モンゴメリーのオススメ観光スポット8選!公民権運動発祥の町を観光しよう

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モンゴメリーのオススメ観光スポット8選!公民権運動発祥の町を観光しよう

モンゴメリーはアメリカ合衆国アラバマ州の州都で、黒人による公民権運動発祥の地として有名です。マーティン・ルーサー・キングを中心にバスボイコット事件やデモ行進を行い、人種にかかわらず皆が平等でいられるようにたくさんの人達が努力しました。モンゴメリーには今でもその思いが残っていて、日本人や外国人観光客に対してもとてもフレンドリー!街を観光しているとたくさんの地元民が気軽に挨拶をしてくれます。

そんなモンゴメリーの町中にはキング牧師についてはもちろん、公民権運動で活躍した人々や事件にまつわる観光スポットがいくつもあります。その中でもオススメの観光スポットを紹介します。

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モンゴメリーのオススメ観光スポット8選!公民権運動発祥の町を観光しよう

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1.マーティンルーサーキングホーム

モンゴメリーは、かの有名なキング牧師を知るのに最適な町です。モンゴメリーの町中に彼が居住していた家が今でも残っていて、観光スポットになっています。キング牧師は1954〜60年までのモンゴメリーの教会の牧師をしている間ここに居住していました。ツアーガイドでは、内部を細かく説明してくれるのでぜひ参加してください!アンティークな部屋や家具はこじんまりとしていますが見ごたえがあります。レプリカですが、ピアニストだった妻が使用していたピアノも再現されています。

屋外にも見どころがあるので、そちらも忘れず観光してください。この家は地元の分裂派により二回襲撃されたことがあり、今でもその時の傷がフロントポーチに残っています。マーティンルーサーキングホームは、アメリカの歴史に欠かせない彼の歴史を学べる観光スポットとしてアメリカ合衆国国立史跡に登録されています。

2.Dexter Avenue King Memorial Baptist Church

出典: commons.wikimedia.org

キング牧師の家だけでなく、彼が説教を行っていたDexter Avenue King Memorial Baptist Churchも逃してはいけない観光スポットです。この教会も国立歴史的建造物に指定されています。教会では観光客向けのツアーが行われていて細かいところまで案内してくれますよ。彼が兄弟愛を説き続けた説教壇はこじんまりとしていますが歴史の重みを感じます。

この教会は、モンゴメリーでの人種差別対する重要な公民権運動のきっかけとなったモンゴメリーバスボイコット事件の中心地でもあります。教会内にはモンゴメリーからメンフィスまで広がったキング牧師の市民権運動の様子を描いた壁画もあります。小さい教会ですが、大きなアメリカの歴史を作ったDexter Avenue King Memorial Baptist Churchはきっと誰の心にも響く観光スポットです。

3.アラバマ州会議事堂

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アラバマ州の首都、モンゴメリーに来たなら州会議事堂も必見の観光スポットです。清潔感が漂う白亜の建物は一見の価値があります!1851年に建てられたこの建物は国立歴史的建造物に登録されています。モンゴメリーの歴史に関する展示物がたくさんあり、中はガイドツアーで案内してもらえます。ガイドはモンゴメリーだけでなくアラバマの歴史に詳しいと評判なのでみなさんもきっと満足することができるでしょう。

南北戦争の際に分離した時の大統領であるジェファーソン・デイヴィスの大きな像があるのでそちらもお見逃しなく!彼が演説を行ったという階段の場所には星マークが埋められているのでそちらも探しながら観光してみるというのも楽しそうですね。また、夜のライトアップもロマンチックでオススメです。日が暮れた後ににモンゴメリーの中心部を通る方は寄り道してみてくださいね。

4.公民権運動記念碑

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モンゴメリーにあるアラバマ州会議事堂やDexter Avenue King Memorial Baptist Churchを訪れたなら、歩いてすぐ近くにある市民権記念碑も併せて観光してください。ワシントンD.C.のベトナム戦争戦没者慰霊碑も手がけたデザイナーがデザインしたこの記念碑は円形の黒い花崗岩で出来ています。米国の市民権運動時の1954年から1968年に、すべての人々の平等のために闘って死亡した41人の殉職者の名前が刻まれています。

後ろの壁には「公道を水のごとくに正義をつきざる河のごとくに流れしめよ(Until justice rolls down like waters And righteousness like a mighty stream)」というキング牧師お気に入りの文が彫られています。記念碑はモンゴメリーの中心部にあり、外にあるのでいつでも訪問できる観光スポットです。

5.First White House of the Confederacy

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ここではホワイトハウスの内部を観光することができます。南部連邦時代の首都だったモンゴメリーでは当時の大統領の居住地や執務を行う場所としてジェファーソン・デイヴィス大統領とその家族がこの邸宅で暮らしていました。

当時、家具付きの賃貸価格が年間で5,000ドルだったというこのホワイトハウスはこじんまりとしていて、ゴージャスというよりかは素朴な印象を受けます。しかし調度品は立派で、アンティーク家具や飾られている絵画を楽しみながら観光することもできます。ワシントンDCでは警備が厳しいために、現在はホワイトハウスに足を踏み入れることはできません。しかしながらモンゴメリーのホワイトハウスはいつでも観光することができますよ。

6.スコット&ゼルダフィッツジェラルド博物館

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1920年代の小説、『楽園のこちら側』や『グレート・ギャツビー』で有名なフィッツジェラルド夫婦がモンゴメリーで生活をしていたマンションが観光地になっています。妻であるゼルダはモンゴメリー出身です。

館内はツアーで観光することができ、20分のビデオを見た後にガイドが一つ一つ案内してくれます。古ぼけたタイプライターや小説を間近で見ることができ、当時の様子がわかりやすく再現されています。彼らはアーネスト・ヘミングウェイと交流もあり、彼に宛てた手紙も公開されています。また、グレート・ギャッツビーの日本語訳の小説も併せて展示されています。ファンには必見の観光スポットですね!

7.オールドアラバマタウン

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1971年にオープンしたオールドアラバマタウンはモンゴメリーの歴史的な建物を見学できる観光スポットです。19世紀、20世紀当時の人々の生活を知ることができます。教会やチャペルスクール、食事処、食品スーパーなど50以上もの建物が6ブロックに渡って並んでいる様子はまるで映画のセット中を歩いているかのよう!建物の内部も、家具や備品など細部にまでこだわって再現されているので当時の様子が簡単に想像できます。

エリアも広く見どころがたくさんあって迷ってしまいますが、親切なガイドが案内と時代背景の説明をしてくれますよ。モンゴメリーの歴史に興味がある人にはたまらない観光スポットですね。

8.Freedom Rides Museum

黒人が白人優先席に座っていたことで逮捕されてしまったという事件を発端に起きたモンゴメリーバスボイコット事件。その中心地となったのがグレイハウンドバスターミナルで、その跡地が今はモンゴメリーの主要な観光スポットになっています。ターミナル内は今ではFreedom Rides Museumという博物館になっていて、バスボイコットの行動を起こした21人の若者の活躍を中心に公民権運動の詳細が展示されています。

館内には「あなたがバスの乗客だったら?警察だったらどうする?」なんて語りかける看板もあります。ターミナル跡地臨場感とともに色々と考えさせられるこの博物館はどの年代の観光客でも楽しめます。

◎まとめ

いかがでしたか?モンゴメリーは、現在のアメリカにも大きな影響を与えたとても重要な町です。モンゴメリーでは随所でキング牧師の名前を聞くので、彼が今でもたいへん多くのモンゴメリーの人たちに敬意を払われているかを実感することができますよ。公民権運動の遺品もたくさん残されていて彼らにとって大切な歴史であることがわかります。

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