4頭の竜が住んでいる町・リュブリャナおすすめ観光スポット10選

画像出典:Sopotnicki

4頭の竜が住んでいる町・リュブリャナおすすめ観光スポット10選

人口わずか28万人のリュブリャナは、スロベニアの政治・経済・教育の中心地です。中世からヨーロッパの中心地として様々な国の文化の影響を受けたリュブリャナは、観光スポットがギュっと詰まった便利な町でもあります。あまり多くの日本人観光客が訪れることのないリュブリャナですが、ぜひ訪れて欲しいとても興味深い観光スポットが沢山です。今回はそんなリュブリャナのお薦め観光スポット10選をご紹介します!

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4頭の竜が住んでいる町・リュブリャナおすすめ観光スポット10選

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1.リュブリャナ城

出典: RAndrei/Shutterstock

リュブリャニツァ川を望む小高い丘の上にある11世紀初頭に建築されたリュブリャナ城は市のシンボルです。有名なハプスブルグ家も所有していた歴史あるこのリュブリャナ城ですが、現在では市の式典や結婚式等で使用される市民の憩いの場となっているそうです。こんな中世のお城で結婚式を行うなんて夢のようではありませんか?

お城へはケーブルカーで数分または徒歩で15分程歩くと着きますが、もちろんだんぜん徒歩がお薦め!坂を登って散歩も楽しめ、リュブリャナ城につけば町を一望する景色も楽しめると観光客を2倍も楽しませてくれます。お城にはカフェやお土産物屋さんもありますので、疲れた観光客は一休みできますよ!

また夜にはリュブリャナ城が青白くライトアップされ、下から見上げると昼とはまた違う魅力的な表情を見せてくれると思います。観光ガイドツアーもありますのでお城の歴史や伝説をもっと詳しく知りたい方はぜひ参加してみてはいかがですか?

2.聖ニコラス教会

リュブリャニツァ川の守護聖人である聖ニコラスにちなんでつけられた名前の、青い屋根が特徴的なニコラス教会は13世紀には既にリュブリャナの町にあったと言われています。教会の外観は一見地味ですが、中に入ると荘厳な祭壇や目を見張るような天井のフレスコ画が観光客を迎えてくれます。中の豪華さと外のギャップに少し驚いてしまう観光客も多いのでは?そして特にお薦めはこの教会の扉です。

青銅の入口ドアはキリスト教の布教をモチーフにした見事な絵が彫り込まれており、また別のドアでは5人の男性がドアの中から、頭をニョキっと出しているようなモチーフも。ちょっとギョッとしてしまうようなユニークなドアですね!またどのドアも取っ手の部分の色が違います。これは多くのリュブリャナ市民や多くのリュブリャナを訪れた観光客が訪れ触ったために金色に変わってしまいました。それだけ多くの人に愛された教会だというのを感じる教会ですね。

3.3本橋

出典: Matej Kastelic/Shutterstock

イタリアのベニスを彷彿とさせるようなこの橋はリュブリャニツァ川にかかっているリュブリャナのシンボルで、1280年からこの場所に木製の橋がかけられていたそうです。16世紀に火事で焼失しましたがその後新しい橋がかけられ、1932年にスロベニア出身の建築家により両脇に2本歩行者用の橋が増築されました。しかしこの橋、あまりに近くに3本も橋がありこんなに必要?と思いませんか。

この旧市街と新市街を結ぶリュブリャナの3本橋は真ん中は車道、両脇が歩道となっており橋の袂には多くのカフェがあり観光客が集まっています。夜のライトアップされた美しい3本橋の光景は観光客を満足させてくれるでしょう。リュブリャナは東欧では割と治安の良い国ですが、夜の外出は自己責任で気を付けましょう。また、この橋の下を通る観光ボートツアーもありますので他の人とは違う下から見たリュブリャナの3本橋を楽しみたい方はぜひ参加してみて下さいね!

4.プレシェーン広場

リュブリャナ旧市街の中心地で、周りには3本橋・フランシスコ教会などの観光スポットもあることから常に人で賑わっており、カフェも多く観光で疲れた体を一休みするにはちょうどいい広場です。夜はライトアップされ昼とは違うまた異なる雰囲気を味わえることでしょう。

広場の中心にはスロベニアの詩人フランチェ・プレシェーンの銅像が立っています。背後に文芸の神ムーサのいるこの詩人プレシェーンはスロベニアでは有名な詩人で、独立戦争後彼の詩がスロベニアの国歌になったことからも、いかにリュブリャナ市民に愛されているかがわかりますね。

さて、この像どこを見ているのでしょうか?実はウォルファヴォ通り右手の白い建物の壁にプレシェーンの片思いの相手であったユリア・プリミッツの彫刻があり、お互いを見つめているとか。とてもロマンチックな話ではないですか?ぜひ一度は訪れて欲しいリュブリャナの観光地の一つです。

5.竜の橋

出典: Matej Kastelic/Shutterstock

リュブリャナ市の紋章でもある竜の像が4頭いる竜の橋はリュブリャニツァ川を渡るリュブリャナの代表的な観光スポットの一つです。元々はそれまであった「肉屋の橋」が1895年のリュブリャナ地震で崩落し、その後リュブリャナ初の鉄筋コンクリートの橋として建てられました。当時はオーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフの即位40周年を記念して「即位橋」と呼ばれていたのが、4頭の竜がいることから現在の竜の橋となったとか。リュブリャナ市の最も有名な橋で絵葉書にもなっており、多くの観光客が訪れる場所です。

橋の入口に、町を守るように2頭の竜が誇らしげに口を開け観光客を睨みながら鎮座しています。まるで日本の狛犬のようでね?この竜は逸話があり、なんでも処女がこの橋を渡ろうとすると竜が尾を振るので用心しないといけないとか。女性の観光客の方はご注意下さい!

夜にはライトアップされますので、なお一層凄みのました竜の顔をぜひ見て下さいね。

6.フランシスコ会教会

リュブリャナの町の中心地を歩いているととても目立つピンク色の建物が観光客の目を惹きます。なんとこの建物は教会なんです!フランシスコ会教会、別名「聖マリア受胎告知教会」という名の教会で、パッと見は建物の雰囲気や色から教会に見えませんが、17世紀に建てられたバロック様式の由緒ある教会なんです。この特徴的なピンク色はフランシスコ会を象徴する色なんだそうです。こんな目立つ色の教会は待ち合わせの目印にとても便利な建物ですね!

内部にはベネチア出身の彫刻家フランチェスコ・ロッバにより作られた美しい祭壇やレリーフが沢山あります。外観とは違う荘厳な教会内部を楽しめることと思います。ぜひリュブリャナを訪れた観光客に見てい欲しい教会です。ただし、ここはあくまでもリュブリャナ市民の敬虔な祈りの場です。観光する時にはぜひマナーをしっかり守ってくださいね!

7.ヴォドニコフ広場

リュブリャナ市民の台所ともいえるこのヴォドニコフ広場にはほとんど毎日朝早くから青空市場が立ちます。新鮮な果物・野菜・肉や魚まで、そして時には洋服やお土産なども手に入れることができます。リュブリャナ市民だけでなく、観光客も買い物を楽しめますね!

広場には有名な詩人のヴァレンティン・ヴォドニコフの像が立ち買い物をする人々、観光する人々を見つめています。元々この広場には学校が建っていたそうですが1895年のリュブリャナ地震で倒壊してしまい、その後再建されることはなかったそうです。

そしてこのヴォドニコフ広場にはなんと新鮮な牛乳の自動販売機もあるんです!通常ヨーロッパの国々は治安上の問題から野外に自動販売機を置いている所は非常に少ないんです。それだけこのリュブリャナの治安がいいという証拠ですね。朝早くから屋台なども出ていますので、新鮮なミルクと朝食をここで取ってからリュブリャナ観光に行くのはどうでしょう?

8.ティボリ公園

春夏秋冬、異なる景色を見せ訪れる人々を楽しませてくれるリュブリャナ市民の憩いの場がこのティボリ公園です。この公園は1813年にフランス人技術者により作られた、面積約5キロメートルもあるリュブリャナで一番大きな公園です。様々な木や花々が植えられ、子供たちの遊ぶ遊技場から植物園など様々な施設があります。また様々な噴水や彫像があり、それらを見て歩くのも楽しいのではないでしょうか?

公園内にはティボリ城や国立現代史博物館、ティボリホールなどがありそちらを観光がてら歩くのもいいですが、リュブリャナでは自転車を安く借りられますので地元の人に交じって公園内のサイクリングなどもお薦めです。史跡や教会などを観光して回るのも楽しいですが、こんな素敵な公園で地元の人に交じって寝転び、観光疲れした体をゆっくり休ませるというのもたまにはいいのではないでしょうか?

9.国立現代史博物館

リュブリャナ中心街から徒歩で20分程行ったティボリ公園内にある一見豪華な邸宅と思わせる薄いピンクの建物は、国立現代史博物館です。スロベニアはヨーロッパの中心であることから中世よりオーストリアやフランスの支配を受け、その後もセルビア王国、ユーゴスラビア社会主義連邦共和国など様々な形を経てきました。第2次世界大戦中もナチスの支配を受けたりと、激動の歴史をくぐりぬけてきた国なのです。

そんな歴史を博物館内では8つのホールにまたがり、第一次大戦から現在までのスロベニアの歴史を様々な形で展示しています。博物館内の階段にはスロベニアの歴史が1段ごとに書かれていたり、映像や音楽を使って紹介したりととても興味ある観光スポットです。リュブリャナの中心地から少し離れている為、観光客も多くなくゆっくりと展示品を見れるでしょう。リュブリャナ市に訪れたらスロベニアという国を知るためにぜひ訪れて欲しい観光スポットです。

10.リュブリャナ市庁舎

リュブリャナ市街にある時計塔が美しい建物、それがリュブリャナ市庁舎です。15世紀後半に建築された市街で一番古い建物ですが、中はゴシック様式、正面はベネチア様式といろいろな建築家により改修されてきた建物です。

日本のコンクリートの市庁舎と違い、ヨーロッパの市庁舎は観光スポットにもなる華やかな建物ですね!市庁舎は中も見学することもできます。夜もライトアップされますし、クリスマスにはツリーなども飾られとても素敵な観光スポットですね。

市庁舎のすぐ傍にはベネチア出身の有名な彫刻家フランチェスコ・ロッバが建設した噴水が観光客の目を惹きますね。でも、実はこれはイミテーションなんです。本物はリュブリャナのナショナルギャラリーにありますので、そちらにも行き本物とイミテーションをぜひ見比べに行って下さいね。

◎まとめ

スロベニアのお薦め観光スポットはいかがでしたか?リュブリャナにはまだ多くの博物館や美術館など観光スポットが盛りだくさんです。治安も良く、町の人達もとても親切なのでリュブリャナを訪れるとその魅力の虜になるのではないでしょうか?またリュブリャナから40分ほど郊外に行くと「アルプスの瞳」として有名なブレッド湖や、その湖の島に浮いているような不思議な「聖マリア教会」などもあります。リュブリャナの町を満喫した後はここを起点としぜひスロベニアの様々な観光地を回ってはみてはいかがでしょうか?

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