長野県白樺湖でスポーツやイベントにアート、陶芸まで存分に楽しむ10選！

白樺湖は八ヶ岳の麓にある湖。蓼科と並ぶ信州観光の人気スポットです。アクティビティティの種類が豊富な上、美術館や陶芸体験など心を休めて寛ぐ観光スポットも多く楽しみ方はいろいろ。自分に合った遊び方ができるのが魅力です。4月のビーナスライン開通から始まり、8月の花火大会に12月のスキー場オープンと、年中楽しく過ごせる白樺湖。今回は、その中でも特に人気の観光スポットをご紹介していきます。

1.白樺湖

◆白樺湖ネイチャーカヌーツアー

白樺湖に来たのなら、水に親しむアクティビティに挑戦してみましょう。白樺湖にはモーターボートなどが入れない代わりに、穏やかで静かな環境でカヌーやカヤックの観光体験ができます。おすすめは白樺湖ネイチャーカヤックツアー。安定性の良いカヤックで気軽に湖を巡れます。

インストラクターが丁寧に乗り方をレクチャーしてくれるので、初心者でも安心。カヤックで湖を巡りながら小さな島に上陸したり、水中鳥居に近寄ったりと、湖を身近に感じられる観光を楽しみましょう。

カヌーを利用して湖上ツーリングに出掛けるのもおすすめ。カヤックとは違って体をぴったりカヌーにはめ込んで漕ぐので、より水面に近く湖との一体感を味わえます。白樺湖の源流付近に行ったり岸辺のヨシの草むらに近寄ったりと、普段は目にすることがない白樺湖の姿を垣間見ることができます。

◆白樺湖スカイウェイパラグライダースクール

白樺湖では、観光アクティビティとしてパラグライダー体験ができます。実際に空を飛べるなんて素敵だと思いませんか？「一度体験してみたいけど初めてで不安」という方でもスクールがあるのでご安心を。
インストラクターが親切かつ丁寧に指導してくれますよ。

一人で20mほどフワッと浮かんでみるコースや、タンデムフライトといってインストラクターと二人乗りで豪快に大空を舞うコースなど、自分の希望次第で空の味わい方も様々。白樺湖や八ヶ岳、南アルプスの風景の中で本物の3Dの景色を楽しんでみましょう。

◆白樺湖ロイヤルヒル

白樺湖ロイヤルヒルは、白樺湖の南側にあるスキー場です。八子が峰の北側斜面にあるゲレンデでは、12月上旬から4月上旬まで滑ることができます。標高およそ1450mのゲレンデは、3分の2ほどが初中級者コースなので、観光で訪れても気軽にチャレンジできちゃいますよ。

スノーボード上級者には、最大斜度26度のジャイアントコースを含む本格的なボードパークがおすすめ。レベルに応じて楽しめるのがうれしいですね。ゲレンデに直結した白樺湖ロイヤルホテルに宿泊すれば、白樺湖エリアで唯一のナイターも楽しめます。白樺湖は冬の晴天率が80％といわれているので、好コンディションの中でウィンタースポーツを満喫してくださいね。

◆白樺湖フィッシングセンター

フィッシング目的で訪れる人も多い白樺湖。観光で立ち寄ったのでちょっと試してみたいという人は、貸し竿もある白樺湖フィッシングセンターを利用してみましょう。ルアーとフライフィッシング専用釣り場なので、エサを付けずに釣るのが特徴。釣れた魚はやさしく逃がしてあげるのがルールです。

◆白樺湖夏祭り花火大会

白樺湖では毎年8月に「白樺湖夏祭り花火大会」を開催。スターマインをはじめ、様々な花火が1時間にわたって打ち上げられます。湖中央にある島から打ち上げられるので、湖畔のどの位置からでも花火を間近に望めますよ。涼しい高原で鑑賞する盛大な花火は、白樺湖の夏の風物詩です。

◆白樺湖池の平神社

白樺湖池の平神社は、カヌースクールやフィッシングセンターがある白樺湖の観光エリアに近い島にある神社です。鳥居は湖の中に立っていて、カヌーツーリングでも立ち寄ります。島とはいっても陸続きで歩いて行けるので、湖畔散策でも寄ることができますよ。

諏訪の御柱祭は全国的に有名ですが、この小さな池の平神社でも「白樺湖池の平神社小宮祭里曳き」という行事が行われています。湖の周りを曳かれた御柱が、白樺湖を渡って池の平神社に立てられます。ちょうどタイミング良く居合わせたら、白樺湖の観光の思い出になりますね。

◆白樺湖ランニングロード

白樺湖にはランニングロードが整備されていて、山々を眺めながら湖畔の周囲を楽しくジョギングできます。1周3.8kmほどのフラットなコースは、とても走りやすくて爽快。とくに朝は最高ですよ。ウォーキングしながら高原の爽やかな空気を吸ってリフレッシュするのも良いですね。

◆湖畔公園

白樺湖畔は公園になっていて、のんびりと景色を眺めながらの散歩を楽しめます。花々が咲く春に紅葉の秋、そして真っ白な雪に覆われた冬と、季節によって全く異なる姿を見せてくれる魅力あふれる観光スポットです。時間帯によっても様々な風景を楽しめるので、一日に何度でも訪れてみてくださいね。

2.白樺湖温泉すずらんの湯

白樺湖には、体を動かすアクティビティが充実しています。観光で楽しい時間を過ごしたら、その後は温泉で一休みしたいですよね。「白樺湖温泉すずらんの湯」は、そんな時にぴったりの日帰り天然温泉施設。
展望大浴場や露天風呂、サウナ、休憩室もあるのでゆっくり体をほぐせます。

白樺湖の湖畔にあり、場所も分かりやすく駐車場も広いので気軽に利用できるのが魅力。バス待ちの空き時間に利用してもいいですね。年中無休なので、観光の計画にも加えやすい温泉です。

3.池の平ファミリーランド

「池の平ホテル」を中心とした白樺リゾートの一角にある池の平ファミリーランド。メリーゴーランドやボブスターなどのアトラクションのほか、動物とのふれあいコーナーやスワンボートもあり、子供から大人まで楽しめます。夏はオートキャンプでアウトドアを満喫するのもおすすめですよ。

中でもおすすめなのは「黄金アカシアの丘」。山頂駅の展望台からは白樺湖を見下ろすことができ、「ビューポイント」から眺める360度のパノラマ景色は絶景です。夏にはユリやニッコウキスゲが咲き、秋にはコスモスと約1000本のアカシアが咲き乱れます。黄金色に輝く森の美しさは格別ですよ。

4.ホープ・ロッヂ乗馬牧場

ホープ乗馬牧場は、山に囲まれた静かな環境にある手作りロッジの乗馬牧場です。アパルーサ・クォーターホースという種の穏やかな馬達がおり、親切なインストラクターのガイドのもと乗馬を楽しめます。

レッスンで馬に慣れてきたら、牧場から外へ出る「外乗」でロッジの周辺を歩いたり、白樺湖まで行くコースにも挑戦。いきなり馬に乗るのが不安な方には、インストラクターが手綱を引いてくれる曳き馬もあります。馬の背の高さからの広い視野で、いつもと違った森の風景を楽しめますよ。

乗馬に慣れて馬たちにもっと興味がわいてきたら、レベルに合わせて、並足や速足、駆け足を交えたコースも組んでもらえます。馬と一体になって白樺湖の森の中を颯爽と駆けていくという夢も叶うかもしれませんね。

5.世界の影絵・きり絵・ガラス・オルゴール美術館

白樺湖の畔にある「世界の影絵・きり絵・ガラス・オルゴール美術館」は、素晴らしいアート空間やオルゴールの音色を楽しむ観光美術館です。部屋中が切り絵で埋め尽くされた部屋は見応え充分！光や鏡、水などが効果的に使われていてファンタジックな演出が見事です。

和紙と光のアート「きり絵」、ランプを中心とした「現代ガラス」、そして世界の名品といわれるコレクションが揃った「オルゴール」の魅力を堪能。白樺湖での観光ならこの美術館で充実した時間を過ごせます。

「ガラス・オルゴールショップ」には、国内や世界各国から集めた選りすぐりのガラス工芸やオルゴールが勢揃い。観光土産にもおすすめです。手作り体験教室では、「影絵作り」「ジェルキャンドル作り」「万華鏡制作体験」「オルゴール制作体験」など興味と関心によって色々選べます。

6.蓼科テディベア美術館

「蓼科テディベア美術館」は、テディベアが約11,000体もいる美術館。日本で初めて建てられたテディベアの美術館で、世界最大規模を誇るのだとか。展示は国別に18のブースに分かれており、世界各国の特徴を持ったテディベアの世界をジオラマ風に展開。ギネス世界最小記録を持つ0.8mmのテディベアは必見です。

マスコットキャラクターを探すゲームや着ぐるみ撮影もできるので、グループで訪れたらみんなで盛り上がりますよ。ショップでは、お土産用のテディも販売しています。どれにするか相当に悩んでしまって大人買いしたくなるかも。

7.車山高原

車山高原は、霧ヶ峰から連なる1925mの車山をピークとした高原。とくに車山山頂からの見晴らしは360度の大パノラマで、富士山や北アルプス、南アルプス、八ヶ岳、妙高山など中部山岳の主な山々の絶景が広がります。

観光で行くなら展望リフトがおすすめ。車山の山頂までは、スカイライナーとスカイパノラマの2本のリフトを乗り継げば15分足らずで到着します。中腹で降りて少し歩いてみるのも、プチ登山気分が味わえて楽しいですよ。

「花の高原」と呼ばれる車山では、初夏にレンゲツツジやニッコウキスゲの群落を見ることができます。冬はスキー場がオープンするなど、オールシーズン楽しめる高原です。

8.鷹山ファミリー牧場

鷹山ファミリー牧場は北白樺高原に位置します。乳牛の乳搾りやスタッフによる引き馬、乗馬レッスンや四輪バギーなど様々な体験のほか、トラクターに乗って野菜団地の作業風景を見に行くこともできるのだとか。これは子供が喜びそうですよね。

他にも、バターやソーセージ、スモークチーズなど製造体験もできます。自分で作ったソーセージやスモークチーズはお土産にもぴったり。高原の爽やかな青空の下、バーベキューも楽しめます。

9.陶芸工房陶仙房

陶芸工房陶仙房は、森の四季を感じながら陶芸に親しめる工房。蓼科クラフトヴィレッジにあり、地元の若手作家などが活動しています。陶仙房のポリシーは、山の自然の素材を大切にした日常使いの器を作ること。なので、観光としての陶芸体験と言えどもかなり本格的です。

でも決して敷居は高くなく、丁寧な説明と指導が受けられるので本人もびっくりの味わい深い焼き物が作れますよ。ろくろや手びねり、絵付けなどのコースがあり、それぞれ湯飲みや茶碗、酒器セット、大鉢、花器などの大きな陶器にもトライできます。

また、小皿や箸置き、ブローチ、ペンダントといった小物や、ちょっと変わった縄文風の仕上がりになる土器や埴輪も作れますよ。オリジナルのパスタ皿やスープカップを作れば、自宅でのランチが素晴らしいひと時になるでしょう。

蓼科クラフトヴィレッジには「森のギャラリー」が4棟あり、散策しながら展示品を見たり、カフェでで石窯焙煎の珈琲や石窯パンを味わえます。カフェで使用されている器はもちろん陶仙房オリジナル。手になじむ陶器の温かい優しさが感じられますよ。

10.はちみつ蔵

はちみつ蔵は、「小さな森の宿ぎんのさじ」に併設されたハチミツの展示とショップ、研修室を兼ねたギャラリーです。40年もの養蜂経験を持つオーナーが、ハチミツの魅力をもっと多くの人に伝えたいという想いから作ったギャラリーなんですよ。

建物は「建てぐるみ」という蔵造りで、この地域独特の建築様式。展示室では国産と世界のハチミツ、テーブルウェアや書籍、日本の花前線、養蜂の歴史、ミツバチについての展示を見ることができます。

「HONEY SHOP」では、主に国産のハチミツとハチ雑貨を販売。ハチミツには様々な種類があり、クセの有無や色、味の濃さなどバラエティーに富んでいます。20種類以上のハチミツの味比べができる「味と香りと色くらべ」は、はちみつ蔵でも人気のコーナー。観光で訪れたらぜひ体験してみてください。

◎まとめ

思い切り体を動かして遊んだり、空から白樺湖を見おろしたり、乗馬をしたりと日頃体験できない観光に加えて、ハイキングや散策、陶芸体験やアート作品の鑑賞と白樺湖には楽しむべきスポットがぎっしり！このガイドを参考に、オールシーズン楽しめる白樺湖の観光を満喫してください。

長野県白樺湖でスポーツやイベントにアート、陶芸まで存分に楽しむ10選！