テニアン島の観光スポットは？「テニアンブルー」の海は必見！

テニアンは、北マリアナ諸島でサイパンに次ぐ2番目に大きい島です。サイパン同様マリンスポーツを楽しむことができますが、あまり観光地化していないため人も少なくのんびり過ごすことができます。今回は、そんなテニアンでぜひ訪れたいおすすめの観光スポットをご紹介していきます。

1.タガビーチ

テニアンで最も人気のある観光スポット「タガビーチ」。ここは古代タガ王朝のプライベートビーチだったと伝えられる場所で、「テニアンブルー」と呼ばれる透き通るような海が広がる美しいビーチです。CM撮影のロケ地として使われたことから、観光客が多く訪れるようになりました。

規模はそれほど大きくないのですが、岩場に囲まれた入江になっていてプライベート感たっぷり。実はここ、満潮になると砂浜が沈んで海になるんですよ。特に夕暮れ時の風景は格別で、観光客にも大人気。週末は地元の子供たちがやって来て、岩場から海に飛び込む様子が見られます。

2.タチョンガビーチ

タガビーチがプライベート感たっぷりのビーチなら、「タチョンガビーチ」はファミリー向けの楽しいビーチ。マリンスポーツも豊富にあり、シュノーケリングも楽しい観光スポットです。タガビーチが岩場が多いのに対し、こちらは白い砂浜が続いているので小さなお子様でも安心して遊べます。

タチョンガビーチではバナナボートやジェットスキー、ウミガメツアー、釣り、シュノーケリングなど様々なアクティビティを楽しめますよ。無料のトイレやシャワーもあるので便利。近くにはホテルもあり、そちらで休憩を取ることもできます。

3.チュルビーチ

星の砂で有名な「チュルビーチ」は、テニアン島の北西部にあるこぢんまりとしたビーチです。遠浅なので、潮が引いた時は遠くまで歩いて行くことができます。星砂は沖縄にもありますが、テニアンの星砂は沖縄のものに比べて少し大きいそうですよ。

のどかな風景が広がるチュルビーチですが、実はここ、太平洋戦争の激戦区だった場所なんです。アメリカ軍が上陸したことから「ランディング・ビーチ」とも呼ばれているのだとか。すぐそばには旧日本軍の作ったコンクリートのトーチカがあり、その中に入って海からアメリカ軍と戦ったと言われています。

4.ダンプコーブ

「ダンプコーブ」は、テニアンで有名なダイビングスポット。周辺にはカメが生息していて、高い確率で出逢えます。静かな湾から外海に向かって進んでいくと、太平洋戦争中に投棄された戦車や車両の残骸、飛行機などが沈んでいるのも見えますよ。

中にはリンが付着しているものもあり、海の中から拾って持ってくると発火する恐れもあるのだとか。ダイビングでしか見ることができないのが残念ですが、戦争の爪痕が残る場所としておすすめしたい観光スポットです。

5.タイドブロー

「タイドブロー」は、「ブローホール」とも呼ばれるテニアンの観光スポットです。日本語では「潮吹き海岸」と呼ばれます。岩場の割れ間から勢いよく水柱が吹き上がるこの場所。風が強く波が高い日には、勢いよく上がるのだとか。そばまで近寄れるので、濡れてもいい服装でお出かけくださいね。

タイドブローは、島の中央を南北に延びるブロードウェイを北上したところにあります。ロードウェイは島のメイン通りで、まっすぐに伸びているのでどこへ行くにも便利ですよ。

◎まとめ

テニアンはサイパンからも近く、ダイビングで訪れる人も多い観光地です。「テニアンブルー」とも言われる透明な海は、多くのダイバーを魅了しています。島にはのどかな風景が広がり、太平洋戦争中は激戦区だったことが信じられないくらいですが、島のあちらこちらに戦争の爪痕を見ることができます。美しい海と過去の歴史を見ることができる島として、テニアンもぜひ観光に訪れてみてください。

テニアン島の観光スポットは？「テニアンブルー」の海は必見！