長野の冬は楽しいがいっぱい！冬におすすめの観光スポット6選

長野県の冬。雪を頂いた冬の日本アルプス。そのまっ白な雪山と青い空のコントラストに魅了されます。そんな中を一気に滑り下りるスキーは最高。これは長野の冬の魅力。ゴンドラやリフトで山の上まで登って冬の長野を満喫しましょう。寒い冬の夜にはゆっくりと温泉にも浸かりたいですね。ここでは、そんな魅力たっぷりの長野県の、冬におすすめの観光スポットをご紹介いたします。長野でステキな冬を過ごしましょう！

1.冬ならではの美しさを見せてくれる「諏訪湖」

諏訪湖は長野県内にある湖の中でもっとも面積の大きな湖。長野県の有名な観光スポットです。年中ステキな景色を魅せてくれる諏訪湖ですが、冬には冬ならではの魅力があり、真冬には湖面が凍結し、分厚い氷が張ります。その氷が温度差の影響で膨張と収縮を繰り替えして盛り上がり、亀裂が入ることがあります。

この盛り上がりの高さが、年によっては50cmから1mに達することも。これを地元の人は「御神渡り（おみわたり）」と呼び、古くから諏訪大社の神社が通った道筋といわれてきました。冬に諏訪湖観光をしたら、もしかしたら「御神渡り」がみられるかもしれませんね。

また、分厚い氷に穴をあけ、そこからわかさぎ釣りができるのも、寒い季節のこの湖ならではの魅力。釣り好きな方にもおすすめのこの時期の長野観光スポットです。

さらに、寒い季節ならではの長野の魅力といえば白鳥が挙げられるでしょう。白鳥は、この季節の諏訪湖の風物詩ともいえます。毎年この季節が近くなると、たくさんの白鳥が飛来して越冬するのです。その優雅な姿に、日ごろの疲れも癒されます。その他、冬の諏訪湖一周もいいですね。雄大な諏訪湖の景色を眺めながらウォーキングをすれば気分が爽やかになるはずです。

2.スキーが楽しめる「車山高原」

車山高原は長野県諏訪市と茅野市の間に横たわる標高1925mの高原。冬には車山高原スキー場になり、スキーヤーが各地からやってきます。冬でも晴れた日には、遠くにそびえる富士山やアルプスの山々を見わたせることも。壮大な景色の中で滑るスキーは爽快！ウィンタースポーツ好きにはたまらない、この季節の観光スポットです。リフトで山頂まで登り、冬の絶景を展望しましょう。

ここは長野の人気観光地として整備されており、公園や博物館、レストラン、グラウンドなどがあります。近くには温泉施設も。1日中スキーを楽しんだ後には、温泉で筋肉疲労を癒したいですね。車山高原なら、寒い季節の長野観光をめいっぱい楽しめますよ。

また、日の出や夕日の眺望スポットで、雪山をキラキラと照らしながら昇る冬の太陽、温かな光を投げかけながら沈む夕日。サンライズ・サンセットリフトも運行しています。ステキな長野旅行になりそうですね。

3.おサルが温泉に！ユニークな光景で話題の「地獄谷野猿公苑」

地獄谷は、なんと1年の3分の1が雪に覆われている場所。長野県の冬の魅力がたっぷりと味わえる、この季節におすすめの長野観光スポットです。地獄谷野猿公苑（じごくだにやえんこうえん）では、冬に野生のニホンザルが温泉に浸かっているユニークな光景を見ることができます。ここは「外国人が日本で見たいもの」の上位にランクイン！その光景を見たさに、外国からも大勢の観光客が訪れます。

地獄谷野猿公苑で野生の猿をこんなに間近で観れるのは、この公苑が野生のニホンザルを保護し、観察も行っている公園だから。この時期は最低気温が−10度を下回ることもしばしばある地獄谷では、サルが温泉に入ることを覚え、寒さをしのいできたのです。中には温泉に浸かるのが苦手で、地熱で温かい場所の上で暖をとるサルもいます。野生のニホンザルを間近で見られるのは大変貴重な体験！寒い冬に見られるその愛らしい光景に、心がホッコリと温まりますよ。

冬の寒い日でも、週末などは数百人という大勢の観光客でにぎわいます。近くには渋温泉や湯田中温泉などがあるので、サルだけでなく私たちも温泉に浸かりましょう。また、山を上がると志賀高原スキー場もあるので、観光のついでに立ち寄ってみるのもいいですね。

4.冬になると銀世界へと変わる「志賀高原」

四季折々の美しさを魅せてくれる長野県の志賀高原。夏には青々としていた高原も、冬になると銀世界へと変わります。志賀高原は一帯が「志賀高原スキー場」になっており、この時期になると長野県外からもスキー客が訪れます。広さはなんと425万平方キロメートル。国内で最大のゲレンデであり、人気の高さも一番です。

スキー場内にはそれぞれに特色がある19個のゲレンデがありますが、熊の湯・横手エリア以外はスキーで移動できます。上級者でも全てのゲレンデを制覇するのに数日は必要なほど広大なスキー場なので、飽きることがありません。毎日違う所で滑ってみるのもいいでしょう。

横手山の渋峠スキー場の最高地点は海抜2305m。リフトのある雪山では国内で最も高い地点にあります。最高地点から雪山を見下ろせば、長野の冬の壮大さを肌で実感できるでしょう。志賀高原には、ほたる温泉や熊の湯温泉、発哺（ほっぽう）温泉などがあるので、スキーやスノーボードで楽しんだ後の筋肉疲労をゆっくりと癒せます。また、山を下りると、湯田中や渋温泉郷などもあります。

5.スキーと温泉が楽しめる「乗鞍高原」

「乗鞍高原（のりくらこうげん）」も冬におすすめの長野の人気行楽スポット。冬のスポーツといえばスキーやスノーボード。これらをこの季節の長野観光に取り入れてみるのはいかがでしょうか？乗鞍高原にはスキー場「Mt.乗鞍（マウントのりくら）」があり、毎年この時期になるとスキー・スノボー目的の観光客でにぎわいます。ゲレンデ内は全面スノーボードも滑走可能なので、スノボー派の人たちにも人気。9基のリフトと19本のコースがあり、リフトで山の上まで登り、雪山を見渡して絶景を堪能しましょう。

さらに、寒い季節の観光といえば温泉ですよね。乗鞍高原には温泉も湧いています。安曇乗鞍温泉、わさび沢温泉、すずらん温泉、乗鞍高原温泉など、それぞれ泉質がちがうので、日替わりでいろんなお湯に浸かってみるのはどうでしょう。

ここのお湯は飲泉も可能です。スキーと名湯の組み合わせは冬場の旅行には最高。乗鞍高原なら、長野の冬を満喫できる、ステキな旅行になりそうです。今年もまた一つ、長野観光で冬のアルバムを増やしましょう。

6.白鳥の優雅な姿に魅了される「犀川白鳥湖」

長野県安曇野市豊科地域を流れる犀川（さいがわ）。その途中に、冬に人気の観光スポットがあります。それが犀川白鳥湖。この湖は人工のダムによって川がせき止められてできたダム湖。そこにいつしか白鳥が越冬のために渡ってくるようになり、その優雅な姿を一目見るために観光客が立ち寄る、この季節に人気の行楽スポットとなりました。

雪を頂いた冬の北アルプスを背景に見る白鳥は見応えたっぷり。白鳥を見られるのは冬を中心に10月中旬から4月頃で、ピークは真冬の1月下旬。御宝田遊水池と合わせて数百羽、多い年では千羽以上が越冬のために飛来します。

そんなにたくさんの白鳥を一度に見られるチャンスは滅多にないので、冬の長野観光のさいには立ち寄ってみましょう。車の場合は安曇野ICから約5分、電車の場合はJR篠ノ井線「田沢駅」からタクシーに乗って10分ほどです。

◎まとめ

長野の山々が氷と雪に覆われる冬。このシーズンにしか味わえない長野の魅力があります。冬に長野県に訪れるなら、冬に人気の観光スポットに足を運び、厳しい寒さも忘れてしまうほどの冬ならではの幻想的な景色を楽しみましょう。せっかくの冬の休暇は長野観光で充実させたいもの。こちらでご紹介した冬におすすめの観光スポットで息を飲むほどの絶景を堪能したら、また人生が一段と豊かになります。冬の長野を観光してすてきなヒトトキを！