西夏王国の都!銀川のおすすめ観光スポット6か所を一挙ご紹介!

西夏王国の都!銀川のおすすめ観光スポット6か所を一挙ご紹介!

寧夏回族自治区の首府・銀川は、幻の王国「西夏」の都だったところです。 現在の銀川は回族(イスラム教徒)が自治をしていて、街のあちらこちらで帽子をかぶった回族やモスクが見られます。しかし、銀川最大の観光スポットである西夏王陵には、今も西夏を建国したチベット系の遊牧民、タングート族の王、李元昊が眠っているのです。

銀川の街角で見られる、不思議な西夏文字。漢字とも違う、チベット文字ともモンゴル文字とも違うその芸術的なまでに複雑は字体は、私達観光客を魅了し古代の王国へといざなってくれます。

今回は、そんな銀川の魅力が堪能できる観光スポットを6つご紹介します。

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西夏王国の都!銀川のおすすめ観光スポット6か所を一挙ご紹介!

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1.西夏王陵

銀川に来た観光客の一番のお目当てと言っても過言ではない西夏王陵は、西夏の歴代の王が眠る王墓群です。58平方キロメートルの広大なエリアに、9基の王墓と2数々の副葬墓が並んでいます。そのうち最大の墓は、やはり西夏建国の父、李元昊のものです。

現在は、風化して角の丸いピラミッドのような形をしていますが、元々は霊台という八角形をした塔でした。実際の王墓観光の後、敷地内に併設された西夏博物館に行けば、当時の王墓群を再現した模型が見られますよ。大きな西夏文字が刻まれたレリーフや看板も見どころの一つです。入口近くのお土産物屋さんには、西夏文字の篆刻印が売られていて、お土産におすすめ!

西夏王陵は、銀川の西25kmの所に位置しています。市内の新月広場から観光バスの游1路に乗って、「西夏王陵」で降りてください。

2.賀蘭山岩画

西夏王陵と並ぶメジャーな観光スポット、賀蘭山岩画は、渓谷の岩壁に描かれた1万年も前の絵です。
人物、動物、狩猟の風景などが、いきいきとした線刻で描かれており、素朴な作風ながらも古代の遊牧民族の自然崇拝、祖先崇拝などさまざまな文化を見て取ることができます。

600mにも渡って描かれている岩画の中で、写真スポットとして観光客に特に人気なのは「太陽神」と呼ばれている絵です。ぜひ見つけ出してくださいね!

西夏王陵は、銀川の北西約40kmの所に位置しています。市内の新月広場から観光バスの游2路に乗って、「賀蘭山岩画」で降りてください。

3.銀川南関清真大寺

銀川南関清真大寺は、寧夏回族自治区で最大級のモスクで、同エリアのイスラム教徒達の活動拠点になっている所です。白い壁に緑色のドーム型の屋根が映えてとても美しく、遠くからでも目につきます。創建は明代ですが、文化大革命で一度破壊されてしまいました。現在の建物は、1981年に再建されたものです。

礼拝堂の床には美しい絨毯が敷き詰められており、1300人ものイスラム教徒が同時に礼拝できるようになっています。イスラム教徒ではない観光客は礼拝堂の中には入れませんが、外から見ることができますよ。

観光の際は、お祈りをしている方々の迷惑にならないように気をつけてくださいね!

4.銀川鼓楼

銀川鼓楼は、銀川の街のシンボル的な存在の楼閣です。銀川の旧城区の中心に位置しているので、観光客が街を散策している時、何度も通りかかるスポットでもあります。

高さ36m、面積は576平方mで、石造りの土台の上に3階建ての楼閣が乗っているという構造です。4つの面にはそれぞれ、東に「迎恩」、南に「来薰」、西に「挹爽」、北に「拱极」という題字が刻まれています。

創建は1821年で、3階建ての楼閣部分は1908年に建てられました。1926年の国共合作時には、中国共産党寧夏特別支部と国民党の事務所がこの鼓楼の東北角坊に設置されたので、革命記念建築物ともみなされています。

銀川鼓楼は外から見るだけで、楼閣の中に入ることはできませんが、実はおすすめは夜なんです!夜になると、鼓楼全体がライトアップされ、銀川の街の中に幻想的に浮かび上がります。ぜひ、昼間だけでなく、夜の姿も見にいらしてくださいね!

5.承天寺

承天寺塔は、銀川旧城区の西南に位置する古刹です。仏教の聖地であり、人気の観光スポットでもあります。

創建されたのは西夏時代の1050年。西夏建国の王・李元昊の死後、その子が幼くして帝位についたのですが、母親の皇太后が子の長寿と李家の安泰を祈って、承天寺と仏塔を建てたと伝えられています。その後、清代乾隆年間に地震によって倒れてしまい、嘉慶年間(1820年)に再建されました。

塔は八角形で、11層からなり、高さは64.5m。寧夏回族自治区に現存する最も高いレンガ式の塔です。塔の中に入ると、とても急な狭い階段が螺旋状に連なっています。階段の幅が一人分しかないため、他の観光客の方とすれ違う時は、一旦階段からフロアに移動して待たねばなりません。一番上まで登ると、眼下に銀川の街を一望することができます。都会らしい高層ビルと、昔ながらの建物が入り混じり、発展中の銀川の様子がよくわかりますよ!

6.銀川商城

銀川商城は銀川最大のショッピングセンターで、いつも地元の人で賑わっています。服やタオルや化粧品などのほかに、珍しい布地や刺繍を施した靴の中敷きなども売っており、観光客にとっても見応え十分。

夕方になると、銀川商城の中の店舗は閉店しますが、今度は外の道路がナイトマーケットに早変わり!激安のファッションアイテムが所狭しと並んでいて、掘り出し物が見つかるかもしれませんよ。

銀川商城は鼓楼南街を南に進んだ突き当りにあります。観光スケジュールに余裕のある方は、ぜひ一度立ち寄ってみてください。

◎まとめ

かつて西夏王国の首都であった銀川の歴史と文化を感じさせる観光スポットの数々、いかがでしたか。

銀川へは、北京からのアクセスが便利です。北京と銀川河東空港を結ぶ空の便が、毎週70便出ています。実際に訪れて、脈々と受け継がれてきた歴史をぜひその目で確かめてみてください。

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