静岡県の歴史観光スポット6選 東部から西部まで見応えあるスポットを紹介

画像出典:内蔵助 / PIXTA(ピクスタ)

静岡県の歴史観光スポット6選 東部から西部まで見応えあるスポットを紹介

静岡県には歴史的な名所、史跡が数多くあります。静岡観光で歴史を感じる旅をしたい方は、これから紹介する史跡をしっかりチェックしましょう。中にはタイムスリップしたかのような感覚になれる歴史スポットもあります。静岡県の歴史スポットの中から、特に人気の高いスポットをご紹介します。

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静岡県の歴史観光スポット6選 東部から西部まで見応えあるスポットを紹介

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1.和の景色に心が和む「修善寺温泉」

出典: ja.wikipedia.org

「修善寺温泉」はとても古い歴史を持つ温泉街。少なくとも静岡県伊豆で最古の温泉街です。その始まりは定かではないものの、平安時代に弘法大師によって湧き出した、という言い伝えが残っています。独鈷(とっこ)で岩を砕いたら温泉が湧き出たのだとか。

そのため、独鈷がモチーフになったものを街のあちらこちらで見かけることができます。また、修善寺は作家岡本綺堂の「修善寺物語」という戯曲でも知られる有名なスポットです修善寺温泉の「竹林の小径」も味わいがありますよ。そばには小川が流れ、そこはまるで別世界。歩くだけでも心が和みます。

その情緒溢れる風景から、修善寺温泉は静岡「伊豆の小京都」と呼ばれるほど。温泉に浸かる前にぜひ散策してみましょう。温泉と文学に縁がある伊豆の小京都、修善寺温泉の歴史が体感できますよ。

2.静けさに包まれた「修禅寺」

出典: commons.wikimedia.org

修禅寺は、修善寺温泉街の中心にある曹洞宗の寺院です。創建は802年で、木造大日如来坐像は国の重要文化財、木造釈迦如来坐像は静岡県の有形文化財に指定されています。源頼家の暗殺を始め、源範頼の幽閉など、源氏将軍家に関連した歴史的背景があるお寺なので、歴史好きにはたまらないスポットです。

3.木造建築の美しさに心惹きつけられる「掛川城」

「掛川城(かけがわじょう)」は現在の静岡県掛川にあったお城。築城年は文明年間(1469〜1487年)。1871年(明治4年)に廃城となり、現在ある「掛川城」はその後再建されたものです。倒壊してしまった天守や大手門、塀などは復元され、今も塀や土塁、石塁の復元が行われています。

その際、電柱は埋設されるなど景観にもこだわっています。一度倒壊したお城を丁寧に復元しているところは、徳川家の縁の地である静岡県ならでは。細かなところまで研究して復元し、当時の様子に近づけているのです。

掛川城の御殿は国の重要文化財に指定されており、全国でもあまり例がないため存在自体が珍しく、貴重な史跡とされています。そんな掛川城の観光は、歴史好きなら見逃せない観光スポットです。ぜひ観光プランに組み入れましょう。

4.上品なたたずまいが人気の「浜松城」

静岡県浜松市中央区にある浜松城は、永正年間(1504~1520年)頃に築城された歴史ある史跡です。ちなみに、お城自体は昭和33年に再建されました。浜松城は比較的小規模なお城ですが、たたずまいが上品でかわいらしいと大人気。毎年、静岡県外からもたくさんの観光客が訪れます。

浜松城の見どころの一つは、野面積みの石垣。なんと1570年に作られて以来一度も修復していません。その丈夫さには感嘆するばかりです。浜松城は1573年の三方ヶ原の戦いで武田信玄に追われた徳川家康が逃げ帰った場所で、その時代が好きな人にはたまらない観光スポットと言えます。

城の周囲は緑が多く、春には桜も満開に。
歴史のみならず四季折々の美しさも持ち併せた浜松城をぜひ訪れてみてください。

5.実際にペリーが歩いた「ペリーロード」

「ぺリーロード」は静岡県下田市の南側、伊豆急下田駅から徒歩15分ぐらいのところにある小径です。幕末期に黒船に乗ってやってきたペリーが部下を率いて歩いたとされる「ペリー上陸記念公園」から「了仙寺」までの道のことを指します。

平滑川に沿って全長700m ほど続くペリーロードは、おしゃれな石畳や柳並木、味わい深い伊豆石造りの家並み、なまこ壁などが特徴。歩くだけでも町の歴史が感じられるスポットです。道沿いにはおしゃれなカフェやお店が多いので、観光がてら立ち寄ってみるのもいいのでしょう。

ぜひ五感を働かせながら雰囲気を楽しんでください。アクセスは伊豆急下田駅から徒歩10分。
電車でも観光しやすい場所にありますよ。

6.昭和初期の雰囲気が溢れる「東海館」

「東海館」は昭和3年に開業した温泉宿。自宅にお風呂がなかった時代、東海館は庶民の生活に溶け込み愛されました。東海館の魅力は何といってもその建造様式。昭和初期のままの木造建築が残されています。ただの木造建築ではなく、桧や杉などの高級木材や変木とよばれる形の変わった木材を贅沢に使用しています。

この美しい建築物を後代に残すため平成13年、観光施設としてリニューアルしました。館内はリフォームされ、きれいになっていますが、昭和初期のイメージが漂うタイル張りの大浴場や黒錆色の唐獅子には、その時代にタイムスリップしたかのような錯覚を覚えます。入浴を終えた後に寛ぐ大広間にも、どことなく懐かしさが漂います。

◎まとめ

静岡県には、ここでは紹介しきれないくらいたくさんの魅力的な歴史観光スポットがあります。東西に広い県なので一日ですべてを周るのはなかなか難しいですが、東部から中部、西部エリアまで各地域でおすすめの歴史スポットを紹介しました。観光プランに合わせてどこか一つでも訪れることができれば、より趣深い旅がや楽しめますよ。

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