が橋桁になっており、その下を川が流れるユニークな姿や美しく壮麗なファサードの写真を観光の記念に収めるのもお忘れなく!

20.動物学博物館(Zoological Museum)

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チューリッヒ工科大学の本館には親子で仲良く観光出来る動物学博物館があります。館内にはスイスに生息する動物たち1500種類以上と2億5000万年もの時を超えた化石たちを約600点展示しています。
剥製の動物や化石が並び、遊びの延長で動物などの生態系を学べるよう工夫されています。小さいお子さんにもおすすめの観光スポット。ほとんどがドイツ語ですが、展示を見ているだけでもイメージできるのも魅力です。

観光客も多いですが、無料で動物の色々なことを学べるスポットとして地元の人も多く訪れています。また、ここを見た後でチューリッヒ考古学博物館へ足を延ばすのもおすすめです。より深くチューリッヒをはじめスイスのことを学べる知的観光を楽しめるでしょう。

21.チューリッヒ工科大学( Zurich University of Technology)

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チューリッヒ工科大学は、チューリッヒ中央駅から東の小高い丘の上にある大学です。チューリッヒの街並みが綺麗に見えることでも知られ、学生に紛れ観光客もたくさん訪れています。

自然科学と工学を対象とした大学で、1855年に創設されノーベル賞受賞者を数多く輩出。世界でもトップレベルに位置づけられる大学で、さまざまなランキングでも上位を占めています。

敷地内にはコンテンポラリーなアートも点在し、そこで寛ぐ学生の姿を見ながらの観光もいいですね。学食の上のテラスから見る眺望は最高!プレディガー教会の青くすらっとした美しい塔や、聖ペーター教会の堂々とした時計塔の姿も望めます。疲れたらベンチでゆっくりと休憩するのにももってこいですよ。チューリッヒ工科大学を訪れて、文化的な雰囲気を満喫するのもチューリッヒ観光の忘れられない思い出になるでしょう。

22.ベイヤー時計博物館(Uhrenmuseum Beyer)

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1760年に創業したスイス最古の時計店ベイヤーの地下にある博物館。チューリッヒバーンホフ通りのほぼ中央に位置します。
紀元前1400年から現代にいたる時計のコレクション数は250点にのぼります。16~20世紀の美術品のような豪華な時計から、古代の水時計など、ユニークな時計の歴史を観光出来ます。また、スイス最古の時計なども貴重なので見ておきたいですね。ペンダロンや教会時計、置時計など興味深い時計も数多く展示されています。

また、ドイツ語や英語で面白おかしくガイドもしてもらえるので、ちょっと得した気分になれますよ。スイス時計は世界的にも有名なので、やっぱりチューリッヒに来たなら観光しておきたいですね。アットホームな雰囲気の中で、色々な年代の時計と触れ合える博物館へ足を運んでみてはいかがでしょう。

23.ゼーバートエンゲ(Seebad Enge)

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チューリッヒ湖でアクティブな観光を望むならここがおすすめです。このゼーバートエンゲは、夏には2つのプール、冬にはサウナとなり、一年中思いっきりチューリッヒ湖の観光を楽しめます。また、ヨガのレッスンやマッサージなどの施設も揃っているので、時差ボケ解消にももってこいです。砂浜で日光浴を楽しみ桟橋などから景色を望むのもいいですが、透明度の高い湖で体を動かすのも、チューリッヒならではの素敵な観光。

広いチューリッヒ湖でも冬にサウナ施設を提供するのは、このゼーバートエンゲだけです。3つのサウナの部屋が用意され、一番奥に女性専用もあるので、女性も安心して利用できます。2つの部屋は混浴ですが水着の着用は不可なので、気になる方はご注意を。サウナで体が熱くなったらそのまま、チューリッヒ湖へドボン!水はかなり冷たいですが爽快みたいですよ。旅の恥はかき捨て!ぜひ、トライしてみてくださいね。

24.パラデプラッツ(Paradeplatz)

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スイス金融街の心臓部といえるチューリッヒのパラデプラッツ。やっぱりチューリッヒへ観光に来たのなら、金融街の雰囲気は味わっておきたいですね。UBS銀行や、クレディ・スイス銀行の本社の荘厳な建物など、見どころも豊富です。他にも世界的に有名な製菓会社やレストラン、歴史建築物が立ち並び、スイスでも著名な金融業と保険業の街として名高いスポットです。スイス大手の銀行を見学し、金融都市チューリッヒの雰囲気を味わう観光もチューリッヒでは外せませんね。

路面電車の連絡駅があるので観光にも便利で、チューリッヒ屈指のショッピング街でもあります。新しいショッピングモールの「リヒトホフ」は、ガラス天井のアトリウムが素敵で、チューリッヒの新しい観光名所になっています。

世界でも有名なカフェ「シュプルングリ」の本店でコーヒーとチョコレートを堪能し、そこを通るパレードを見物するひとときも外せませんよ。

まとめ

スイス最大の都市「チューリッヒ」の観光スポットを色々ご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?チューリッヒは中世ヨーロッパの雰囲気も近代的な一面もあり、素敵な観光を楽しめます。チューリッヒ湖やアルプスの山々の景色など大自然に包まれ爽やかな風を感じながらの観光もおすすめです。

宗教都市としても有名だった都市なので、魅力的なステンドグラスや美しい塔、ヨーロッパ最大の大きさを誇る時計盤のある教会も絶対訪れたい観光地ですね。スイスの玄関口チューリッヒらしい観光を心ゆくまで楽しんでくださいね。

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